乗鞍下山の旅、激藪の十石東尾根奮闘記
- GPS
- 10:35
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 701m
- 下り
- 2,032m
コースタイム
あかんだな5:30発バス乗車
畳平 8:00〜8:20
富士見岳 8:40
乗鞍山頂 9:40〜10:00
畳平 10:50〜11:25
平湯乗鞍登山道入り口12:05
乗鞍権現社 13:50〜14:00
十石峠避難小屋 16:15
27日(月)
避難小屋 6:50
白骨温泉 9:30
沢渡 12:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
一日500円 あかんだな駐車場はAM3:00ゲートオープン(季節によって違います) 前夜到着のため、安房トンネル平湯出口側のPで車中泊。 ※安房トンネルはETCカード利用可になっていました。 時間、曜日により20〜50%の割引になりますので絶対利用すること。 あかんだなより乗鞍畳平への直通バス利用 片道1380円 帰り 白骨温泉より親子滝まで路線バス新島々行き 840円 親子滝から沢渡 岩見平 300円 岩見平から平湯(高速バス) 1200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
畳平〜乗鞍岳 ハイヒールで行ける3千メートル。 特に記述することはありません。 でも、みなさんファッショナブルなのでちょっと気合を入れていきましょうねえ。 畳平〜平湯乗鞍登山道入り口 乗鞍スカイラインを歩きます。 乗鞍の広大さをあらためて知ることが出来ます。 バスからだとあっという間に通過で感じられない。 登山口〜乗鞍権現社 姫が原までザレ気味の下りです。 そして硫黄岳まで登り返し、そのあとはゆるゆるした下り道。 道はしっかりしています。 コマクサとホシガラスがいっぱいの道でした。 権現社に近づくと若干の登りになります。 整備された登山道しか歩いたことのない人には少しトホホな道になってきますが、道としてはしっかり成立しているので迷うことはないでしょう。 権現社前が広場になっており休憩ポイントです。 日当たりがよく暑いです。 さて、ここからが道なき道ですよ〜〜 権現社〜金山岩 岩と藪の急登 道は思わぬ方向に曲がっていたりしますので藪の中の踏み跡を見失わないよう進んでください。 ところどころでけもの道と交差し迷い込みそうになりました。 笹をなぎ倒したけもの道・・・こんな道を作れるのは・・・やはり・・・ ♪出てきた出てきた山おやじ〜〜♪ (これ、ふし付けて歌える人北海道民ですね〜〜) ガチンコしないよう、声出して歩きましょう。 心配しなくても、あまりにの藪に うぎゃ〜〜、げ〜〜、ひゃ〜〜、うぷ〜〜〜、ひでぶ〜〜!! と自然に声が出ちゃいます。 金山岩までザレた登りあり。その後は大きな岩を飛んで進んでトップへ。 そこまで行くとやっと目標の避難小屋が見えます。 だけど、ここからが本気の藪です。 背丈を超えるハイ松と笹の道。 ところどころシャクナゲやアザミ・・・痛いよ。 がさごそがさごそ進みます。 首だけ出たら泳ぐようです。 遊泳法はバタフライ。 (実際やってみ?バタフライ納得するよ) 途中岩があったり、道が崩れて切れていたり・・・ 要注意で進みましょう。 2時間格闘しました・・・ そして小屋に着きました。 小屋は素晴らしく整った小屋です。 寝袋などのデポ品もあり手ぶらでたどり着いても遭難を免れるでしょう。 ただし、水は無いし、ここまでのルート上にも水場はないので、畳平から持参のこと。(畳平にもまともな水道は無いのであかんだなから3リットル持ってきました) 眺望も良好です。 小屋から十石尾根下山 最初一時間くらいはやはり藪漕ぎでした。 途中二回ほど沢と交わって、うっかりそちらへ降りそうになりましたので、要注意。 岩のガツガツ下りになったらそれは沢です。引き返して〜〜。 やがて、笹が刈りはらわれた樹林帯の登山道になります。 白骨温泉街が樹間から見下ろせるようになったら間もなく車道に出ます。 右へ下っていくと白骨温泉です。 お疲れ様。 |
写真
感想
乗鞍下山の旅PART2に行ってきました。
PART1は千町尾根下山です。
山レコ登録前ですのでレコはありませんです・・・。
でも、これも素敵な旅でしたよ。
乗鞍といえばハイヒールで行ける3千m。
乗鞍登ってきたよ〜〜〜
なんて言っても、山ラーからは「あ、そう」と冷たい一言をいただくのは必至。
でもね、乗鞍って広いんです。
たくさん道があるんです。
畳平から山頂までだけが乗鞍と思わないで。
すごくすごく、広くて素敵な山なんです。
さて、今回の計画。
ずいぶん前からありました。
でもね、「ニイハオトイレは嫌」の私の一言で先送りになってました。
(↑そこなんだ〜〜〜♪藪じゃないんだ〜〜〜♪)
でも、ま、今回は、先週の疲れも少し引きずってるのであまりガシガシ歩きたくないし、
日月なので人もいないだろうからニイハオトイレでもいっか!!
と、突然日の目を見た計画だったのでございます。
さて、今回、下山口が白骨温泉になります。
白骨に車を置いて朝イチのバス(といっても9時半発というトホホタイムだけど)で畳平に向かう手筈でした。
しかし、マウンテンサイクリング大会?みたいなのがあって、この日に限ってバス運休・・・
ついてないなあ・・・
仕方がないから、車はあかんだなに置きました。
で、バスで畳平に向かったわけです。
(歩いて登れよって???タイトル見なよ、下山の旅って書いたでしょ)
そして、まずは観光気分で山頂を踏みに行きました。
ザックはターミナルのコインロッカーに入れました。
ここは登山者のテリトリーではなく、観光地です。
道端にザック放り投げておいたら、中かき回されて持っていかれる恐れがあります。300円×2は痛いけど仕方ない。
ハイヒールは大袈裟にしても、スニーカーとジーンズで登れる3千m。
しかし、槍行った時も思ったけど、みなさんファッショナブルだこと。
かわいいタイツとスカートにきれいな色のパーカーのお嬢さんたち。
ランドネから抜け出してきたようなファミリー。
ああ、ヤマンバの肩身の狭いことよ・・・。
だけど、風景はだれの目にも平等さ。
乗鞍の風景。素敵だなあ。
観光で来た人も山好きになってくれたらいいなあ。
山頂で我が家恒例デザートのゼリーを食べて、畳平に戻った。
お昼ご飯を食べたが、そこは観光地の食堂。
値段も高いし味も・・・・・×
気を取り直して、今回の山行を開始する。
とりあえず4〜50分、乗鞍スカイラインを徒歩で下らねばならない。
バスから何であの人たちこんなとこ歩いてんの?っていう目で見られながら登(下?)山口を目指した。
目指す登山口はガードレールの隙間。指示標が立っているけど天気が悪いと見落としそう。
晴れてたらずっと下へ続く登山道が見えるので大丈夫。
気持ちよく下っていく。
誰もいない。
ホシガラスだけが無数に飛んでいた。
そして平湯尾根分岐に着いた。
さて、ここから・・・
山と高原地図を持っている人は広げてみて。
乗鞍権現社から十石山まで登山道の赤線ひいてありません(破線すら無いし〜〜)
(でもガレひどく通行危険とかは書いてある)
実際には、道はあります。
藪の中に目をこらすと踏み跡がある感じ。
この踏み跡を見失わないよう歩きましょう。
よいしょこらしょのスーパー藪漕ぎルートです。
果てしなかったな〜〜〜
タイツもアームカバーもボロボロになったな〜〜〜
でも、たどり着いたよ「十石避難小屋」
すごく作りのいい小屋です。
中も個室まであったりして・・・
水さえあったら住めますね。
予想通り貸切でした。
贅沢だな〜〜〜
こんな山もいいね〜〜〜
ニイハオトイレだけど・・・
ここはおそらく、冬季の山スキーヤーのために作られた小屋なのでしょう。
だからトイレも水もいらないんだな。
気密性がよくて暖かそうな小屋でした。
料金は志を箱に入れる形式です。
気持ちばかりのお金と、掃き、拭き掃除で支払わせていただきました。
小屋は山頂大地に立っており、裏手の小ピーク上まで登ると最高の眺望です。
ぜひぜひ実感しに行ってきてください。
小屋広場もコマクサ畑になっていました。
朝、ご来光を見にピークまで行くと、
なにか大きな動物が泡食って藪の中をごそごそ逃げていきました・・・
ん、ん、ん、、、、まあ、立ち去って行くんだから気にするまい。
追い出してごめんね、君もきっとここで朝日を浴びたかったんだね・・・。
素敵な夜明けでしたよ。
さて、下山です。
車に戻るためには少し戻って平湯尾根を下ればいいのですが、
昨日の二時間の藪漕ぎをまたするのか???
いやいや、白骨におりましょうぜ。
ということになって、白骨に向かって下山した。
しかしやはり一時間藪漕ぎだった。
刈りはらわれた登山道に出たときは万歳三唱でした〜〜〜
白骨温泉からは、今は車が通行止めとなっている湯川沿いの「白骨温泉線」を歩いて戻る予定でした。
しかし、運よく(悪く?)
白骨に降りたら丁度、新島々行きのバスが出るところで、
ダンナ大喜びでビール買ってバスに乗り込みやがった。
しましままで行って平湯に戻ればいいじゃん!!って・・・
いやいや、しましままで行かなくても、途中で乗り換えられるはず。
ということで、高速バスも停まる「親子滝」で下車した。
15分ほどで高速バスが来るはずだから・・・
ところが、その、10時58分発のバスが来なかった・・・
おかしいなと思ってもう一度時刻表を見ると・・・
なんと、10:58は8月26日で終了だったのだ!!
ひえぇぇぇ今日は27日だぁ〜〜〜!!!
親子滝のバス停というのは何もない・・・ただのバス停。
次のバスは12時3分。ここで待つのもつらすぎる。
しかも、高速バスにスルーされて乗れない恐れがある。
ここはひとまず沢渡に行ったほうがいいだろうと、次の上高地行のバスに乗って沢渡岩見沢へ向かった。
ここは切符売り場があるから係員さんがいるし・・・。
案の定だった。
岩見沢の係員は無線で高速バスに二人乗るから停まるよう連絡を付けてくれた。
親子滝待っていなくてよかった〜〜。
無線入れても停まってくれない時があるんですよって係員さんが言ってたもの。
そしてようやく平湯に帰れたのであった。
歩いても同じバスに乗れたなあ・・・
歩いてきたら丁度岩見沢のバス停の近くへ出てくるんだし・・・
なんか疲れちゃったので、温泉は平湯の森ではなくターミナルのお風呂に入ることにした。
温泉ランチセットというポスターを見つけちゃったのだ。
1500円で温泉とランチ付。
温泉が600円だからランチが900円か。
期待していなかったけど「飛騨ポークと和牛の冷しゃぶランチ」はなかなか豪勢で美味しかった。温泉も笠が見える露天風呂でステキでした。
そして、食いしん坊の二人は、もう食えないので、新島々駅の前の直売所でスイカとトウモロコシを買い込んで帰ったのであった。
セブンイレブン向かいの大きな直売所、結構まけてくれます。お得ですよ〜〜。
ということで、二週続きのこの道。
高速回数券でもないかなあとおもう今日この頃。
先週と違って散財した二日間であった。
コメント
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乗鞍が思ってた乗鞍じゃないー(わかりやすい感想 )
藪プールにおぼれとりますね。・・・色々穴が空きそう
って、これダンナ様セレクションの山行ですか!?
ここはもう、北斗の拳ばりに、アタタタタッって籔かき分けてけばいいのかしら??
(途中に「ひでぶ」って書いてあったしw)
アタタタタ は、気が付かなかったな。
今度やってみるわ(って次どこ行く気じゃい)
穴は開かなかったけど、新品のアームカバー10年使ったみたいになった。
(500円で買ったワゴン品だからいいんだけど)
こんな道ばっかり見つけて行きたがるのはもちろんダンナだわさ。
一人でいってこいや ソイヤソイヤ
千町尾根も前半天国、後半地獄な道でしたが、ここまでひどくは無くていいコースでした。
千町避難小屋も素敵な小屋でしたよ。
乗鞍の深部、たのしんでみるのはいかが?
ニイハオトイレで、ニイハオ
凄いマイナーなところを
こんなルートがあるとは思いもよりませんでした
それにしちゃ、避難小屋はとても綺麗ですね
ニイハオトイレ、最高です
ステキでしょ?ニイハオトイレ。
チョー開放的で気持ちいいよ。
でも誰かいたら絶対つかえね〜〜〜
避難小屋は食料や燃料を詰めたデポ用の一斗缶がたくさんあった。
冬季は山スキーヤー天国なんだろうね。
今週末は天気さえなさそうだから休憩するかな〜〜〜
さすがマニアコース行きますな〜
私も連れて、幼稚園でも行ける3000メートル100名山に行こうと思いましたが、ガスってましたね。
今年は雪山で乗鞍登って初めて尻セードをおぼえた です。
やることが違いますね〜獣道
ある意味バリエーションルートですね。
焼岳とか穂高・槍が美しい。
今週は野暮用が多くて・・・・
山に行けない〜来週から再来週は頑張りま〜す。
休養、休養!!
って、まあ、別に遊んで暮らしているわけじゃなし、
しがらみはたくさんありますよね
たくさん、山へ行きたいけどなかなか
おんなじ山でも、角度を変えてみると面白い。
だから山ってやめられない ってか?
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