雲海ツアー 唐松岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 1,053m
コースタイム
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇りのち雨一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.happo-one.jp/trekking/alpenline |
コース状況/ 危険箇所等 |
八方尾根自然研究路は雨が降っていると木道や岩がやたら滑る。蛇紋岩が曲者。 https://www.facebook.com/hakuba.happo/photos/a.178566438862535.54007.178004298918749/1565842650134900/?type=3&theater |
その他周辺情報 | みみずくの湯(白馬グリーンスポーツの森で割引券をたまたまもらった。他、八方の湯を含む4か所で使える券) http://hakuba-happo-onsen.jp/mimizukunoyu/ 八方の湯(上記以外、白馬の観光案内所等で割引券あり) http://hakuba-happo-onsen.jp/happo/ |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
日よけ帽子
非常食
ヘッドランプ
日焼け止め
サングラス
タオル
テント
シュラフ
ヘッデン
予備電池
FAキット
地図
コンパス
ライター
コッヘル
ストーブ
ボトル
食料(行動食・非常食含む)
ペーパー
カメラ
予備バッテリー
充電器
サンダル
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共同装備 |
コンパス
ガイド地図(ブック)
カメラ
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感想
8月10~12日の黒部五郎・笠に続いて、そのまま松本経由で白馬入り。中一日をキャンプ場で宿泊して、今回の唐松岳雲海ツアーに至る。そもそも、職場の同僚が雲海が見たいというので、体力度・技術的難易度が低く、雲海の見やすそうな標高の高い山ということで選んだ経緯がある。
とはいえ、登頂でなく雲海が目的というのは、むしろ難しい。ガスったらおしまい。しかも、可能性の高い晩秋・初冬のシーズンでなく、夏真っ盛り。チャンスを広げる為に、日帰りルートを1泊2日プランというのが功を奏した山行となった。
1日目、キャンプ場を早々に発って、白馬八方ゴンドラリフトに向かう。昨日の時点でゲレンデを登れることを聞いていたが、草だらけの急登で登る気が失せる。林道を通って高度を上げてからゲレンデを使う手もあったが、その前にバスの乗客によってゴンドラリフトの券売所と乗り場が長蛇の列になっているのを見て、先にチケットを買って後続を待つことにした。2時間ほど。この時、かなり強い日差しだが、ガスっているところはガスっていて山頂の方は当然のように見えない状態。
都内から新幹線-特急バスをつないできたメンバーと合流し、ゴンドラに乗る。すでにガスで視界が狭められている。本日中の雲海はかなり怪しい。リフトに乗り継ぎ、雲海デッキをさらっとスルーして八方池山荘へ。ここからがようやく登山かと思いきや、観光客だらけ。
八方尾根自然研究路を観光客に交じって登り続け、八方池に出ると、ようやく登山者のエリア。八方池の辺りで昼食を済ませた後は、なかなか視界の開けていかない中を我慢しながら登る。幸い、花がたくさんあって、目を愉しませてくれたが、写真の空き容量の関係で記録上はほぼ割愛。蛇紋岩はよく滑るので、下りが嫌だなぁとこの時から警戒感をもっていた。扇雪渓で休憩。
扇雪渓を越えると、しばらくして花崗岩が出てくる。ここまで来ればむしろ歩きやすい。丸山ケルンでたまたま近くにいた登山者が放った「あと1時間20分。」という発言にメンバーの心が折れかかったが、そんな事もなく50分ほどで唐松岳頂上山荘に到着。自分はテン場の確保。他メンバーは小屋の受付を済ます。
夕方に一旦ガスっている中を唐松岳山頂に向かい、登頂。残念ながら展望はなし。その後、夕食の後に小屋の外で様子を見ていたら、なんと手前の山肌を流れていたガスがちょうど切れて、劔が見えるようになる。そして、奥の方には待望の雲海。夜の雲海が良かったのかどうかはわからないが、これでとりあえずの本願達成。翌朝、明るくなってからの雲海を願って、4時過ぎに小屋前での集合とした。
翌朝は隣のテントの人たちが3時より少し前に起きだしたので、自分も目覚ましを切ってその時間から準備開始。珈琲を飲んでから、合流した後朝食に使うであろうお湯を作って、テントの撤収にかかる。深夜に降ってきた雨でだいぶ濡れている。
4時過ぎ、合流して小屋前で待つと、狙い通りの雲海が立山・劔の方角に見える。日の出の時間には小屋裏から移動して牛首の方で待って見たが、残念ながらガスに阻まれてご来光は拝めなかった。諦めて下山を始める人たちを後目に小屋前で朝食を取っていると、不帰ノ嶮がくっきりと見えるようになり、中で食事を取っているメンバーに伝えて待っているうちにさらにガスが抜けていく。
コマクサ群生地の先まで行ってみると、白馬三山まで見渡せるようになっており、Kさんが山頂まで行こうというので、ひと登りして、山頂からの景色を存分に楽しむ。おそらく、この日最高の瞬間に山頂からの景色を見られたんじゃないだろうか。360°のパノラマを満喫してから小屋に戻る。
下山は、7:30過ぎから。下りは気温が上がって上昇を始めた雲の中を抜けていく感じで、大半の時間はまたガスの世界。とはいえ、下りは体力をあまり使わずに進むことができるので、若干滑りはしたものの、八方池の辺りまで快調に下りることができた。
ところが、八方池を越えた先で雨に降られ、蛇紋岩がさらに滑るように。メンバーも何度か転倒しながら下っていったが、とりあえず怪我はせずに下りることができた。ちなみに、八方尾根自然研究路の木道もかなり滑る。
帰りもリフトとゴンドラを乗り継ぎ、無事下界へ。バスを抑えてから、信州そばを食べて帰った。この日は「そば工房 林檎舎」だったが、前日に行った白馬駅近くの「松庵」も美味しかった。
最後は雨と滑る足元に苦労したが、無事雲海を見るという目的が果たせたので、目標達成。お疲れさまでした。
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