記録ID: 1244669
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍
ジャンダルム
2017年09月02日(土) 〜
2017年09月03日(日)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 10:32
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,801m
コースタイム
1日目
- 山行
- 1:53
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:56
距離 4.2km
登り 692m
下り 24m
15:04
2日目
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:25
距離 8.9km
登り 1,119m
下り 1,781m
13:33
ゴール地点
岳沢ヒュッテからジャンダルム山頂までのタイムは、高原地図の参考タイムが全くあてになりませんでした。
ヤマレコやその他のブログ等のタイムを参考にされる方が良いと思います。
ヤマレコやその他のブログ等のタイムを参考にされる方が良いと思います。
天候 | ほぼ快晴 午後は、夏のやまらしくガスがかかってきましたが。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
平湯バスターミナルまでのシャトルバスもあるが、一番奥に下った第3駐車場からなら、歩いても15分程でバスターミナルに到着可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地〜岳沢ヒュッテ】 ごく普通の登山道です。 やや傾斜は急かもしれませんが、取り立てて危険箇所はありません。木の根が特別滑りやすいこともなく、浮き石もほとんどありません。 【岳沢ヒュッテ〜天狗のコル】 取っ付きから目印が分かりづらいです。私個人が迷ったところは写真にアップします。 お花畑は、石の上に草が被さり、斜面もそれなりに急なので、特に下りは滑らないように気を使いました。 ガレ場に変わってから天狗のコルまでは、さらに危険度が増します。 目印分かりづらい。 浮き石多数。 滑りやすい。 そして落石の危険があるので、神経をすり減らしながら登ることになります。 先行者も後続者もいなかったのが幸いでした。 一方下りでは、前後に数名の登山者がいたので、適度な距離を保って歩くようにしました。 特に、天狗のコル直前は斜面も急なので、気をつけていても落石させてしまうと思うので、他の登山者との距離は十分に取っておきたいところです。 逆層スラブ、登りで向かって右側に寄るように意識して登れば、落石の危険も減らせて、比較的歩きやすく良いと思いました。 【天狗のコル~ジャンダルム】 天狗のコルからすぐ右手の逆層スラブの壁に、引き抜けてしまいそうな箇所がありました。両手でひっかかりのあるようなところを探しながら進むことになるので、必ずしも安全そうに見えるところも、確認しながら進んでください。 そこを過ぎて少し登ったところに、一番の核心部があり。 写真にもあげますので、ご参照ください。 そこで引き返そうかととも思いましたが、事前に調べていたレポートの写真のと同じ場所であることに、渡り切った後に気が付きました。 そこを過ぎればそこ以上に危険な場所はなかったと個人的に思います。 三点支持を守っていれば、よほどのことがない限り、山頂手前までたどり着けると思います。 山頂手前には、少し開けて平らな場所があります。 そこへ降りる直前が大きな岩場の渡りで、高度感の恐怖はありませんが、岩と岩の隙間が広く戸惑いました。 山頂直前は、最初こそ鎖がありますが、あとは鎖がありません。 さらに、目印がとても分かりづらくなっています。 登る時より下る時、登ってきた道筋を覚えておくと下りに役に立つと思います。 私は、すっかり上ったルートが分からなくなり、手足をふらふらさせて戸惑い、一度登り返しました。 命に関わるような怪我には繋がらないかと思いますが、骨折や動けなくなるような怪我に繋がる危険性は十分にあるので、最後は気を付けてください。 |
その他周辺情報 | 下山後に、平湯温泉「ひらゆの森」に立ち寄りました。 →http://www.hirayunomori.co.jp/ 富山方面には、いくつも立ち寄り湯可能な温泉施設はあるけど、ここが一番疲れが取れる気がします。 ただ、最近はとても混雑しているので、離れた駐車場に案内されたり、中も人口密度が高くなっています。 静かに体を休めたい方にはおすすめできないかも。 |
写真
オカリナ、ならぬコカリナおじさんがいました。
大山のオカリナおじさんかなと一瞬思いました。
コカリナは、オカリナと違い、木製だそうです。
軽くて、割れる心配もないので、登山には都合が良いそう。
大山のオカリナおじさんかなと一瞬思いました。
コカリナは、オカリナと違い、木製だそうです。
軽くて、割れる心配もないので、登山には都合が良いそう。
天狗のコル到着。
鼻はぐしゅぐしゅ、喉はいがらっぽく。
でも、心拍数が上がらないように気を付けて歩いたつもりです。
山と高原地図のタイムより、一時間ばかり早く到着できました。
※そこからジャンダルムまでも3時間半のところ約一時間ほどで到着。決してスタミナがある方ではないから、早く歩けている方でもないと思います。山と高原地図をお持ちの方は、岳沢ヒュッテから天狗のコルまでにかかった時間を参考に、その後に時間の目安の材料としたほうが良いのではないかと思います。
鼻はぐしゅぐしゅ、喉はいがらっぽく。
でも、心拍数が上がらないように気を付けて歩いたつもりです。
山と高原地図のタイムより、一時間ばかり早く到着できました。
※そこからジャンダルムまでも3時間半のところ約一時間ほどで到着。決してスタミナがある方ではないから、早く歩けている方でもないと思います。山と高原地図をお持ちの方は、岳沢ヒュッテから天狗のコルまでにかかった時間を参考に、その後に時間の目安の材料としたほうが良いのではないかと思います。
注!!
一番の核心部です。
振り返って撮った写真ですが、逆層スラブの上を3mほど通過します。
左右どちら側に落ちても、クリティカルな怪我を負ってしまうことは間違いありません。
さらに高度感から感じる恐怖心も不安を煽ります。
私は四つん這いで、体の位置をひねって変えながら通過しました。下りは、登りほど恐怖を感じず、渡り切れました。
一番の核心部です。
振り返って撮った写真ですが、逆層スラブの上を3mほど通過します。
左右どちら側に落ちても、クリティカルな怪我を負ってしまうことは間違いありません。
さらに高度感から感じる恐怖心も不安を煽ります。
私は四つん這いで、体の位置をひねって変えながら通過しました。下りは、登りほど恐怖を感じず、渡り切れました。
最初に鎖場を登ります。
距離も短いので、奥穂や槍を登頂されている方なら、まず軽々登れると思います。
しかし、鎖のない場所は、完全なロッククライミングになります。登りはまだ良いですが、下りはルートファインディングを間違えないように注意。
距離も短いので、奥穂や槍を登頂されている方なら、まず軽々登れると思います。
しかし、鎖のない場所は、完全なロッククライミングになります。登りはまだ良いですが、下りはルートファインディングを間違えないように注意。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 今の時期、天狗のコルからジャンダルム山頂を目指すと、ちょうど日差しが真正面から差すので、サングラス必須。ないと、目印を見落としたり、足元手元が見えなかったり、危険度が上がる。 |
感想
登山を本格的に初めて足掛け3年。
登りたい憧れの山は、劔岳から、斜里岳、槍ヶ岳、ジャンダルムに移り。
昨年は、奥穂側からアクセスしようとして、頭痛とぜんそくの症状、馬の背の恐怖心から断念。
今回、セルフビレイツールも用意して、体調も可能な限り万全に整えて、なんとか登頂が叶いました。
結局、セルフビレイツールを使う機会はありませんでした。
使える場所もほとんどありませんでした。
かわりに、これまでの登山経験の全部を出しきったような気がします。
三点支持、ガレ場歩き、体調のコントロールなどなど。
天候も味方してくれました。
山頂はまさかの無風状態。
それまでの行程でも、特に気候が乱れることはなく、山頂からの景色は済んで遠くまで見渡せる素敵な状況でした。
これが、ガスっていて何も見えなかったら。
もう一度行かなくてはと思えるかもしれないけれど、晴れて景色も良かったお蔭で、
もう一度行く理由はなくなりました。
また行くのは恐いので、気が引けてしまっています。
でも、いつかまた行きたいとは思います。
乱筆乱文で感想を締めくくりますが、ご容赦ください。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1258人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する