新緑の釈迦岳・カラ岳・武奈ヶ岳・御殿山・コヤマノ岳周回(SkyWalkingでGPSロギング)


- GPS
- 11:31
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,728m
- 下り
- 1,719m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 11:31
天候 | 快晴(紫外線強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR湖西線 比良駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にないが、金糞峠直下から青ガレ、大山口までは落石多発地帯なので、ヘルメット着用。道迷い防止にGPSロギングiOSアプリ(SkyWalking)を使用し、過去のGPXを参考にした。この時期の比良山系登山は非常に暑くなるため、十分な飲料水を用意するなど、熱中症対策が必要です。 |
その他周辺情報 | イン谷口登山口方面に日帰り温泉施設「比良とぴあ」がある。JR比良駅周辺にお店・コンビニはない。自販機はある。 |
写真
装備
個人装備 |
ラジオペンチ
ライター
エマージェントシート
クマよけ鈴
非常用笛
携帯トイレキット
ゴミ袋
着替え用Tシャツ
携帯用浄水器
プラティパス
Tシャツ
ソフトシェル
クライミング用パンツ
靴下
雨具
昼ご飯
行動食
飲料(水2L + ペットボトル0.5L)
レジャーシート
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
常備薬
保険証
サングラス
タオル
ストック
登山靴
帽子
iPhone7
SkyWalking
モバイル用バッテリー
ヘルメット
|
---|
感想
今回は、比良山系・釈迦ヶ岳に行ってきました。釈迦ヶ岳は3年前に大津ワンゲル道で一度行っています。
その時の記録は下記ページ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-440203.html
それ以来2度目となる釈迦ヶ岳ですが、イン谷口から比良ロープウェイ・シャカ岳駅跡ルートで行ってみることにしました。その後、北比良峠から神爾谷ルートでイン谷口に下山する予定でした。いずれのルートもまだ歩いたことがない初めてのルートです。
JR湖西線・比良駅に7:00前に到着。暑くなりそうな快晴。登山用GPSロギングiOSアプリ・SkyWalking のGPSログ取得をスタートし、田植えが始まった集落を抜け、5月2日の縦走で登った堂満岳ピーク、そして今回登る釈迦岳のピークを見ながら、イン谷口へ向かいました。
イン谷口から左手の正面谷方面ではなく、右に分岐している釈迦岳方面の舗装道路を進みます。途中右手に大津ワンゲル道の入り口がありますが、そこはスルーし、舗装された道路を道なりに進んでいくと、登山届けのポストと木造2階建ての山小屋風に見える建物がありました。ただ営業をしている様子はなく、看板もない謎の建物を通り過ぎ(後で調べると2004年に営業を停止した比良登山リフト山麓乗り場に使われていた建物のようです)、山道に入りました。山道を登って行くと、ところどころリフトの設備の一部と思われるコンクリート壁や基礎部分を見かけました。登山道の状態は、特にきれいでもなく、荒れ果ててヤブ化しているわけでもなく、極端に歩きにくい感じはありませんが、眺望が良いわけでもなく、沢が近くて森の中を通っているためか、ジメジメした感じで、歩いていて特におもしろいルートではありません。気温が高く、湿度も高いため、登るにつれて暑くなってきます。既に汗だくです。
神爾の滝方面と釈迦岳方面の分岐に出たので、釈迦岳方面へ進み、やがて開けたビューポイントにでました。比良ロープウェイ・シャカ岳駅跡地のようでした。琵琶湖、比良山系の南方面が一望できます。2004年に営業停止するまでは、ここから北比良峠の山頂駅までをロープウェイが運行していたとのこと。今から13年前の話です。
さらに高度を上げていき、鬱蒼とした斜面を登っていくと、立派なピンクのシャクナゲの花が咲いておりました。ちょっと時期的に遅かった感じがしますが、シャクナゲの花を見かけると癒やされます。やがて、大津ワンゲル道と合流し、釈迦岳の山頂に到着。3年ぶりの釈迦岳山頂ですが、特に眺望はありません。そして暑い。さらにハエ?のような虫がひっきりなしにブンブン飛んできて腕に止まろうとするので、不快この上ない。釈迦岳は麓から見ると良い山なんですが、暑さと虫にはまいりました。早々に退散し、次のピーク・カラ岳へ。
カラ岳の山頂も電力会社の大きな建築物がありますが、ビューポイントはありません。気温はぐんぐん上昇し、とにかく暑さでへばる。この時期、紫外線対策、暑さ対策は欠かせません。熱中症にならないように注意しましょう。カラ岳を過ぎたあたりから、新緑が美しい林の山道を北比良峠へ向かって下っていきます。このあたりは歩いて気持ちの良いルートでした。
比良ロッジ前に到着。八雲ヶ原の先に武奈ヶ岳のピークが見えます。本来の予定ではここから北比良峠へ行き、神爾谷ルートをから下山するつもりでしたが、武奈ヶ岳がせっかく来たんだからここまでおいでと言っているような気がして(錯覚ですが)、あっさりと予定変更。この暑い中、武奈ヶ岳山頂を目指すことにしました。飲料水は十分に持ってきたので(プラティパス1リットル x 2)、問題なし。イブルキのコバを経由して武奈ヶ岳の山頂へ。
前回来た4月2日の武奈ヶ岳は、残雪に覆われた雪山でした。
その時の記録は下記ページ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1098584.html
今回は、夏のような暑さの武奈ヶ岳の山頂でした。ここでも暑さとハエのような虫がブンブン飛び回っておりましたが、虫は釈迦岳より幾分マシでしたので、家から保冷バッグに入れて持ってきた冷たいざるそばで昼食。とにかく暑いのが苦手な体質なもので、山で冷たいそばを食べたら美味いだろうなと。プラティパスに水を入れて凍らせたものを、保冷剤代わりに保冷バッグにそばと一緒に入れてきたのですが、我ながら良いアイデアでした。溶けた冷たい水が喉の渇きを癒すのにちょうど良く、武奈ヶ岳山頂からの雄大な景色を堪能することができました。
武奈ヶ岳山頂からの風景を楽しみながら冷たいそばを食べ、さてどのルートで下山しようかと考えた結果、久しぶりに西南稜を歩くことにしました。ワサビ峠から、武奈ヶ岳の勇姿を見るために登り返して御殿山山頂へ。ここまで来ないと見れない素晴らしい景色でした。
再びワサビ峠へ下り、ワサビ平を経由して中峠へ。中峠からコヤマノ岳へ。そして中峠からコヤマノ岳へ歩くのもずいぶんと久しぶりのことでした。ブナの新緑が美しく、体力を消耗しておりましたが、山の景色を楽しみながら歩くことができました。途中コヤマノクラウンと再会。惚れ惚れとする立派なブナです。これで、釈迦ヶ岳・カラ岳・武奈ヶ岳・御殿山・コヤマノ岳の比良の5つのピークを登ることができました。
下山は、コヤマノ岳南東稜ルートでヨキトウゲ谷方面へ。金糞峠からは落石多発地帯を通るのでヘルメットを着用し、青ガレを経由して大山口・イン谷口へ下山。
下山後は、いつものように温泉施設・比良とぴあでゆったりと温泉につかり、帰路につきました。暑さでかなり体力を消耗して最後はヘトヘトになりましたが、比良の新緑が堪能できた山行となりました。
====== 登山用GPSロギングiOSアプリ・SkyWalking について ======
山岳地帯など、ネットに接続できない環境での道迷いを防止することを目的として私が開発しているアプリで、iOS端末(iPhone, iPadですね)で利用できます。国土地理院防災アプリケーション審査委員会が公募した防災アプリとして高い評価を受け、平成28年度防災アプリ賞を受賞。機能制限版は無料で利用できます。iPhoneユーザーの方は、ぜひApp Storeからダウンロードしてみてください。
アプリのダウンロードや使い方などの詳細は、下記SkyWalking オフィシャルサイトをご覧ください。
http://deepkick.com/skywalking/
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する