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Yamareco

記録ID: 125916
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳〜北燕岳(合戦尾根)

2011年08月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:45
距離
10.2km
登り
1,474m
下り
1,462m

コースタイム

中房温泉登山口6:05 - 6:30第一ベンチ - 6:50第二ベンチ - 7:15第三ベンチ - 7:40富士見ベンチ - 8:05合戦小屋8:10 - 8:25合戦沢ノ頭 - 8:55燕山荘 - 9:20燕岳 - 9:35北燕岳9:40 - 9:50燕岳 - 10:15燕山荘10:20 - 10:55合戦沢ノ頭 - 11:05合戦小屋11:20 - 11:40富士見ベンチ - 11:50第三ベンチ - 12:05第二ベンチ - 12:25第一ベンチ - 12:50中房温泉登山口

(下山時の富士見ベンチ以降のタイムはあまりあてになりません。GPSログがとれなかったので、ルートはあくまで参考です。)
天候 曇りのち雨(朝方はわずかながら青空が広がっていましたが、昼前から本格的な雨になりました)
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
穂高駅〜中房温泉 \1700

南安タクシー http://nan-an.sakura.ne.jp/
 - 中房温泉行き定期バス http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
・合戦尾根は前半部が急登ですが、合戦小屋を過ぎれば比較的なだらかになります。
・燕岳山頂は定員が決まっているので、割り込み登頂は控えましょう 今日は多くても4〜5人程度でしたが。

登山ポスト: 中房温泉登山口にあります。

トイレ: 中房温泉登山口、合戦小屋にあります。燕山荘でも借りることができるそうです。

温泉: 中房温泉(言わずもがなですね)、穂高温泉などがあります。

予約できる山小屋
中房温泉登山口
朝焼けの穂高駅前
2011年08月06日 04:54撮影
8/6 4:54
朝焼けの穂高駅前
登り始めは木漏れ日がさしていました。
2011年08月06日 06:33撮影
8/6 6:33
登り始めは木漏れ日がさしていました。
まだ稜線がくっきりと見えたのですが…
2011年08月06日 07:08撮影
8/6 7:08
まだ稜線がくっきりと見えたのですが…
久しぶりにおひさまを拝めたのですが…
2011年08月06日 07:15撮影
8/6 7:15
久しぶりにおひさまを拝めたのですが…
あと○分が意外と長いのです。
2011年08月06日 07:56撮影
8/6 7:56
あと○分が意外と長いのです。
合戦小屋の鬼面
2011年08月06日 08:05撮影
8/6 8:05
合戦小屋の鬼面
ハクサンフウロでしょうか。それにしてもスリムな花弁です。
2011年08月06日 08:18撮影
8/6 8:18
ハクサンフウロでしょうか。それにしてもスリムな花弁です。
シナノオトギリ
2011年08月06日 08:18撮影
8/6 8:18
シナノオトギリ
有明山が隠れてしまいました(わずかに右肩が見えます)。
2011年08月06日 08:19撮影
8/6 8:19
有明山が隠れてしまいました(わずかに右肩が見えます)。
森林限界を越えたようです。
2011年08月06日 08:23撮影
8/6 8:23
森林限界を越えたようです。
エゾシオガマ
2011年08月06日 08:35撮影
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エゾシオガマ
コメバツガザクラ
2011年08月06日 08:41撮影
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コメバツガザクラ
2011年08月06日 08:50撮影
8/6 8:50
ミヤマキンポウゲ
2011年08月06日 08:51撮影
1
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ミヤマキンポウゲ
ニッコウキスゲでしょうか。これ以上近づけませんでした。
2011年08月06日 08:51撮影
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ニッコウキスゲでしょうか。これ以上近づけませんでした。
ヤマハハコ
2011年08月06日 08:51撮影
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ヤマハハコ
燕山荘直下に着きました。
2011年08月06日 08:54撮影
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燕山荘直下に着きました。
ガスがかかって遠近の感覚がおかしくなりそうです。
2011年08月06日 08:55撮影
8/6 8:55
ガスがかかって遠近の感覚がおかしくなりそうです。
チシマギキョウ
2011年08月06日 09:00撮影
8/6 9:00
チシマギキョウ
イルカ君(さん?)登場。
2011年08月06日 09:01撮影
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イルカ君(さん?)登場。
クルマユリ
2011年08月06日 09:02撮影
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クルマユリ
ハクサンフウロ
2011年08月06日 09:03撮影
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ハクサンフウロ
山頂も霞んで見えます。
2011年08月06日 09:11撮影
8/6 9:11
山頂も霞んで見えます。
燕岳山標と三角点
2011年08月06日 09:22撮影
8/6 9:22
燕岳山標と三角点
コマクサ栽培試験地
2011年08月06日 09:27撮影
8/6 9:27
コマクサ栽培試験地
手前から、ミヤマダイコンソウ?、チシマギキョウ、コマクサ
2011年08月06日 09:29撮影
8/6 9:29
手前から、ミヤマダイコンソウ?、チシマギキョウ、コマクサ
コマクサ。全体の見頃は過ぎましたが、この株は待っていてくれたかのようです。
2011年08月06日 09:30撮影
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8/6 9:30
コマクサ。全体の見頃は過ぎましたが、この株は待っていてくれたかのようです。
北燕岳の勇姿
2011年08月06日 09:33撮影
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北燕岳の勇姿
東沢乗越方面との分岐
2011年08月06日 09:34撮影
8/6 9:34
東沢乗越方面との分岐
北燕岳から北側を望む。ガスもあいまって高度感たっぷりです。
2011年08月06日 09:38撮影
8/6 9:38
北燕岳から北側を望む。ガスもあいまって高度感たっぷりです。
燕岳を北面から
2011年08月06日 09:49撮影
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燕岳を北面から
2011年08月06日 09:55撮影
8/6 9:55
ガスがかかる中、幸運にも雷鳥に会えました。
2011年08月06日 10:13撮影
8/6 10:13
ガスがかかる中、幸運にも雷鳥に会えました。
燕山荘前の道案内
2011年08月06日 10:15撮影
8/6 10:15
燕山荘前の道案内
山男の像
2011年08月06日 10:15撮影
8/6 10:15
山男の像
ヤマトリカブト
2011年08月06日 10:21撮影
8/6 10:21
ヤマトリカブト
ゴゼンタチバナ
2011年08月06日 10:39撮影
8/6 10:39
ゴゼンタチバナ
コバイケイソウの葉にとまるトンボ。羽虫も多かったのですが、それ以上にトンボの多かったこと。
2011年08月06日 10:41撮影
8/6 10:41
コバイケイソウの葉にとまるトンボ。羽虫も多かったのですが、それ以上にトンボの多かったこと。
コバイケイソウ
2011年08月06日 10:53撮影
8/6 10:53
コバイケイソウ
モミジカラマツ
2011年08月06日 10:54撮影
8/6 10:54
モミジカラマツ
合戦沢ノ頭
2011年08月06日 10:56撮影
8/6 10:56
合戦沢ノ頭
中房温泉登山口(雨がやんだ後の写真です)
2011年08月06日 13:47撮影
8/6 13:47
中房温泉登山口(雨がやんだ後の写真です)

感想

 松本で同窓会があったので、その前に北アルプスの一登りと考えて、燕岳へ行ってきました。
 前日は穂高駅近くのホテルに宿泊。突然降り出した局地的な雨にびっくり。街中ですが、慌ててザックにカバーをかけます。明日の天気も気懸かりです。午前中は何とかもつとの予想をあてにして就寝しました。

 当日は穂高駅前から始発のバスで中房温泉へ。バス(マイクロバスを含む)は5〜6台に増便されていましたが、「オドケルくらいに登山客が少ない」と運転手の方が話していました(オドケルとは驚くという意味の方言です)。途中、バスはカモシカの親子に遭遇。子供を連れているせいでしょうか、簡単には退いてくれません。でも、そのおかげで初めてのカモシカをじっくり見ることができました。
 登山口には1時間弱で到着。すでに多くの方が準備をしています。団体さんもいらっしゃるので、早めに出発します。

 前日の雨の影響が登山道に出ていないか心配しましたが、足場は心配なさそうです。ところどころにあるベンチは思い思いに休憩をとる登山者でいっぱい。子供連れも多くいます。さすが人気のルートです。しかし、次第に雲が広がり、合戦沢ノ頭を越えたあたりからはすっかり乳白色の世界となってしまいました。

 こうなると、楽しみは山道沿いの植物ぐらいになります。東京近郊の山とは異なる草花や森林限界を越えた植生に目を奪われます。高度を上げるにつれて種類がぐっと増えてくるのを楽しみに進めば、ほどなくテント場が見え、燕山荘下に到着しました。

 晴れていれば燕岳山頂が見えるはずですが、ガスに煙って視界は100メートル程度。花崗岩とハイマツのコントラストも次回の楽しみにします。ガスの中から突然現れる奇岩を何に見立てるか思い描きながら、燕岳山頂へ。

 狭い山頂からはもちろん何も見えません。それでも北アルプスの一つの峰に立った達成感にしばし佇みます。
 この頃から小雨が降ってきたので、この後北燕岳を目指すか少し考えましたが、行けるところまで行くことに。

 途中のコマクサ栽培試験地では一面にコマクサが植えられています。試験栽培地の外にも今がさかりの株があり、間近に見ることができて足を運んだ甲斐がありました。

 北燕岳には山頂を示すものは何もありませんが、分岐標識を信じて岩場を登ります。山頂(と思われるところ)に立ってあたりを見回してもガスばかりですが、わずかながら見える北の稜線の先を想像します。やっぱり青空の下で再訪してみたいですね。

 下山は、燕山荘に立ち寄ってバンダナを購入してから。渋滞を予想して、少し早めに下り始めます。ところが、合戦小屋にさしかかる頃から雨が本降りに。合戦小屋のベンチで昼食をと考えていましたが、それどころではありません。庇のあるところがすぐにいっぱいになったので、レインジャケットを着込んで下山を続行。

 あとは雨の中をひたすら下るだけ。燕山荘に宿泊すると思われる方が次々と登ってきます。中にはレインフード装着のベビーキャリアを背負った御夫婦も。こんな天気なので登りも下りも滞留するのは仕方ありません。
 黙々と下りましたが、予想より少しかかって登山口に到着。雨が降り続いていたので、登山口の日帰り温泉で蕎麦をいただいてようやく一息つきました。

 最後は雨で少々辛くなってしまいましたが、いつもとは異なる高山の山歩きを楽しめました。急登も思ったほどではなく、道沿いの草花を愛でながらの往復でした。ただ、下山後の同窓会では少しばかりへばってしまいましたが、
 思えばこのところ雨具が活躍する山歩きばかりです。雨が降らない山はないのですから致し方ありませんが、そろそろお天道様を拝みながらの山行もしてみたいものです。暦の上では早くも秋、行くとすれば東北方面でしょうか。

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