八ヶ岳赤岳・横岳( 登り県界尾根、下り杣添尾根)
- GPS
- 11:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
東京04:58(中央線各駅)06:13高尾06:14(中央線松本行)07:43甲府
甲府08:00(車)09:30サンメドウズスキー場09:45-10:33林道終点10:40-11:20小天狗11:30(県界尾根経由)12:45大天狗12:55(岩場)15:13赤岳山頂15:20赤岳頂上山荘
2日目
赤岳頂上山荘08:00-08:35赤岳天望荘08:40地蔵尾根分岐-二十三夜峰-日ノ岳-石尊峰-三叉峰-横岳山頂-10:30三叉峰(杣添尾根経由)13:30杣添登山口
天候 | 6/11小雨のちくもり 6/12くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
http://www.jreast.co.jp/ 杣添登山口〜サンメドウズスキー場 高根タクシー http://www.b-marks.net/kiyosato-ekimae/2007/12/post_1.html 西武秩父〜池袋 http://www.seibu-group.co.jp/railways/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
県界尾根の小天狗から大天狗間に残雪あり。長さ10mを5回くらい。アイゼンは不要。 大天狗から赤岳山頂は鎖場の続く岩場。それほど急斜面ではないがホールドの少ない箇所が多い。大きな落石があって肝を冷やした。 赤岳頂上山荘から天望荘の下りは案外きつい下りだ。下りが苦手な人は注意。 赤岳頂上下から赤岳山頂を経由せずに天望荘に向かうショートカット道は、雪が多く、滑ったらかなり危険なトラバースが数ヶ所あるため通過しませんでした。 日ノ岳から横岳までは鎖、ハシゴが連続するが特に危険はない。 杣添尾根は岩場はないが、標高2500〜2300mくらい尾根から少し離れるあたりに雪が多く、通過に通常の倍くらい時間がかかった。 赤テープはあるがルートを外しやすく注意。ピッケルは不要だが、リーダーが安全のためスコップで足場を作りつつ進む。 杣添登山口の駐車場は分かりにくい。最後は別荘地の中の遊歩道を終わりまで進むと登山届けのポストがあり左折すると駐車場はある。 |
写真
感想
今回はS軍団withA兄貴、プラスぱたぱた夫妻の計7名で八ヶ岳に行って参りました。
ピークは赤岳と横岳で、登りは県界尾根、下りは杣添尾根、宿泊は赤岳頂上小屋利用です。
6月11日土曜日
朝4時起きして東京駅04:58発の中央線に乗る。この電車は神田まではすいていて座れるがお茶の水からどっと混んでくる。
高尾で松本行きとは乗り継ぎ時間が1分だが乗り継ぎ可能だ。高尾までは先頭よりの車両が良い。
ちなみに乗り継ぎ時間が短すぎてyahooの路線で検索しても出てこなかった。
甲府で大阪から参加のN井氏と秩父から車を出していただいたS根氏とA兄貴と合流。計7名でサンメドウズスキー場に向かう。途中コンビニで行動食の買い出しとトイレを済ます。
サンメドウズスキー場の駐車場はかなり広い。適当に停めて歩き始める。
やや暑いが小雨のため雨具上下とも着てスタート。
最初スキー場の斜面を登り、道なりに右折、林道になり林道終点で衣服調整休憩。
その後一回休憩し小天狗に到着。これより県界尾根に入る。
標高2400mくらいから登山道上にも残雪あり。途切れ途切れに数ヶ所あるが、いずれもアイゼン無しで普通に通行可能。
ちなみに6本爪軽アイゼンは持参しました。
大天狗あたりからやや強い雨。休憩中傘さしながら菓子パンを食べる。
大天狗から15分ほどで岩場は始まる。
最初と二番目の鎖場は急斜面ではないがホールドが少ない。鎖に沿うと行き詰まったりするので鎖にまどわされず確実に登れるホールド、スタンスを自分なりに見つける方が安全と思った。
難しい岩場はないが、浮き石は多く注意はしていた。リーダーで先頭を歩くS田氏も後続に再三注意を促していた。
しかし岩場中程で落石は起こる。
7名中4名が通過した後、突如50cm四方くらいの岩が触れた訳でもなく動き始める。
幸い後続の3人も避けることなく怪我もなかったが、あと30秒通過が遅かったらと思うとぞっとした。
雪解け間もなくで地面がゆるんでいたせいだと思う。
今回事前に県界尾根経験者の何人かに聞いてヘルメットを持って来ない判断をしたのだか間違いだったかも知れない。
もっともあの岩が直撃したらヘルメットは関係なかったと思うが・・・
ちなみに岩場中盤のルンゼ的な箇所も浮き石が多く、落石も多そうであった。
頂上小屋が近づいてから岩場はかなり楽になり、あっという間に赤岳山頂に到着。
引き続き頂上小屋にも到着。山頂間近の小屋はなんかありがたいです。
<赤岳頂上小屋の様子>
ここに泊まるのはたしか三回目。今回は初めて二階の個室に宿泊。
二階は4名部屋2つと2名部屋?1つ。
二階に乾燥場所と自炊テーブル3卓あり。
普段テント泊が多いので、今日の様に雨の行動後、小屋に乾燥場所があるのは
ありがたい。
天気予報が悪かったせいか今日の宿泊客は30名弱と少なかったが、二階はほぼ仲間同士だけで、部屋の中だけでなく、自炊テーブルのスペースでも落ち着けるのでかなりおすすめ。
着後各自荷物整理後、一階の食堂で、生ビール&缶ビールの飲み会。
その後場所を二階の自炊テーブルに移し飲み。
夕食をはさんでまた飲み会。
最後は赤岳頂上小屋の松本支配人のお招きで小屋のスタッフと飲み・・・と寝るまで飲み続けた。
6月12日日曜日
基本的に下るだけなのでゆっくりスタート。
とはいっても5時に起きたらいい天気だったので、写真を撮りつつ赤岳山頂までお散歩。
小屋は夕食のみにしていたので、二階自炊スペースで各自朝食。
8時出発のためちょっと昼寝(朝寝?)。
朝の気温6℃、曇りだが視界はまあまあだ。
阿弥陀はやはりかっこいいなあ!
天望荘までは岩場ではないがきつい下りだ。
天望荘からは梯子が出てくるが特に危険箇所はないので無事クリア。
石尊峰の手前の保護ロープの内側にツクモグサは咲いていた。
白馬とここにしかない稀少植物だ。
数は例年より少ないそうだ。去年の猛暑のせいだろうか?
いずれにしても保護ロープがあったら、何もないように見えても必ず稀少植物があるので注意と観察をしましょう。
横岳山頂まで行き、三叉峰まで戻り、杣添尾根に入る。
当初の計画では真教寺尾根を下山の予定だったが、思ったより残雪が多く、岩場の下りは危険と判断し、岩場のない杣添尾根を選択。
ハイマツの中の道をしばらく下ると、やや尾根をそれて雪道になる。
この雪道は長い。突破に小一時間かかった。
雪は大部分腐っているので歩きにくいが危険は少ない。
赤テープはところどころにあるが、ややルート不鮮明のためN井氏がルートを作って、S田氏が要所にスコップでスタンスを作りつつ進む。
標高2262m地点前でほぼ雪は無くなる。
サンメドウズスキー場に車を置いてあるので、休憩時に電話して杣添登山口からサンメドウズまでジャンボタクシーを呼ぶ。
杣添登山口は別荘地の中のため非常に分かりにくい。
遊歩道は頻繁に舗装道路を横切るがかまわず遊歩道を進むと登山届けのポストがあり、その舗装道路を左折すると登山口の駐車場はある。
ジャンボタクシー約8000円でサンメドウズスキー場に戻り、甲斐大泉のパノラマの湯で汗を流し、食堂で軽くそばを食って、入り口にある天然深層水を我が家のお土産に汲んで帰る。
っと、ここで終わりそうだが終わらない。
今回車を出していただき、1人で運転してもらったS根氏に申し訳ないので打ち上げをすることになる。
S根氏の地元の秩父に戻り、車を置いてから、おなじみの秩父名物ホルモン焼きの「マル貴」で大宴会。
八ヶ岳に行って、西武レッドアローで帰るのは初めてのパターンであった。
ぱたぱた夫妻さま、こんにちは!
ご無沙汰しております。
私も昨年、八ヶ岳に足を踏み入れ魅了されて参りました。今年は比較的初心者ルートで1泊縦走なんぞを考えておりますが、どうなることやら・・・。
それにしても、帰りに秩父に寄ってしまうところが凄い!です
itocyanさん
コメントありがとうございます
八ヶ岳はいろいろな楽しみ方もあり、都心からアクセスもいいかなり素敵な山ですよね。
私の泊まった中では、赤岳頂上小屋のほか、赤岳鉱泉、黒百合ヒュッテなんかがお勧めです。
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