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Yamareco

記録ID: 118221
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

残雪の八ヶ岳(赤岳、硫黄岳〜天狗岳)

2009年04月29日(水) 〜 2009年05月02日(土)
 - 拍手
GPS
66:00
距離
21.0km
登り
2,303m
下り
1,943m

コースタイム

4/29 15:00美濃戸口-16:10美濃戸(泊)
4/30 7:00美濃戸発-9:20赤岳鉱泉-10:20行者小屋
   -12:40赤岳直下-13:30中岳-14:30行者小屋-15:10赤岳鉱泉(泊)
5/1 7:10赤岳鉱泉発-9:50硫黄岳-10:40夏沢峠-12:50東天狗岳
   -13:20西天狗岳-15:10黒百合ヒュッテ(泊)
5/2 7:10黒百合ヒュッテ発-9:00渋の湯
天候 4/29 晴れ、4/30 晴れ、5/1 晴れ、5/2 晴れ 
過去天気図(気象庁) 2009年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
・赤岳に上る文三郎道は、上部の傾斜の急な斜面のトラバースに要注意、
 滑落の危険性あり。

・赤岳から中岳を通る道は、部分的に両側が切れ落ちた雪の稜線となっており、
 通過は要注意。

・硫黄岳から夏沢峠を経由して天狗岳までの縦走路は、
 雪はあるが、危険な個所は少ない。
 
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
美濃戸口に向かうバスの車窓より、八ヶ岳連山
2009年04月29日 14:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/29 14:33
美濃戸口に向かうバスの車窓より、八ヶ岳連山
美濃戸より、阿弥陀岳
2011年06月25日 13:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6/25 13:47
美濃戸より、阿弥陀岳
美濃戸山荘
2009年04月30日 07:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 7:03
美濃戸山荘
赤岳鉱泉にあった。アイスクライミング用の
人工氷壁かな?
2009年04月30日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 9:23
赤岳鉱泉にあった。アイスクライミング用の
人工氷壁かな?
赤岳鉱泉より、赤岳を望む
2009年04月30日 10:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 10:23
赤岳鉱泉より、赤岳を望む
文三郎道途中より、手前が中岳、遠景は阿弥陀岳
2009年04月30日 11:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 11:20
文三郎道途中より、手前が中岳、遠景は阿弥陀岳
文三郎道途中より、赤岳西壁
2009年04月30日 11:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 11:37
文三郎道途中より、赤岳西壁
これも赤岳西壁のアップ。ちょっとヨーロッパアルプスのようにも見える。
2011年06月25日 13:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6/25 13:48
これも赤岳西壁のアップ。ちょっとヨーロッパアルプスのようにも見える。
赤岳直下より権現岳、遠く南アルプスもうっすら見えた。
2009年04月30日 12:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 12:21
赤岳直下より権現岳、遠く南アルプスもうっすら見えた。
赤岳直下より、阿弥陀岳
2011年06月25日 13:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6/25 13:47
赤岳直下より、阿弥陀岳
赤岳直下の様子
2009年04月30日 12:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 12:42
赤岳直下の様子
赤岳直下の岩場(この様子を見て、山頂はギブアップ)
2009年04月30日 12:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 12:42
赤岳直下の岩場(この様子を見て、山頂はギブアップ)
赤岳直下より、硫黄岳と、遠景は蓼科山
2009年04月30日 13:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 13:04
赤岳直下より、硫黄岳と、遠景は蓼科山
中岳への道から、赤岳を振り返る
2009年04月30日 13:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4/30 13:40
中岳への道から、赤岳を振り返る
中岳の道より、赤岳を振り返る。稜線はやや切り立った雪稜
2011年06月25日 13:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6/25 13:48
中岳の道より、赤岳を振り返る。稜線はやや切り立った雪稜
硫黄岳手前より、赤岳、阿弥陀岳
2009年05月01日 09:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 9:06
硫黄岳手前より、赤岳、阿弥陀岳
硫黄岳の岩氷
2009年05月01日 09:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 9:45
硫黄岳の岩氷
硫黄岳山頂より赤岳、横岳
2009年05月01日 09:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 9:50
硫黄岳山頂より赤岳、横岳
硫黄岳山頂より、蓼科山。
遠くには残雪の北アルプスが見えた。
2009年05月01日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 9:51
硫黄岳山頂より、蓼科山。
遠くには残雪の北アルプスが見えた。
硫黄岳の爆裂火口壁
2009年05月01日 10:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 10:14
硫黄岳の爆裂火口壁
天狗岳に近づいてきた。西天狗と東天狗
2009年05月01日 12:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:13
天狗岳に近づいてきた。西天狗と東天狗
天狗岳より、硫黄岳を振り返る。
2009年05月01日 12:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 12:14
天狗岳より、硫黄岳を振り返る。
西天狗岳山頂と飛行機雲
2009年05月01日 13:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 13:44
西天狗岳山頂と飛行機雲
黒百合ヒュッテ
2009年05月01日 15:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5/1 15:13
黒百合ヒュッテ
撮影機器:

感想

【山行No372】

 ゴールデンウイークに、久々に八ヶ岳を縦走してみることにした。
 思えば、八ヶ岳に行くのも、10年ぶりくらいになるか。


4月29日
 ・朝早く、JRで四国を出発し、茅野には13時過ぎに到着。
  バスで美濃戸に向かう。バスの中、登山者は自分ひとりだった。
 14:50-15:00 美濃戸口;一応登山届を出して出発
  美濃戸までの道は雪もなく、のんびり歩いた。天気も良好。
 16:00 美濃戸 着:美濃戸山荘に泊まる。
  大きな山小屋なのに、本日の宿泊客は自分を入れて3名と、寂しいくらい。
  風呂があるかと思っていたが、風呂はなくて少し残念。
 ・夕食時、2人の同宿の人に話を聞いたら、今日は南沢から行者小屋方面へ
  向かっていたが、トレースが不明で道がわからなくなり、引き返してきた、
  とのことだった。GWというのに登山者が少ないせいかな?

4月30日
 7:00 美濃戸 発
  ・林道終点を過ぎ、標高2000m付近より道に雪が出てきた。
 9:20-40 赤岳鉱泉
  ・今日はここに泊まることにしているので、チェックインして不要な荷物
   を預ける。この近辺も登山者の影は少ない。
 10:20 行者小屋
  ・ここより文三郎道を行く。最初はそれほどでもないが、
   次第に傾斜も急になり、息が上がる。
   鉄の階段が少し顔を出しているところを過ぎると、
傾斜の急な雪の斜面をトラバースする道となり、かなり堅い雪なので、
   足を滑らしたら、一気に行者小屋まで滑落しそう。
   上の岩場からは、岩氷のかけらもパラパラ落ちてくる中、慎重に行く。
 12:10 稜線出会い;やっと危険なトラバースが終わり、ほっとした。

 12:40-13:00 赤岳山頂直下:
   あと山頂まで標高差で100mもなさそうだが、
   岩場の間にはグズグズの雪が詰まっており、
   なんとなく下りが危険そうに思えて、ここでギブアップすることにした。
   南の方向、権現岳から、遠く南アルプスの北岳、甲斐駒など見える。
   今日は天気もよく、雪山ながら、のんびりした春の雰囲気がある。
 
 13:30-50 中岳 (気温 +13℃)
   雪の頂きで休憩していると、佐久側から不意にパラグライダーが
やってきて、赤岳山頂上空をゆったりと旋回していった。
  ・ここより先、稜線は両側が切り立った雪稜となっており、
   滑落しないように、かなり慎重に通過。(ヒヤヒヤ)
 14:10 中岳コル
  ・ここから、ちょっと危険を承知で、谷筋沿いに、シリセードで一気に
   下まで下った。標高差 約200mを一気に。
 14:30 行者小屋
 15:10 赤岳鉱泉 着(泊)
  ・今日は、山の中も人影が少なかったが、ここの宿泊者も少なく、約15名。
   風呂は5月2日からやる、とのことで残念。
   水も、タンクにためた雪を溶かした水のみ。

5月1日
 7:10 赤岳鉱泉 発 (気温 -1℃)
  ・硫黄岳への登りは、雪の上に踏み跡もしっかりついていて、
   歩き良い。積雪は約30〜50cm
 9:10 赤岩の頭
   パッと、大展望が広がった。今日は遠望が利き、北アルプスの白い姿が、
   南は穂高から北は白馬まで、一列に並んでいるのが望めた。

 9:50-10:10 硫黄岳
   風もなくのどかな山頂、雪はなく、岩がごろごろと露出している。
   さらに展望が広がり、東方は秩父の山々、北方は浅間山が噴煙を
   上げているのも見える。
  ・ここから天狗までの縦走に移る。硫黄岳の北斜面は、岩がゴロゴロ
   していて、アイゼンを着けていると歩きにくい。

 10:40-11:00 夏沢峠
   なんだかシーンとした峠。ホシガラスのがらがら声が響く。
   小屋も1軒は営業しているようだったが、人影はなかった。
  ・ここから、樹林帯の道を行く。見通しは悪いが、トレースははっきり
   している。
 11:50 蓑かさ山;ピークらしくない樹林の中の山頂。
  ・根石岳とのコルには根石山荘が立っているが、営業してるかどうか
   不明。しんとしている。ここからは雪もなく、ザラザラの道。
   この付近で、4才くらいの女の子を連れた家族連れの登山者とであった。
   この雪山にどこから登ってきたのやら?
   
 12:00-20 根石岳;雪が少ないピーク。展望は良好。
  ・天狗岳への登りは、雪がなくガラガラの登り。
 
 12:50 東天狗岳 (気温 15℃)
   天狗岳にやってくるのも約25年ぶりなので、ちょっと感慨深い。
  ・西天狗がすぐ近くに見えるので、空身で行ってみることにした。
 13:20-40 西天狗岳
   雪のドーム状となった山頂、上空にはアマツバメが乱舞していて、
   風を切り裂く音だけが響く。
  ・東天狗岳までシリセード交えで戻り、さらに黒百合ヒュッテまで下る。
   天狗の庭の西側の道を行ってみたが、巨石がゴロンゴロンした道で
   疲れた足には堪えた。

 15:10 黒百合ヒュッテ 着(泊)
   最後がちょっとバテたかな。さっそくビールを飲んで、一息ついた。
   本日の宿泊客は約15名。どうもゴールデンウイークの雪山といえば
   みんな北アルプスに集中するらしく、東京から見れば近場の
   八ヶ岳は人気がないらしい。
   
5月2日
 7:10 黒百合ヒュッテ 発
  ・渋の湯への道を下る。標高2000m付近までは雪がある。
 9:00 渋の湯 着
  ・ 温泉は10時からとのこと。
    ずいぶんと熱い温泉だが、汗を流せてスッキリした。
    風呂上りは当然、ビールです。

   ・バスで茅野に出て、その後JRで、夜には四国に帰着。

  



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技術レベル
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体力レベル
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体力レベル
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