行者小屋テント泊で阿弥陀岳〜赤岳周回
- GPS
- 16:20
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,566m
天候 | 初日は晴れのち雨 二日目は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
やまのこ村駐車場に車を停め、10時20分行動開始。
初日は北沢から赤岳鉱泉を経由して行者小屋を目指します。
歩き始めてしばらくは林道歩きです。
小屋の車は少し先まで入れるみたい、1時間ちょっと歩いて少し休憩、
ザックの重さが影響してペースが上がらない。
作業小屋のような場所から先は車が入れない幅の登山道になります、
沢沿いの登山道はゆっくり標高を上げていきます。
木道が多くしっかりと整備された印象で危険個所も特に有りません。
赤岳鉱泉に着く前にパラパラと降ってきました。
夕方から夜の早い時間までちょっと降るかもなーくらいのつもりでいたので
ちょっと想定外、レインジャケットを着てザックカバー掛けます。
13時15分、赤岳鉱泉着。
ペースが上がらないせいで随分と予定より遅れてしまった。
ちょっと遅めの昼食になったが、小屋の外の屋根付きスペースで食事、
お湯を沸かしてカップラーメンとカレーメシの豪華コラボ。
他のメンバーは小屋で提供しているカレーライス、カルボナーラ、ラーメンなど。
雨に降られたので温かい食事がとても有り難かった。
食後にゆっくりコーヒーなど飲んでいるうちに雨も止んだ感じ、
14時30分、行者小屋を目指して出発。
樹林帯のコースですが階段が多い、何故だろう階段にマムートのロゴ。
さほど急ではないが少し高度を稼いだら中山乗越、
行者小屋まではもうすぐです。
乗越から10分くらいで本日の目的地、行者小屋に到着しました!
早速、二張り分のスペースを何とか見つけて設営開始。
ちょっと斜めだけどまあ贅沢は言えないかな。
設営し終わったら小屋でビール買って取り敢えず一杯飲みます。
17時を過ぎた辺りで夕食準備、
湯を沸かして具材を入れる、今夜は寄せ鍋です。
今日のメンバーは意外と小食?
思った以上に食事が減らないので締めのうどんまで行かなかったよ。
うどんは明日の朝食に持ち越し、スライドで明日朝食の雑炊が昼食になる。
21時頃に皆でトイレに行く、ガスっているのでトイレまで視界が極端に悪い、
テントまでの帰り道が心配だったが辿り着けた、明かりを付けっ放しで正解だったね。
後から聞いたら22時頃まで起きていたみたい、う〜ん記憶がない・・・(^-^;
1時過ぎにトイレに起きる、
ガスは取れて薄い雲が掛かっているが星も見えた、天気は回復傾向かな。
4時過ぎに目が覚めた、最低気温が想定では6度か7度位だと思っていたが随分と冷え込んだ。
外に出ていたストックは雨に濡れたまま凍り付いている・・・
朝食を食べて行動開始、テントはデポして阿弥陀岳〜赤岳の周回コース。
歩きだしてしばらくしてからヘルメット忘れた事に気が付いたが時すでに遅し・・。
中岳のコルへ向かうルートには少し残雪が残っているので気を付けて歩く。
念の為にチェーンスパイクを持ってきたけど、登りは装着せずに歩けました、下りだと怖いかな?
行者小屋からゆっくり歩いて1時間ちょいで中岳のコルに到着、小休止しました。
稜線に出たら富士山が綺麗に見えるなんて期待してたけど残念、南側は雲が多めでした。
ここから阿弥陀岳は標高差160mをピストンです、同じくピストンの登山者なのかな?ザックデポしている人が多いみたい。
山頂で必需品の三脚が有るのでデポするわけにはいかず、そのままアタック開始です。
梯子、鎖など次々に現れますが、無雪期ならばそんなにシビアな岩場ではないです。
ただ、他の登山者も多いので落石には注意したいかな、テントにヘルメット忘れたけど(>_<)
阿弥陀岳〜赤岳はヘルメット装着率高めです、3〜4割くらいの登山者がヘルメットかぶっていたと思います。
30分弱で阿弥陀岳山頂に到着、北側はすっきりと晴れて北アルプスの絶景が広がっています。
南アルプス、中央アルプスは雲が多くてよく見えない、甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳が何とか判別できたか?
山頂に15分くらい居たかな?写真を撮って次の目的地、赤岳を目指します。
中岳へ登り返しは割と緩やかな稜線歩き、振り返ると阿弥陀が格好いい!
さていよいよ赤岳への最後の登りです、富士山を思わせるようなガレた急斜面を登りきると
お待ちかねの岩場です、梯子、鎖と素敵な空間ですね。
阿弥陀岳よりちょっとレベル上がった?結構な登りが続いてパラダイスです。
楽しい時間はあっという間に終わり、赤岳の山頂に到着!
東側の眺めが広がりますが、阿弥陀岳と権現岳の迫力の前にはちょっと霞んでしまうなぁ。
山頂でお茶しようと思っていたのですが、頂上山荘はトイレが遠いので赤岳天望荘まで下りることにしました。
この下りも鎖がいっぱい有って楽しい道です、下りは楽チンですが登りはきついのかな?
赤岳天望荘でコーヒータイム、テルモスのお湯で足りない分をストーブで沸かす間に豆を挽いてもらい、
メンバー持参のフィナンシェで至福のコーヒータイム、ちょっと寒いけど^^
楽しいコーヒータイムの後は名残惜しいですが地蔵尾根で行者小屋へと下ります。
階段と鎖が連続する急降下、下りはいいけど登るのはしんどいなぁ、これは。
行者小屋から朝一番で登ると心が折れそうな、そんな感じ。
行者小屋に着いてまずは昼食、鍋の残りを温めなおして雑炊にします。
満腹になったところでテント撤収、帰り支度を整えます。
昼食と撤収で1時間45分くらい、行者小屋出発が14時20分でした。
南沢に沿って下っていきますが沢の水も無く、なんだか物悲しい感じ。
しばらくは下りの傾斜が緩やかで、振り返ると横岳のギザギザがなかなかの迫力です。
ここの下りはまた大荷物になったのでペースが上がりません(ーー;)
コースタイム1時間40分のところ、1時間ちょっとで半分まで来ました。
小休止して最後のひと踏ん張りです。
ゴール近くの樹林帯で前方に黒い影、クマ?!って思ったらカモシカでした。
行者小屋出発から2時間20分、ようやくやまのこ村駐車場まで帰ってきました。
小屋からの最後の下りが一番辛かった、あと何キロとかって道標の類が無かったのと、
山と高原地図のCTが1時間40分だったので最後は「まだ着かないのか」って気持ちで一杯でした。
車で立ち寄った日帰り温泉「鹿の湯」さんは露天風呂の入り口が分かりにくい以外は言うこと無しです、
空いていて浴室も綺麗、お値段も手頃(600円)でした。
施設内のレストランで夕食を食べて帰宅の途に就きました。
ここから忘備録
ガス消費量
初日昼食と夕食の鍋、二日目朝食と夕食、コーヒーを3回くらいで190gくらいかな?
使いかけのガス缶を3つ持ってきて見事に全部使い切った(!)
十分に足りると思っていたのだが、想定よりも冷え込んだからかな?
飲み物は二日間でポカリ700ml程度消費、コーヒーも3回飲んでいる。
レイヤリング、初日は長袖シャツとアークテリクスジャケットで少し暑かった、
途中から長袖シャツのみ、雨が降り出してからテルヌアのシェルジャケットを着た。
下はマムートのパンツのみ。
テン場では日が暮れてから冷えたのでジオラインLWのタイツを追加、
長袖シャツの上に薄手フリースを着てからジャケットを着た。
二日目はファイントラックのL1半袖アンダーにL2長袖シャツ、テルヌアのシェルジャケット。
下半身はジオラインLWタイツにマムートパンツ。
風がやや強く吹いていたので涼しかった、休憩中は寒いくらい。
薄手グローブでは冷えたので途中から厚手のグローブに変更した。
二日目の帰り道で筋肉痛少し出てきた、
月曜日は太ももが筋肉痛小、火曜日はふくらはぎ筋肉痛小程度。
ザックはバルトロ95L、アタックザックにカリマー20L、
初日のザック重量は22〜23kg位、二日目の下山時は18〜19kgくらいか。
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