西穂高岳(玄文沢コース)〜焼岳縦走


- GPS
- 16:00
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,650m
- 下り
- 1,059m
コースタイム
上高地(6:00〜6:40)〜西穂登山口(7:00)〜枝沢(7:40〜7:50)〜尾根の肩(8:45〜9:00)〜西穂山荘(9:15〜9:35)〜独標(10:30〜10:50)〜
西穂高岳(11:55〜13:00)〜独標
〜西穂山荘(14:30〜 )
10/11
西穂山荘(6:25)〜槍見台(7:15)〜割谷山(7:45)〜新中尾峠(8:45〜9:10)〜大湯沢(10:00)〜
田代橋(10:35)〜バスターミナル(10:50)
(紅葉の大混雑。やっとの思いで名古屋に20:00着)
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
100%の乗車率のバスで上高地へ 帰りはあまりの混雑。1時間待ちで切符入手、乗車は2時間後の木曽福島行バスに変更する |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘から新中尾峠までの道は明瞭だが歩きづらい。 |
写真
感想
【 古い記録の整理 】
10/10
バスのヒーターは心地よい睡眠薬だ。目覚めると夜が明け、沢渡を過ぎていた。
バスターミナルはすでに人でごった返している。 今日の距離はさほどでもないので、バス停のベンチで着替えを兼ね朝食タイムにする。
腹にエネルギーが溜まると寒さも薄れる。
梓川左岸の自然研究路から紅葉を眺めながら田代橋、穂高橋を渡り、深い樹林の谷筋へ入る。玄文沢である。
やがて西穂高岳登山口の指標を見る。
玄文沢が深く険しくなる頃、尾根にからんだ強引な登りになる。
高度を上げると背後に乗鞍岳が望める。玄文沢が左に遠く離れ、やがて水場となるが稜線まではまだ遠い。最初の休憩をとる。
きつい登りもやがてゆるみ、日差しが樹林越に差し込む中、唐松の疎林帯を行くとと平坦な尾根の肩に出る。
唐松の切り開きを抜け砂地に変わるとまもなく、主稜線に出て焼岳、西穂高岳の分岐になる。
右に向かい、露岩を踏んで左に小さな池塘を見つけると森林限界に飛び出して、もうその先が這松の稜線だ。
上高地を出て3時間で穂高の稜線に立ち、目の前に北アの峰が広がる。
ザレの台地に立って乗鞍、焼、笠、抜戸の峰をカメラに収める。そして高みへ出るにつれ裏銀座方面が開けてくるのがうれしい。
西穂山荘のベンチでサブザックに
昼食、防寒衣、コーヒーなどを詰め替えて西穂高岳へ向かう。山荘から露岩の急登を少し行くと天狗岳・コルなど穂高縦走の難所が眺められる。
独標〜西穂までにどれほどアップダウンを繰り返すのか気が遠くなる距離だ。
ザクを踏んでコルまで下りると、ナイフのように切れ落ちた鋭い岩稜となる。
高度を稼ぐたびに裏銀座の黒部五郎岳、双六岳が現れ、厳しい登りの末やっとピークに立つと独標( 2701m )である。
左手には笠〜抜戸、黒部五郎、三俣蓮華、右手には奥穂〜明神の稜線、乗鞍など北部の山が一望できる。一通り展望を楽しんだら先を急ごう。
コルまで下りて、更に高いピラミッドピークを越え再びコルまで下りる。
コースは稜線上をやや岐阜寄りにからんで岩伝いに行く。
気をゆるめて浮き石にでも乗ったら蒲田川、右俣谷まで一気に転落だ。慎重に進む。
その後も何度もピークのアップダウンの繰り返し、最後のピークを左に捲いて急登すると、やっと西穂高岳(2908m)に辿り着く。
しかし気温の上昇に伴いガスが湧き出し展望は・・・。
山頂を離れる頃はすごい人だ。狭い稜線上のすれ違いで独標までかなりの時間を
要し、結局、昼食を含め往復に約4時間を費やす。
10/11
5時半に目覚めて、小屋からわずかにす登ったお花畑の台地で御来光を待つが雲に隠れて一瞬は見られなかったが、どうやら天気は良さそうだ。
予定通り新中尾峠をめざそう。
田代橋への分岐を右に取り、主稜線を行く。あまり人気の無いコースらしい。
主稜の割には貧弱な尾根で、樹林帯になるので展望より紅葉が楽しみだ。
最低鞍部で小さな池塘を見ると槍見台への登りとなる。
槍見台を越え小さな登降を繰り返す。右には新穂高温泉街からせりあがる笠ケ岳、見事な紅葉の千石尾根が見られる。
割谷山を過ぎると木の根がむき出し、露岩・雨裂・茂るクマ笹と悪路の見本のような道を行く。誰一人出逢わない悪路の尾根も右下方に中尾温泉を見ると新中尾峠も
近い。
近くの焼岳小屋で休憩した後、上高地に向け下山する。
焼岳の荒れた山肌を正面に見ながらササの海を下り、峠沢に沿った樹林に入る。
やがて大湯沢に出会うとダンプが出入りする工事現場となっている!!
(焼岳の土石流から大正池を守るための工事が行われている。)
田代橋からターミナルに着いて驚いた。余りにも人が溢れバスの切符を入手するのに1時間も並び、2時間後のバスにしか乗れない状態だ。
結局14:20発の木曽福島行のバスで上高地を後にする。
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