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Yamareco

記録ID: 1236727
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

北岳へ行きたかった! 北岳山荘テント泊

2017年08月25日(金) 〜 2017年08月26日(土)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
27:19
距離
11.5km
登り
1,644m
下り
1,641m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:45
休憩
0:50
合計
6:35
7:57
7:58
10
8:08
8:09
108
9:57
10:10
140
12:30
12:32
26
13:30
13:30
18
13:48
14:19
8
14:27
宿泊地
2日目
山行
4:39
休憩
0:31
合計
5:10
5:59
23
宿泊地
7:03
7:05
92
8:37
8:59
107
10:46
10:46
9
10:55
10:56
4
11:09
ゴール地点
登りは、重いテント装備と悪天の為にペースが上がらず標準CT程度のスピード。
下りは、悪天の中、探し物をしながらのゆっくり下山でしたので、やはり標準CT程度のスピードとなりました。
天候 曇り・雨・ガス・時々晴
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
中央高速道路を利用。伊那インターを降りて国道361を南下し40分程で仙流荘駐車場に到着します。24日夜に到着。いつもは満車で停める事が出来ないバス停横の駐車場に停めて車中泊しました。仙流荘の駐車場は、お風呂、トイレ、自販機が有って快適です。登山前と登山後にお風呂を利用しました。

高速代金 名古屋IC-伊那IC往復 7,660円
バス代金 戸台口-北沢峠往復 2,680円
バス代金 北沢峠-広河原往復 1,500円
テント泊代 800円
コース状況/
危険箇所等
今回利用したのは、八本歯ノコル(左俣コース)ですが、良く整備された登山道です。
広河原登山口-白根御池小屋方面の指導標 樹林帯を進みます。最近、熊の目撃情報が有ります。
白根御池小屋方面の指導標-大樺沢二俣 大樺沢は、比較的緩やかな樹林帯登山道ですが大きな岩とか水が流れている登山道を進みます。
大樺沢二俣-八本歯のコル 急登が始まります。傾斜約40度〜45度の木製の丸太の梯子が連続する所を抜けるとコルに到着。一番苦しい個所です。
八本歯ノコル-北岳山荘 途中吊尾根の岩に架かった梯子を登ります。切れ立った場所にある橋とか鎖場もあり注意が必要です。
その他周辺情報 仙流荘のお風呂 500円
露天風呂、サウナも有り水風呂はとても冷たくて脚のアイシングにピッタリ。
仙流荘にある戸台口バス亭
金曜日の午前6時5分始発ですが、午前5時には既に行列が出来ています。切符売り場は、午前5時30分に開きました。
仙流荘にある戸台口バス亭
金曜日の午前6時5分始発ですが、午前5時には既に行列が出来ています。切符売り場は、午前5時30分に開きました。
料金は、往復で2,680円(荷物込み)
切符は券売機で購入します。
始発バスは、定刻より20分ほど早い午前5時45分頃出発しました。
料金は、往復で2,680円(荷物込み)
切符は券売機で購入します。
始発バスは、定刻より20分ほど早い午前5時45分頃出発しました。
北沢峠で、広河原行きのバスに乗り換えます。
この切符売り場では、往復は購入できず片道切符を購入750円
このバス乗り場も、待合室に設置された座席に番号がふって有って若い順番に座って並びます。
バスは、定刻午前7時25分に出発しました。
北沢峠で、広河原行きのバスに乗り換えます。
この切符売り場では、往復は購入できず片道切符を購入750円
このバス乗り場も、待合室に設置された座席に番号がふって有って若い順番に座って並びます。
バスは、定刻午前7時25分に出発しました。
戸台口行きのバス待合室は、綺麗な建物になっていました。
以前来た時は、テントだったような気がします。
戸台口行きのバス待合室は、綺麗な建物になっていました。
以前来た時は、テントだったような気がします。
広河原に到着。既に午前8時近くなので直ぐに出発します。
広河原に到着。既に午前8時近くなので直ぐに出発します。
よく見る長い釣り橋を渡って登山道に入ります。
よく見る長い釣り橋を渡って登山道に入ります。
ここから20分程の場所で熊の目撃情報が有ります。
クマ除けの鈴を使用します。
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ここから20分程の場所で熊の目撃情報が有ります。
クマ除けの鈴を使用します。
広河原山荘。テン場が広くて、ここでテン泊して早朝出発するのも選択肢になります。
広河原山荘。テン場が広くて、ここでテン泊して早朝出発するのも選択肢になります。
広河原山荘横の道から登山道に入ります。
広河原山荘横の道から登山道に入ります。
白根御池小屋方面の指導標を右に見送り、大樺沢(おおかんばざわ)へと入ります。
白根御池小屋方面の指導標を右に見送り、大樺沢(おおかんばざわ)へと入ります。
途中で所用時間看板が有るのは、嬉しい!
途中で所用時間看板が有るのは、嬉しい!
沢伝いで上がっていきます。
沢伝いで上がっていきます。
大樺沢二俣には、バイオトイレが設置されています。
大樺沢二俣には、バイオトイレが設置されています。
二俣から少し上がって場所で昼食。
おにぎりとパンとお茶。
1
二俣から少し上がって場所で昼食。
おにぎりとパンとお茶。
北岳バットレス。残念ながら上の部分はガスの中。
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北岳バットレス。残念ながら上の部分はガスの中。
声が聞こえたので見ると取り付いている人たちが、これから登るようです。
垂直に切れ立った岸壁を登るのは凄い!
声が聞こえたので見ると取り付いている人たちが、これから登るようです。
垂直に切れ立った岸壁を登るのは凄い!
八本歯ノコル迄の登りは、かなり辛いです。
ハシゴを何ヶ所も超えますが、疲れた身体に大きな負担になります。この区間がこの登山道の一番の核心部分です。
八本歯ノコル迄の登りは、かなり辛いです。
ハシゴを何ヶ所も超えますが、疲れた身体に大きな負担になります。この区間がこの登山道の一番の核心部分です。
八本歯ノコルにやっと到着。
この先で雨が降り出してきました。
八本歯ノコルにやっと到着。
この先で雨が降り出してきました。
トラバース道の分岐点。北岳へは進まず先ずは、北岳山荘を目指します。
トラバース道の分岐点。北岳へは進まず先ずは、北岳山荘を目指します。
途中でこのような切れ立った個所も通ります。
バランスを崩したら重大事故につながります。
雨も降っていたので慎重に通過。
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途中でこのような切れ立った個所も通ります。
バランスを崩したら重大事故につながります。
雨も降っていたので慎重に通過。
北岳山荘が見えました。
ここからは足が軽くなります。
2
北岳山荘が見えました。
ここからは足が軽くなります。
北岳山荘に到着。
北岳山荘に到着。
テント・宿泊申し込みは、山荘入口入った直ぐの場所に有ります。登山者が一斉に来ると行列が出来そうです。
テント・宿泊申し込みは、山荘入口入った直ぐの場所に有ります。登山者が一斉に来ると行列が出来そうです。
受付カウンターでテント泊の申し込みをします。800円
テントにぶら下げる札の代わりにレシートを貰えました。
受付カウンターでテント泊の申し込みをします。800円
テントにぶら下げる札の代わりにレシートを貰えました。
最近テント場で熊が出たとの事。食料を外に置かないように注意が有りました。
また、ヘリの荷揚げが有るのでテントを移動してもらうかもしれない説明も。
最近テント場で熊が出たとの事。食料を外に置かないように注意が有りました。
また、ヘリの荷揚げが有るのでテントを移動してもらうかもしれない説明も。
水場は、山荘の入り口横に有ります。
水場は、山荘の入り口横に有ります。
この山荘のトイレは近代的でとても綺麗です。
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この山荘のトイレは近代的でとても綺麗です。
使用/空きはランプで表示。
トイレ内の照明も人感センサーで自動点灯。
使用/空きはランプで表示。
トイレ内の照明も人感センサーで自動点灯。
この日は、荷揚げ日。
5回ほどヘリコプタ―が、麓間をピストン輸送しました。
2
この日は、荷揚げ日。
5回ほどヘリコプタ―が、麓間をピストン輸送しました。
テントを設営。
本当であれば、これからサブザックを担いで北岳往復しようと考えていましたが、アクシデントが有り登る気力が失せました。
テントを設営。
本当であれば、これからサブザックを担いで北岳往復しようと考えていましたが、アクシデントが有り登る気力が失せました。
テント横には、椅子が有り早速自棄酒タイム。
500ml缶は、下から運んできました。
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テント横には、椅子が有り早速自棄酒タイム。
500ml缶は、下から運んできました。
おおおぉー富士山が顔を出しました。
思ったより大きく見えます。
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おおおぉー富士山が顔を出しました。
思ったより大きく見えます。
ガスが取れて、北岳ピークも見えます。
三角点は、奥川の低い山に有ります。
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ガスが取れて、北岳ピークも見えます。
三角点は、奥川の低い山に有ります。
仙丈ケ岳も近くに綺麗に見えます。
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仙丈ケ岳も近くに綺麗に見えます。
雲海が綺麗。
間ノ岳方面も良く見えます。
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間ノ岳方面も良く見えます。
でも、やっぱり富士山が気になる。
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でも、やっぱり富士山が気になる。
中央アルプス方面
中央アルプス方面
北岳が、どっしりしています。
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北岳が、どっしりしています。
少し上がった場所からの富士山。
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少し上がった場所からの富士山。
自分が通ってきた道。
自分が通ってきた道。
テントの中での夕食。
カップ麺とオニギリ、ウィンナーとうずらの卵
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テントの中での夕食。
カップ麺とオニギリ、ウィンナーとうずらの卵
食後に北岳偵察。
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食後に北岳偵察。
晩酌も自棄酒になりました。
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晩酌も自棄酒になりました。
夕刻。富士山が赤らんできました。
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夕刻。富士山が赤らんできました。
北岳山頂は雲の中に。
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北岳山頂は雲の中に。
皆さん夕焼けを楽しんでいます。
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皆さん夕焼けを楽しんでいます。
赤富士を期待しましたが、夕焼けはこれで終了。
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赤富士を期待しましたが、夕焼けはこれで終了。
夜半過ぎから風が強まり、テントが吹き飛ばされないか不安な一夜を過ごしました。
朝食は、ウィンナーとうずら卵入りカレーライス。
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夜半過ぎから風が強まり、テントが吹き飛ばされないか不安な一夜を過ごしました。
朝食は、ウィンナーとうずら卵入りカレーライス。
ガス雨の中テントを撤収下山します。
ガス雨の中テントを撤収下山します。
広河原で昼食。
バスは、人数が揃ったという事で定刻前の午前11時25分に出発しました。
北沢峠からのバスも、人数が揃い次第という事で30分早く出発。
広河原で昼食。
バスは、人数が揃ったという事で定刻前の午前11時25分に出発しました。
北沢峠からのバスも、人数が揃い次第という事で30分早く出発。
下山しました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ
備考 前回のテント泊では、約23Kgの装備でバテたので、今回は軽量化を図りましたが、それでも約16Kg。もう少し軽量化を図りたいです。

感想

当初の計画。午前8時に広河原を出発し、午後1時過ぎに北岳山荘でテント設営。
荷物をデポして時間が有れば、間ノ岳ピストン、翌日北岳を越えて北岳肩ノ小屋、白根御池小屋経由下山。もしくは、到着当日に北岳ピストンして翌朝間ノ岳ピストンして来た道を下山する。と言う計画でした。
しかし、北岳山荘に到着した時に事件が起きます。ザックについているはずのGarminが見当たりません。どこかに落としてきたようです。最後に確認したのは二俣付近だったので、そこから山荘までの何処かに落としたのです。
今から戻って探す気力もなく一気にテンションダウン。北岳往復も諦めテントを設営後、早速ヤケ酒。登山道でGarminを見つけて、持っていない人だったら多分超ラッキー‼と持って帰るんだろうなぁ~。だから、先ず戻ってこないだろうけど念の為に明朝来た道を探しながら降りようと考え午後7時前には就寝しました。

夜中に風が強まりテントが吹き飛ばされそうな勢い。何度も外へ出てペグ、ガイラインを確認します。ほとんど一睡もできず朝になり、ペグが一本飛んでいました。
朝食準備中にコンロがテントに触ってテントに穴が開くアクシデントもあり、またまた意気消沈。今回は事如く、ついていない山行だなと泣きそうになりながら、相変わらずの暴風の中、テントを撤収し下山に入りました。

前日のコースを正確にトレースしながら、ザックを置いた場所を中心にGarminを探しながら下山したが、最後まで見つかりませんでした。
先立ちしたお隣の赤テントさんに、Garminを落としたことを伝え、「下山途中で万が一見つけたら広河原のインフォメーションセンターに届けておきますよ!」と言う言葉に一抹の期待を込めて、下山後インフォメーションへ立ち寄った所、なななんと前日に届けられていたのです。涙が出るほど嬉しかった!心ある人に拾っていただき本当に助かりました。お礼をしたいのでとインフォメーション担当者に伺ったら、名前しかわからないとの事。名前を伺い、FaceBookで検索したら発見。何とか御礼をする事が出来ました。

Garminを落としたのも、テントに穴をあけたのも自分の不注意からです。
気の張りを緩めず行動しなければと改めて感じた山行になりました。
登山目的で入山してピークハントできなかったのは、初めての経験です。

それと拾って届けて下さった方に心より感謝申し上げます。

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