夏合宿 常念山脈
- GPS
- 104:00
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,309m
- 下り
- 2,438m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:45
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:20
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 9日 晴れ 10日 晴れ 11日 晴れ後曇り 12日 強風雨 13日 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
南安タクシー中房温泉行き定期バス 穂高→中房温泉 1700円 中房温泉行きの定期バスは混雑時増便有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道もはっきりとしていて、全体を通して難所は少なかった。大天井岳手前の切通岩の鎖場、常念岳山頂付近の浮き石に少し注意が必要だと感じた。 |
その他周辺情報 | ・中房温泉テント場 1000円/人 ・燕山荘テント場 700円/人 水 200円/ℓ ・常念小屋テント場 1000円/人 水 200円/ℓ ・常念小屋で一ノ沢登山口からのタクシー予約可能 ・下山後松本の湯の華銭湯瑞祥松本にて入浴 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
シェラフ
ナイフ
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共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ツェルト
ポール
テント
テントマット
ファーストエイドキット
|
備考 | 夏合宿参加人数と荷物の量を考え、食料をフリーズドライなどを多めにすればよかった。また普段登っている山より小屋の充実度が高く、水などもある程度頼ってもいいと感じた。今回調理器具であるMSRドラゴンフライに不備が生じたのも撤退の一要因となったので事前のチェック等も怠らないようにしたい。 |
感想
今年の夏合宿のうち私たち2年生が主体となり計画を立てた合宿の内容は、常念山脈縦走である。普段の1つの山の山頂を目指すという登山も達成感はあるが、登ってからも目指すところがあり、何よりも雄大な景色が楽しめ、それを見ながら縦走するということは夏合宿のような長期的な山行でしか味わうことができない。また一年生や去年の夏合宿に参加できなかった二年生にも普段できないような体験をしてもらいたいと思いこの合宿を計画した。
9/9
中房温泉で前夜泊となるこの日は松本駅で全員が集合となる予定だったが、高速バスが渋滞に巻き込まれて松本につくのが遅くなり、その日の予定が大きく狂いそうになったりあわただしい一日だった。穂高駅からバスで中房温泉までいきなり高度を上げるので高山病予防のために登山口のテント場で一泊する。
9/10
天気に恵まれ晴天となり全体としてとても気持ちよく北アルプス三大急登のうちの一つ燕岳を登ることができた。急登の割には登山道が整備されていて疲れはしたが登りやすいものとなっていた。高山病予防のために最初はゆっくり登っていたが、中盤たくさんの下山者が道を譲ってくれ、申し訳なさからペースが上がったと感じた。またテントとフライの相性が悪かったのかテント内の空気の入れ替わりが悪かったりなどの要因から燕山荘テント場で高山病の疑いがある人が三名出たが症状の重さにかかわらず夜にはほとんど回復していたので不幸中の幸いであったと思う。
9/11
朝目が覚めて前日具合が悪い人が全員治ったので山行を続けることを決定する。また前日の天気図より、この日の夕方から天気が崩れることが予想されたので、牛首展望台に行き、大天荘のテント場に泊まるという本来の予定ではなく、エスケープルートとしていた一ノ沢に向かえる、また水場もあるという理由で常念小屋まで行くことに決定する(大天荘テント場からだとエスケープまでに時間がかかってしまう)。大天井岳周辺は浮き石が多く歩きにくかったが、トレーニングも真面目に行っていたメンバーだったためかコースタイムも思っていたより早く、大天井岳に登れたのは嬉しかった。大天荘手前から徐々に雲が濃くなり、大天井岳を登り終え、大天荘を出発したあたりからあたりはガスってきて霧雨のような中を歩くこととなった。登山道ははっきりとしていて迷うことはなかったがガスが濃いため道中は慎重を期した。常念小屋テント場についたころから雨が降り始め徐々に風が強くなり、午後5時ごろから暴風雨となった。天気図を見た限り、明日の山行は無理であると判断し翌日は停滞とする。
9/12(停滞)
この日はひたすら雨風が弱まることをテント内で待った。テントのフライを張り直しに行かなくてはならないほど風が強く、雨も強かったのでペグが緩くなったりなどしたが徐々に天気は落ち着いていった。停滞が初めてなのか文句をいうメンバーがいて何のために停滞を決断したのか考えてもらいたかった。また共同装備のMSRドラゴンフライのポンプに不備があり火がつけられないことが分かり、メンバーのコンロのガスも残りわずか、天気図でも台風が迫ってきそうだったので、次の日に常念岳をピストンし、一ノ沢登山口へエスケープすることに決めた。
9/13
起床すると昨晩ぐずついていた雨は止み、晴れていたので予定通りに常念岳を登り始めた。テントに荷物を置き、軽装備での登り、昨日の停滞で体力も回復したのか皆の顔から笑顔があふれていた。道中、天候にも恵まれ雲海からの日の出を見ることができたし、常念岳山頂は曇っていたが徐々に青空も見え始め絶景を堪能することができた。常念岳山頂までの道も浮き石が所々あったので注意が必要であった。
一ノ沢へ下山時、軽快に下れコースタイムも狂いなく下山できた。タクシーの運転手さんの話によると雨天時は増水するらしく注意が必要とのこと。
下山後は松本の湯の華銭湯 瑞祥で山行の疲れを癒し、山行を終了とした。
反省として今回の山行はテント泊に慣れていないことが大きく目立った。前期の山行では夏合宿の練習として合宿が組まれていたが歩荷重視でテントに泊まらず避難小屋に泊まる山行、またテント泊をする予定だが小屋泊になった山行が多かった。合宿の練習にはテントを用いて朝、すんなりと出発できるように練習しなくてはならないと感じた。
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