関西から北岳へ!キタダケソウも見れました。


- GPS
- 12:46
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,051m
- 下り
- 2,018m
コースタイム
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:42
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 9:03
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:27
天候 | 1日は雨、2日朝は雨のち曇り時々晴れ、3日は曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
仙流荘→北沢峠(南アルプス林道バス) 北沢峠→広河原(南アルプス市営バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
アイゼンは要りません。 |
その他周辺情報 | 白根御池小屋で連泊 |
写真
感想
関西からバスを乗り継いで、キタダケソウを見に北岳へ行ってきました。
奥さんを連れてますので、白根御池小屋に連泊するゆったりプランを選びます。
1日目は完全な雨!、北沢峠から広河原へ向かうバスの車窓からは、普段はヤマトイワナが澄む清流の野呂川が濁流となり、山の斜面には幾筋もの新たな滝が流れ怖かったです。
2日目、前日の午後、一旦止んでいた雨が、また朝から降り始めましたが、早出の人たちが山頂を目指して行かれたのを見て、行けると判断して私たちも後を追います。
草すべりを登り切り、小太郎尾根の手前で雨は止みましたが、何人かの登山者が引き返してこられます。聞いてみると「稜線上は、突風で山頂に行けなかった...」
どうしよう?戻るべきか?迷いましたが、とりあえず稜線へ出ます。
果たして本当に凄い風です。おまけにガスで視界も無く、ストックで体を支えながら、北岳肩の小屋までたどり着きました。こういう場合は小屋の方に相談しよう。ベテランの小屋の方より「突風が吹いたらしゃがんで耐えなさい。行けると思うけど、無理せんようにな!」とのこと。「よし、行くぞ!」奥さんを励まして山頂に向かいます。
行ってみると道中、常に突風が吹いている場所ばかりではなく、なんとか山頂へ到着できました。
さぁ、もうひと頑張り。ガスで景色は見えませんがキタダケソウが待つトラバース道に向かいます。
トラバース道に入って暫く歩くと、右手にロープが張られたところにキタダケソウを発見。写真を何枚も撮りましたが、どの株も最盛期を過ぎた個体で雨に濡れて弱っています。すると、出会った登山者のお兄さんが「もう少し先の梯子のところで、生きの良い個体がありましたよ」と教えていただき、アップした写真の個体を見ることができました。お兄さん、ありがとうございました。
さて、引き返す時も凄い突風で、カッパのフードで押さえつけてあった帽子が上空に飛ばされたりしましたが、小屋で教えられたとおり四つん這いに耐えながら山頂まで戻ってきました。
山頂を過ぎたあたりで、登山者の歓声が聞こえます...なぜ?、そう!ガスが晴れてきたのです。振り返ると、なんと北岳が見えるではないですか。遠く間ノ岳も現れました。絶景です!鳳凰三山、富士山まで見えます。この瞬間、登山者が歓声を上げる気持ちは分かります。苦労して登った甲斐がありました。
山の神様、本当にありがとうございました。
今回の感想
梅雨時の高山は初めてでしたが、花の多さに驚きました。
夏山より、素晴らしかったです。
今回の教訓
天候の状況判断は、登山者に聞くだけではなく、必ず小屋の方に相談すること。
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