ヤブヤブこぎこぎ乗鞍岳。中洞権現ノ尾根↑九蔵尾根(青谷登山道)↓ハイヒールで登れない3000mPART3

日程 | 2017年09月24日(日) 〜 2017年09月25日(月) |
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メンバー | , その他メンバー1人 |
天候 | 24日 晴れ午後ガスが付くも夕方から快晴。深夜満天の星空。無風。 25日 雲一つない快晴。無風。 |
アクセス |
利用交通機関
単身赴任中で関西在住の夫と、道の駅「ひだ朝日村」で待ち合わせ。
車・バイク
夫が到着したのは深夜1時前だったため、五時までは寝ていました。 車二台使用のため、一台は下山口ゲート付近にデポして一台で登山口に向かってます。 下山口の九蔵林道ゲートは道の駅から近いです。 登山口のアイミックスキャンプ場までは一時間位かかりますのでもう少し早めに動いたほうが良いと思いますが、初めて行くなら明るくなってから林道を走るほうが良いでしょう。 九蔵尾根側の林道はレボーグでもゆっくり走ればなんとか行けましたがゲートまで行くと回転も困難なので気を付けてください。 登山口側は、アイミックスまでは舗装路なので問題ないですが、その先は車高の低い車ではムリです。アイミックスからゲートまで歩いても15〜20分くらいなので、車高の低い車の方はムリせずキャンプ場に置かせてもらったほうが良いと思います。 こちらはゲート前に整備された駐車場がありました。
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 7時間3分
- 休憩
- 1時間4分
- 合計
- 8時間7分
- 2日目
- 山行
- 5時間37分
- 休憩
- 36分
- 合計
- 6時間13分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
メジャールートでは無いため、ポイントが無くあっさりしたコースタイムになってます。
初日は道間違えで40分ロスしてるのと、荷が重かったため、記載以外にも各所で休憩取ってますので軽い荷で行けば上記ほどの時間はかからないと思います。
二日目は軽食時以外は休んでいないので、表記のタイムかかってますね。
歩数 一日目 23662歩
二日目 25595歩
初日は道間違えで40分ロスしてるのと、荷が重かったため、記載以外にも各所で休憩取ってますので軽い荷で行けば上記ほどの時間はかからないと思います。
二日目は軽食時以外は休んでいないので、表記のタイムかかってますね。
歩数 一日目 23662歩
二日目 25595歩
コース状況/ 危険箇所等 | ■中洞権現ノ尾根(阿多野ルート) 林道ゲート手前に二か所Pあり。 林道に近い方は崖崩れの恐れがあるので一つ手前の方が安心して置ける感じです。 林道ゲートから斜度のある林道を一時間半くらい歩いて行った先に登山口があります。(林道は枝道が多いのでご注意ください) 登山口手前と少し先に水が汲める場所あり。その後、今回のルートについては水場は一切ありませんので行程分の水をここで汲んで行ってください。 取り付きから急登。 笹被りや倒木の多い道ですがルートは解ると思います。 最初の急登が終わると緩やかな樹林帯の道となります(展望ナシ) 森林限界を超えるといきなりの大展望。 ハイマツ被りの道ですが気持ち良く歩けました。 千町尾根と交わる手前で道が不鮮明になります。 小さなケルンを目印に進んでください。ガスるとちょっと判りにくいかもしれません。 千町尾根と合流(中洞権現)すると目の前に乗鞍がどーんと見えます。 ここから乗鞍山頂(剣ヶ峰)ピストンは二時間程度(標高差300m位)となります。 以前行った時は、コマクサ咲き乱れるキレイなガレルートだったように記憶してます。 ■中洞権現〜奥千町避難小屋 ほぼ、ハイマツ被り、笹被りのルートですが時々岩の平原に出ます。 半分くらい行ったところから灌木樹林帯。足元は笹に隠れたぬかるみ道。 コースタイムは1:10となっていますが、現在の状況ではおそらくこのタイムで歩くのはムリがあると思います。 木道が出てきたら間もなく避難小屋です。 ■奥千町避難小屋 ログハウス風の立派な避難小屋。 トイレあり。水場無し。 ぽっかり開けた箱庭のような大地に立っており乗鞍、御嶽、笠が岳の眺め良し。 ※ここへの最短ルートである「子ノ原尾根ルート」の入り口がありますが(指導標有り)このルートは私有地が含まれるため現在一般登山者通行禁止となっています。 以前は無印良品キャンプ場使用者は入れたらしいですが、現在はそれもダメ。キャンプ場が主催するツアーなどでしか入れないようです。 ■奥千町避難小屋〜千町ヶ原 樹林帯の急下りのあと開けた湿原に出ます。 白山方面の展望あり。 ここで、今回行った九蔵尾根と丸黒尾根に分かれます。(指導標あり) ■九蔵尾根 明治時代に開かれた登山道で二体ペアの石仏が各所にあります。 最近復興されたらしく、石仏も見つけ出して祀られている様子でした。 上部は道が消えかけた深い笹藪。 赤いテープを目印に藪漕ぎして進むようでした。 テープはたくさんありましたが、ある程度カンで進むところもありましたのでご注意ください。藪や破線の未経験者には厳しいと思います。GPS携帯してください。 中間あたりの一部だけ最近刈払いが入った様子でした。 下部もまた笹被りの道。 とてもコースタイムで歩ける状況ではありませんでした。 ほぼ展望もない過酷なルートです。 整備してくださっている方には申し訳ないですが 長大で水場も無く営業小屋も無いということも加味して、 現在の所、超ドMで熟達者向けのルートとしか言いようがない状態ですので安易に行かないほうが良いです。 特に上部は次の刈払いが入らないとかなり厳しい状況です。 まあ、ここが刈払われるころにはまた下部が大変な事になるのでしょうけど・・・。 ほぼ5時間すべて笹藪を遊泳してまいりました。 |
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過去天気図(気象庁) |
2017年09月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by tekutekugo
〜前日までの涸沢レコから続く・・・
4連休の後半単身赴任中のダンナと山行を計画した。
ダンナに行先を任せたら、「畳平から往復して奥千町避難小屋に泊まりに行こう」とメールが来た。
<<何寝ぼけた事言ってんの????!!!!>>
奥千町避難小屋は以前、畳平から行って、丸黒ルートを乗鞍青少年交流の家へ下山したとき泊まったことがある。すごく良い小屋だったので、それは再び訪れてみたい。
今回は関東と関西から合流ということで、車が二台ある!!
これは縦走するしかないじゃない♡
地図を眺めると、なんと、行ったことないルートで周回できるじゃないの♪
ということで、私が提案させていただいた今回のルート決行となりました。
丸黒尾根は超ドMルートでしたので、今回ももっとすごい目に遭う事は想定されますが、天気もよさそうだし何とかなるでしょ♪
ということで、詳細は写真でどうぞ。
結果は九蔵尾根の方が整備が良いのではないかという期待を裏切って、中洞尾根のほうが歩きやすかったです。
しかも中洞尾根はすごく良いルートでした。
ドM樹林帯を抜けると大展望の広大な尾根!!
読売新道と同じだ〜〜〜〜!!と思っちゃった。
しかも全く人に会いません。(一名だけピストンの方とすれ違いました。そして、この二日間で出会った人は、この方一名のみでした)
すごく気に入ったぞこのルート。また行きたいなあ。
そして九蔵尾根。
こちらはものすごかったです。
ほぼヤブ(笑)
いや、べつに藪はそんなに嫌いじゃないんだけど・・・
風景の開けるところがほぼ無いという、ご褒美皆無なMM道でした。
ここは一度でいいかな〜〜〜!!
丸黒も同じ感じでしたけどね。
今回のルート上には水場が一切ありません。
全部背負って行ったら超重かった。
土曜仕事が遅くなった夫は何も持たずに来るし〜〜〜。
アンタが水の無いルート企画したんだから責任持ちなさいって、なんじゃそれ!!
そう言えばダンナが企画したこの前の白馬Mルートは、テントで行ったものの食事は全部小屋依存したのでめっちゃ軽かったもんなあ。
だけど一日目重かった分、二日目軽くなったザックで歩くのは極楽だった。
このギャップも楽しい。
なんだかんだ言って最高の二日間でした。
PART3としてますがPART1は丸黒ルートです(すみませんレコありません)
PART2は平湯乗鞍登山道〜十石東尾根
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-220150.html
こちらも藪と激闘しました。
乗鞍って「ハイヒールで行ける3000m」なんてレッテル張られちゃってますが、超でっかくて、フトコロの広い山なんです。
人のほとんど行かない美しい湿原をたくさん抱えています。
こんな乗鞍も知ってほしいなあ。
4連休の後半単身赴任中のダンナと山行を計画した。
ダンナに行先を任せたら、「畳平から往復して奥千町避難小屋に泊まりに行こう」とメールが来た。
<<何寝ぼけた事言ってんの????!!!!>>
奥千町避難小屋は以前、畳平から行って、丸黒ルートを乗鞍青少年交流の家へ下山したとき泊まったことがある。すごく良い小屋だったので、それは再び訪れてみたい。
今回は関東と関西から合流ということで、車が二台ある!!
これは縦走するしかないじゃない♡
地図を眺めると、なんと、行ったことないルートで周回できるじゃないの♪
ということで、私が提案させていただいた今回のルート決行となりました。
丸黒尾根は超ドMルートでしたので、今回ももっとすごい目に遭う事は想定されますが、天気もよさそうだし何とかなるでしょ♪
ということで、詳細は写真でどうぞ。
結果は九蔵尾根の方が整備が良いのではないかという期待を裏切って、中洞尾根のほうが歩きやすかったです。
しかも中洞尾根はすごく良いルートでした。
ドM樹林帯を抜けると大展望の広大な尾根!!
読売新道と同じだ〜〜〜〜!!と思っちゃった。
しかも全く人に会いません。(一名だけピストンの方とすれ違いました。そして、この二日間で出会った人は、この方一名のみでした)
すごく気に入ったぞこのルート。また行きたいなあ。
そして九蔵尾根。
こちらはものすごかったです。
ほぼヤブ(笑)
いや、べつに藪はそんなに嫌いじゃないんだけど・・・
風景の開けるところがほぼ無いという、ご褒美皆無なMM道でした。
ここは一度でいいかな〜〜〜!!
丸黒も同じ感じでしたけどね。
今回のルート上には水場が一切ありません。
全部背負って行ったら超重かった。
土曜仕事が遅くなった夫は何も持たずに来るし〜〜〜。
アンタが水の無いルート企画したんだから責任持ちなさいって、なんじゃそれ!!
そう言えばダンナが企画したこの前の白馬Mルートは、テントで行ったものの食事は全部小屋依存したのでめっちゃ軽かったもんなあ。
だけど一日目重かった分、二日目軽くなったザックで歩くのは極楽だった。
このギャップも楽しい。
なんだかんだ言って最高の二日間でした。
PART3としてますがPART1は丸黒ルートです(すみませんレコありません)
PART2は平湯乗鞍登山道〜十石東尾根
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-220150.html
こちらも藪と激闘しました。
乗鞍って「ハイヒールで行ける3000m」なんてレッテル張られちゃってますが、超でっかくて、フトコロの広い山なんです。
人のほとんど行かない美しい湿原をたくさん抱えています。
こんな乗鞍も知ってほしいなあ。
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この記録へのコメント
投稿数: 2363
どこだかサッパリわかりませんね。
これぞteku家!の本領発揮レコ
岩の写真は妻から見せてもらってましたが、
どこだか全くわからなかったんですが、
こりゃわかる筈もない
しかし、全て姐さんに持たせて何も持ってこないという
teku旦那はやりますな〜。
姐さんも
あやかりたいもんです。
投稿数: 3379
このコースならいつでもご案内しますよ。
是非是非いかが?
刈り払い区間で転ぶと、笹の切り口がザクザク刺さるけどね〜〜〜
ペンギン岩、ペンギンに見えるでしょ?
やっぱり実際に見に行かなきゃ〜〜〜〜
昨年は足が痛くてほとんど持ってもらったので、その恩返しです。
でも、久々の17kgはやっぱり重かったです。
20kg平気で担ぐぺんさんに敬礼!!
投稿数: 1485
藪藪楽しそう。でもイヤだわ(笑)
避難小屋に泊まってみたい!と
ちょっと、いいのか悪いのかわかんないんですけど
最近思っています。
なところで、奥千町避難小屋!!
ステキ(*'▽'*)
でも、普通の道では行けないんですか??
ハイヒールでは行けないんですね??
あぁ、乗鞍岳・御嶽山・笠ヶ岳を眺めたーい!!
投稿数: 3379
と言いつつ、けっこう利用させていただいてるワタシ。
平日ならどこも、たいてい、ほぼ貸切です
奥千町避難小屋、こんな藪の果ての場所に何故こんな立派な小屋があるのか不思議です。
十石山避難小屋なんてもっとゴージャスですよ。
でもどっちもまともに歩けるルートはございませんので要注意です
頑張って行くしかないですよ〜〜〜
投稿数: 1871
ここでレコ見る分には「お〜いいなぁ〜〜」って感じですけど
コレ、実際にはねぇ・・・いろいろあるんでしょうネ!?
自分も仙塩と小太郎山でヤブってきましたヨ
まぁ知っての通り、こちらの踏み跡無しの”真のヤブ漕ぎ”ってほどじゃ〜ありませんがぁ
にーしても、ご主人さま大丈夫ですか?(写真38)
テクさんクラスの方が、あんまりガチで煽ったらそりゃ〜キツイですよ
どうぞお手柔らかに!?
(あ、これから藪ゼロのイワイワ岩峰稜線に行ってきます〜
投稿数: 125
いやー話は伺いましたが、
まさに天国と地獄ですね!
池塘での眺め、ステキですね。
避難小屋には泊まったことがないんですが、
とても楽しそうで、羨ましいです。
食材の荷揚げ、ご苦労様でした!
投稿数: 3379
下山後の満足感もバッチリですよ
いろいろ・・・もちろんですが、赤テープがあるのはありがたかったですね。
尾根が広いので、なければアウトかも。
ダンナのは「ふり」ですから気にしないでください。
ああ見えて、変な道行くのはエキスパートですから
こいつあっての私なんですよ
ヤブゼロのイワイワか〜〜〜
私実はそっちの方が苦手かもしれません
投稿数: 3379
天国と地獄・・・割合は3:7くらいでしたかね〜〜〜
地獄の中から時々垣間見えるから、天国の感動が素晴らしいんですよ〜〜〜
いやいや、完全にMの世界です。
でも奥千町避難小屋はとても素敵な小屋なんです。
窓が3つあるんですが、部屋の真ん中に座ると一つの窓からは御嶽山。反対側の窓には乗鞍が額縁で切り取ったように見えるんです。計算づくで作られてますよね。
避難小屋に味をしめて、また避難小屋に行ってきました。レコ上げたら見てくださいね〜〜