H29北アルプス 薬師岳・黒部五郎岳


- GPS
- 30:52
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 3,006m
- 下り
- 2,995m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:00
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 10:40
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:45
天候 | 8/4〜7 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
100台は止められる広さがある。 トイレ、自動販売機は分かったが水飲み場は見つけられなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題無いが黒部五郎岳麓の2700m付近で登山道が消え、広場のような所になりガスで周りが解らなくなり15分程迷ったがGPSを頼りに登山道に復帰した。標識より右方向から降りると標識の老朽で右方向太郎山が怪しく思えた為だ。 |
その他周辺情報 | 富山空港の近くの八尾ゆうゆう館の温泉は綺麗で立派な割に空いていて、13時30分迄に注文すれば昼食もできる。富山名物の白エビを使った。白えび天そばがおいしかった。 |
写真
装備
個人装備 |
バックパック
救急用品
緊急用品
雨具
水タンク
PETタンク
ストック
手袋
帽子
サングラス、コンタクト
地図
トータル重量8kg
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感想
今回の北アルプスの山行は迷走台風5号のおかげで2週間後にも予約を入れる程天候が読めず、半ば運任せの山行であった。数年前から計画して予約してはキャンセルする様な状況だったが、やっと実現出来る。
前夜に富山迄飛行機で移動する。駅前で珍しく統一された自転車置場を見た。自転車の貼り紙からシェアの様だ。富山市のHPではアヴィレ(自転車市民共同利用システム)と呼ぶらしい。
通りは広いが人は多くない。
第1日目
天気予報通り快晴だ。予報は3日間共に同じで午前は晴れ、午後は曇りまたは雨だ。
午後になると日本海から湿った雲が山にぶつかる様だ。5時発折立行きバスに乗る。満席だ。途中穀倉地域からは剱岳と立山、薬師岳が見える。7時には折立に着く。ほぼイメージ通りであるが水場を探したが見つからなかった。ホテルで入れた水を使う。今回の新たな試みはバックバックの軽量化だ。30リットルの1気室で対応出来るかだ。今回は光岳登山からの経験で荷物デポでのピストンのため、これが可能となり通常より1kg軽くなる。そのせいかテン泊の重いバックバックの方に道を譲って頂き計画より早く太郎平小屋に到着した。
太郎平小屋でチェックインし不要な荷物はデポし、予定通りカレーを食べて薬師岳に向け出発した。
お花畑の木道は荷物の軽さも有り快適だ。
テン場の水場が水量が多く流しっぱなしで勢いよく水が出ている。小屋外の水から入れ替えた。とてもおいしい。小屋の水は中の水はおいしいが外の水はやや濁りもあり一癖あるように感じる。
ゴーロを数分登り薬師平に到着する。雪渓とお花畑といい季節である。
薬師岳小屋で休憩し薬師岳に登る。森林限界でガレ場であるがとても登りやすく、山名通り癒される登山道だ。
頂上はガスが大半であるが時折りの晴れ間からカールを望んだ。重い荷物で登っていたテン場の女性の方と暫く語らい頂上を後にした。
小屋は100%を超えており10時半にチェックインをしたものの満員で布団2枚で3人寝る事になった。寝苦しく反対向きで寝たが熟睡はできない。
第2日目
早めに起きて乾燥室の通路で身支度を整えて朝食を食べて出発した。荷物を軽くし体に負荷を掛けないようにしているのでバテル事は無く食欲もあるのが救いだ。
朝日が朝霧から差し込むと途端に意欲がわく。黒部五郎岳に向けて出発した。
重い荷物のカップルさんや子供連れの6人パーティ、女性の親子3代登山の方とも同じような時間で登った。おばあさんは70才との事で実に立派である。
北ノ股岳では笠ヶ岳まで見える絶景だった。笠ヶ岳をいろいろな角度で見るが北西から見るのも形が良い。
中俣乗越で一度谷迄下がり400mを登る。このころはガスで山頂が見えない。
重い荷物の学生の登山部に道を譲ってもらい一気に頂上を目指す。計画よりやや遅れたが頂上に到着した。ガスで見渡せないが82座目となった。
帰りも計画では4時間程なので急いで戻る。一緒の時間に登っていたカップルさんや親子3代の方は黒部五郎小屋で泊まるとの事で人が降りない方向に下山した。
途中2700m付近で登山道が消え広場の様な場所に出た。周り一帯がガスで視界が効かないのは同じ状況だ。自分が降りて来た所には振り返るとなぜか×がしてあった。右側太郎山、左側三俣蓮華岳の標識があったが自分は右側から降りて来て、また右方向の太郎山に行くのは変と思い、標識の古さと合わせて左側に向かった。50m位登り異常を感じた。「また黒部五郎岳に登っている。」GPSで現在位置をインプットし逆方向に下った。先程の標識の太郎山方向に向かい数分歩いてGPSで位置を確認すると太郎山方向に向かっている登山道上に軌跡を確認した。ホッとした。GPSが無ければ遭難しかねる状況だった。山と高原のGPSはやはり強い味方だ。(電波が入らなくても電源さえあればGPSで位置がわかり、確認し消しておけば数日バッテリーは持つ)15分程ロスして小屋に向かった。やや遅れたが16時過ぎに小屋に着いた。小屋の宿泊区画でご一緒した岡山の畑さんと千葉の屋敷さんといろいろお話しした。
第3日目
一番好天の朝を迎えた。5時の朝食をとり畑さんと屋敷さんと話をしながら下山する。畑さんは体調を崩され仲間とは別行動で小屋に泊まり下山するとの事だったが、標準より早いコースタイムで下山した。なんと奇跡的に1時間早い8時40分のバスにぎりぎり3人で乗ることが出来た。有峰口から電車に乗り換えて富山迄向かい帰途に就いた。
30Lの1気室のバックパックは今回の様な山行にはベストチョイスなのがわかったが会う方々から小さいバックパックですねと理由を問われて説明するのが面倒だった。
北アルプスでも折立なら割合と短い時間で小屋に来れるので手軽さを感じ、女性単独のテン泊が多いのも分かるような気がした。
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