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Yamareco

記録ID: 102821
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽駒ヶ岳(深夜・駒の湯コースから)

1976年09月19日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.3km
登り
1,924m
下り
488m

コースタイム

二合目(3:45)〜三合目(4:14〜4:20)五合目(5:50〜6:15)〜見晴らし台(6:45〜7:00)〜八合目
(7:50〜8:00)〜木曽駒ケ岳(9:10〜10:15)〜宝剣岳(10:30〜10:50)〜極楽平(11:15〜11:25)〜
千畳敷カール(11:45)   駒ケ岳ロープウェーイで駒ヶ根に下山し、高速バスで名古屋に。
天候 快晴
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
木曽福島からタクシーで深夜の「駒の湯2合目」から入山し、
千畳敷からロープウェーイで駒ヶ根へ下る。
コース状況/
危険箇所等
 
西には御嶽が独り聳える
2020年05月10日 15:06撮影
5/10 15:06
西には御嶽が独り聳える
木曽駒ヶ岳山頂に着いた
2020年05月10日 15:06撮影
5/10 15:06
木曽駒ヶ岳山頂に着いた
北には笠ヶ岳〜白馬岳が展望できる
2020年05月10日 15:06撮影
5/10 15:06
北には笠ヶ岳〜白馬岳が展望できる
駒ヶ岳〜中岳〜宝剣岳
2020年05月10日 15:23撮影
5/10 15:23
駒ヶ岳〜中岳〜宝剣岳
伊那谷を隔てて南アルプスを
鋸〜北岳〜赤石〜聖の連峰
2020年05月10日 15:23撮影
5/10 15:23
伊那谷を隔てて南アルプスを
鋸〜北岳〜赤石〜聖の連峰
極楽平からカールへ下る
2020年05月10日 15:23撮影
5/10 15:23
極楽平からカールへ下る

感想

  【当時の古い記録を整理する】

深夜の駒の湯二合目でタクシーを降りると、満天の星!だが寒い。
ここは台地でテントも可能だ。

オニギリをほうばり3:30に出発。磁石で方角を確認し、ヘッドランプの
灯りを頼りに草原状のコースを登る。
ひとしきり登ると右下に八沢川の流れを聞き、しばらくは右岸山腹を
からんで行く。
両側の草は夜露に濡れている。明瞭な道が尾根の右側をからんで登る。
次第に道は草により狭められてジグザグを繰り返し高度を稼ぐ。
三合目で汗ばんだため薄着になり小休止する。
外気は2℃ほど、風も5mほどか?。木組の橋を渡り再びジグザグして
尾根筋を急登する。
尾根筋に木の根がむき出しになっている所に出る。
ランプの灯りでは先がわからず、足元を慎重に眺めて進めると
やがて尾根の左側に移る。唐松とササのコースである。
左側(東)を見ると茶臼山〜将棊の頭の稜線がよく見える。
空も青さを増し夜明けも近い。
コースは少し平坦になり、下りも混じる。どうやら赤林山のピークを
左から捲いた位置らしい。
再び尾根の右側にからむようになると、もうすっかり明るくなり
影まで見られる。
やがて右に「奇美世の滝」への踏み跡を見送ると、五合目になる。
西には朝陽に燃えるような御岳がまろやかで広大な裾を見せている。
露岩に腰を据え、行動食を口にする。
もうヘッドランプは必要が無い。又きつい登りが始まる。
露岩の尾根筋を登り、傾斜が落ち着くと六合目の見晴し台となる。
ここまで来ると初めて北側の乗鞍や笠ヶ岳の展望が得られる。
すぐ下には今にも崩れそうな「見晴し小屋」も建っている。
登って来る時に眺めたこの尾根のピーク麦草岳まではきついと
思っていたが、小屋からは高度差のないトラバースで1本東の尾根へ
逃げてしまうので助かった。
途中で幸ノ川へ注ぐ二本の沢が有るので、水を満たして行く。
山懐からの沢水は手が切れるほど冷たい。
トラバース終了点は尾根が二股となっている。右側の尾根はコガラ湯の
コースが来ている。
終了点で尾根を右に折れ主稜線の左山腹をゆるく、小さく登降を
繰り返し、岩場を何度もヘつって行く。右を見上げると岩壁が聳え
連なっている。
うっそうとした倒木や苔が混じったコースが、ガレ場を通過し 
広々とした感じになると、岩小舎や 大小の岩が現れ「山姥の奇岩」
地帯となる。見上げると稜線のコルに建つ玉ノ窪小屋の屋根が見える。
紅葉の時期には素晴らしい眺めになりそうな場所だ。
八合目辺りと思われる。玉ノ窪沢へ注ぐ小沢があるので水も得られる。
最後の頑張りかな?
これまで誰にも逢わずに来たが、そろそろ下山の人と出逢うようになる。
ザレ・ハイ松・露岩の混じったコースを目印のペンキに従って黙々と
登る。
日蔭や岩陰には霜柱や薄氷が見られる。ここまで来ると北アルプスも
すべて望めるが展望は後、辛抱して登る。休みたいが身体が冷えるので
我慢して進む。やっと稜線にたどり着き、玉ノ窪小屋 ・木曽小屋を
見送るとやっと木曽駒神社の祠の建つ木曽駒ヶ岳頂上に立つ。
すでに何人もが秋晴れの山頂で360度の大パノラマを楽しんでいる。
休まず来たので大休止とし、コーヒーを沸かして昼食にする。
冷えた身体もやっと一息ついた。

それにしても素晴らしい展望だ。南東は伊那谷を超え南ア・北は木曽谷を
超え北ア・西に御岳・正面東には、八ヶ岳・奥には奥秩父の山と名峰が
ズラリ。
2杯のコーヒーを飲み終え出発だ。木曽駒、宝剣のコル・中岳の
テントサイトを左に見て、中岳を捲いて「天狗岩」を睨め、いよいよ
尖った宝剣岳の岩場に取り付く。鎖場を経て岩峰・宝剣岳の山頂に出る。
千畳敷カールの全容が見られる。
再び岩稜を鎖にすがり下り、小ピークを超え極楽平へ。
この辺りは観光客も登って来る。
空木岳への縦走路をすて、ロープが張られた周遊コースを左の岩屑の道を
急降下すると、観光地・千畳敷カールも近い。

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