薬師岳〜黒部五郎岳〜雲ノ平


- GPS
- 80:00
- 距離
- 39.6km
- 登り
- 3,726m
- 下り
- 2,750m
コースタイム
2日目:薬師岳山荘(4:15)→薬師岳→薬師岳山荘(5:30〜6:20)→太郎平小屋(7:30〜8:10)→北ノ俣岳(10:00〜10:15)→赤木岳(10:45)→黒部五郎岳(13:40〜13:45)→黒部五郎小舎(16:00)
3日目:黒部五郎小舎(4:40)→黒部乗越(6:50)→三俣山荘(7:45〜8:30)→黒部源流標識→日本庭園→スイス庭園散策→雲ノ平山荘(12:00〜12:50)→薬師沢小屋(16:00)
4日目:薬師沢小屋(5:50)→太郎平小屋(8:25〜8:50)→三角点(11:00〜11:15)→折立登山口(12:50)
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
初日に目指すは薬師岳。太郎平までの登りは歩きやすいが、天気が良くてかなり暑かった。帽子のひさしから汗がポタポタと落ちた。木道の両脇にチングルマやニッコウキスゲが咲いている。太郎平までの道のりは何かワクワクさせるものがあって良い感じ。
太郎平で大休止の後、薬師岳に向かう。沢沿いの急登だが、お花畑があちこちにあって楽しい。薬師岳山荘に着いて昼食をとっていたら、ガスが出てきて頂上は雲の中になってしまった。もしかしてガスが切れるかもしれないと淡い期待を持って山頂に向かった。頂上でしばらく粘ってみたが状態は変わらなかった。 残念!
二日目の朝は2時頃から起きる人達がいて目が覚めてしまった。4時頃には半数近くがいない感じだった。目が覚めてしまって暇なので薬師岳に再度登る事にした。薄暗い中、頂上を目指す。日の出前のこの感じが好きだ。今日は360°全て見渡せる最高の天気。やっぱりもう一度登って良かった。満足して山荘に戻り朝食をとり太郎平に向けて下山。
太郎平からは次に黒部五郎岳に向かう。稜線はお花畑だらけ。雷鳥の数が多く、天気が心配になった。やはり夏の典型的な天気で10時頃からガスが出始め昼頃には何も見えなくなった。北ノ俣岳からはゆるいアップダウンの繰り返しが結構長い。景色が見えれば楽しい稜線歩きなのだが、見えないし、なかなか着かないしで何かおもしろくない。しかも途中から持病の膝の靭帯が痛み出してきた。とっても嫌な感じがしてきた。遠くで雷も聞こえ出した頃に黒部五郎岳に到着。
下山ルートはカールコースを選択。ダイナミックな景観とお花畑にびっくり。素晴らしい所でした。ここから黒部五郎小舎までは膝が痛いせいもあって、やたら長く感じた。着くやいなや生ビールで乾杯! 疲れた体にしみ込む。もう最高!
三日目の朝起きると膝の靭帯がまだ痛い。かなりマズイ状態。炎症が起きているのにアルコールはやばかったのかも。急遽予定を変更して、一番楽しみにしていた高天原をパスする事にした。今回は雲ノ平だけで良しとしようと自分をなぐさめて三俣山荘へ向かった。日の出を過ぎた頃、黒部五郎岳が綺麗だった。
三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳は去年登ったのでパスし、三俣山荘から黒部源流標識のある分岐へと下った。かなりの急坂を分岐まで下ると、そこから祖父岳方面へは逆に急登になった。暑くて汗びっしょりになった。
その後、日本庭園〜スイス庭園〜ギリシャ庭園と写真を撮りまくりながら雲ノ平山荘に着いた。山荘からは気持ちのよい木道をのんびりと行くが、その後の下りがすごかった。急坂な上に石に苔が付いていて滑る。しかも膝はだんだんとひどくなってくる。ここは上りに使った方がいいと思う。薬師沢小屋に着く頃には下半身はボロボロになっていた。
最終日の朝もいい天気だった。太郎平に向かう木道も花がたくさんで気持ちがいい。相変わらず膝が痛い。負担がかからないようにゆっくりと歩いた。太郎平から折立までがおそろしく長く感じた。折立の駐車場にあるキャンプ場の水道で体を拭き、服を着替え、車にやっと乗り込んだ。 あーっ、やっと着いた。ヤレヤレ。
今回の逆ルートの方が無理の無いコースかと思う。また、薬師沢から高天原に向かう時は大東新道を行った方が沢もあって楽しいらしい。通常の登山靴で問題ないとの事。。
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