しっぽり山行、今年はテントで立山・剱
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,877m
- 下り
- 1,867m
コースタイム
07:10 立山駅 → 08:30 室堂 → 09:25 一ノ越 → 10:35 雄山(雄山神社参詣)11:00 → 11:20 大汝山(昼食)
12:00 大汝山 → 12:10 富士ノ折立 → 14:20 剱御前小舎 → 14:35 剱沢キャンプ場
【2日目】7/23
05:50 剱沢キャンプ場 → 06:15 剣山荘(トイレ休憩)06:30 → 06:50 一服剱 → 7:40 前剱 → 08:20 平蔵のコル → 09:05 剱岳
09:30 剱岳 → 10:20 平蔵のコル → 10:40 前剱の門(休憩)→ 12:00 剣山荘(昼食・祝宴)
【3日目】7/24
06:50 剱沢キャンプ場 → 07:30 剱御前小舎(休憩)→ 08:45 雷鳥沢キャンプ場 〜 地獄谷 → 09:25 みくりが池温泉(入浴・祝宴)
10:50 みくりが池温泉 → 11:05 室堂 11:20 → 12:10 美女平 12:20 → 12:27 立山駅
天候 | 一日目:小雨のちガス 二日目:快晴 三日目:薄曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
中央道 一宮御坂IC 入口 → 塩尻IC 出口 → 安房トンネル → 国道41号 → 富山地方鉄道 立山駅(無料駐車場) 立山駅 → ケーブルカー → 美女平 美女平 → 立山高原バス → 室堂 ※立山黒部アルペンルートはJAF会員証の提示で割引があるらしい |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂-立山-別山乗越-剣沢までは危険箇所はありません。 剣岳の別山尾根のコースは雨で濡れたらムリできません。 濡れてなくても緊張しますよ。 登山計画は立山駅の登山ポストに投入 剱沢のテン場:事前情報では何泊しても500円と聞いていたが1泊500円・2泊以上1000円とのこと(フダ等のシステムはありません) 下山直前のふろ:みくりが池温泉 下山後のすし:きときと寿司(富山市) 下山後のにく:ほりがね(安曇野市) |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
毎週が4連休のkiyokiyoと金曜に休みが取れたchiantiがテント泊でもしっぽりしてきました。八ヶ岳とか考えてみましたが、また妄想が高じて立山・剣となったのです。
行く道すがらラピュタのDVDを見たらその世界観に浸ってしまったため、今回の山行は“バズーとシーター、よくがんばった”となりました。(オーバーフォーティーとアラウンドフィフティのため、かなりの厳しさを認識しています)
扇沢からは交通費がかかるのでクルマで行くには遠いものの立山駅経由といたしました。立山駅-室堂間のケーブルカーのきっぷはネット予約できるそうですがよして朝一乗れるか試してみましたら臨時便ですぐ乗れました。
心配はテント泊なのにお酒を持ちすぎ重量が20kgを越えることでした。実際には17kgくらいのザックと久々の重めの登山靴にへばりそうでしたが。
室堂で玉姫殿じゃなかった玉殿の水を汲んで出発です。この重量を担いだのは学生のときの合宿以来でした。一の越までが一番つらかったです。
一の越から雄山までは関西方面の高校生くらいの団体がいたおかげでゆっくり登れました。体も慣れたせいか意外と楽に登れましたね。
天空のお社、雄山神社にて参拝しました。お神酒がすごくおいしくておかわりがほしかったです。(銘酒立山ではなかったような)
大汝山から別山方面までは北海道アドベンチャークラブのご一行50名様と一緒になり、2度ほど抜かせていただいてありがたかったんですよ。
別山乗越から剣沢への下り、ルシータ王女の飛行石がほしかったですね。
剣沢のキャンプ場に着きました。事前の予報では22日の午後から降雨あり、テントが張れるか心配でしたがガスがかかってはいるものの問題ありませんでした。そのうちガスも薄れ前剣がちら見えしたりして、そのうち本峰が姿を現しました。グレート!!あそこに登るんですね?
テント設営をchiantiがしている間にテン場の受付と剣沢小屋へビールの調達にkiyokiyoが向かいました。戻るのが遅いなと思ってたら小屋はテン場からかなり下ったところ、kiyokiyo久々のグッドジョブです。(うそです、いつもです)
晩飯担当はkiyokiyo、ペペロンチーノのパスタをおいしくいただきました。
そこそこワインも飲んで気持ちよくなったところで18時ころに就寝、ですがしっかり23時過ぎに二人とも目が覚めてしまいましたとさ、とほほ。外に出たら満天ではないもののクリアに星が見えていて翌朝に期待を高め再度眠りに落ちました。
翌朝まわりがごそごそし始め、”すげえ”なんて声が聞こえてくるものですから外に出てみました。快晴のなか鎮座されています。なんという山なのでしょう。
槍のかっこよさ、剣のすごさってとこでしょうか。
剣沢のトイレは二つあって一つはかなりコワイ、便意も消し飛ぶほどです。もう一つは普通です。その反面剣に登る前に寄った剣山荘のトイレはものすごくキレイ、排便意欲が喚起され、”コクがあるのにキレもある”それはすばらしいお通じとなりました。
それではここからはkiyokiyoがお伝えします。
(追記)
剣沢キャンプ場の水は消毒されたものが受付場のところにあるので心配な
方はこちらを飲めばまちがいないでしょう。剣登るのにおなかピーピーになるリス
クをおかすことはないですからね。私は消毒されていないテン場の水場からがぶが
ぶ飲みました。すごくおいしいのです。
実は剣の登山で飲料水が足りなかったのです。スポーツドリンクを1Lのみで確かに
少なめだったのでしょう。頂上着いて初めの500ccが終わり次の500ccも頂上に
いる間でほとんど飲んでしまいました。発汗が多かったというより緊張のあまり、
のども体もカラカラになっていたのだと思います。
登っている時はそれほど気にならなかったのですが、体の感覚は正直で生涯最大の
怖さを感じていたのでしょう。降りではヨコバイは初めの一歩が明確に分かり怖く
ありませんでしたが、その後に続く岩場の連続でけっこう神経が参ってしまいました。
一服剣や前剣で引き返す人もおられるようですがそれはそれで正しいと思います。
それにしてもしばし近くで歩かれていた私よりは一回りくらい年上と思われる女性
のパーティーの方々、登りはさくさく、降りはするする、さすがなでしこジャパン
のお母さんたちです。
…ハイハイ。個人的な快便情報は置いといて(笑)、まずは一服剱を目指しましょう。
剣山荘から一服剱までの行程は、難しいところもなく軽い足慣らしといったところですが、
今日のkiyokiyoは両手のひらがパンパンにむくんでしまっています。飲み過ぎでしょうか? 尋常じゃない腕の日焼けのせいでしょうか?
手のひらを“グッ、パー、グッ、パー”しながら、リズムをとって登ることにしました。
一服剱まで来ると、前剱がドーンとそびえ立っているが、目指す本峰はまだ見えない。
いったんコルに降りてまた登るのですが、足元はガレていて気を抜けません。さすが剱岳。簡単には登らせてくれません。
前剱直前で休憩しましたが、後立山連峰が見えていて気分も高揚してくるのが判ります。
しかしこの日は天気が良かったせいか、いつもより喉が渇いて、給水も多かったように思います。
前剱山頂で本峰・剱岳と対峙し、はやる心を抑えながら、またまたいったん下ります。
天空に掛かる鉄板の橋やクサリ場を慎重にクリアしていきます。
緊張するルートですが、前剱の門、平蔵のコルなど要所要所、休憩できるところがあります。
カニのタテバイ直前から、長いクサリが掛かるところでは少し渋滞がありましたが、この日は待っても5分ほど。
長いときは30分ほども待つというから、今回は空いていたのでしょう。
タテバイは、自分が経験した中では最強の登りでした。「何かあったらキケンだな」と感じさせます。
無理せず慎重にクリアしました。
剱山頂に到着! 朝からの快晴続きで素晴らしい景色を拝むことができました。
日本海はあいにく雲がかかってすっきりとは見えないものの、グルリと白山や後立山連峰、薬師岳方面が見えます。
下山のメインはもちろん、カニのヨコバイ。
タテバイとどちらが難しいかなどとよく言われますが、私は登りのタテバイのほうが怖かった。
ヨコバイは、最初の一歩の位置さえ決まれば、あとは足場に沿って横移動するだけ…と思えました。
下りでは、登り以上にガレているのが気になるので、滑らないように、石を落とさないように慎重に降りました。
振り返って剱を仰ぐと、10時半ぐらいには山頂にガスが掛かったようです。
やはり山は午前中が勝負ですね。
行きでトイレを借りた剣山荘で下山の祝杯!
生ビール中ジョッキが800円。“五臓六腑に染み渡る” とはこのことですナ!
持参したキュウリ、マヨをつけて食べるのがサイコー! 身体は、マヨの塩分も漏らさず吸収しているようでした。
あとはダラダラと飲み、のんびりと帰り、途中の剱沢小屋でもう一度缶ビールを購入し、テントへ帰着。
いやぁ〜、よき山行でした。
その後も祝宴は続き…気が付けば持参した赤ワインを1Lほど空け、kiyokiyoは酔っぱらって撃沈。
おかしいな…私が米を炊いたらしいんだけど、夕食はカレーを食べたらしいんだけど、全く記憶がございません。
気をつけよう!標高、寝不足、飲み過ぎに!
その後の後片付けをすべてchiantiさんにやっていただきまして…申し訳ない。
二日酔いもなく、朝は目覚めスッキリでした。
3日目はテントを撤収して室堂に帰るだけの行程なのでのんびり…って思ってたら
周囲のテントが早朝からアタック掛けるようで、結構な騒ぎ。
朝食食べて、撤収して、6:30出発。
剱御前小舎で見る景色は、昨日の剱までの道を思い起こさせ、
また開けた室堂方面に、無事に下山できる安心感を感じました。
雷鳥沢まではかったるい下り。
「ここを登りに使うのも、単純すぎてつまらないだろうな…」などと思いながら、早く温泉につかりたい一心で歩く。
地獄谷で地獄をかいま見た後、一気に階段を登り返して、みくりが池温泉へ。
泉質とろとろです。脱衣所の洗面の水は立山のおいしい水でした。
入浴後、生ビール(小)650円と黒たまごで乾杯! 黒たまご、おいしくてお代わりしちゃいました。
勢いの止まらないchiantiとkiyokiyoは、立山駅に下山後、瓶牛乳を飲み干し、
富山へ移動し、きときと寿司。さらに豊科へ移動し、ほりがねで焼肉!…グルメ三昧です。
時節柄、ほりがねに生レバーがなかったのが残念だったけど、
妄想していたことを、ほぼすべて実行してしまった充実の山行でした。
今期体力絶好調のnzchchです。
輪番休日中に挑戦してやるつもりです!!
だから、うらやましくなんかありません
…いいなあ 晴れてる日に制覇
nzchch殿
お気をつけて行ってらっしゃい!
早くご一緒したいね。
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