富士山 富士宮口〜お鉢巡り〜御殿場ルート周回


- GPS
- 08:17
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,615m
- 下り
- 1,593m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
風が強かったので細かい砂が飛んできて、これがけっこう痛いです。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
愛知に住んでいると、富士山は隣の県にある山だから「いつでも行ける」と思っていた。
それに開山時期は「人が多い」ということが嫌で、行く気がしなかったのがこれまでの私の富士山感です。
ただ、しばらく九州熊本に住んでいたとき、富士山は誰でも知っているけど遠くて気軽に行ける山ではありませんでした。
その状況に浸ってみると、いつでも行けると思っていた富士山があこがれの山に思えてしかたなく感じるようになり、愛知に戻ってきたこのタイミングで登ることにしたのです。
前夜に富士宮口まで車を走らせ就寝。月明かりが大変明るく、また市街地の夜景も綺麗であった。
早朝に出発したのだが早速トラブル。ヘッドライトが点かなかったのです。後日分解してみたところ、基盤から粉を吹いていました。電池の液漏れ以外で壊れたのは初めてです。
さらに、水筒のパッキンが無かったみたいで、持参したお茶が盛大に漏れ、ウェアとザックが濡れてしまいました。
出鼻をくじかれ、手間取りましたが月明かりを頼りに出発。
登山道はロープで区切られ大きな段差も無く、とても登りやすい。
人もいないため一定の歩幅とペースで登っていけます。
ペースが遅いのか、少ない登山者に抜かれていきますが、自分のペースを保って登ります。
夜が明け愛鷹山や天城、丹沢などが雲海から頭を出している。
雲海の上に出るだけでも高い山なのだが、それらがはるか眼下に見え、高い山に登っている実感が湧く。
静かに固く閉ざされた山小屋の前でたびたび休憩。風はそれなりに吹いていたが、行動中は薄手と厚手のダブルインナーでちょうどよい気温。10月にしては異例の暖かさだと思う。
9合目まで登ったところで、建物の影でフリースを一枚羽織る。寒さはまだ大丈夫だが、登山道上では風が強くて一枚着るだけでも困難だからだ。
傾斜はきつくなっているのだが、歩きやすい登山道なので思ったほどキツさを感じない。
淡々と登り続けて富士宮頂上。風が強さを増しているのでウィンドブレーカーを着込み、最高地点の剣ヶ峰へ向かって最後の上り坂を登り始める。
富士宮登山道はゴツゴツした岩場主体で歩きやすいが、剣ヶ峰までの坂は砂地のようで足を取られ歩きにくいがそれもほんの少し、短い距離の間だけ。
富士山頂とは独立して360度パノラマが広がっていると思っていたが、ドームの無い富士山測候所の建物脇に最高地点の剣ヶ峰があった。
建物に風が遮られ、人もおらず静か。
日本第二の高峰、南アルプス北岳すら眼下におさめる。
今まで見上げてきただけの富士の頂に立った実感がじわりと染み渡り、皆に好かれる富士を私も好きになった。
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