日野春駅から甲斐駒・黒戸尾根テン泊縦走 日野春駅〜尾白観光キャンプ場(竹宇登山口)〜黒戸尾根〜七丈小屋〜甲斐駒ヶ岳〜北沢峠〜広河原


- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 2,872m
- 下り
- 1,949m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:58
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:30
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:08
天候 | 10月7日土曜日:晴れ後曇り 10月8日日曜日:曇り時々晴れ 10月9日月曜日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
山梨交通バス:広河原バスターミナル 山梨交通HP:http://yamanashikotsu.co.jp |
コース状況/ 危険箇所等 |
竹宇登山口〜刃渡り手前 急登だかどこにでもある急登で特別危険な所はない。 刃渡り〜七丈小屋 刃渡り付近、五合目から七丈小屋間はハシゴ、クサリが多い 七丈小屋〜甲斐駒頂上 御来迎場から頂上2つ手前のピークまでクサリ場や岩場の道で腕力も必要で大きなザックは岩に引っ掛かる為、注意! 甲斐駒頂上〜摩利支天〜駒津峰 頂上〜摩利支天は花崗岩の砂地の道 駒津峰、双児山付近は岩場の道が多く三点支持で進む 駒津峰〜北沢峠 双児山〜北沢峠間は針葉樹林のつづら折りの道 |
その他周辺情報 | 甲府温泉(駅から歩いて6分位):談露館 12:30〜25:00 1080円 宿泊が満室の場合17時以降お断りの可能性あり。 無色透明の黒い硫化鉄の湯の華舞う変わった温泉 談露館HP:http://www.danrokan.co.jp |
予約できる山小屋 |
|
写真
東京から普通列車で来たため地味に時間が掛かった。
初めての南アルプスはここ日野春駅から尾白川・黒戸尾根経由で甲斐駒ヶ岳の頂きを目指す!
出発は14時32分と遅めのだが1日目は尾白川でテン泊だから問題なし!
まだ登山前で正直なところ荷物が…って思ったがせっかく頂いたことだしありがたく食べさせてもらった。
味は流石山梨のブドウ!!
甘酸っぱくて美味しかった!
2日掛けて完食!ごちそうさまでした(^-^)v
原生の姿そのままで雰囲気がたまらない!
意外とトレランの方が多くサクサク下る姿には驚くばかりで思わずスゲーなって言葉を発してしまう!
あれだけ速いのによくも転ばずに下れるなと思う!!
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
行動記録
土曜日に近付くにつれ雨が早く上がる予報に変わり急遽、山に行くことにしまだ一度も踏入れてない南アルプスの甲斐駒ヶ岳に挑む!
10月7日土曜日
9:36自宅−9:43水戸駅 父の送迎
常磐線:9:53水戸−11:13東京 特急ときわ70号品川行き
中央線:11:21東京−12:17高尾 中央特快高尾行き
中央本線:12:37高尾−14:30日野春 普通小淵沢行き
昼食:おにぎり紅鮭、わかめごはん
14:32日野春駅出発
日野春駅に到着し近くのファミマで行動食と飲料物を勝ってから甲斐駒ヶ岳の麓まで歩いていく。
14:39ファミリーマート北斗長坂日野春店14:52
ファミマを出発し旧武川村経由で尾白川渓谷を目指す。道は県道612号を利用し一度長い坂を下り釜無川を渡り国道20号の交差点を通過し南アルプスと長閑な田園風景の中の緩い坂道をひたすら進む。
15:28武川牧原交差点(国道20号)
大武川や小さな川をいくつか渡りしばらく進むと横手の十字路に来て尾白川方面へ進む。尾白川を渡り温泉の看板がある道に入り田んぼに囲まれた坂道を登り森の道をしばらく登って行くと尾白川の駐車場に着いた。
17:30甲斐駒ヶ岳登山口(尾白観光キャンプ場)
トイレに立ち寄りキャンプ場の受付に行くも閉まっていてやむ無く引き返し駐車場にある売店おじろにてテント泊の受付を済ませる。ビックリしたのが受付の際になんとドーナツ2つとぶどう一房を戴き嬉んだけどぶどう一房って!!山登る前に貰ったことで少し困惑した。
受付後、キャンプ場に行き川の近くにテントを張り夕食とぶどう一房の半分を食べ就寝した。
夕食:五目ごはん、豆腐の味噌汁、ぶどう一房の半分、ドーナツ
就寝22:05
10月8日日曜日
起床5:00
朝食:カロリーメイトフルーツ2本、カロリーメイトゼリーライム&グレープフルーツ、ぶどう数粒
5時に起床したが気温が低くなく全然寒くない朝を迎え、先週末の戸隠の寒さが嘘みたいだ!
6:55尾白観光キャンプ場(甲斐駒ヶ岳登山口)出発
キャンプ場を出発し神社脇を抜け吊り橋を渡り日本三大急登の黒戸尾根に入る。しばらくは広葉樹林の比較的緩やかなつづら折りの坂道を登り時折平坦な道を進んだりして次第に尾根道になり急登を登ると横手分岐に着き軽く休憩をとる。
8:36横手・白須分岐8:51
行動食:カロリーメイトフルーツ2本
分岐から相変わらずの急登で時折緩くなったりを繰り返し次第に植生も針葉樹に変わり標高も上がってきてるのが判る。それにしてもトレランの方が多くあの黒戸尾根をサクサク下る姿には驚くばかりで後にテント場の方々もやはり同じ事を思っていたらしい!?前屏風ノ頭を越えていよいよ難所の刃渡りに入りナイフリッジの尾根道をクサリに掴まりながら登り刃渡りの後もいくらか尾根の細い道を登り刀利天狗に着き小休憩にする。
10:28刀利天狗10:40
行動食:カロリーメイトチョコ2本
刀利天狗から急登を登り次第に黒戸山の北斜面を巻き下ると五合目着く。
11:21五合目
五合目より先はいよいよ最大の難所の急登でハシゴ、クサリを頼りに一気に標高を稼ぐ!途中、屏風岩の辺りでテント泊を始めようと思っている女性の方と少し山の話をして残りの急登を登りきり七丈小屋に到着しテント泊の受付を済ませ少し離れたテント場に行き下段のテント場に設営した!
12:12七丈小屋12:20
12:25七丈小屋テント場
テントを設営し時間もあり周りのテント泊の方々6人位で話をしばらくしたり夕食を食べたりして時間を過ごした。
軽食:コッペパンつぶあん&マーガリン
夕食:牛飯、ミルクフランスパン、ぶどう一房の半分
就寝19:00
10月9日月曜日
起床2:44
朝食:ウイダーインゼリーエネルギー、カロリーメイトチョコ2本、ビーフシチュー
朝食を済ませテントを撤収し小屋前の水場で給水し御来光と頂きを目指しテント場を出発。
4:53七丈小屋テント場出発
ヘッドライトを付け暗い樹林帯の急登を行き時折ハシゴを登ったりしているうちに東の空が明るみ始め空は快晴、麓には雲海が拡がっていて御来光の期待が上がる!樹林帯も次第にハイマツが増え始め稜線の展望も良くなり八合目御来迎場に着く。
5:28八合目御来迎場5:36
御来光を眺めようと荷物を下ろすも少しでも高い場所で眺めたいと先へ進むことにした。八合目から先は岩場のアップダウンがあり小さいながらもかなり急な所がありクサリや手足を頻繁に使い体力もかなり消耗した。難所をいくつか越え岩場の上でついに御来光が始まり眩い光りを放ち昇る姿はやはり感動的であった。八合目よりテント場で一緒だった2人と時折歩き頂上に近い辺りから共に歩き頂上を目指す。途中、先発した同じテント場の3名も無事登頂を果たしピストンで黒戸尾根を下山されていた。
中央本線日野春駅を出発し3日、あのキツく長い黒戸尾根を登りきり甲斐駒ヶ岳の頂きに登頂を果たした!やはり日本三大急登と言われるだけある険しく厳しい登山道だった!
頂上からの展望は最高で日本アルプスの大半、八ヶ岳、富士山、御嶽山、白山、奥秩父、浅間山、妙高山、火打山など見えた。
登頂を果たし登頂写真を撮ってもらい山の話をし下山はそれぞれ別々の道で一人は黒戸のピストン、もう一人は最近整備されたらしい八丁尾根で下山でお互い挨拶を交わしそれぞれ下山を始めた。
6:59甲斐駒ヶ岳頂上7:26
下山は摩利支天に立ち寄り駒津峰・双児山経由で北沢峠、南アルプス林道を経由で広河原まで下山する。甲斐駒の頂上近くは風化した花崗岩の小石の急斜面でスリップに気を付け下り分岐より摩利支天へ寄り道し一度下り登り返したら摩利支天の頂上に着く。頂上の先に展望のいい岩場があり岩の上に立つと断崖になっていて脚がすくみ落差は相当ある模様で写真を撮り長居せず摩利支天を後にする。
7:57摩利支天8:13
摩利支天を下り始めた所で登って来た男性登山者とお互い今日の天気、眺め、紅葉と出来すぎた登山日和に共感しお互い無事を祈り摩利支天を下る。
分岐に戻り駒津峰方面へ進むが意外と小さなアップダウンに岩の多い道が続き地味にキツく駒津峰の登り返しも手を使わないと危ない道だった。駒津峰は仙水峠方面からの道と合流地点でこれから登る人下る人達が沢山で賑わっていた!
9:08駒津峰9:18
駒津峰より北沢峠へ降りていくが途中に双児山の小さなピークを登り返してから本格的な下りに入る。
9:46双児山
双児山を過ぎ下ると間もなく針葉樹林帯に入り展望も無くなりつづら折りの長い下りをひたすら下り続け森の苔が濃くなり間もなく北沢峠に着く。
10:51北沢峠11:05
北沢峠より市営バスが広河原まで走っているが利用せず南アルプス林道を広河原まで歩いて下る。林道は始めは未舗装だか舗装路に変わり時折通るバスを避けながら進んで行く。
意外と工事が至る所でされていて土砂崩れ防止の工事現場では斜面にコンクリートを吹き付けており時折、コンプレッサーのような機械から物凄い轟音と共に空気を排出しておりかなりびびった!
11:47野呂川出合
野呂川出合を過ぎ林道はかなり深い峡谷の合間を抜けるが小太郎山から谷底まで深く落ちる斜面は昼前でも日の光が入らず黒々した姿の威容さが物凄かった。早川尾根の入口を2つ過ぎようやく長い林道を歩ききり広河原に到着した!
13:01広河原
その他行動食:ハイチューグレープ、ぷっちょソーダ
広河原に着きインフォメーションセンターで甲府駅までのバスの切符を買い荷物をバス停に置きインフォメーションセンター2階でバス待ちをし14時発のバスに乗るがこのバスが路線バスで荷物を車内に持ち込むわけだか当然ながら連休ということで混雑しているためテン泊のザックを膝上に乗せ脇にも人が乗り身動きがとれない状況の中乗車から甲府駅までの2時間半を過ごし正直かなり堪えた!!!バス酔いしなかったのが幸いだった。
山梨交通には値段上がってもいいから荷物入れのあるバスに変えてもらいたいと切に思わずにいられなかった!
山梨交通:14:00広河原−16:08甲府駅前
日帰り入浴:談露館 駅から7分位の市街地。無色透明だが黒い硫化鉄の湯の華舞う変わった温泉でいい温泉だった!
急いで駅に向かい切符を買い電車を乗り継ぎ無事、山旅を終えた。
大展望、紅葉、御来光、沢山の登山者との時間の共有と素晴らしい山旅だった!
中央本線:17:26甲府−19:06新宿 特急かいじ120号新宿行き
山手線:19:11新宿−19:36上野 外回り
常磐線:20:00上野−21:09水戸 特急ひたち27号いわき行き
21:15水戸駅−21:23自宅 父の送迎
コメント
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日曜の夕方、テン場でお話した方かもしれません...
テント設営後、頂上登りヘトヘトでした。
土曜、私達もキャンプ場でテント泊しました。やはり売店のおば様から葡萄いただいたのですが...車の中に(ごめんなさい)
koba823さん初めまして!
夕方、周りのテント場の方々と鳳凰山を眺めている時に戻られた2人ですね!?
直接話してはいないですがあの場にいましたよ(* ̄∇ ̄)ノ
みんなソロでしたがまるでグループみたいに意気投合!
いいテント場でした!
麓でも張られていたんですね!水場寄りのテントでしょうか!?
ぶどう、やはり戴いたんですね!
気合で担ぎ気合で腹に詰め込みましたよ!
しかし、一日で頂上までは気合入っていますね!
なかなか黒戸尾根はハードでしたね!
そんな場所柄、周りの登山者は生粋の山屋さんばかりで話しやすく思い出に残る山旅でした!
また、どこかの山でお会いしましょう(^^)/
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