乗鞍岳(岐阜県)(畳平から往復)【岐阜県、乗鞍】
- GPS
- 04:09
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 423m
- 下り
- 419m
コースタイム
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 3:55
畳平BS 1138/中宮お参り/1143 ― 鶴ヶ池東の多枝分岐 1154/忘れ物取りに戻り/1202 ― コロナ観測所との分岐1229 ― 肩の小屋 1244/昼食/1308 ― 雪渓下 1321/1325 ― 雪渓上 1335 ― 蚕玉岳 1338 ― 乗鞍岳剣ヶ峰 1346/1356 ― 乗鞍岳頂上小屋 1359/1403 ― 雪渓上 1409/1413 ― 肩の小屋 1433/1448 ― 富士見岳方面南分岐 1503 ― 富士見岳 1510/1513 ― 鶴ヶ池東の多枝分岐 1522 ― 畳平 1531
● 行動時間 3:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(自宅) = (ほおのき平P) = (畳平) ― 乗鞍岳・剣ヶ峰 ― (畳平) = (ほおのき平P) = (自宅) ●登山口へのアクセス ○畳平 ・乗鞍岳への最短の登山口。岐阜県側の乗鞍スカイライン、長野県側の乗鞍エコーラインのそれぞれの終点にあたる。日本においては、一般観光として軽装にて行くことが出来る最高標高点ということか。ただし、畳平へはマイカーの乗り入れが通年規制されている ・畳平へは定期バス便がある。岐阜県側では平湯温泉やほおのき平駐車場から、長野県側では乗鞍高原観光センター、三本滝、上高地等からのバスがある ○「ほおのき平駐車場」BS ・岐阜県側でのバスへの乗り換え地点の一つ。駐車場は1,500台収容とのこと。高山などからの路線バスでも行くことが出来る ・ここから乗鞍畳平への定期バスは、季節によって異なるダイヤにより運行されている。今回はBダイヤの期間であった。ほおのき平〜畳平間運賃は、おとな一人、片道1,270円、往復(割引)2,300円(H29.6現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○畳平〜肩の小屋 ・最初のうちは、摩利支天のコロナ観測所への専用車道を歩く。未舗装だが道幅があり、凹凸も少なく歩きやすい。肩の小屋までも車が通れる道になっている ○肩の小屋〜剣ヶ峰 ・そののち肩の小屋からは登山道となる。特に道標等もないが、迷い道は少なく、ガスの際に危なそうな岩肌には矢印マークのスプレー描きがなされている ・今回の日程では、蚕玉岳下に2箇所の雪渓が残り、うち下部の雪渓の取り掛かりは急坂になっていて、素で歩くにはやや危険。アイゼン必携で |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○ほおのき平駐車場 ・ほおのき平駐車場には、軽食やみやげ物等の小さな売店がある。日帰り温泉もあるようだ ○畳平 ・畳平には、複数のレストランや売店がある。飲料等は山価格だが購入できる ●日帰り温泉 ・平湯温泉には、日帰り入浴施設「ひらゆの森」がある。大人500円、10:00〜21:00(最終受付20:30)。 ・そのほかにも、温泉旅館等での日帰り入浴も可能。各旅館等の情報を参照されたし(情報はH29.6現在) |
写真
感想
今年最初の日本アルプス遠征として、三千メートル峰のひとつ、乗鞍岳へ。
神戸を早朝出発してほおのき平へ。予定通り10:55のバスに乗車し、畳平へ。
小学生の頃だったと思うが、以前に一度ならずも畳平には来ているはずだ。残念なことにも、どこまで登ったのか、剣ヶ峰頂上に立ったのか、実家に残る写真や記録からは推測することが出来ない。個人的にはどこかの頂上に立った記憶があるのだが。今回はそれを確認する山行きでもある。
平湯温泉からのバスは、ほんのわずかの先客を乗せて定刻に到着。ほおのき平からの乗客に埋め尽くされると、やや遅れて出発。マイカー規制の乗鞍スカイラインへ。
途中、北アルプスの山々が見えるはずだが、ガスに遠方が薄められている。笠ヶ岳は見えるがその肩に見えるはずの黒部五郎岳は識別できない。槍から穂高にかけてのスカイラインもあまりにもうっすらとしていて、山の同定は困難だ。
2,500m付近にある森林限界を越え、緑の構成がハイマツ中心となり、高山らしい景色に。やがて、頂上剣ヶ峰も見えて、畳平へ。畳平からは剣ヶ峰は見えない。畳平には乗鞍本宮中之社がある。
畳平にかつての記憶はないが、鶴ヶ池周囲の案内図を見ると、なんとなく当時と同様の標記であるような気がする。当時は一番元気任せな頃なので、所要時間を見ながら、いずれかの頂上へ走って行ったような気がする。
鶴ヶ池を反時計回りに周り、エコーラインや富士見岳への登路などが交錯するあたりで忘れ物に気がついた。リュックをベンチに残して中之社まで戻ってきた。
富士見岳をまきながら進むと、対向する下山者から「雷鳥がいますよ」と教えていただく。確かに眼下の不消ヶ池(=きえずがいけ)に2羽の野鳥が見える。撮影したものを拡大してみたが、雷鳥かどうかはよくわからかった。
肩の小屋で昼食休憩をとり、山頂部へ。中盤には大きな雪渓が二箇所断続している。特に下部の雪渓の当初は急坂になっており、アイゼンを着用して越えた。
雪渓が切れると一登りで蚕玉岳。その先の鞍部からはスキーヤーが眼下めがけて滑り落ちていく。
スキーヤーを横目に、最後の岩積みを登る。程なく剣ヶ峰山頂へ。
先ほどバスからはかろうじて見えていた北アルプス要部の山々は残念なことにもガスの中だ。乗鞍一族の山々は見えている。
ここからは肩の小屋もその半分くらいは見える。蚕玉岳の稜線が邪魔をしている。
帰りは、頂上小屋にも寄ってみた。ちょうどご主人が別の登山者にストックの使い方指導をしているところだった。
帰りには富士見岳も経由してみた。しかし、剣ヶ峰も富士見岳もなんとなく覚えのある、駆け足で登り眺めた景色とは違うように感じた。おそらく、当時は剣ヶ峰には来ていないのであろう。
かくして、およそ40年ぶりの乗鞍岳で、以前に来たときの記憶をきちんと確認することは出来なかった。北アルプスの主要な山々を望むことが出来なかったこととともに、ちょっと残念であった。
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