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積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
果てしなき★Sky Load!【立山縦走・雷鳥沢→立山三山→別山】動画付き
2017年05月01日(月) 〜
2017年05月03日(水)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:46
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
天候 | ■天候(5/2) ・快晴 ・天気図:http://www.tenki.jp/past/2017/05/02/chart/ ※雪崩リスク情報はこちらで確認可能 http://toyamaken-sotaikyo.jp/avalanche ■服装 ドライレイヤー+厚手のベースレイヤー ・雷鳥沢→雄山では、薄手のフリースと夏用ソフトシェルを重ねた ・雄山縦走中は薄手のフリースのみ重ねた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・東京→富山(北陸新幹線) ※富山で前日泊 ・富山→立山(富山地方鉄道 立山線) 6:07発の電車8:30に立山に到着 http://www.chitetsu.co.jp ・立山→室堂(ケーブルカー・バス) 7:50分発のケーブルカーで バスに接続し、 10:00過ぎに室堂に到着 https://www.alpen-route.com ※Webで予約ができる ■復路(逆ルート) ・室堂→立山(ケーブルカー・バス) ・立山→富山(富山地方鉄道 立山線) ・東京→富山(北陸新幹線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■室堂→雷鳥沢→一ノ越 歩行面で危険な箇所はない。浄土山の斜面で以前雪崩が起こったので注意されたい。 ■一ノ越→雄山 岩と雪と氷のミックスしている箇所がところどころあるので12本爪アイゼンは必須。慣れていればストックでもいけるが、一般的にはピッケルを使うレベル。 大体30度くらいの傾斜。一箇所40度程度の傾斜がある。 ■雄山→大汝山 稜線上東方向に雪庇が張り出しているため、西斜面を歩く。稜線上3箇所程度、岩峰が出ているが、岩峰の中を通過すると、岩と雪のミックスで通行が難しくなる場合があるため、外側をトラバースして完全に巻くか中を通過するかは状況を見て判断したい。 ■大汝山→富士ノ折立 富士ノ折立までは緩やかな道が続く。富士ノ折立は60度程度の雪壁となっているため、ほとんどの人は登っておらず、西斜面を巻くことになる。 ■富士ノ折立→真砂岳→別山 富士の折立の西斜面を30度程度の急傾斜のトラバースが続くため、気が抜けない。 真砂岳を過ぎると、雪が溶け、夏道となっている。岩峰が1箇所でているが西斜面を巻くことになる。 ■別山→雷鳥平 剱御前小屋までは広々とした尾根をゆく。小屋から雷鳥沢に下りる道は夏道ではなく、冬道を辿る。赤旗がついたポールがたてられており、それに沿って広い尾根を下ってゆく。 ※雪崩注意報が発令されていたこと、雪崩が起こりやすい時期だったことを踏まえ、浄土山北斜面や、大走りといったリスクの高い箇所を避けた。 |
その他周辺情報 | ■雷鳥ヒュッテ 雷鳥沢キャンプ場より、徒歩10分。700円で日帰り温泉に入れる。 ■すし玉 富山掛尾店 回転寿司。富山駅よりバスで10分のところにある有名店。 ■あらさん 富山駅前。駅近くリーズナブルに富山のおしいしものとお酒が楽しめる。新幹線待ちに絶好。かなりの穴場。 http://www.arasan.biz/ |
写真
装備
個人装備 |
ドライレイヤー
ベースレイヤー
薄手フリース
ソフトシェル
ハードシェル
フリース
ダウンジャケット
タイツ
ズボン
ゲイター
靴下
インナーグローブx2
アウターグローブx2
ネックゲイター
ニット帽
バラクラバ
サングラス
ゴーグル
雪山用登山靴
アイゼン
ピッケル
ストック
ヘッドランプ
ビーコン
スコップ
ゾンデ
ザック
地図
コンパス
時計(高度計)
スマートフォンGPS
予備電池
計画書
筆記用具
保険証
カメラ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
テルモス
水筒
銀マット
インフレータブルマット
シュラフ#1
|
---|---|
共同装備 |
テント
ポール
竹ペグ
テントシート
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
スコップ
ガス
バーナー
コッフェル
カップ
|
感想
学生時代はアクセスの良さから、槍・穂高近辺を訪れることが多く、社会人になっても、ホーム的な存在となっていた。
しかし、北陸新幹線が開通して以来、関東からの剱、立山のアクセスがよくなったこともあり、このエリアに足を運ぶようになった。極端な話、富山に前日泊すれば、一泊二日でも剱登頂は可能なくらいである。
このエリアはまだ土地勘がまだないのだが、
いろいろ驚かされることが多い。
バス停から3000m級の雪山の山頂までの歩行時間がこれだけ短いのも珍しい方だ。
もちろん雷鳥沢の山小屋やテント場は営業しており、水もトイレも使える上、近くの山小屋では温泉に入れると言う素晴らしさ。至れり尽くせりである。
そして何と言っても立山の縦走路の景色のすごさだろう。
これには度肝を抜かれた。
もちろん快晴だからという好条件があったのもあったが、室堂や大日岳といった広大な空間と山々はもとより、後立山連峰から穂高連峰まで広大な北アルプス全ての峰々が見れる縦走路なんてそんなにはない。
特に別山から見る雪の剱は格別である。
これはすごい。
秋に竹内洋岳さんの講演を聞きに行った時に面白い話を聞いた。
「山に登るのは、次の山に見るために登るんだ」
次のテーマは剱だ。来年、あるいは再来年あたり雪の剱に登って見たい。
まずは夏にいろいろこの辺りをもっと、うろつくあたりから始めてみようかと思う。
今年の雪山の締めは次のスタートとなるいい山行だった。
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お疲れさまでした。毎回ですが、どれも息をのむような素晴らしいお写真ばかりです。その中でも特に46枚目とか49枚目とか・・・こんなのを見てしまったら人生観が変わってしまいそう。雪の剱も壮大ですね。私も夏の剱にはぜひとも登ってみたいですが・・・。
竹内さんのその言葉、以前にTVで聴いたことがあり、思わず「そうそう、そうなんだよ!」と膝を打ったことを思い出しました。だから一度登って良い想いを味わうと永遠に山は止められないんですよね
ryoさんこんばんは
前日に雪が降っていたので、トレース等が消え去り、かなり綺麗な山容を見せてくれていました。縦走路も先行者が1−2パーティくらいしかいなかったのであまり踏み跡がなく、綺麗でした。
立山のエリアは特に空間的に広いので、広大感がすごかったです!
私も、雪山は、初めに北横岳に行った時に赤岳を見て、いつかあそこ行きたいなー・・・なんて言っていたら翌年、赤岳の山頂に立っていたというオチがあります。
そういうサイクルってありますよね。
好奇心が好奇心を呼ぶというか。。。
結構技術的に判断していかなければならないところがあるので、
登る山をロジカルに選んでしまいがちなのですが、
でもそんな自然な流れに乗って、山に出会い、そしておとづれていく感じは、
山を楽しむちょうどいいペースかもな、なーんて思ったりもします。
cajaroaさん、今晩は。
お写真と映像を拝見して、素敵過ぎてため息ばかりです(o^^o)
秋の時期、雄山に登った事有りますが、残雪の立山はまた格別ですね❗
積雪期の剱岳、間近で見たいものですが、お写真と映像でガマンします(笑)
星空も🌌素晴らしいですね✨
ak0211さん
こんばんは
秋の立山も紅葉が綺麗そうですね!
立山はこれまで3度トライしたのですが、1度目は雨で中止。2度目は初冬でしたが、暴風(雄山までのぼりましたが)。ようやく微笑んでくれた感じです。
akさんは今年もクライミングされるのでしょうか?
僕らも今年こそ、自分たちで外岩に行こうと、帰ってきてからジム通いです。
秋にお世話になっているガイドさんにマルチピッチの講習をお願いしました。
天気がいい日にジムにこもっているのも残念な気分なので、akさんのように早く外岩デビューしたいです!
cajaroaさんへ
再来月の後半に「北岳バットレス」に挑戦する予定でしたが、一昨年より昨年にかけ山に莫大な費用がかかり(ツアー代金、交通費、装備費、クライミング講習費等)、貯金が底を尽きそうになり、今年は涙をのんで諦めました(;_;)
今年はひたすら近場の筑波山で体力作り٩( 'ω' )و
往復高速道路も片道のみとし節約。浮いた費用で時々チョット遠出⛰
そんな近況です💦(笑)
西穂〜ジャンダルム〜奥穂ももう一度挑戦してみたいし、バットレスも登りたいしと夢は尽きません😊
akさん
確かに新しいことを始めようとすると色々経費がかかりますよね。
ウチも四年がかりでようやく冬山装備が揃った感じで、、、いや、ハードシェルパンツは未だ夏用の雨具で代用ですが・・・
ウチも基本、特急は帰りのみで、なるべく高速バスや各駅停車で浮かせてます。
山は意外とかかりますよね〜〜
cajaroaさん、maamさん、こんにちは
平野部や、低山エリアでは、新緑が初夏に向かって勢いを増す様を感じておりますが、やっぱり3000m級は、まだまだ雪山のよそおい…
美しさとともに厳しさも感じますね
降雪直後で、山肌はきれいな滑り台
画像、動画とも、maamさんがピッケル片手に斜面を登っておられるところは、うっかり転んで滑ったら、大変なことになりそうです…
立山エリアから眺める剱、そして槍穂高の魅力的な事…
自分、まだ夏山だけですが、今年もそろそろやってきます、ワクワクしてきましたよ
「山に登るのは、次の山に見るために登るんだ」←まさにこれですね !!
だから永遠続くのです…
machagonさんこんばんは
沢登り良いですね〜〜
レコ拝見しました。
私は泳げないので縁がなさそうですが、夏場は涼しそうでいいですね!
濡れた岩にどうやって立てるのか不思議でなりません。
ウチは今年は岩壁loveな感じになりそうです。暑そう・・・。
立山はそれほど難しい山ではないのですが、転ぶと命に関わる場所もありました。
基本絶対転んではならず、バランス感覚と一歩一歩に対する注意力が必要なので、それを会得するために技術的に近しいクライミングをやってきたのです。
でも知らぬ間にクライミングがメインになってきる感じです。VRと言うのかわかりませんが、マイナーな岩陵帯のルートなども攻めようかと思ってます。
お互いがんばりましょー!
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