岐阜の山をあるく #91 揖斐の奥深き若丸山は◎でした
- GPS
- 09:41
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,131m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 10:57
天候 | 曇り→晴れ(風強い)朝の登山口の気温は5度程 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トンネルの工事も行っている為トイレの北側のエリアに車は止めない方が良いかと思います。 駐車場までの道路に雪はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・最初から残雪はあるが標高700m位までは雪が腐り始めており踏み抜きが多数ある。 ・700mを越えると雪はだんだん締まってくるが、気温も高めだったため表面は溶けかけのかき氷状でした。またツリーホールや藪の多い所は踏み抜くところあったので注意が必要 ・1072mピークを過ぎ山頂南尾根への尾根芯に上がる斜面が急でアイゼンとピッケルがあった方が良いです。下りもかなり神経を遣いました。 |
その他周辺情報 | 駐車場の公衆トイレは使用できません |
写真
感想
ヤマレコをサーフィンしてたら偶然にもleonkun2000さんの三連休のどこかで若丸山(と冠山)に登られることを知り若丸山に行くことにしました。
されど登山口まで車で行けるかが定かでなく(417号ライブカメラでは明らかに道路に積雪はない)最悪は黒壁を代替プランに立てる準備もしつつ早めに家を出ました。
ダメもとで登山口まで向かうもすんなりと着くことが出来、若丸山に確定しました。
駐車場には3時40分頃着きました。
空が明るくなり5時45分にスタート。この時点ではほかに登山者はいませんでした。
最初からスノーシューを装着し登りますがすでにプラスの気温で雪の締まりはいまいち何度か踏み抜きます。また登山者のトレースは一切ありません。
東西へ伸びる尾根芯にたどり着き東へ向かいながら徐々に雪の締まり具合もまともになってきました。登り続けるうち気が付けばブナ林が広がっており時折強めの風が吹き込んできます。そしてこの先向かう左手(北側)の1000m超えたあたりはガスっており山上部は見えない状態でした。
JCTピーク的なところを登りきると今度は方角を北に向きヤセ尾根の急な下りが始まります。この付近は右側は雪庇が張り出し左側は山土がむき出しのところがあり少し下ったところでスノーシューを外ししばらくはツボ足で歩きますが時折股まで踏み抜きます。916mピークに着き軽く休憩しアイゼンを装着、このころには山上部のガスも晴れてきて能郷白山や若丸山が見えるようになってきました。そしてどう見ても若丸山の登りは急だなと実感もしました。
1072mPに着くととても見晴らしが良く十分にピークハントの気分になってしまいますが目の前に壁のように若丸山が立ちはだかっていて今後の登りマジで急じゃないかとビビりました。
少し下り1mほどの雪の壁を降り切った所で片足を踏み抜く。踏み抜いたそこはさらに深くなっており両足で踏み抜かなくてよかった・・・。
コルに差し掛かりダブルストックの1本はデポしておき、右手にピッケルを持ち左手にストックを握り気合を入れます。
ここからは馬の背上の斜面を上がって行き徐々に傾斜がきつくなってきます。高度を上げるにつれ木々が減ってゆき視界が良くなるため高度感が増してきます。
雪も新雪が乗っている訳でもなく踏み抜くわけでもありませんが、微妙に緩い感じでズルッと行きそうでアックスを効かせながら、足場を確認しながら慎重に登って行きました。
何とか斜面を登り切りその先には福井の白き山々が広がってますが風も吹きつけてきます。ここまで来たら山頂は目前。目の前のピークを登りきると見えてきました。しかしその手前がヤセ尾根になっておりどちら側にも足を踏み外したら豪快に落ちて行きそう・・・(;^ω^)
最後の難所を慎重に渡り無事に山頂到着👊
黄砂の影響もあり霞がかっていて周りの山々がはっきりと見えないのが残念でしたが、十分に登り応えがありました。
風が強いのでいつもならそそくさと下山し風のない場所で昼食としますが、今日は折角奥揖斐のなかなか来れない山に来たので山頂でツエルトを張ってのんびりとランチタイムにしました。
風が強くツエルトの張も中途半端でしたが、火を使ったこともあり割と暖かく過ごすことが出来ました。
ご飯を美味しく戴き下山。最大難所の斜面はバックステップで降りて行きました。
そして斜面を降りる途中1072mPで登山者が1人歩いているのが見えました。すれ違い時にお話をし私のヤマレコの今日の山行計画を見られて来られたとのことで偶然にも私と同じ苗字のご年輩の方で、こんなあまり人の入らない山奥で出会うなんて感動の瞬間でした。
そしてもう一つ今日の山行も終盤に差し掛かった頃、leonkun2000さんと出会います。彼は登山口から冠山に登り若丸山へ縦走し下山された途中での計画通りの遂行で同じ日に登っていたなんて!ひょっとしたら・・・と思ってましたがそれにしても日帰りでこのコースを行くなんて凄すぎます。
記念写真も撮っていただき(写真はleonkun2000さんの山行記録で)一緒に下山。しかし標高が下がるにしたがって雪も腐ってきて踏み抜きも多くなり、すごい勢いで下るleonkun2000さんに比べて私はスノーシューが片方外れるは片足踏み抜いて上半身ダイビングするわでこてこてに残雪にやられます。
やっとスタート地点に戻り感動のフィナーレを迎えました。
また一つ岐阜百山を一つ制覇しましたが、若丸山、天候に恵まれ出会いもあり思い入れの深い山旅となりました。
コメント
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難関の一つの若丸山のクリア、おめでとうございます。
一人で登ってらっしゃってすごいなと毎回感心しています。
若丸山、いいお山ですよね。
ココはお天気がいま一つだったので、また行きたいな〜と思ってます。
お疲れさまでした
naoruuさんこんばんわ
コメントありがとうございますm(_ _)m
若丸山を初めて知った時はとても行けそうにないと思ってましたが、今まで登って来た山での経験の積み重ねもあり今回もクリアすること出来ました。
でもまだまだ難関がたっぷり残ってまして(^^;)
これからもマイペースで進んで行きます(^_^)ゞ
syouさん こんにちは〜
レコ見逃してしまってました 亀レスすいません
なんとleonくんとお会いしてたんですね〜 すごい偶然
しかし憧れの若丸。。。いいなぁ
この天気でも結構景色が見渡せたようで良かったですネ
ツエルト持ってるとちょっとした休憩でもバツグンに風よけになっていいですね〜 欲しいけど高い・・・
実は。。。天気次第ですが来週今季集大成として若丸に挑戦しようと思います
ヘタれて撤退かもしれませんが
いい天気になってほしいです
レコ参考になりました。ありがとうございましたm(_ _)m
blackさんこんにちは
私もleonさんの計画があったので足の踏みいれ難い若丸山に行くことが出来ました。また偶然にもleonさんと登った日が同じだったということで出会うことが出来ました
若丸山も是非登ってほしいです!この山を登っておけば近くの千回沢山も十分に狙えると思いますよ。
ただ今週は気温も高めで週の後半は雨で雪解けも進み残雪期の山としては条件も悪くなってくるので行かれる場合はご注意くださいね〜。
コメントありがとうございました
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