笈ヶ岳
- GPS
- 09:09
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,850m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 9:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
感想に別記 |
その他周辺情報 | 立ち寄り温泉「天領」650円。他に中宮温泉など幾つかあるようだ。 |
写真
感想
前泊で中宮レストハウスの駐車場に泊まり、朝4時前にふと、窓の外を見ると、ライトの光が動き始めました。
4時から4時20分くらいの間にほとんどの登山者の方々が出発し、前夜知り合った方と2人で慌てて準備し、4時30分頃、誰も人影が無くなった駐車場を飛び出し、4時40分過ぎに中宮温泉ビジターセンターに着くと少し明るくなりました。
特徴としては、行程前半における大岩までの急峻な痩せ尾根における両手両足を駆使して木の根を掴みながらの登山。その行程が意外に長いだけに最も印象に残っています。
この尾根は登っている際には意識しないでしょうが、特に下る場合は要注意で、僅かな油断が死に繋がりかねないので、油断ができません。
僅か10センチ程度足を踏み外しただけで、崖から数十メートル転落する危険もある所です。
これが終わると、ヤブと残雪のミックス。残雪の多い時期はさほどでも無いでしょうが、雪が少ない場合は音をあげそうです。
今回もストックをいい加減にザックに差し込んで歩いたところ、やたらに枝に引っかかって困りました。
やがてカモウリ山(冬瓜山)ですが、山頂部分を歩く分には安定していて、何も怖いようなところでは無いです。
アイゼンですが、私は往路でシリタカ山を降り、トラバースルートに入る時に使用し、復路の冬瓜平から登ったルートに合流した場所で外しました。
全体的に見ると、1日中アイゼンを使用しない方も割合多く、中にはコブのついた長靴あり、アイゼンも軽アイゼンから12本とバラエティの多い人々のいる山でした。ダブルストック使用者は多く、ピッケル使用者は少数派のようでした。
今日のアイゼンについては、必須な道具というより、うっかり転倒した場合の保険のような意味合いが強かったと思います。
シリタカ山からは雪山歩き一色ですが、時間的には短く、特に中宮ルート分岐からは意外に早く山頂に着きます。
ここも他の山々と例外ではなく、とても気持ちの良い尾根歩きでした。
中でも白山が美しく、その他にも御嶽山、乗鞍岳、北アルプス連山などの展望もあり、気持ちの良い時間を過ごしました。
冬瓜平については、かなり下りがあり、往路に復帰する為には登り返しがあるので、時間的には効率的とはいえないようですが、折角なので、通過してみることにしました。
当日の登山者の方々の中には、雪が緩んでぐずぐずになり、歩きにくくなるから止めるという方もいましたが、いざ歩いて見ると、その道中、雪はしっかり締っており、とても歩き易いものでした。最も、通過時間は11時頃だったのでその点でも恵まれていたのかも知れません。
今日の登山者はおよそ50人前後のように感じました。
そのうち、20人近いツアーの方々もおられ、丁度、前半の狭い急峻な尾根でご一緒しましたが、とても明るい雰囲気で登っておられて、私もその一員のような気分で短い時間を楽しませて戴きました。
前月4月29日、30日は中宮温泉ビジターセンターの駐車場が登山者に開放されていてヤマレコにも報告されていたのですが、5月3日からのゴールデンウイークには登山者は駐車場を使用することが出来ず、1キロほど西にある中宮レストハウスの駐車場に止めなければならなくなりました。
但し、中宮レストハウスの駐車場はとても広く、100台以上駐車できそうで、トイレもきれい、ジュースの自動販売機もあり、4日には売店も開いていました。
登山者の方々のご親切、その他皆さんのおかげでとても楽しい1日となりました。
ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんばんは、初めまして。
笈の登頂おめでとうございます。
ここ10年の間では今年が条件が1番良かったと思います。
昨年までは毎年、道迷いや滑落などの遭難が発生して、地元の関係者の悩みの種でした。
そのため「通行止め」の看板をだしましたが、効果が無く登山ブームで増加の一途なのです。
笈は正式な登山道では無いため標識やロープが設置してありません!
「自己責任」なのです。
風の便りで「笈ヶ岳」に行かれることの聞きました。
念願がかなって良かったですね。イワウチワなどの花々も歓迎してくれたことでしょう。やっぱり、師匠!さすが師匠です。
tahichi2さんこんにちは。
ヤブ山笈ヶ岳の登山としての困難度は普通と感じましたが、それよりも年のよって変わる白山ホワイトロードの開通時期や、雪の溶け具合などの関係の方が困難と感じました。
あなた様の方まで風の便りが届きましたか。
ところであなた様はどちら様でしょう?
いろいろ考えて楽しんでいるところです。
コメントありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する