【 金峰山〜甲武信ヶ岳〜燕山 】奥秩父主脈西部縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 2,929m
コースタイム
-15:35金峰山小屋(泊)
2日目 金峰山小屋5:00-5:20金峰山-6:17朝日岳6:51-7:20大弛峠7:34-前国師-8:20北奥千丈岳-8:30国師岳-1040東梓1050
-1253千曲川源流遊歩道分岐
-1315甲武信ヶ岳1350-1407木賊山1415-1515破風山避難小屋(泊)
3日目 破風山避難小屋6:00-6:45西破風山6:50-7:15東破風山7:25-8:10雁坂嶺8:20-8:50雁坂峠-9:05雁坂小屋0920-10:00水晶山10:10
-1040古礼山11:00-1220雁峠-14:40新地平
天候 | 曇り時々雨、少し晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 新地平〜山梨市駅(山梨市営バス)¥800- |
コース状況/ 危険箇所等 |
・瑞牆山荘〜大日小屋 特に危険な箇所はありません。踏み後明瞭で、ルートは分かりやすいです。 ・大日小屋〜金峰山 岩場多く、雨、朝露で濡れている場合は、滑りやすいので足元に注意。 ・金峰山〜大弛峠 ロープでルートを仕切っている箇所も多く、滑りやすい岩場以外は特に問題はありません。 ・大弛峠〜国師ヶ岳 大弛小屋から始まる木の階段は、安心して登れますが、体力的には結構キツいです。 ・国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳 森の中をひたすら歩きます。この区間は道標が少ないので、不安になりがちですが、 踏み後明瞭なので迷うことはありません。倒木多し。 ・甲武信ヶ岳〜破風山避難小屋 踏み後明瞭で、特に危険箇所はありません。 ・破風山避難小屋〜東破風山 大岩が積み重なっていて足場が悪い箇所があります。濡れている時は、滑らないよう要注意。 ・東破風山〜雁坂峠 笹の草原に出来た小径を辿る。スズメバチがルート上を盛んに行き交っていました。注意してください。 雨後、朝露があるときはスパッツ必須です。私は短パンに素足だったので靴の中に水が溜まりました。 ・雁坂峠〜雁峠 特に危険箇所はありません。 ・雁峠〜新地平バス停 赤リボンが途切れる箇所がありますが、ひたすら沢沿いの道を下ります。 |
写真
感想
奥秩父主脈単独縦走は、山を始めた時からのひとつの憧れでした。
ただ、テント泊で全行程を一度にこなすのは、体力、技量、経験もまだまだ足りないため、まずは小屋泊を前提に計画を立てました。
営業小屋以外は泊まったことがなかったため、
今回、初日は営業小屋、2日目は避難小屋に泊まることにし、自炊道具、寝袋持参の山行となりました。
またGWに行った雲取山では、帰りの石尾根でかなり膝に負担があったので、
トレッキングポールの効果を試すこともひとつの目的でした。
都心でも雨が降ったり止んだり、涼しくて夏らしくない天候が続く中、2泊3日の山行に出発です。
〈1日目〉
時々晴れ間が覗きますが、全体的には曇りベースの天候。
韮崎駅からバスで瑞牆山荘に着いたのは、10時過ぎ、瑞牆山に寄っていると、
夕方までに金峰山小屋に着けるか不安だったので今回はパス。
1日目のハイライトは千代ノ吹上です。遠望がきかず残念ですが、この大岩壁の雄大な景観には圧倒されます。
金峰山小屋に宿泊したのは、私とは逆ルート(甲武信小屋5時発)から来られた男性と2人だけ。
ご主人の吉木さんからは、明日予定しているルートについていろいろ助言をいただき楽しい時間を過ごすことができました。
また、翌日は5時に出発するというスケジュールに合わせて、早めの朝食を用意していただきました。
美味しい食事、気持ちのいい寝床、細かいお気遣いなどなど、本当に有り難うございました。
〈2日目〉
国師ヶ岳から甲武信ヶ岳まではずーーと、暗い森の中を歩く感じでした。所々で展望が開ける箇所はありましたが、
曇天で時折雨が降っていたので、ゆっくり見ている余裕がありませんでした。
出来れば雁坂小屋に泊まった方が良いよ、という吉木さんの助言もあり、なるべく急ぎで歩いたのですが、
甲武信ヶ岳に着く頃には、気力的にやっぱり無理と感じ始めました。
破風山避難小屋に着いたのは15時過ぎ、雨が強まりだしたので、当初予定通り破風山避難小屋で泊まることにしました。
小屋は新しく、中も比較的きれいなのですが…、窓が鉄製で開くと風雨がダイレクトに吹き込むため閉め切り。また、入口用に鉄製引き戸が2つありますが、
こちらも天候が悪いと閉め切らざるをえないため、結果的に中は真っ暗になります。
とりあえず、濡れた服を乾かすため土間のダルマストーブに火を入れました。
持参した蝋燭とヘッデンの光を頼りに、初めての一人山小屋ごはん。後はすることがないので、これまた初めてのシュラフ就寝となりました。
〈3日目〉
朝4時半に起床、っていうかほぼ寝てません。腰、頭痛く、今度からマットは必須です。
一晩続いた風雨は収まり、少しはいい天気になるかもと期待。
朝食は昨晩のアルファ米の五目飯に卵スープを加えた雑炊と、スティックタイプのゴールドブレンド。少しゆっくりして6時に最終日の出発です。
最初の西風破山への急坂は寝起きの体にはきついけど、周辺の山々の景色をみると自然に力がわいてくる感じがします。
東風破山下りまでは、岩場が多く雨に濡れて滑りやすいので慎重に進みます。この後の雁坂峠までは、低い笹の間にある道を気楽に歩けますが、
時々スズメバチの威嚇に会い、自然と足が速まります。
水晶、古礼、燕山と、だんだん標高を下げながら、最後の目的地雁峠に着きました。
特に大きなトラブルもなく、無事2泊3日の縦走を終えられてホッとしています。ほんとに楽しかった。
ただ、前回の乾徳山と同様、展望を十分を楽しめなかったのがちょっと残念。
いつかまた天候の良い時に同じルート、または奥秩父主脈の残りのルート〈雲取山〜飛龍山〜笠取山〉をプラスして歩いてみたいと思いました。
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