ジャパンオートルート



- GPS
- 31:36
- 距離
- 56.8km
- 登り
- 4,229m
- 下り
- 5,585m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:37
- 山行
- 10:12
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 11:00
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:07
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
例年以上の積雪。早朝は凍結、午後は気温が上がりぐずぐずの雪。雪崩箇所多数。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
装備
個人装備 |
食料(3日分+予備食)行動食
ポカリ
アルコール
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|---|
共同装備 |
テント(2人用)ガス3ケ
コンロ
コッフェル
|
備考 | ガスも行動食も持って行き過ぎた。でも最終的に考えるに多いに越したことはなかった。でも荷物が重かった。 |
感想
4月30日に2人で装備、行動について打ち合わせのとおり、5月1日22:30
O君、稲美町の我が家に到着、すぐそのまま出発。
10日前にも2人で白山に行っているので準備も行動も慣れたもの。
今回の「オートルート」は自分でも制御できないこともあるかもしれないと数日前から緊張していた。前日家も会社もきれいに身辺だけは整理しておいた。
2日;4時半に立山駅に到着。駅横の車両回送会社の駐車場に停めて仮眠を取る。
5時に駅前を見るともう人が並び始めている。起きて交互に並ぶのと用意をするのに分かれる。みるみる人が集まり100人は並んでいる。7時最初のケーブルカーの切符を買い、新穂高まで車を回してもらう手配もし、用意ができた。荷物は二人とも
19kg。立山駅から美女平駅までケーブルカーで20分、そこからバスで室堂まで1時間。私は爆睡です。室堂はすごい雪の壁。観光客、登山者と一杯。そこで外に出る用意をしさあ出発。期待と不安いっぱいの3日間に。
一の越まで登り、装備変更。槍ヶ岳が遠くに見える。御山谷を2500mまで滑り込み、鬼岳の下部までトラバース。装備変更してコルまで登り返す。獅子岳に登ってそこからはスキーを担ぎで下る。右側はどこまででも落ちていくようなの斜面。落ちたら大けがでは済まない。少し滑ってザラ峠に。1時間ほど登り返して五色が原に出る。だだっ広い五色が原を越えて鳶山、越中沢岳と超えていく。越中沢岳の上り下りは北アルプス特有の岩場続き。慎重に下るもアイゼンが裾に引っかかって前のめりにコケる。慌ててハイ松掴んで急停止。冷や汗。ずっとアイゼン担ぎの連続。最後は少し滑ってく下り、クトーを付けてのシール滑り。何とか6時には予定通りスゴ乗越小屋近くの幕営地まで到着。重かったビールと食料を何とか減らして、爆睡。
3日;3:30起床。天気は今日も晴れの予報。すぐ近くで同じくオートルート組と見える2人組がいる。食事してテント撤収して6:00出発。いきなり間山、北薬師岳の登り。体が重い。薬師岳が遠い。心が折れかける。西には有峰湖が見える。遠くには10日前に行った白山がドーン。
薬師岳からはただ1ケ所営業している太郎平小屋に泊まっていた登山者が何組か現れてきた。下りは快適な滑り。
薬師峠を越えて太郎平小屋に到着。太郎平小屋で大休止。小屋の前ではスタッフが時間つぶしに野球に興じている。小屋で大休止、水と今夜のビールを購入。小屋は半分雪に埋まっていて中は冷蔵庫状態。休憩したら元気が出てここから北ノ俣岳そして核心部の黒部五郎まではなんとか予定通りの時間で到着。黒部五郎カールがクラストする前に滑ることが出来そうだ。山頂直下の下りたところは強風で寒い。雪質は重い。雪崩がそこらかしこに見える。ここから標高差450m距離2500m滑り込んで今夜の幕営地黒部五郎小屋の近くまで下りてきた。他所の人から離れたところに今夜も設営。体も心もくたくた。食事をとりアルコールも控えめに体に放り込む。すぐに私は爆睡。
4日:朝3時起床。今日も天気は晴。カチカチの雪面をアイゼンとスキー板を引っ張りで三俣蓮華岳に500m登る。やっぱり担ぎよりも引っ張るほうが楽チンだ。ただもしスキーが外れて流されたらと考えると恐ろしい。
山頂からは槍が本当に近くに見えてきた。西鎌尾根、北鎌尾根、穂高連峰と雄大な景色だ。この景色が見れただけでもここに来た価値がある。感激仕切りだ。滑ったり、歩いたり担いだりしながら双六岳山頂到着。ここも双六岳避難小屋に泊まっていた登山客が多い。山頂からは小屋方面へは下りずまっすぐ小池新道へ。快適な雪ですごい滑りだ。標高差500m超の大ノマ乗越登返し地点までの滑り。ここから標高差270m、1時間の登り。デブリだらけ。きつい。最後だと思うが足が止まってしまう。やっとの思いで12時ちょうどに大ノマ乗越到着。ここの雪がまるでカキ氷の中を滑るようにぐずぐず。滑りにくい。何とかデブリの中や上も滑り標高差1400m。距離12km新穂高まで下りてきました。ケガもせず、大きなトラブルもなくあこがれの縦走を完踏できたのが夢のようだ。好天と仲間に恵まれたとしか言いようがない。当分大きな山はいいです。本当に2度とこれはできない。2度としたくない。って今は思っている。でも山はやっぱり最高や。
五色が原までご一緒させていただいました、西宮の単独行です。
初日、間山手前までテント場を進めてしまったので、お礼を言えず申し訳なかったです。2日目のテント場 黒部五郎は同じだったようです。
私も同日、槍ヶ岳から新穂高に下山しました。
おつかれさまでした。天候に恵まれて素晴らしい山行になりました。雪は良いところと悪いところ様々でしたが無事に下山できてよかったです。素晴らしい景色でしたね。また山頑張ってください。
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