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Yamareco

記録ID: 1217546
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山縦走

2017年08月07日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:10
距離
8.2km
登り
825m
下り
822m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:14
休憩
0:56
合計
5:10
4:50
4:50
106
大走り
6:36
6:55
14
7:09
7:20
17
7:37
8:02
27
8:29
8:29
69
9:38
9:39
1
9:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
2017年08月13日 17:52撮影 by  Canon MG5700 series, Canon
8/13 17:52
前日は雨で外には出られず、雷鳥沢キャンプ場で宿泊。日曜日でしたが、たくさんのキャンパーがテントを張っていました。
前日は雨で外には出られず、雷鳥沢キャンプ場で宿泊。日曜日でしたが、たくさんのキャンパーがテントを張っていました。
夜明け前、外に出てみると雲のかかっていない立山がのぞめました。「今日はいける!」と気持ちは高揚してきました。
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夜明け前、外に出てみると雲のかかっていない立山がのぞめました。「今日はいける!」と気持ちは高揚してきました。
かつては登山者が出発前に身を清めたという浄土川(雪解け水なので本当に冷たい!)を渡って出発!
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かつては登山者が出発前に身を清めたという浄土川(雪解け水なので本当に冷たい!)を渡って出発!
多くの人が雄山に近い一の越を目指していましたが、私は反対の富士の折立に近い大走りのコースを選択。ほぼ1人での山登りで、静かな山行を楽しめました。
多くの人が雄山に近い一の越を目指していましたが、私は反対の富士の折立に近い大走りのコースを選択。ほぼ1人での山登りで、静かな山行を楽しめました。
600mのきつい坂を登りきる手前になると、このようななだらかな道に変わります。
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600mのきつい坂を登りきる手前になると、このようななだらかな道に変わります。
振り返ると、日が差して立山のカールがはっきりと見えてきました。美しい!
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振り返ると、日が差して立山のカールがはっきりと見えてきました。美しい!
尾根道に合流。太陽の光がまぶしい!
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尾根道に合流。太陽の光がまぶしい!
進行方向には立山連峰がどんと構えています。
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進行方向には立山連峰がどんと構えています。
富士の折立に向かう道は切り立った岩場。
富士の折立に向かう道は切り立った岩場。
1つ目のピークである富士の折立に到着!
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1つ目のピークである富士の折立に到着!
さえぎるものが何もない2999mからの景色。
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さえぎるものが何もない2999mからの景色。
手前の真砂岳の奥には、岩と雪の殿堂と言われる剱岳。
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手前の真砂岳の奥には、岩と雪の殿堂と言われる剱岳。
立山の最高峰大汝山を前に。
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立山の最高峰大汝山を前に。
400m奥には雄山。お城のようです。
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400m奥には雄山。お城のようです。
雄山のふもとにある山小屋でお払いの受付を済ませます。
雄山のふもとにある山小屋でお払いの受付を済ませます。
雄山山頂にあるの御社。
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雄山山頂にあるの御社。
ありがたいお祓いをしてもらい、下山の安全を祈願しました。
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ありがたいお祓いをしてもらい、下山の安全を祈願しました。
三角点はこの雄山だけしかなかったと思います。
三角点はこの雄山だけしかなかったと思います。
中央の少し左に富士山。
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中央の少し左に富士山。
一の越への下山は落石に注意しました。小学生の団体がどんどん登ってきていました。
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一の越への下山は落石に注意しました。小学生の団体がどんどん登ってきていました。
一の越に到着。日の出をのぞむのであれば、ここの山小屋を利用するのがいいでしょう。
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一の越に到着。日の出をのぞむのであれば、ここの山小屋を利用するのがいいでしょう。
雷鳥沢へ下るルート。ここからまた私以外誰もいなくなりました。
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雷鳥沢へ下るルート。ここからまた私以外誰もいなくなりました。
このコースはなだらかな下りで、眺望もよかったです。ただ日差しがもろに首に当たり、暑かったです。
このコースはなだらかな下りで、眺望もよかったです。ただ日差しがもろに首に当たり、暑かったです。
浄土川から見上げる立山。
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浄土川から見上げる立山。
キャンプ場に到着。6時間の予定が5時間ちょっとで戻ってこれました。
キャンプ場に到着。6時間の予定が5時間ちょっとで戻ってこれました。
室堂に戻る途中に振り替えると見えた絶景。
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室堂に戻る途中に振り替えると見えた絶景。
ここからは高山植物。チングルマ。
ここからは高山植物。チングルマ。
チングルマの花。
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チングルマの花。
ミヤマダイコンソウ。
ミヤマダイコンソウ。
ハクサンイチゲ。
ハクサンイチゲ。
イワギキョウ。
ツガザクラ。
コイワカガミ。

感想

 昨日白馬からアルペンルートを使って立山にやってきたが、雨のために登山ができず、雷鳥沢キャンプ場で足止め。しかし雨は夜になると止んで、深夜にトイレで外に出てみると、立山の山容がはっきり見えて、登山が楽しみになった。朝は3時くらいから目が覚めたが、早すぎると思ってしばらくは寝袋に入っていた。夜はかなり冷えたので、長袖シャツと靴下は重ね着して寒さを凌いだ。4時になり、テントの中で出発準備。山登りから帰ってきてすぐに出発できるように、荷物をテントの中にまとめておいた。ザックに雨具とおやつだけ入れて、4時半に出発。まだ辺りは暗かったが、ライトなしでも見えるくらいだった。ほとんどの人が一の越へ向かっていたが、私は静かな山登りがしたかったのと、先日買って見た「日本の名峰立山」のDVDで紹介していたコースがこちらだったので、大走りから登るのコースを選んだ。昨日の下調べをしておいた浄土川を越えたところの分岐点で、暗くて間違いかけた。だんだん明るくなって、立山の迫力ある山容が見えてくる中、大走りのきつい登りをひたすら登っていく。日が差して山の上の方がオレンジ色に染まる様子が美しかった。1時間半で尾根道に合流。視界が一気に開けた。東には鹿島槍ヶ岳を中央に北アルプスの山々が、西側には遠くに日本海が広がっていた。進行方向の南側には、立山の3つのピークが待ち構えていているような構図で、自分とのツーショットの写真をたくさん撮った。その反対の北側にはなだらかな山容の真砂岳が見えたが、その奥には劔岳がそびえたっていた。「岩と雪の殿堂」と言われたその雄姿は、まるでラスボスのような迫力だ。尾根道を進むと、3つのピークの一つである富士ノ折立へ。前に登った立山登山で唯一登っていない山なので、ゴツゴツした岩のてっぺんで写真をたくさん撮った。ここまで登山者をほとんど見かけないので、気軽に自分の写真も撮れた。さらに奥へ稜線を進むと最高峰の大汝山へ。かつてはここに霊山白山を讃える祠があったという。そういえば富士の折立も同じく富士山を讃える祠があったそうで、立山は三霊山の全てを祀っていることになる。山頂で景色を眺めていたら、雄山の方から高校生の山岳部らしき団体が登ってきて、その後はたくさんの登山者とすれ違うようになった。大汝山から雄山へは400m。アップダウンの少ない道で、景色がとにかく素晴らしかった。今回の山行で一番楽しかった区間かもしれない。昨日行った黒部ダムや遠くには富士山、室堂の方は模様のような雪渓をのぞめ、景色はずっと見ていたいと思ったくらいだ。立山連峰の主峰である雄山山頂へは500円を払って、山頂の社殿へ登った。丁寧にお祓いをしてくれて、お神酒まで頂いて、身が引き締まる気持ちになった。お社は20年前に建て替えられたものだそうだが、威厳のあり、遠くから見るとお城のようにも見えた。ここから先は長い下山が待っており、靴紐をきつく締め直した。一の越までは落石の危険がありそうな急な岩場なので、少し油断すると足場の石を蹴って下の方に落とそうになる。そうならないように注意して降りていった。ヘルメットを被っている人がいるのも分かる。ここでは小学生の団体が続々と登ってきて、別の下山ルートを探しながら歩いた。一の越までは1度もこけずに降りられたが、そこから雷鳥沢へ下る道では3度ほど足を滑らせた。このルートは決して急勾配ではなく、むしろ散策路に近いような道だったのにである。そろそろ足に力が入らなくなってきていたせいかもしれない。折角持ってきていたアイゼンを付けなかったからかもしれない。それでも雷鳥沢へのルートは私以外には誰もおらず、周りの景色を楽しみながら歩けた。予定ではキャンプ場には10時半に戻ってくるはずだったが、食事タイムを省略したため(本当は山小屋でおにぎりなどを食べようかと思っていたが、休みだったりなかったりで叶わなかった)、10時前に到着した。トータルで5時間半の山行は荷物を減らしたにもかかわらず、かなり疲れた。

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予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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