西穂高岳（3月19日滑落事故あり 独標−ピラミットピーク間）

2017年03月18日(土) 〜 2017年03月19日(日)

• GPS: 06:11
• 距離: 6.8km
• 登り: 807m
• 下り: 790m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:51
• 休憩: 0:01
• 合計: 0:52

14:05 西穂高口（千石平）
14:26 14:27 旧ボッカ道分岐
14:57 西穂山荘

2日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:20

6:05 西穂山荘
7:35 7:35 西穂独標
7:55 7:55 ピラミッドピーク
8:35 8:45 西穂高岳
9:30 9:35 ピラミッドピーク
9:50 9:55 西穂独標
10:05 10:15 独標下休憩場所
10:30 10:30 西穂丸山
10:35 10:45 西穂山荘
11:25 西穂高口(千石平)

19日　GPS（アンビット）故障のためデータなし（要所で写真を撮ったため、その時間を記載）

天候

18日　西の風晴れのち曇り　19日　西の風稜線で強く　雪時々止む稀に薄日

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR中央線松本下車アルピコ又は濃飛バス高山行平湯温泉下車濃飛バス新穂高ロープウェイ行終点下車（スーパーあずさ1号遅延により10:00発の高山行バスに間に合わず、1時間以上待ち）松本−新穂高まで往復5，140円、ロープウェイ往復2，900円荷物券片道300円（往復600円）※6kg以上の荷物が対象

コース状況／危険箇所等

西穂高口−西穂山荘：危険箇所なし　アイゼン着用の方が歩きやすい
西穂山荘−独標：独標直下　岩と雪のミックス、急登
独標−ピラミットピーク：19日10時10分頃、2名滑落（滑落の経緯は後ほど）、独標直下　岩と雪のミックス・アイゼン引っかけ注意、ピラミットピーク直下　雪緩く急傾斜、登降要注意、下りで怖い人はバック＋キックステップ
ピラミットピーク−西穂高岳：岩と雪のミックス多数、トラバース帯は要注意（写真あり）、西穂高岳直下　急傾斜　雪緩く下り要注意　ここでプチ滑落目撃　下りで怖い人はバック＋キックステップ

その他周辺情報

中崎山荘　日帰りの湯（新穂高）、アルプス街道・ひらゆの森（平湯温泉）

写真

3/18 14:05

西穂高口すぐ　深い雪

3/18 14:07

西穂高岳が見える

3/18 14:08

ダケカンバ

3/18 14:17

左奧に槍の穂先

3/18 15:07

西穂山荘前（にしほ君）

3/18 15:07

霞沢岳

3/18 15:07

乗鞍岳と焼岳

3/19 6:05

19日　雪の中、出発

3/19 7:44

ピラミットピーク直下　雪が緩く登降要注意　大渋滞

3/19 8:05

雪煙と険悪そうな岩場

3/19 8:10

ピラミットピークと西穂高岳間の雪と岩のミックス　トラバース帯

3/19 8:42

西穂高岳山頂

3/19 8:39

奧穂高岳方面　ガスで見えず

3/19 8:39

西尾根を登る猛者達

3/19 9:32

ピラミットピーク

3/19 9:50

独標

3/19 9:50

独標からピラミットピーク

3/19 10:04

独標下で休憩　独標とピラミットピークを望む　この写真を撮影し、しばらくして滑落事故有り　独標とピラミットピークの間を滑落

3/19 11:28

西穂高口到着

撮影機器：

PENTAX K-1 ボディ ペンタックス

感想

yarihoBB

滑落報告
本日、2件目撃したので、経緯を記します。
○　西穂高岳山頂直下下り
　　雪が緩く急傾斜のため、バックでキックステップをして下っていると、下っている（通常の下り方）人が雪の足場を踏み抜き尻餅をつきながら滑落。程なくして止まった。
○　ピラミットピーク−独標間（19日　10時10分頃）
　　独標からちょっと離れた場所で休憩していると叫び声が聞こえた。振り返ると二人が斜面を転がるところを目撃、隣の女性達に小屋か警察への電話を依頼（私のアイフォンは電池容量一杯に関わらず低温で不作動。予備バッテリーを使用したがそれでも駄目）、私は西穂山荘に一番近い場所で目撃したことから、救助に来る山荘の方に一報を入れるため急遽下山、丸山付近で西穂山荘救助の方に会い、事情を説明。その後、山荘に駆け込み小屋の方に状況を説明。
　滑落状況は、二人がピラミットピークと独標間の飛騨側の谷筋に滑落したところが見えた。聞いた話によると、アンザイレンしていたらしい二人のうち、一人は見えるところで止まったが、もう一人は見えなかったそうだ。警察の救助ヘリが飛んでいくのを新穂高ロープウェイの鍋平で目撃した。
　悪天候で捜索は打ち切りになったそうだ。心から無事を祈ります。