白馬岳 白馬大池テン泊で お天気に恵まれリベンジ成功！

2017年05月02日(火) 〜 2017年05月04日(木)

• GPS: 14:44
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,297m
• 下り: 1,911m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:27
• 合計: 3:57

距離 3.9km 登り 618m 下り 99m

8:20 栂池ヒュッテ
8:20 栂池山荘
8:20 8:22 栂池ヒュッテ
10:00 10:20 天狗原/白馬岳神社
10:27 10:28 風吹大池方面分岐
11:39 11:43 乗鞍岳
12:17 白馬大池山荘

2日目

• 山行: 5:08
• 休憩: 0:48
• 合計: 5:56

距離 6.4km 登り 685m 下り 234m

8:16 白馬大池山荘
9:38 9:42 船越ノ頭
10:53 11:09 小蓮華山
12:15 12:20 三国境
13:42 14:05 白馬岳
14:12 白馬山荘

3日目

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:26
• 合計: 3:43

距離 5.9km 登り 14m 下り 1,596m

6:40 白馬山荘
6:50 7:00 頂上宿舎
7:26 避難小屋
8:30 岩室跡
9:16 9:17 白馬尻小屋
9:20 9:35 白馬尻荘
10:23 猿倉荘

天候

1日目：快晴！　　2日目：薄曇り　　3日目：快晴！

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路：大阪からは車でまずは安曇野へ行き1泊。
　　　翌日は、栂池駐車場に駐車（無料）して栂池山荘まで。
　　　下山してきたら右後方側面に擦られた跡あり。やられた！
　　　栂池ゴンドラリフト＆ロープウェイは片道1920円。栂池山荘泊。
　　　栂池自然園に1ヵ所だけミズバショウが咲き始めている箇所があった。
復路：猿倉荘からタクシーを予約。15分ほどで来ました。栂池まで5680円。

コース状況／危険箇所等

栂池自然園〜天狗原：栂池山荘からロープウェイ乗り場の方へ一旦下って、
　トレースをたどって登り始める。スキールートを示す旗のずっと左側を、
　やや急斜面と緩斜面を3回ほど繰り返すと祠のある天狗原に到着。
　祠の周囲の岩が休憩ポイント。
天狗原〜乗鞍岳〜白馬大池山荘：
　天狗原の平坦部を進み、斜面に左斜め上に伸びる小尾根を目指して急登。
　シールをつけたスキーヤーにどんどん追い越される。
　天狗原から見えていた尾根を巻き込むと、今度は右上の岩を目指してひと登り。
　乗鞍岳の頂上台地に出ると、夏道沿いにペンキやロープに沿って岩交じりの
　歩きにくい道を行く。今回は途中から夏道を逸れて大池に下って、
　池の上を山荘（屋根のてっぺんと煙突だけしか出ていない）目指して歩いた。
白馬大池山荘〜船越ノ頭：雷鳥坂をほぼ夏道で登る。
船越ノ頭〜小蓮華岳〜三国境：稜線上をほぼ夏道どおりに行く。
　雪がないところも多々ありちょっと歩きにくい感じ。
　にぜピークに騙されながら何度かやや急登を繰り返す。
　稜線なのでときどき風が強めに吹くので、風の弱いところを選んで休憩。
三国境〜白馬岳〜白馬山荘：馬の背付近でちょっと雪壁っぽい急登が2ヵ所あって
　（2ヵ所目は短い）下りは要注意かな？
　白馬岳頂上は信州側に雪庇があるので写真を撮るときには注意。
白馬山荘〜頂上宿舎：頂上宿舎の横が急坂。下りで一番傾斜がきつい箇所だった。
頂上宿舎〜白馬尻：大雪渓を緩急繰り返しながら下る。気温が高くなるのが早く、
　8時ごろですでに雪が腐ってきた。膝が弱い上に荷物が重いので慎重に下った。
白馬尻〜猿倉：トラバースの後、堰堤が見えてくると林道へ。
　林道のとおりに行くと駐車場に下りてしまい、猿倉荘へは遠回りになるらしい。
　林道をショートカットすると、猿倉荘の裏手に降り立った。

その他周辺情報

今回は絶景ポイントの白馬大橋のすぐ近くの「倉下の湯」へ。600円。
褐色に濁った源泉かけ流しの露天風呂のみだが、展望が良い。

写真

4/30 15:14

4月30日：
梓川SAから東に見える塔の正体を確認するために、梓川SAから塔の方面に向かうと松本市アルプス公園。東駐車場から公園内へ。ちなみに駐車場は無料。

4/30 15:15

アルプス公園MAP。現在地は下の中央。もちろん入園は無料。

4/30 14:03

花の丘は満開

4/30 14:06

柔らかな緑色

4/30 14:08

森の入口広場。池の奥の建物は無料休憩所。

4/30 14:16

広場から左にどんどん進むと目的の塔が見えてきた。

4/30 14:16

塔の正体は松本市 山と自然博物館でした。入館料300円。展望台と砂防学習館のみなら無料。懐かしい昔の山道具類の展示や、古い山の本がありました。

4/30 14:21

展望台からの眺め。霞んでいるけど中央が常念岳。

4/30 14:21

後立山連峰も見えてます。

4/30 14:22

松本平と北アルプス

4/30 15:11

花の丘から

4/30 15:11

白い桜。

4/30 15:12

ミツバツツジは満開

5/1 11:16

5月1日：
栂池駐車場に車を置いて栂池ゴンドラリフトに乗車。雨です。平日でこの天候ですが、スキーヤーやボーダーが思ったよりもいました。

5/1 13:07

栂池自然園入口の案内板は埋もれてます。

5/1 13:54

一ヵ所だけ窪みの中にミズバショウが

5/1 13:56

咲きまじめてました。

5/2 6:30

5月2日（登山1日目）：
快晴！白馬三山が青空に映えます。

5/2 7:02

栂池山荘の朝ごはん。今日は大池までなのでゆっくりしてます。

5/2 8:17

雪煙が上がってます。上の方はまだ風が強いようです。

5/2 8:18

栂池山荘を出発。

5/2 8:23

さあ、登ります。

5/2 8:57

去年と違って雪がたくさん。

5/2 9:23

左が鹿島槍ヶ岳、中央は五龍岳、右は唐松岳

5/2 9:23

杓子岳と白馬鑓ヶ岳

5/2 9:25

青空！

5/2 9:26

数日前に雪崩があった大雪渓が見えます。

5/2 9:46

後立山がズラ〜っと見えてる（嬉）

5/2 10:01

天狗原（手前）と乗鞍岳の頂上台地。

5/2 10:04

白馬岳神社の祠。登山中の安全を祈願。

5/2 10:07

五龍方面。

5/2 11:22

振り返ると妙高連峰、戸隠連峰がくっきり！

5/2 11:39

乗鞍岳頂上に到着。奥は船越ノ頭。風はすっかりおさまってきたようです。

5/2 11:44

雪倉岳が見える。

5/2 11:44

右から妙高山、火打山、焼山、金山、雨飾山・

5/2 11:44

船越ノ頭への直登のトレースあり。

5/2 11:44

本日の目的地まで約40分。

5/2 11:56

白馬大池は真っ白。

5/2 12:18

白馬大池山荘はまだ雪の中。煙突と屋根の棟しか見えません。去年は小屋の半分くらいまで出てました。

5/2 12:42

いくつかテント跡がありました。途中ですれ違った方に、整地してるからどうぞお使いください、と声をかけていただきました。

5/2 12:49

一番よさそうなのを選んでさらに整地。

5/2 14:54

今日のお宿ができて一服！ 生きかえるネ♪

5/2 15:43

朝日岳。右の稜線の向こうに日本海と能登半島が見えてます！

5/2 15:45

テント仲間が増えました。テント日和です。

5/2 16:05

たぶん五輪山かな?

5/2 16:05

雪倉岳。

5/2 16:08

一日中いいお天気です。夕方遅くにさらにテントが1張り増えました。

5/2 16:59

今日の晩ごはん。

5/2 18:48

夕焼け

5/2 18:51

残照

5/3 8:14

5月3日（登山2日目）：
テントを撤収した後です。

5/3 8:30

雷鳥坂をゆるゆると登ります。今日はうす曇りって感じ。

5/3 8:30

雪倉岳がど〜んとしてます。

5/3 8:45

日本海方面。

5/3 8:46

雪がほとんどない斜面をジグザグに。

5/3 9:36

雷鳥見つけました！（おしりしか写ってません）

5/3 9:37

オスです

5/3 9:37

メスです

5/3 9:39

ようやく船越ノ頭に到着。ここから、ちょっと風が出てきます。

5/3 10:19

振り返ると妙高連峰と戸隠連峰。

5/3 10:19

糸魚川の海岸線も見えます。

5/3 10:24

登ってきた道がはっきり見えます。その奥の火打山・焼山がカッコいい。

5/3 10:54

小蓮華岳の三角点。

5/3 10:55

恒例のタッチ！

5/3 10:55

道標です。

5/3 11:01

鉄剣あり。遠くに富山湾と能登半島も見える。

5/3 11:01

白馬岳の頂上がよく見えます。奥には剱岳が頭出してます。

5/3 12:15

三国境に到着。結構風吹いてます。

5/3 12:15

雪倉岳への道。

5/3 12:17

海岸線見えてます。

5/3 12:22

シュカブラ

5/3 12:47

妙高山がちょっと遠くになったかな？

5/3 12:47

急登が待ってます。

5/3 13:03

振り返って高妻山方面。

5/3 13:18

頂上が見えたと思ったけど違った・・・

5/3 13:33

今度こそ頂上が見えた！

5/3 13:43

白馬岳に到着！昨年のリベンジ果たしたゾ。ヨッシャ！

5/3 13:44

恒例の三角点タッチ

5/3 13:44

山名盤。何故か小銭がたくさん挟まってます。

5/3 13:44

雪庇

5/3 13:45

こっちから歩いてきました。遠くに黒部川扇状地見えてます。

5/3 13:46

記念写真撮ってもらいました。

5/3 13:48

主稜を登ってきた人が飛び出してきた雪庇。間から主稜を見下ろしてみました。トレースくっきり。

5/3 13:51

剱岳、立山。霞んでいるので白山は写りません（肉眼ではなんとなく右奥に見えた気がする）。

5/3 13:52

槍・穂高も

5/3 13:53

雪倉岳

5/3 13:53

妙高連峰

5/3 13:53

戸隠連峰

5/3 13:53

白馬村

5/3 13:54

後立山連峰

5/3 14:06

白馬山荘へ

5/3 14:12

到着。荷物が重かったので結構疲れた感ありです。

5/3 16:04

旭岳。到着が早ければ行こうかと思ってたけど、稜線上の風が強くて、お昼のインスリン注射できなかったので、小屋に到着後ゆっくりしてたら行く気をなくしちゃった。

5/3 16:05

剱岳はやっぱりカッコいいね！

5/3 18:02

白馬山荘の夕食

5/3 18:02

もちろんビールも。

5/3 18:35

旭岳の肩に夕日が沈む

5/4 5:29

5月4日（登山3日目）：
白馬山荘の朝食です。

5/4 6:07

今日もいい天気！

5/4 6:08

剱・立山も元気です。

5/4 6:08

剱をズームアップ

5/4 6:08

旭岳

5/4 6:34

旭岳の左奥は毛勝三山。

5/4 6:35

杓子岳と白馬鑓ヶ岳

5/4 6:37

白馬山頂を見上げます。

5/4 6:37

さて出発。

5/4 6:45

白馬山荘はデカいね。

5/4 6:49

ここから大雪渓へ

5/4 6:49

旭岳は見納め。

5/4 6:49

丸山とその奥の剱岳も見納め。

5/4 6:55

頂上宿舎は休業中。

5/4 7:12

空がブルー。

5/4 7:13

大雪渓

5/4 7:28

結構急です。

5/4 7:30

デブリ見えます。

5/4 8:08

これだけ下ってきました。

5/4 8:14

でもまだまだ続きます。

5/4 8:38

側壁からの雪崩跡

5/4 9:17

白馬尻。テント村あります。

5/4 9:30

テントの右斜め上が主稜。肉眼では登ってるパーティ見えました。

5/4 9:59

柳の新芽と白馬岳と青空。

5/4 10:23

猿倉荘の裏手に降りてきました。

5/4 10:27

猿倉荘に到着。お疲れさまでした。

5/4 10:32

標高1250m

5/4 10:50

バスは1日3便。なので、タクシーで栂池に戻りました。

5/4 13:50

白馬大橋からの眺め

5/4 13:51

手前の桜がきれい♪

5/4 13:51

絵になりますねぇ

5/4 13:52

白馬岳ズーム

5/4 13:52

杓子岳（右）と白馬鑓ヶ岳

5/4 13:52

白馬鑓ヶ岳（右）と天狗ノ頭

5/4 16:21

今日の宿の隣の空き地に紫のキクザキイチゲありました。

5/4 16:22

白いキクザキイチゲも。

5/4 16:26

スミレも満開

5/4 16:28

白いスミレ

5/4 16:35

キクザキイチゲは可憐ですね。

5/5 5:47

5月5日：
朝のお散歩。みそら野の平川へ。

5/5 5:48

平川の河原からの八方尾根。

5/5 5:53

武田菱がくっきり。

5/5 5:55

平川の上流に向かうと八方尾根が近づいてきました。

5/5 5:57

下流の橋の手前には鯉のぼり。

5/5 6:22

つくし。春ですね。

5/5 9:06

道の駅松川から。爺が岳と鹿島槍ヶ岳。稜線はちょっとガスがかかり始めてるようです。

5/5 9:06

今シーズンの後立山連峰も見納め。

撮影機器：

PENTAX Optio WG-2 GPS PENTAX

感想

hamahako

去年、強風のため小蓮華岳の手前で引き返したので、今年はリベンジということで、白馬大池のテント泊に戦略を変えてチャレンジ。今年は行動予定の3日間、お天気にとっても恵まれて、念願果たすことができました。やった〜！！

お天気が良く風もさほど強くなく、そして1日の行動時間が短くなるような計画だったので、のんびりと歩くことができました。一緒に行ったK先輩の体調が今一つで登りに時間がかかったので、その間にキョロキョロしたり、写真を撮る時間ができました。妙高連峰、戸隠連峰、剱岳、毛勝三山、立山連峰、後立山連峰、槍・穂高などの沢山の残雪期の山々を眺めることができ満足です。そして、雷鳥のペアにも出会えました。そのちょっと後にゲッという鳴き声がしたのでその方を見ると、雷鳥が低く飛んでました。飛んでる雷鳥なんて滅多に見ることができない貴重なもの。いい経験できました。

それにしても、乗鞍岳も白馬岳もスキーヤーがたくさん登ってきます。乗鞍岳はヘリスキーも盛んで、ヘリコプターが何往復もしてました。そうそう、天狗原から乗鞍岳への登りの途中、ブーンという音の方を見上げるとドローンが飛んでました。また、下山後に温泉（倉下の湯）に入っていると、八方尾根の方でパラグライダーが飛んでました。なんだか今回は飛びものをいっぱい見たような？？？

さて、今回は1型糖尿病（メタボが原因の一般の糖尿病とは違います！）になって初めてのテント泊。私の膵臓であるインスリンは手放せませんし、その注射針や血糖値測定のための器具や種々のチップ等を持参しないといけないので、荷物のボリュームが大きくなり本当に面倒くさい。とりあえず低血糖にならないように気をつけながら無事に目的達成でき、健康面についてもちょっと自信がつきました。とはいえ、車の運転時には低血糖にならないように気をつけるがゆえに血糖値がかなり高い傾向が続いたり、白馬山荘で調子に乗ってビールを飲んだら、寝る前にやや低血糖気味になってブドウ糖を補給したり、まだまだ血糖コントロールは難しいです。

病気のせいで昨年と比べて体が軽くなったため、登りがとっても楽になりました。去年しんどいと思った白馬乗鞍岳への登りも、そんなにしんどいとは思いませんでした。が、一方、寒さに弱くなったような・・・　テントでは3シーズンのシュラフにシュラフカバーをかけ、薄手のダウン上下を着て分厚い象足を履いて寝たんですが、明け方ちょっと冷えるかな?と感じました。以前なら厳冬期でもこれだけ着ていたら寒さを感じなかったと思うんだけどね（悲）　また、行動中も以前より1枚多く着ていても暑く感じませんでした。年とって発熱量が減っただけとは思えません。やはり、肉襦袢（あるいは着ぐるみ）を脱いだ効果は絶大です（笑）

何はともあれ、本当に今回は残雪期のアルプスを満喫できました（嬉）

コメント

うえはる

素適な展望良かったですね
結構穏やかな天気のようで青空に残雪にお花達と
雪もたっぷりで
ＧＷ白馬しっかり楽しめたようで良かったですね！
最近アルプスが遠く感じます
早く夏が来ないかな

hamahako

Re: 素適な展望良かったですね
ueharuさん、こんばんは
本当に今回はお天気が味方してくれました
山も も もよかったですよ

このGW、ueharuさんは息子さんとの久々の登山ができてよかったですね
夏の例会に息子さんも来たらいいのに

tamu-chan

いうことありませんね
はまはこさんのアクティブさもさることながら
天気の読みはズバリ！ですね！
（僕の読みは180度違って残念感満載ですが ）
こんなサイコーな山行羨まし過ぎます！！！

hamahako

Re: いうことありませんね
tamu-chanさん、こんばんは。
こちらはお天気に恵まれ、何とかリベンジできました

四国は残念でしたね
ま、そんなこともあるよね
三嶺は行ったことがあるけど、まだ剣山は行ったことがないので、
今回のtamu-chanさんの計画ルートはいつか行ってみたいルート
機会があればueharuさんなんかも交えてコラボしたいですね

abek3

白馬乗鞍は一日違い
GWの白馬テント山行は聞いていました。無事走破お疲れさまでした。
こちらは翌日の5/3に白馬乗鞍で山スキーで、5/4は八方尾根に居ました。
連休は天気が良く、お互い山々の展望を楽しめて幸運でした。
次回山行で、お話聞かせて下さい。

hamahako

Re: 白馬乗鞍は一日違い
abek3さん、こんばんは。
今年のGWはお天気に恵まれてよかったですね
白馬乗鞍は我々が先行することになるとは思ってましたけど、
やっぱり1日違いだったんですね。
暖かすぎて雪がぐすぐすになっちゃってましたけど、
まわりのお山がたくさん見えて本当によかった
久々に大荷物を担いだり長距離運転したので、なかなか疲れが取れません
とはいえ、次の山行で