白山・加賀禅定道(山スキー)〜百四丈ノ滝(氷の滝壺)を眺める〜
Neuron
- GPS
- 32:56
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 2,864m
- 下り
- 2,348m
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5月4日 室堂6:30-8:01七倉山-9:50 百四丈滝展望台10:37-11:31奥長倉山避難小屋-13:50しかり場分岐-15:26一里野ゴンドラ山頂
| 天候 | 5月3日 曇り 5月4日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
風嵐ゲートまで、バスでアプローチする方法もありますが始発バスが遅いので現地前泊になりそうです。一里野のゴンドラは16時が最終で、700円。一里野からのバスはコミュニティーバスのみです、毎日運行しているのは朝の便だけ、午後便を利用するならオンデマンドバスで前日夕5時までに電話予約が必要、調べてみると16時のゴンドラ最終便後に公共交通機関のみで白峰に戻ると19時19分に着くようです。雪山登山というと時間の予測が難しいですが、乗り継ぎを考えて予約を入れておいても良かったかもしれません。「白山の恵みという」web site(http://hakusan-no-megumi.jp/)が役に立ちます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
�”�嵐ゲートトイレ;道路北側のロッジが使えましたが、体験村にもあるかも。 �∈２鵑離魁璽垢世氾仍蓋�と下山口が異なるので自転車は使えない。 �Ｇ鮖蓋�園線の除雪は標高1050m付近まで。 �な姪�出合で幅10cmの鉄板の橋を渡る、そこからはしばらく雪のない登山道。 �ド弦�1370mから雪上をシールで登ることができる。一箇所急斜面でツボ足。 ��山頂を含めアイゼン不要の雪質だった、ただし明け方は必要かもしれない。 ��百四丈の滝の展望場付近は雪庇に注意。 ��美女坂下りは西尾根に引き込まれるので注意、北斜面をトラバースでもどった。 ��美女坂〜しかり場はスキーに不向きな細い稜線で、夏道を歩く部分がある。しかり場から標高1240mまではスキーが使え、その後も着脱を繰り返す。 ��室堂の営業状況:自炊素泊まりのみ一泊5100円。別棟にトイレ。水場は小屋近くで雪を数m掘り起こした穴の底。売店の品揃えはポカリスエットのボトルや粉末、なっちゃん、ビール、カップヌードル、クロワッサン、ご飯など(これなら現地で食料調達できそう・・・なーんて考えないように)。寝具は毛布4枚で寒くはなかった(ライトダウンを着ていましたが)。 ��温泉:白峰温泉総湯650円 |
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感想
すうじい先生やYASUHIRO先生のホームページをみて憧れていた、百四丈ノ滝を見ようと白山の山スキー山行を敢行。白峰から市ノ瀬へむかうと・・・あれ〜ゲートが締まっている。登山口の別当出合まで18km(当初予定は7km)。皆、自転車を用意している。わざわざ東京からやってきて、このまま帰るわけには行かない。他にも歩きの人はいないかと見回すと歩き組みの関西の男性2人を発見。声をかけると他に数人のグループが歩いて先に出かけたとのこと、ホッ。スキーをザックにつけて道路をとぼとぼと歩きはじめる。途中、自転車のおじさんは追い抜きざまに、「お先に〜」(-_-#) 。
18kmの道路歩き、最後雪が出てきてスキーを履き別当出合着。別当出合でスキーを脱いで10cm幅鉄板のつり橋を渡り、しばらく登山道を板を担いで歩き、標高1370m付近から再びスキーを装着。バテバテになりながら、室堂について宿泊手続きをすると、ゴールデンウィークなのになんと宿泊者はたった3人、小屋番は若者2人、さすが公共の宿。他の宿泊者はみな自転車だったよう。夕方になり晴れてきたので御前峰の山頂往復できた。
明け方ご来光をみようと同泊者2人は出かけるが、今日は先が長いので、無駄に体力は使わず朝食をたべて、ガスの中を大汝のトラバース道に向けて出発。大汝峰を巻きおわったあたりで晴れて、トレースが確認できるようになり、七倉山とのコルに向かって滑降。これ以降の登り斜面ではスキーに細引きをつけて引っ張って行った。七倉山からは四塚山を巻き2035m油池のコルまで滑降。その後ツボ足歩き、トレースは2158mピークを経由しているが、東面にトラバースのトレースをつける。天池の2138mでスキー装着、GPSで確認しながら標高2020mで雪庇に近づくと、溶岩台地から流れ落ちる滝が遠望できた。あれっ氷の滝つぼがない、と思ったら手前にある百四丈の滝を発見。絶景、でも・・ネットでみた写真と比べるとなぜか茶色いなとは思いながらも、一眼レフに望遠レンズをつけて、しばし撮影と休憩タイム。その後は、難行苦行。稜線が細いので、雪庇が割れて道が出たり、細かいアップダウンが多くて、板を履いたり脱いだり、もういい加減にしてくれよってなります。面倒なので雪がない部分もスキーを引っ張って歩き通しました。しかり場分岐1549mから稜線が広くなったおかげで、また滑ることができるようになったが相変わらず着脱が忙しい。スキー場ゴンドラ山頂駅で無事終了。ゴンドラに乗ったら、あれれスキー場に雪が残っていて、シュプールもある。でも雪は下まではつながっていませんでした。スキー場の方にきくと、今年は豪雪で5月1日まで雪がつながっていて、地元の高校生なんかが練習していたそうです。
一里野スキー場で白峰に戻るタクシーの手配をお願いすると、営業終了後に途中の瀬女まで送っていただけることになる。暖かい心遣いに感謝。瀬女から白峰体験村行のバスで終点下車、徒歩数分で風嵐ゲートに戻ることができた。
ネットで調べると楽々新道はスキーが使えてよさそうだ、百四丈ノ滝の眺望と白山登山をつなげるなら小桜平ベースで山頂と清浄ヶ原、百四丈ノ滝を往復するのはどうだろうか。天池の南東ピークあたりは雪庇の問題がなさそう、今回遠望した限りでは滝川もスノーブリッジがかかっていそうだ。
書いた後で気がついたのだが、hakusan319さんが昨年4月下旬に滝下に降りた記録をのせてますね(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-104929.html)、すごい。これなら、清浄ヶ原から禅定道の尾根を登り返さずに滝下を訪ねても良いかもしれない。
さらにalpsdakeさんが[山のテレビ番組] トピックでNHKおはようにっぽんで昨年放送された動画(http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_mountain_20100410_0389)に言及してますね。
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