原始ヶ原〜富良野岳〜十勝岳〜双子池縦走 水不足のため撤退
- GPS
- 22:48
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 3,813m
- 下り
- 3,506m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 9:47
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 12:45
天候 | 曇り〜快晴、高温 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美瑛避難小屋〜三川台の水場は涸れている(らしい。伝聞含む)。美瑛避難小屋については望岳台方向へ40分程度のところに代わりの水場あり |
写真
装備
個人装備 |
テント
シュラフ
水3リットル
その他テン泊装備
|
---|---|
備考 | ガス缶を250gと100g各一つ持って行ったが足らなかった。致命的だった |
感想
原始ヶ原登山口から富良野岳、十勝岳、美瑛岳、トムラウシを経て旭岳へ向かう縦走として計画しました。3日間で歩き切る予定でした。
初日は美瑛避難小屋まで行けて幸先良いと思っていたのですが、小屋についてみると水場が枯れていると言われ絶句しました。何組か宿泊者がいましたがどなたも予定を変更して明日には下山するというのが結論のようでした。トムラウシ方向の水場は双子池も三川台もおそらく涸れているとの話で、私も選択の余地はありませんでした。むしろ明日半日行動するための水さえぎりぎりで、念のため水たまりの泥水を汲むような状況でした。この日は水を節約するためカップラーメン程度しか作れなかったため、不安も相まって安眠できませんでした。
2日目は望岳台へ下山することにしましたが、小屋から40分ほどのところで雪渓の雪解け水を見つけました。とりあえず渇きで行動不能になる恐怖からは解放されました。しかしそうなると欲が出るもので、3Lほどの水を作りもう一度縦走を続行することにしました。時間と体力的に2時間のロスです。さらに3Lの水を煮沸するために使ったガスの量が考えていたより多く、残量ではあと3〜4Lしか煮沸できないということも分かりました。この時の考えでは今日の行動中に2L、夕食に1L、明日の朝食に1L、明日の行動中に2Lを想定しました。
発汗を抑えるためにペースを落として歩くことにしましたが、トムラウシまでは行かなければならないため兼ね合いもあります。それでもオプタテシケ山頂までは順調と思っていましたが、そこから双子池までの下りで一気にがたがたになってしまいました。足場の悪い急で長い下りで体力を消耗、日差しが強く気温が高いので水を大量に消費、双子池手前の笹藪漕ぎで精神的にも参ってしまいました。
この時点で11時。トムラウシまでのコースタイム7h。調子が万全なら4hに縮められるが今はおそらく無理。行動中の水は2Lのつもりだったがおそらく3L飲んでしまう。
一番の不安は水でした。250gのガス缶ではなく500gにしていれば強気になれたと思いますが、昨夜の渇きの記憶が強く不安に負けました。
結果論を言えば、おそらくトムラウシまで余裕をもって行けたでしょう。たぶんオプタテシケを登り返して望岳台まで下りるより楽なくらいだったと思います。ただ今回は不運ではなく自分のミスと経験不足が原因です。装備品の不足、下調べ不足、それにトムラウシから天人峡もしくは短縮登山口へ下山するルートも検討していませんでした。
結局撤退を決めましたが、悔しいなりに、今後やりたいことが一つできたと考えることにします。
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