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Yamareco

記録ID: 129405
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山(黒岳〜トムラウシ縦走、天人峡温泉へ下山)

2011年08月17日(水) 〜 2011年08月19日(金)
 - 拍手
TORI その他1人
GPS
51:10
距離
51.3km
登り
3,231m
下り
3,267m

コースタイム

8月17日 12:50黒岳ロープウェイ-14:50黒岳-16:40北海岳-18:10白雲岳避難小屋
8月18日 4:50白雲岳避難小屋-8:40忠別岳-10:30五色沼-13:10ヒサゴ沼避難小屋
-14:00ヒサゴ沼避難小屋-16:45トムラウシ山頂-19:45ヒサゴ沼避難小屋
8月19日 7:45ヒサゴ沼避難小屋-9:40化雲岳-16:10天人峡温泉
天候 (前日まで雨)
8月17日 午前中から昼まで、くもり。昼過ぎから、晴れ。
8月18日 くもり時々小雨。夕方から雨。
8月19日 晴れ。
(翌日は小雨。竜巻注意報。午後から晴れ)
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭川駅前バス停(3番乗り場)⇒ 層雲峡バスターミナル(1時間50分、大人1950円)
黒岳ロープウェイ⇒ 黒岳5合目(片道7分、20分間隔、大人片道950円)
リフト乗り場⇒ 黒岳7合目(片道15分、大人片道400円)

・層雲峡行きのバス時刻表
http://time.ajnet.ne.jp/busstop.hpml?rno=81&comp=1
・旭川駅前バス乗り場案内
http://time.ajnet.ne.jp/elibus.html
・黒岳ロープウェイ(りんゆう観光)
http://www.rinyu.co.jp/modules/pico01/
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
黒岳リフトを降りた所にある事務所で、入山届の記帳。
登山計画書もここで受付。

【道の状況】
登山道に水が流れていたり、ぬかるんでいる場所が多い。
・黒岳石室〜北海岳… 渡渉ポイント数箇所あり。増水時注意。
・北海岳〜白雲岳分岐… 雪渓あり。でもアイゼン無しで大丈夫でした。
・小化雲岳〜天人峡温泉… 水たまり、ぬかるみがひどい。靴の濡れ対策が必要。

【層雲峡温泉】
ロープウェイの駅に山の情報あり。
温泉街にはセイコーマートがあるので買出しに便利。
ラーメン屋など飲食店も充実している。

【天人峡温泉】
天人峡温泉へ下りるルートはひどいけれど、とてもいい温泉。
登山口に自動販売機があるのも嬉しい。
天人峡から化雲岳へ向かう場合は、初日から登山靴がドロドロになる覚悟が必要。
帰りのバスはなくなってしまったので、自家用車かタクシー、もしくは旭岳ロープウェイまで歩く。(約3時間)
「天人閣」は旭川方面へ送迎してくれるのでオススメ。日帰り入浴は大人1000円。
http://www.tenninkaku.jp/
黒岳ロープウェイ駅舎。
天気予報、気温など山の情報が掲示してあります。
2011年08月17日 12:49撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 12:49
黒岳ロープウェイ駅舎。
天気予報、気温など山の情報が掲示してあります。
リフトをおりたところにある、七合目登山事務所。入山届はここで。
2011年08月17日 13:35撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 13:35
リフトをおりたところにある、七合目登山事務所。入山届はここで。
ダイセツトリカブト。たくさん咲いていました。
2011年08月17日 14:32撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 14:32
ダイセツトリカブト。たくさん咲いていました。
黒岳山頂。
霧で展望無し。残念。
2011年08月17日 14:59撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 14:59
黒岳山頂。
霧で展望無し。残念。
黒岳石室。
2011年08月17日 15:19撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 15:19
黒岳石室。
チングルマ。あちこちに群生していました。
2011年08月17日 15:22撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 15:22
チングルマ。あちこちに群生していました。
渡渉ポイント。
前日まで雨、というコンディション。
増水したら川の中を歩かなきゃいけないなー。
2011年08月17日 15:35撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/17 15:35
渡渉ポイント。
前日まで雨、というコンディション。
増水したら川の中を歩かなきゃいけないなー。
御鉢平。なんだか神々しい。
2011年08月17日 16:44撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 16:44
御鉢平。なんだか神々しい。
北海岳〜白雲岳分岐にある雪渓。
2011年08月17日 17:29撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 17:29
北海岳〜白雲岳分岐にある雪渓。
白雲岳キャンプ指定地の少し下にある水場。
2011年08月17日 18:10撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/17 18:10
白雲岳キャンプ指定地の少し下にある水場。
白雲岳避難小屋。
2011年08月17日 18:13撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 18:13
白雲岳避難小屋。
小屋内部には、水汲み用のペットボトルが置いてありました。ありがたい。
2011年08月17日 18:20撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/17 18:20
小屋内部には、水汲み用のペットボトルが置いてありました。ありがたい。
高根ヶ原。気持ちの良い尾根歩き。
2011年08月18日 06:01撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 6:01
高根ヶ原。気持ちの良い尾根歩き。
コマクサ。見ごろは過ぎて枯れているのが多い。
2011年08月18日 06:13撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 6:13
コマクサ。見ごろは過ぎて枯れているのが多い。
忠別岳と、忠別沼。
2011年08月18日 07:53撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/18 7:53
忠別岳と、忠別沼。
忠別岳避難小屋と、小屋前の雪渓。
2011年08月18日 09:45撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/18 9:45
忠別岳避難小屋と、小屋前の雪渓。
五色岳〜化雲岳の、木道。
2011年08月18日 12:03撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 12:03
五色岳〜化雲岳の、木道。
ヒサゴ沼避難小屋。
右にある小さな建物がトイレ。
2011年08月18日 13:09撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:09
ヒサゴ沼避難小屋。
右にある小さな建物がトイレ。
ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ方面縦走路。
雪渓上の岩礫地を、ペンキをたよりに登る。
2011年08月18日 14:41撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 14:41
ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ方面縦走路。
雪渓上の岩礫地を、ペンキをたよりに登る。
日本庭園。
2011年08月18日 15:09撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 15:09
日本庭園。
朝のヒサゴ沼。
2011年08月19日 07:44撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/19 7:44
朝のヒサゴ沼。
ヒサゴ沼のテント場近くにある、木道脇の水場。
流れはチョロチョロ。
500ml汲むのに30秒くらいかかりました。
2011年08月19日 07:46撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 7:46
ヒサゴ沼のテント場近くにある、木道脇の水場。
流れはチョロチョロ。
500ml汲むのに30秒くらいかかりました。
ヒサゴ沼分岐あたりの木道。
左に化雲岳。
2011年08月19日 09:31撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 9:31
ヒサゴ沼分岐あたりの木道。
左に化雲岳。
化雲岩に登る。
2011年08月19日 09:46撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/19 9:46
化雲岩に登る。
ポン沼。
空が映りこんできれい。
2011年08月19日 11:36撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/19 11:36
ポン沼。
空が映りこんできれい。
旭岳を見ながら歩く。
2011年08月19日 12:18撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:18
旭岳を見ながら歩く。
天人峡温泉までの下り道は、こんな水たまりがずっと続く。ぬかるみもひどい。
気付けば靴はどろどろに…
2011年08月19日 12:32撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/19 12:32
天人峡温泉までの下り道は、こんな水たまりがずっと続く。ぬかるみもひどい。
気付けば靴はどろどろに…
天人峡温泉登山口。
このすぐ近くに自動販売機がある。
2011年08月19日 16:15撮影 by  u850SW,S850SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 16:15
天人峡温泉登山口。
このすぐ近くに自動販売機がある。
撮影機器:

感想

【8月17日 層雲峡温泉⇒白雲岳避難小屋】

前日まで大雨警報が出るほどの悪天候。
朝に旭川で出発を決めたので、出発は昼になってしまった。
旭岳方面からのルートでは白雲岳避難小屋まで行けるか不安だったので、黒岳方面から入山することに。
もし午後天気が崩れたら黒岳石室に泊まろうという計画。

13:00のロープウェイで出発。
霧の中、黒岳山頂から黒岳石室に到着すると、案外空が明るい。
15:20…少し迷ったけれど白雲岳避難小屋へ向かう事にする。

北海岳へ向かう途中で青空になる。
見渡す限りチングルマのお花畑!(もう綿毛だけど)
北海岳から御鉢平の景色を楽しみ、川や雪渓を越え、白雲岳分岐へ。
18:10 赤い壁がかわいい白雲岳避難小屋へ到着。

天気のせいか小屋泊は3人だけ。テント場は4張りくらい。
白雲岳避難小屋は管理費1000円。暖かくて快適です。2階にはマンガも!


【8月18日 白雲岳避難小屋⇒ヒサゴ沼避難小屋】

4:50に白雲岳避難小屋を出発。
ハイマツの間をガサガサ歩くと、朝露が冷たい。
くもり空で展望は少し。
それでも高根ヶ原はとてもきれい。気持ち良く尾根を歩く。

忠別岳からハイマツの道をひたすらに下り、忠別岳避難小屋分岐へ。
忠別岳避難小屋へトイレに寄る。
屋根はまだ破損したまま。中は覗いていないので床の状況は不明。

五色岳あたりから霧が濃くなるが、ヒサゴ沼避難小屋に到着する頃には晴れてきた。

小屋に荷物を置いて、食事をとったところで欲が出る。
最低限の荷物だけ持ってトムラウシをピストンしてみようか?
危うい計画だとは認識していましたが、空荷なら短時間で行けると思い、
14:00にヒサゴ沼避難小屋を出発してしまいました…
今は本当に反省しています。

小屋近くの雪渓脇の岩場を登り、日本庭園、ロックガーデンを歩く。
思っていた以上に道は険しい。
朝からの行動時間も10時間以上で疲れが出てきて、全然早く歩けない。
16:45にトムラウシ山頂へ到着。

急いで道を戻る。
暗くなってきた上に霧も濃くなり、ルートを探すのに時間がかかる。
雨も降り出し、岩場が滑る。
クマが怖いので鈴を大きく鳴らしながら必死で避難小屋まで戻るも、
避難小屋の雪渓上にある分岐あたりで真っ暗になってしまう。
ヘッドライトの明かりに照らされるペンキやケルンを頼りに、
19:45 やっとのことで小屋に到着。
短時間で行くどころか、長時間になってしまった。

小屋はもう消灯済み。
できるだけ静かに片付けをして、そのままシュラフへ。
18日にヒサゴ沼避難小屋に泊まられた方、ご迷惑をおかけして申し訳ありません…
反省しています。もうこんな無茶な行動はしません。


【8月19日 ヒサゴ沼避難小屋⇒天人峡温泉】

快晴。トムラウシをピストンするなら19日の早朝からするべきでした。

前夜の無茶な行程で、ちゃんと夕食をとらなかったので、朝からカレー。
食後にコーヒーを飲む頃には、他の皆さんはもう出発済み。
夜の非常識なガサゴソ音をちゃんと謝れなかったので、
せめてもの償いに小屋を掃除しました。

7:45にヒサゴ沼避難小屋を出発。
雪渓脇の岩場を登っていると、あちこちからナキウサギの声が。
3匹発見。かわいい。
エゾシマリスも2匹発見。リスよりナキウサギの方がちょっと大きい。

9:40化雲岳山頂に到着。相方、化雲岩に登る。(私は高所恐怖症なのでパス)
携帯の電波が入ったので、天人峡温泉の宿を予約。
景色も良いので1時間ほど山頂でゆっくりして、天人峡方面へ向かう。

小化雲岳あたりまでは気持ちの良い尾根歩き。
ハイマツの間へ入ると、道はぬかるみ&水たまり地獄。
靴をドロドロにしながらひたすら下る。
途中で木道になり、きれいな景色を堪能するも、しばらくすると再びぬかるみ道へ。
ちょこちょこアップダウンを繰り返し、展望のない道をひたすら進み、
15:40に滝見台へ到着。
羽衣の滝と、遠くに見える旭岳を堪能して、ふたたび進む。
16:13に天人峡温泉の登山口へ到着。


途中、無茶な行動をしてしまったけれど、無事下山できて良かった!

今度また大雪山〜トムラウシを縦走するなら、
トムラウシ温泉⇒旭岳ロープウェイ、のルートにします。
天人峡温泉はいい温泉だし、旅館も快適だけれど、天人峡までの道がひどいので。
あと旭岳ロープウェイには携帯トイレ回収ボックスもあるし。

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