つんつんつるぎ♪ 劔岳



- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,832m
- 下り
- 1,831m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 4:25
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 3:45
- 合計
- 10:20
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:00
天候 | 初日 小雨のち快晴、二日目 快晴のち曇りのち雨、三日目 曇り(夕方から雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
その他周辺情報 | 扇沢駅前第一駐車場(無料)は6時半の時点で6割程度の駐車率 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
車に乗り合わせて3時頃に扇沢に到着、無料の市営駐車場に停めて仮眠をとる。
6時頃に起きて扇沢駅に移動し、予め買っておいたWEBチケットを受け取る。
7時半始発のトロリーバスを皮切りに色々乗り継いで8時40分頃に室堂に到着。
準備を済ませて早速出発。
来る途中で気付いていたが室堂に着くと霧のような小雨が降っていた。
晴れていく予報なので雨具を着ないで出発したが雨脚が強くなったりやんだり。
雷鳥平のキャンプ場のあたりで本降りになりかけ堪り兼ねて上だけ雨具を羽織る。
また晴れて暑くて脱いでまた降って、みたいなことを繰り返しながら剱沢に到着。
シーズン真っ盛りではあるが平日ということもありテントの設営場所は選び放題。
風が強いテン場と聞いていたのでいつも以上にしっかりと張綱を止めた。
テントを設営し終えて食事をとっていると急に雲が流れ目の前に剱岳の姿が見えた。
適当な時間に宴会を終えて就寝、前日が満月なため月が明るく大きかった。
3時半に出発予定で準備をしていたが、暗いので15分間遅らせる。
出発直前に急にお腹の調子が悪くなりトイレに行き、さらに5分間遅れて出発。
月が明るいからライトを点けず歩きはじめたが、転倒しそうになりライトを点灯。
雪渓を越えて剣山荘で少し休憩、またお腹の具合が悪くなりトイレを借りる。
友人が常備薬のストッパ(下痢止め)を持っていたので貰って飲んでおく。
夜が明けてお腹の調子も良くなったようなので出発する、次の目的地は一服剱。
オリジナルテーマソング『つんつんつるぎつるぎだけ』を皆で歌いながら登る。
一服剱の手前に差し掛かった頃、山陰から太陽が現れ山肌を赤く染めはじめた。
後立山の峰々や日本海を一望にし、壮大なる北アルプスの夜明けを体感する。
一服剱で一息入れて次なる目的地である前剱を眺めるといささか不安になった。
自分が剱岳に登ったのは長次郎雪渓からで別山尾根から登るのは実は初めて。
遠目にはロッククライミングにしか見えないが果たして登れるものだろうか?
危険そうな場所には鎖が整備されているが、浮石が多く足運びは慎重に行う。
そうこうして前剱に到着、ここから見える剱岳の印象はさらに強烈だった。
平蔵のコルまで下り、いよいよ登りのメインイベントであるカニのタテバイ。
見た目よりは案外楽に登れたものの、仮に鎖無しだとしたら絶対無理。
タテバイを終えたあとは、祠のある剱岳山頂まで岩の道を進むだけだった。
9時に山頂に到着、訪れることがあるかもしれない北方稜線を下見しておく。
前回登った長次郎のコルの少し手前の岩場まで下りて北方稜線を眺めた。
北方稜線に向かう登山者の姿と、長次郎雪渓上にも登山者が見えた。
山頂に戻って軽い食事とおやつ休憩をとり、9時30分に下山を開始する。
下山し出すと急にガスに包まれ始め、良いタイミングで登頂できた事を感謝。
下りのメインイベントはヨコバイ、最初のステップさえ見つければ案外簡単。
とはいえ、山岳事故のほとんどは下りで起きるという事を肝に銘じ慎重に下る。
休憩と下山を繰り返しながら14時すぎにはテント場に帰ってこれた。
登頂のお祝いの宴をしていたら雨が降ってきたのでテントに篭って随時就寝。
夜は結構雨風が強かったような…
最終日は室堂に帰るだけ、立山三山を通って帰るアイディアもあったが天気が悪い。
朝には雨が上がっていたが剱岳は雲に隠れ昨日登ることができた幸運を噛みしめる。
テントを畳み、荷物の片づけなどをして7時半に室堂へ向けて出発する。
少しずつ晴れ間も見え始め天気は回復傾向に見えるが、午後からは強い雨予報。
雨が降り始めないうちに室堂に着きたいので自分らなりに急いでみる。
剱御前小舎まで来ると小屋の前に剱御前山が見えたので少し寄り道してみる。
乗越からは片道10分足らずの小さな山だが標高が2792mもある事に少し驚いた。
帰りは混雑を回避するべく新室堂乗越を通って雷鳥平まで下山することにした。
山の日なので登山者も多いはずだがこのルートは比較的人も少なく静かだった。
友人に花の名前を教えてあげたらとても喜び、花に嵌まった兆しを見せてくれた。
雷鳥沢キャンプ場で休憩し、地味にきつい最後の坂道を休み休み歩いて室堂に到着。
ターミナルでは山の日イベントが開催され富山のゆるキャラたちが闊歩していた。
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