燕岳〜北燕岳(合戦尾根)


- GPS
- 06:45
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
(下山時の富士見ベンチ以降のタイムはあまりあてになりません。GPSログがとれなかったので、ルートはあくまで参考です。)
天候 | 曇りのち雨(朝方はわずかながら青空が広がっていましたが、昼前から本格的な雨になりました) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
南安タクシー http://nan-an.sakura.ne.jp/ - 中房温泉行き定期バス http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況: ・合戦尾根は前半部が急登ですが、合戦小屋を過ぎれば比較的なだらかになります。 ・燕岳山頂は定員が決まっているので、割り込み登頂は控えましょう ![]() 登山ポスト: 中房温泉登山口にあります。 トイレ: 中房温泉登山口、合戦小屋にあります。燕山荘でも借りることができるそうです。 温泉: 中房温泉(言わずもがなですね)、穂高温泉などがあります。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
松本で同窓会があったので、その前に北アルプスの一登りと考えて、燕岳へ行ってきました。
前日は穂高駅近くのホテルに宿泊。突然降り出した局地的な雨にびっくり。街中ですが、慌ててザックにカバーをかけます。明日の天気も気懸かりです。午前中は何とかもつとの予想をあてにして就寝しました。
当日は穂高駅前から始発のバスで中房温泉へ。バス(マイクロバスを含む)は5〜6台に増便されていましたが、「オドケルくらいに登山客が少ない」と運転手の方が話していました(オドケルとは驚くという意味の方言です)。途中、バスはカモシカの親子に遭遇。子供を連れているせいでしょうか、簡単には退いてくれません。でも、そのおかげで初めてのカモシカをじっくり見ることができました。
登山口には1時間弱で到着。すでに多くの方が準備をしています。団体さんもいらっしゃるので、早めに出発します。
前日の雨の影響が登山道に出ていないか心配しましたが、足場は心配なさそうです。ところどころにあるベンチは思い思いに休憩をとる登山者でいっぱい。子供連れも多くいます。さすが人気のルートです。しかし、次第に雲が広がり、合戦沢ノ頭を越えたあたりからはすっかり乳白色の世界となってしまいました。
こうなると、楽しみは山道沿いの植物ぐらいになります。東京近郊の山とは異なる草花や森林限界を越えた植生に目を奪われます。高度を上げるにつれて種類がぐっと増えてくるのを楽しみに進めば、ほどなくテント場が見え、燕山荘下に到着しました。
晴れていれば燕岳山頂が見えるはずですが、ガスに煙って視界は100メートル程度。花崗岩とハイマツのコントラストも次回の楽しみにします。ガスの中から突然現れる奇岩を何に見立てるか思い描きながら、燕岳山頂へ。
狭い山頂からはもちろん何も見えません。それでも北アルプスの一つの峰に立った達成感にしばし佇みます。
この頃から小雨が降ってきたので、この後北燕岳を目指すか少し考えましたが、行けるところまで行くことに。
途中のコマクサ栽培試験地では一面にコマクサが植えられています。試験栽培地の外にも今がさかりの株があり、間近に見ることができて足を運んだ甲斐がありました。
北燕岳には山頂を示すものは何もありませんが、分岐標識を信じて岩場を登ります。山頂(と思われるところ)に立ってあたりを見回してもガスばかりですが、わずかながら見える北の稜線の先を想像します。やっぱり青空の下で再訪してみたいですね。
下山は、燕山荘に立ち寄ってバンダナを購入してから。渋滞を予想して、少し早めに下り始めます。ところが、合戦小屋にさしかかる頃から雨が本降りに。合戦小屋のベンチで昼食をと考えていましたが、それどころではありません。庇のあるところがすぐにいっぱいになったので、レインジャケットを着込んで下山を続行。
あとは雨の中をひたすら下るだけ。燕山荘に宿泊すると思われる方が次々と登ってきます。中にはレインフード装着のベビーキャリアを背負った御夫婦も。こんな天気なので登りも下りも滞留するのは仕方ありません。
黙々と下りましたが、予想より少しかかって登山口に到着。雨が降り続いていたので、登山口の日帰り温泉で蕎麦をいただいてようやく一息つきました。
最後は雨で少々辛くなってしまいましたが、いつもとは異なる高山の山歩きを楽しめました。急登も思ったほどではなく、道沿いの草花を愛でながらの往復でした。ただ、下山後の同窓会では少しばかりへばってしまいましたが、
思えばこのところ雨具が活躍する山歩きばかりです。雨が降らない山はないのですから致し方ありませんが、そろそろお天道様を拝みながらの山行もしてみたいものです。暦の上では早くも秋、行くとすれば東北方面でしょうか。
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