八ヶ岳/硫黄岳
- GPS
- 08:41
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,182m
- 下り
- 1,182m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:28
天候 | 晴れ後曇り(-7℃〜1℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸赤岳山荘の駐車場を利用。1000円/日。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 美濃戸からブル径終点までは特に問題無し。 ブル径終点から赤岳鉱泉も問題無いのだがこの日はトレースが無く、橋を渡った後で戸惑うこともあった。 赤岳鉱泉から硫黄岳までもトレースが無かった。樹々の赤布や黄色テープが目印になるが、割合と間隔があり見失いやすい。 赤岩の頭からは強風で雪が飛ばされ凍結した地面が露出しているのでアイゼンを装着した方が良い。 ◆登山ポスト 赤岳山荘の黄色いポストに投函。 |
写真
装備
個人装備 |
登山靴
スパッツ
ピッケル
ヘッドライト
アイゼン
シュリンゲ(各人2)
カラビナ(各人2)
わかん
目出帽
防寒着
予備電池
帽子
タオル
地図
コンパス
筆記用具
ライター
ナイフ
サングラス
ゴミ袋
保険証
お金
行動食
医薬品
運転免許証
着替え
日焼け止め
カメラ
時計
嗜好品
計画書
飲み物
手袋
トイレットペーパー
非常食2食分
ビーコン
ゾンデ
スコップ
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感想
2月も半ばを過ぎて街では春の気配も漂いだした頃と言うのに今冬初の冬山。楽なコースでと泣きを入れて硫黄岳から赤岳の周回コースを計画して貰ったが、硫黄岳到着が計画より大分遅くなったので硫黄岳往復となった。それでも誰のトレースも無い純白の雪面を踏み、稜線からは壮大な絶景を楽しむことが出来、満足の行く山行だった。
湘南を0:20に出てちょうど2時間で美濃戸に着いた。毎度のことだけれど圏央道のお陰で楽になったものだ。クルマからも半月が良く見えたが、美濃戸でも見えた。満天の星空で天の川もよく解る。明るくなる頃に出ようと言うことで車中で仮眠し、3:40頃からのんびり支度をして4:25に出発。出発時の美濃戸の気温は-3℃でこの季節としては暖かいか。
堰堤広場まではブル径なので先頭を行く13Kさんにヘッデンは任せ、後は月光の下を歩く。堰堤から先は各人ヘッデンを点灯したが、何とトレースが無かった。八ヶ岳には数えきれないくらいに通い詰めてたAki-CLさんも赤岳鉱泉まででトレースが無いのは初めてとのことだ。駐車場のクルマも6台しか無くてひょっとして急に不人気エリアになったか?実は平日だったか?等と疑いながら歩く。赤岳鉱泉の手前で夜が白んで来て横岳西壁もくっきりと見えてきた。
赤岳鉱泉で小休止後、硫黄岳を目指すがやはりこちらもトレース無し。ロープが張ってあっても埋まっていたり、赤布やテープが見えなかったりと一筋縄ではいかなかった。大同心沢を飛んで超えて、ジョウゴ沢に至り、そのまま直進したAki-CLは胸まで雪に埋もれた。ジョウゴ沢を渡るのは20m程上流側であった。その後はジグザグに尾根に登って行く。尾根に出ると時たま眺望が開けて御嶽や峰の松目や目指す赤岩の頭が望めた。ジョウゴ沢を右下に見ながら尾根を外れてややトラバース気味に辿って行くと樹林が薄くなり、赤岩の頭への雪の斜面が現れた。ここからは直登。途中で小休止を挟むが、横岳から赤岳、阿弥陀岳の展望がすこぶる良い。少し空はガスっぽいので紺碧の空とはいかないが空を背景にした霧氷もとても美しい。
赤岩の頭の稜線に飛び出ると更に西から北の展望が開けて素晴らしい。積雪は突然ほぼ無くなる。我々はここから一登りした所でアイゼンを着けたが稜線に出た所で着けた方が良い。その後の登りは西風も強まるし氷化した斜面になるのでミスすると大変だ。そこから目前に岩峰が見えるがそれを巻きながら登ると硫黄岳山頂。360°の展望はまた素晴らしかったが、山頂では猛烈な風が吹いていた。15m/sレベルだろうから気温は温度計によると-5℃程度なのだが体感温度的には-20℃と言うことか。急激に体温を奪われ寒さを感じる。トレースが無かったせいもあるだろうが計画よりも1時間遅い到着になった。さてこの先どうするかと協議になったがこの先もトレースが期待できないし、僕的には十分今季初の冬山は堪能できたので、と赤岳鉱泉に戻ることとした。
下山ではだんだんと登山者が増えて来て登りでは無かったトレースもしっかりと踏み固められており、実に楽なものだった。硫黄岳への登りには3時間以上も掛かったが、赤岳鉱泉までの下りは1時間ちょっと。あっと言う間だ。赤岳鉱泉で小休止し、アイゼンを外しピッケルをハイキングポールに持ち替えて美濃戸へと下るが、登って来る登山者の数の多いのには驚いた。「こんにちは」メーターでもあると何人と出逢ったか把握できるだろうが、赤岳鉱泉にこれだけのキャパシティがあるのかと心配になる位だ。案の定駐車場に戻ると満車になっていた。それにしても13時に美濃戸発とは少々遅すぎじゃない?
赤岳山荘からクルマで降りて行くと途中でスノーボートに巨大なダッフルバッグを載せて運んでいるパーティに出逢った。分散していたが総勢50人程度もいたか。いずれにせよ堰堤広場より先ではスノーボートは使えないと思うのだが一体何の登山なんだろうかと訝ってしまう。
何となく曇り空だったが下まで降りて来たら青空が広がっていた。中央道から八ヶ岳の全景が美しく望めた。早く降りたお陰で渋滞にも出逢わずに往路と同じ位の時間で湘南まで戻ることができた。適度な疲労感を覚えて何となくちょうど良い(Aki-CLさんには不足だろうけど)山行だった。
帰宅後、休憩したらいつの間にか寝ていた。
気が付いたら12時間も過ぎていた。
やはり疲れていたようだ。
スマホGPSは相変わらずで、データーは飛び飛びでGPSロガーとしては実用に耐えない。ヤマレコMAPに問い合わせしたところ、数点アドバイスを頂いたが症状変わらず、結局対処法ナシとの回答。山と高原アプリへの問い合わせるも「原因が特定できず捜査が難航」とのこと。
https://www.yamareco.com/modules/diary/68759-detail-135670
もともとスマホGPSの使用を想定して sony Xperia Z5 compact SO-02H docomo を買ったのだが、何とも残念な状態だ。しかも2年間は使用しないと違約金まで発生するのでしばらく買い替えもできない。
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