槍ケ岳
hunting_mx
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,280m
- 下り
- 2,280m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 6:14
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 3:12
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 3:50
- 合計
- 13:21
| 天候 | 12/30 雪-晴れ 12/31 曇り-晴れ 1/1 雪-晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
千丈沢乗越付近は滑落、雪崩に注意 槍の穂先は、岩と雪と氷のミックスで滑落注意 |
| その他周辺情報 | 帰りに、ひらゆの森へ |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
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感想
今回で5度目の挑戦です。
12/30
前日に現地入りし、登山届を出し明るくなってから出発する。
まずは、雪の降る中、穂高平までのんびり歩く、例年に比べて雪は少なめでした。
穂高平小屋は休業中なのかな？以前泊ったことを思い出したりする。
白出沢出合までは林道なので歩きやすい道が続く。
ブドウ谷、チビ谷を越え、滝谷小屋に着くと空も晴れてきて、滝谷から見る北穂がよく見えた。
毎回思うが、滝谷小屋から槍平小屋までが、やたらと長く感じる。
冬期小屋を利用する為、寝床を確保してから、中崎尾根の登路を確認しに偵察に出る。
午後からは良く晴れ、穂高の山がよく見えた。
夕食は最近のマイブームの生野菜の鍋で体力を回復し、18時には床に就く。
途中で水筒を落としたらしくて、拾って届けてくれた方、ありがとうございます。
12/31
この日は、尾根まで上がるだけなので、朝からのんびり支度し、7時30分頃出発する。
中崎尾根は最初から最後まで急登の連続なので、かなり疲れるが、トレースがついているので非常にありがたい。
尾根まで上がると、まだ空は曇り模様でしたが、時間に余裕がある為、奥丸山を目指す。
トレースが埋まっており、太腿まで埋まりながら歩くと、20分程で山頂着く。
山頂では標識は埋まっていたが、中崎尾根がよく見えるし、正面の穂高連峰は雲の中でしたが、いい所でした。
風が強かったので早々に引き返し、尾根を進む。
時間があれば、立ち寄るのを、オススメします。
中崎尾根の中間地点ぐらいの所に適地を見つけ、テントを張る。
その日のうちに、付近には自分も含め、3張でした。
明るいうちに水を作り、明日に向けて偵察に出る。
午後からは、良く晴れ、風も弱くなり、千丈沢乗越から槍ヶ岳までよく見えた。
槍ヶ岳へのルートもはっきり出ていたので明日に期待をする。
偵察後、夕食に生野菜の鍋で元気を出し、17時には床に就く。
夜に寒くて目覚めると、雪が降っており、明日が少し不安になる。
1/1
朝の4時30分頃には起きると、昨日の夜から降った雪が積もっていて、少し不安な朝でした。
トレースはまだ残っていたので、明るくなるのを待ち、朝食にする。
サブザックに変更し水筒とカメラを持ち、雪の降る中、7時前には出発する。
千丈沢乗越までは急登が続くのでマイペースで進む。
千丈沢乗越から槍ヶ岳は風が強く、雪が付かないところもあり注意です。
山頂に近づくにつれ、クラストしており、アイゼン、ピッケルを使い慎重に登る。
槍ヶ岳山荘の冬期小屋で休憩後に、ハーネス装備してアタックする。
ここからが恐怖の始まりでした。
岩と雪と氷のミックスで、70度ぐらいの斜面を慎重に登る。
1歩づつ慎重に時間をかけ梯子を2つ超えると、誰もいない山頂の大パノラマでした。
5度目の挑戦でようやく念願かなって、最高の正月の思い出になった。
15分程堪能し、寒いし他のパーティーも来たので下山する。
ここからが恐怖の始まり、その2です。
登りより、下山の方が難しく、後ろ向きに、アイゼン、ピッケルを使い少しづつ降りる。
天気も回復したので晴天を望めました。
冬期小屋で休憩後、テント場までの急斜面を戻る。
テントで遅めの昼食を取り、まだ時間があったので、下山をすることにした。
槍平小屋に着くと、真っ暗になりヘッドライト装備し、体力のある限り下山した。
白出沢出合で挫けそうになりつつ、補給食と暖かい紅茶で充電し、まだまだ下る。
夜の雪山は流石に寒かったし、異界を進んでる様な感覚でした。
新穂高に着くころには、22時前でした。
今回は4〜5泊の予定だったので、25キロの装備でした。
スノーシューもあまり使わなく、お荷物なりました。
槍の穂先では、ロープがあった方が良かったですし、アイスクライミングの経験もあった方が良いです。
飛騨沢にトレースがありますが、上部では雪が緩んでいる為、雪崩に注意です。
冬の槍は、山をやっていればいつかはと思い、長かったです。
冬は5度目の挑戦でしたが、天気にも恵まれ、幸運でした。
でも無理は禁物とも思います。
標高が低くても、雪がなくても、素晴らしい山は沢山あります。
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