宮之浦岳
鹿児島県
Casumin51
その他1人 
体力度について
- GPS
- 11:50
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 964m
- 下り
- 962m
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- 山行
- 10:21
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 11:51
| 天候 | 暴風雨→曇り→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
飛行機
6:25羽田空港→鹿児島空港8:30→9:10屋久島空港→ヤクスギランドなど観光 ※午後便は鹿児島が悪天候のため、県内の離島を結ぶ便や日本エアコミューターの鹿児島と屋久島などを結ぶ便など合わせて22便が欠航 13日（土） 4:00民宿発‐5:00淀川(よどごう)登山口（無料10台ほど、トイレあり） 14日（日） 民宿8:00発‐白谷雲水峡‐屋久島空港14:30発‐17:10羽田空港着 ※3日間、レンタカーで移動 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
全般、良く整備された道ですが、根っこ道ザレ場など特に下山時、疲れた足には注意。 下ばかり見ていて、低木に頭をぶつけないように（はい、2回ゴンとやりました） 雨が降った後は、登山道が滝と化します。 トイレ：淀川登山口＆淀川小屋にあり 携帯トイレブースは花之江河＆翁岳にあり 携帯トイレ回収箱は登山口にあり 晴れると湿気が多く、汗対策必須。合わせて虫刺され対策も（はい、おでこをブヨ?に刺されました） ※環境保全協力金（日帰り1,000円、宿泊登山2,000円/1人）前日に宮之浦の屋久島観光協会にて支払済み。携帯トイレ（2個入り700円）もそこで購入。 |
| その他周辺情報 | ・スタンプラリー：島内29か所でスタンプを集め、5個で一回ガラポンできます。15個でテント、レインウエアなど当る年末大抽選会にも参加できます。 ・ヤクスギランド500円＆白谷雲水峡500円（どちらか行けば片方の200円割引券つき） お気軽に屋久杉堪能できます。 ・ぽん・たん館：ぽんかん・たんかんジュースやジャムなど隣で作ってるお土産屋さん 手作り品いろいろあり（トローキの滝へ駐車場から行ける） ・可愛いカフェ：雪苔屋（宮之浦のフェリーターミナル2階） ・オリジナルＴシャツ屋さん：ガラモスタ http://garamosta.com/ |
写真
ヤクスギランドに向かうも、曲がり角を通り過ぎてしまい「ぽん・たん館」に立ち寄りジャポチカバ（木になるブドウ100円、甘いけど種多い）
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ジャポチカバ（木になるブドウ100円、甘いけど種多い）
帰りにまた寄ってお土産にした
かき氷が美味しいらしい
屋久島は何気におしゃれなお店が多い
他に携帯トイレ購入・宮之浦岳入山協力金もそこで支払い
13日）3時に民宿玄関にお弁当が届いているおにぎり1個食べ、残りはザックに入れて、3:30民宿発の予定が30分遅れてしまった
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おにぎり1個食べ、残りはザックに入れて、3:30民宿発の予定が30分遅れてしまった
駐車場には4台ほど、3時間前まで雷雨風が凄かったからね協力金は前日に支払済みと伝える
「嵐ですよ。大丈夫ですか？先に一人だけ入りました」と言われる。
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協力金は前日に支払済みと伝える
「嵐ですよ。大丈夫ですか？先に一人だけ入りました」と言われる。
上空は風の音がすごいけど、樹木でそれほどでもない
左、土偶君・右、屋久杉君
感想
屋久島堪能してきました。宮之浦岳（九州最高峰）1936m。
今年は縄文杉発見から50周年らしい。
スタンプラリーで記念のバッチやらシールやら貰いました。
通常だと縄文杉へ山中1泊二日なのでしょうが、夜に人形劇を見る予定だったので、日帰りピストンで。
12日、鹿児島へ朝一発の便にして良かった。午後は鹿児島の天気が大荒れで、発着が出来なかった。もちろん屋久島便も欠航。
屋久島の天気は、それほどでもなくてヤクスギランドなど観光でき、良かったです。
民宿のおじさんに、朝3:30には出ないと駐車出来ないよ、と言われアラームを2:50にセット。でもものすごい雷雨と風で2時に目覚める。
3時には玄関に頼んでおいたお弁当が届いていて、おにぎり一個だけ食べて、4:00発。30分遅れてしまった。
淀川登山口に向かうまで、タクシー1台とすれ違う。他に入山者がいて良かった。
心配していた駐車場は悪天候のせいかガラガラだった。10台くらい停められそうな所に4台ほど。
係りの人に「嵐ですよ。先行者は一名いますけど」と言われる。
上空は風が強い音がして、雨は時折まだ強く降る中、ヘッ電点けてスタート。
前日のヤクスギランド受付のお兄さんから、親切にPCで天気（雨雲の動き）を見せてくれて、午後には回復すること、迷いやすいから注意する場所などを教えてもらっていたので、行けるところまで行ってみようと歩き出す。
高い木が多いので、風はあまり気にならなかった。ただどこを見てもガスガスで、テンションが上がらない。
登山道は沢状態。滑りそうで丸太の階段などが歩き難く、コースタイム40分の淀川小屋まで、一時間もかかってしまい、こりゃ山頂は無理かも、と思ってしまった。
展望台に行く道もあったけど、パス。道のすぐ傍にヤクざるもいて、ギャーーと変な声を出していたので、うす暗い道では怖かった。
急な岩道は滝になっていて、ザバザバ歩いた。
花之江河を過ぎ、少し小降りになる、前方から小屋泊で縦走してきたという人は皆さん、山頂はとんでもない強風だったと言われた。
投石平では強風で、山頂はこれより酷かったら無理かもと思った。
また樹林帯に入ると、風が収まり鞍部に出ると、なんとそれまでどこを見てもまっ白ガスガスだったのに、雲が切れてきて向いの山が見えてきた。
風も収まってきて、雨もいつの間にか止んでいました。
ヤクザサの緑の絨毯に、所々白い大きな岩がある山頂手前の登山道が、はっきり見えてきたときは、「キャー！すっごーい！！ラッキー！！」と叫んでしまった。そこから先は、そればかり叫んでいたような。テンションMAX！
山頂まで急だったけど、それまでの疲れは吹っ飛んで、足取り軽く一気に山頂へ。
開聞や周りの海に浮かぶ島も見え、6時間近くかけ山頂は半分諦めて登ってきたので、それはそれは感動でした。
民宿のおじさんに、「屋久島に呼ばれたんだね」と言われ、うれしかったです。
夜、予約してあった人形劇を見て、次の日は晴れでまた屋久杉を見て、屋久島堪能してきました。
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こんばんは、casuminさん。
出だしは、どしゃぶりの雨。途中はガス。登山道が川や滝に変身。どうなることかと思いましたが、雨上がりの後。これぞ、屋久島。って感じで、感動が伝わってきました。実に、持ってますね。めげずに続ければ、必ずご褒美が待っているものですね。私も、あやかりたいものです。今週末、天気が良さそうなので、立山行ってきます。
nomasiさん、こんばんは＾＾コメントありがとうございます。
立山いいですね。ＧＷは凄かったので、空いている時に行ってみたいです（笑
屋久島の天気は、「悪くなるのも速いけど、良くなるのも速い」んだそうです。
前日にヤクスギランドの受付の方（地元消防団で宮之浦岳の救助にも向かう方）の、天気が良くなる情報が大変助かりました。
皆さん心配してくれて、屋久島の方は良い方ばかりです。
もう少し近ければ、また行ってみたいです。
casumin さん、今日は。
casumin さん、ガッツありますね。
今は、NETがありますから、予報も確実だし、行ける所まで行ってみると云ふのもいいですね。
屋久島には、私は１９５９年の８月に行きました。幸い１日も雨に遭いませんでした。しかし、ほんの数分間のにわか雨には何度か会いました。
鹿児島まで夜行列車で行って、朝、屋久島行きの船に乗ると、その日は種子島に停泊して、翌朝早く屋久島に向かいます。安房に着くのですが、当時大きな船の着く港が無く、艀に乗り上陸しました。
安房から小杉谷まで、九電のトロッコに乗せてもらって、そこの小学校に泊めて貰いました。此処には九電の発電所があり、学校もあったのです。
トロッコは車輪の上に板を置いただけのもので、そこにキスリングを置いて、それに腰掛けるのですが、手すりも無く、谷底まで２００ｍ位ある鉄橋を通る時は、さすがに怖かったですね。
そして、４日目からいよいよ歩きます。その日は１５時頃花之江河の石室に着きました。この間の道ははっきりしていましたが、何か所も道が流失していて、分らない所もありました。倒木などには青苔が付いていて、原始林そのものでした。夕食前に黒味岳に登って、石室泊りです。
５日目、宮之浦岳を越えて、永田岳へ行き、次の日に島の西側の永田部落に下るので、永田岳の西側の鹿の沢へ下り、そこの岩屋（大きな岩の下）でキャンプ（野宿）。此処で初めて鹿の姿をチラッと見ました。鳴き声は夜中じゅう聞こえます。戦後食糧難で鹿も少なかったのです。
宮之浦岳の山頂からの、屋久杉の眺めが忘れられません。半分から上はみんな枯れて、白木が天に向かって伸びていて、それが無限に広がってる光景は、異様としか言えませんでした。
６日目、朝から沢沿いに、永田に向かって下ります。途中、マムシが多いのにびっくりしました。サルに群れも初めて見ました。
部落に着くと、橋がありません。膝上まで浸かって渡ります。物珍しいので、部落の人が大勢見に来ます。
早速、小学校に泊めて貰えることになり、次の朝、帰りの船が出る一湊の港まで、朝早くから送って貰える手配までして呉れました。
夕食後、汗を流しに川に行き、裸で泳いでいると、いつの間にやら大勢の人が集まって来て、往生しました。
７日目、朝から軽トラで迎えに来てくれます。部落の皆さんが大勢見送りに来てくれました。
後ろの荷台に、リュックの上に座っていると、数キロ先の西の海上に、黒い雲の塊と、その下に白い雨の柱が近づいてきます。運転する親父さんが、あと１０分したら来るので気を付けろと云ふので、急いでポンチョを出すと、ザーッとやって来ました。まさにスコールです。でも数分で去って行きます。
お陰で、帰りの船に間に合いました。
この時、バナナが立木に生ってるのと、パイナップル畑を初めて見ました。それに、ガジュマル、２mはあろうかと云ふシダ等・・、珍しかったですね。
長々と、すみません。
mesnerさん、こんばんは＾＾
いやあ、大変面白くまた興味深い宮之浦岳登山のご経験、貴重な山行話をありがとうございました！！
帰ってきてから、深田久弥「日本百名山」を読みました。深田さんはmesnerさんより20年前に登られてますが、夜十時に鹿児島を発ち、次の日の夜に安房へ上陸したと書いています。
やはり丸一日かかって、上陸したのですね。
永田に向かって東西と横切るルートは、深田久弥さんと同じルートですかね。
凄いでっす！！
今は東京から3時間ほどで、屋久島に行けちゃいますが、飛行機もまだ屋久島に飛んでいない時代でしょうか？
手すりの無いトロッコ
荒川登山口から入山すると、トロッコ道を8キロ2時間歩くとなっています。小杉谷小学校跡というのも地図にありますね。ここの事ですかね。いやあ、すごいなあ。
事前に屋久島には熊がいない事、アカカガシやマムシの毒蛇はいるけど、ハブはいない事は調べていきました。夏になると虫も多そうです。
裸で川で泳げるのも、すごいです
貴重なお話をほんと、ありがとうございました。
casumin さん、今日は。
少々長いので、迷惑だったかなぁ・・と思っていました。喜んで貰えて良かったです。
当時は船便のみで、台風が来たら1週間は閉じ込められる覚悟でした。casumin さんに言われて、私も「百名山」を読みました。彼のルートは私のルートと全く同じです。泊った所も同じですね。
泊った所は、花之江河、永田小屋で一休み、永田、と書いていますから、歩きの２日目は、花之江河から宮之浦岳〜永田岳〜永田部落まで下ったようですね。「とても長かった」と言ってますから、まぁ１２〜３時間で、荷物次第ですが、着くでしょう。
私が、行った時にはもう永田小屋は無くなっていました。小屋跡がありました。
私は食料で荷が重かったので、鹿の沢の岩屋で泊りました。湿地に屋久杉が点々と生えて、とても綺麗な処でしたよ。
夜中には、よく鹿の鳴き声を聴きました。朝水場に行くと鹿の足跡が、そこいら中にありました。
それから、「杉河内」と云ふのは間違いで、「小杉谷小学校」が正しいです。
此処には発電所もあり、７〜８人位は入れる大きな電気風呂がありました。温泉かけ流しじゃないですが、２４時間浴槽から湯が流れ出してるんです。
また、トロッコも九電と書きましたが、深田が言ってるように、材木の運搬ですし、営林署の所属ですね。
命の保証はしないと云ふ約束でした。今の様な、普通の観光客を乗せる訳にはゆかないでしょうね。
荒川登山口から入山すると、トロッコ道８キロを２時間歩くと、小杉谷小学校跡に着くと云ふ事ですか？ 私は荒川登山口は知りませんが、安房から小杉谷までは１６ｋｍで、トロッコで１時間かかりました。当時トンネルも１５〜６個ありましたよ。
私が行った頃は、飛行場の話なんか全くありませんし、何しろ小さな客船が着岸できる港さえない頃ですからね。風が強く海が荒れてる時は、縄はしごを伝って、魯で漕ぐハシケに乗り移るのは、リュックが大きかったので、私でも怖かったですよ。時々は海に落ちて死人が出る事もあると云ふ話でした。
裸で泳いだと云ふのは、夕食後、うす暗くなりかけた頃、裸でタオルだけ腰に巻いて、裸足でこっそり出かけたのですが、途中で人に見つかり、体を洗っていると、大勢の人が見物に来たのには閉口しました。
ここでは、若い女の人もみんな裸足でした。噂はあっと云ふまに部落中に知れ渡るのですね。
私は、皆さんに一夜の余興を提供したのでした。でも、次の朝、皆大勢の人が私を見送りに来てくれたのには感激しました。も一度裸で泳いでも良いと思いましたよ。
帰りの一湊までのトラックは、以前の台風で道が崩落してバスが通れず、船会社が客がある時だけ運航しているものでした。
その後、日本は高度成長期に入り、豊かになり、全てが変わってしまいました。良くなったと思っています。
幸いなことに、私は５、6年差で兵隊にとられることも無く、これが私の人生で最も幸運な事だったと思っています。
その後は、したい放題、仕事もしましたが、好きな事だけをしてきました。その中でも、屋久島の経験は、最も強烈な印象として残っています。
mesnerさん、またまた貴重なお話をありがとうございます！！面白いです！
今の観光地化した屋久島からは、想像がつきませんね。
今は普段登山をしない友達も登山道具をレンタルし、縄文杉まで往復10時間のトレッキングしてきて、「めちゃくちゃ、疲れましたぁ〜」なんて言ってます。
島内を車で走ってると登山用品レンタル屋さんが何か所もあり、縄文杉人気の凄さがうかがい知れます。世界遺産ですから、外国人も多いです。
下山中、淀川小屋近くで、英語で「小屋まであと5分ですよ」と励まされました（笑
荒川登山口は安房からのシャトルバスのバス停があります。トロッコは麓から続いていたのですね。私の持っている宮之浦岳本によると、作家林芙美子は1950年に屋久島に旅して、「機関車が引く四輌ほどのトロッコに乗り、断崖を走るのは命がけだった」と書いてあります。
mesnerさんも同じ体験をされているのですね。すごいなぁ。
「当時の屋久島は、鹿二万、猿二万、人間二万といわれた。バスに乗ると村の子供たちが一斉にバスを追って走る。みんな裸足」とも書かれています。
動植物人間が自然と一体となって、生活していたのでしょうね。
民宿のおじさんも言ってました。「島内ではすぐにニュースになるから、飲酒運転など悪いことは出来ない、やったら島に住んでいられない」と仰ってました。泥棒もいないそうです。
ちょうど今年は縄文杉発見から50周年ということで、その歴史なども紹介されていましたが、改めてリアルなmesnerさんのお話、「船が着岸できる港さえない」など、屋久島を深く知ることが出来て得した気分です。ありがとうございます！写真があれば見てみたいですね。
今は立派な港があります。
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