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Yamareco

記録ID: 1347827
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳は雲の中、そして快晴仙丈ケ岳

2017年12月28日(木) 〜 2017年12月31日(日)
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
28:56
距離
39.2km
登り
3,426m
下り
3,402m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:40
休憩
0:22
合計
6:02
8:54
129
11:03
11:03
13
11:16
11:17
24
11:41
12:01
52
12:53
12:53
84
14:17
14:17
22
14:39
14:39
8
2日目
山行
8:42
休憩
1:18
合計
10:00
7:01
7:06
51
7:57
8:03
137
10:20
10:26
51
11:17
11:22
82
12:44
12:59
38
13:37
13:38
23
14:01
14:32
49
15:21
15:22
34
15:56
16:04
22
3日目
山行
7:12
休憩
0:52
合計
8:04
8:25
8:25
94
9:59
10:00
70
11:10
11:34
56
12:30
12:42
35
13:17
13:32
59
14:31
14:31
6
4日目
山行
4:11
休憩
0:04
合計
4:15
7:15
7:15
13
7:28
7:29
49
8:18
8:19
24
8:43
8:44
13
8:57
8:57
9
9:06
9:06
126
11:12
11:12
2
11:14
ゴール地点
天候 12/28 曇り後晴れ。
12/29 朝は快晴 10:30より2800mより上はガスの中。
12/30 風は強かったですが快晴。
12/31 晴れ後曇り。
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
甲府でレンタカーを借りて、12/27は諏訪ルートインに宿泊。
コース状況/
危険箇所等
甲斐駒は仙水峠からラッセルのようでしたが、先行者がいたので助かりました。特に駒津峰から先は積雪量が多くなりました。
その他周辺情報 帰りの温泉は定番仙流荘。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
戸台を出発。
甲斐駒ヶ岳方面は雲の中。
2017年12月28日 09:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/28 9:46
戸台を出発。
甲斐駒ヶ岳方面は雲の中。
気温が低いのか、今年は凍結箇所がたくさんありました。
2017年12月28日 10:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/28 10:10
気温が低いのか、今年は凍結箇所がたくさんありました。
新しくなった道標。(日清食品さん提供との事)
2017年12月28日 10:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/28 10:58
新しくなった道標。(日清食品さん提供との事)
この橋を過ぎると、丹渓荘もすぐそこ。
2017年12月28日 11:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/28 11:29
この橋を過ぎると、丹渓荘もすぐそこ。
いつも気になる木。
2017年12月28日 13:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/28 13:09
いつも気になる木。
昨年と同様ここで休憩。(防災工事で造成した広場です)
2017年12月28日 13:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/28 13:40
昨年と同様ここで休憩。(防災工事で造成した広場です)
北沢峠着。
2017年12月28日 14:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/28 14:36
北沢峠着。
通年営業のはずの仙水小屋は本日休業のようでした。
2017年12月29日 07:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 7:04
通年営業のはずの仙水小屋は本日休業のようでした。
仙水峠へ向かう。
トレースはありますが、ワカン、スノーシュー、坪足が混同し、かつ新雪で歩きづらい。
2017年12月29日 07:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 7:24
仙水峠へ向かう。
トレースはありますが、ワカン、スノーシュー、坪足が混同し、かつ新雪で歩きづらい。
仙水峠より甲斐駒、摩利支天。
2017年12月29日 08:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/29 8:06
仙水峠より甲斐駒、摩利支天。
仙水峠より仙丈ケ岳。
2017年12月29日 09:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/29 9:25
仙水峠より仙丈ケ岳。
駒津峰到着。
2017年12月29日 10:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/29 10:23
駒津峰到着。
駒津峰から仙丈ケ岳。
2017年12月29日 10:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/29 10:24
駒津峰から仙丈ケ岳。
駒津峰から甲斐駒ヶ岳。
この後10分後に雲の中へ。
2017年12月29日 10:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/29 10:24
駒津峰から甲斐駒ヶ岳。
この後10分後に雲の中へ。
駒津峰から。
オベリスク、富士山。
2017年12月29日 10:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/29 10:24
駒津峰から。
オベリスク、富士山。
駒津峰から。
北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳。
2017年12月29日 10:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
12/29 10:24
駒津峰から。
北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳。
駒津峰から。
三峰岳、悪沢岳、塩見岳。
2017年12月29日 10:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/29 10:25
駒津峰から。
三峰岳、悪沢岳、塩見岳。
駒津峰から。
鋸岳。
2017年12月29日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/29 10:33
駒津峰から。
鋸岳。
駒津峰から。
10分後には甲斐駒ヶ岳は雲の中に。
2017年12月29日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 10:33
駒津峰から。
10分後には甲斐駒ヶ岳は雲の中に。
甲斐駒ヶ岳頂上。
残念ながら雲の中。(先行者にとっていただきました。ありがとうございました。)
2017年12月29日 12:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
12/29 12:47
甲斐駒ヶ岳頂上。
残念ながら雲の中。(先行者にとっていただきました。ありがとうございました。)
六方石まで降りてくると、ようやく視界がききだし駒津峰への尾根が見渡せる。
2017年12月29日 13:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 13:33
六方石まで降りてくると、ようやく視界がききだし駒津峰への尾根が見渡せる。
駒津峰から双児山への尾根を下りかけたのですが、途中からトレースがなくなり諦めて引き返しました。
仙丈もいまだ雲のです。
2017年12月29日 14:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/29 14:13
駒津峰から双児山への尾根を下りかけたのですが、途中からトレースがなくなり諦めて引き返しました。
仙丈もいまだ雲のです。
仙水小屋前の水場は、地下水のため凍らないそうです。
さすが、仙水小屋です。
2017年12月29日 16:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 16:04
仙水小屋前の水場は、地下水のため凍らないそうです。
さすが、仙水小屋です。
長衛小屋前の沢はこんな感じです。
真冬でも凍らないのでしょうか?
小屋の方に聞こうと思って忘れました。
2017年12月29日 16:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 16:22
長衛小屋前の沢はこんな感じです。
真冬でも凍らないのでしょうか?
小屋の方に聞こうと思って忘れました。
小仙丈ケ岳への登り。
昨年より若干岩肌が見えてました。
2017年12月30日 09:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 9:34
小仙丈ケ岳への登り。
昨年より若干岩肌が見えてました。
小仙丈ケ岳手前(森林限界)より甲斐駒ヶ岳。
2017年12月30日 09:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 9:34
小仙丈ケ岳手前(森林限界)より甲斐駒ヶ岳。
小仙丈ケ岳手前より。
鳳凰三山。
2017年12月30日 09:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 9:35
小仙丈ケ岳手前より。
鳳凰三山。
八ヶ岳。
2017年12月30日 09:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 9:35
八ヶ岳。
小仙丈ケ岳より仙丈ケ岳を目指して。
2017年12月30日 10:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 10:00
小仙丈ケ岳より仙丈ケ岳を目指して。
小仙丈ケ岳より。
悪沢岳、塩見岳、赤石岳。
2017年12月30日 10:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/30 10:00
小仙丈ケ岳より。
悪沢岳、塩見岳、赤石岳。
仙丈ケ岳を目指して。
昨年よりはだいぶ風は弱く、小仙丈カールの積雪も少ない気がします。
2017年12月30日 10:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 10:16
仙丈ケ岳を目指して。
昨年よりはだいぶ風は弱く、小仙丈カールの積雪も少ない気がします。
仙丈ケ岳頂上目指して尾根を行く人。
藪沢カールの積雪も少ない。
2017年12月30日 10:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 10:54
仙丈ケ岳頂上目指して尾根を行く人。
藪沢カールの積雪も少ない。
仙丈ケ岳頂上到着。
2017年12月30日 11:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 11:12
仙丈ケ岳頂上到着。
仙丈ケ岳より、甲斐駒ヶ岳。
2017年12月30日 11:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 11:13
仙丈ケ岳より、甲斐駒ヶ岳。
鋸岳、八ヶ岳。
2017年12月30日 11:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/30 11:13
鋸岳、八ヶ岳。
御岳。中央アルプス。
2017年12月30日 11:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 11:13
御岳。中央アルプス。
こちらは大仙丈ケ岳方向。
2017年12月30日 11:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/30 11:13
こちらは大仙丈ケ岳方向。
富士山に、北岳、間ノ岳。
2017年12月30日 11:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/30 11:14
富士山に、北岳、間ノ岳。
そろそろ下山に向かいます。
2017年12月30日 11:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 11:14
そろそろ下山に向かいます。
昨年ど同様。(今年)
2017年12月30日 11:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 11:15
昨年ど同様。(今年)
昨年の方が若干天気が良かったですね。
2016年12月30日 11:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/30 11:08
昨年の方が若干天気が良かったですね。
ナイフリッジを行く。
2017年12月30日 11:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 11:42
ナイフリッジを行く。
仙丈ケ岳を振り返る。
2017年12月30日 12:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
12/30 12:14
仙丈ケ岳を振り返る。
小仙丈ケ岳より再び仙丈ケ岳。
2017年12月30日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 12:30
小仙丈ケ岳より再び仙丈ケ岳。
小仙丈ケ岳より富士山。
2017年12月30日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 12:30
小仙丈ケ岳より富士山。
槍ヶ岳、穂高岳もだいぶクリア。
2017年12月30日 12:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
12/30 12:32
槍ヶ岳、穂高岳もだいぶクリア。
森林帯にはいりアイゼンを外す。
2017年12月30日 13:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 13:28
森林帯にはいりアイゼンを外す。
テント場にもどると、年末を越す登山客が大勢おりました。
2017年12月30日 15:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 15:03
テント場にもどると、年末を越す登山客が大勢おりました。
年末年始営業するこもれび山荘。
2017年12月31日 07:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/31 7:17
年末年始営業するこもれび山荘。
太平山荘はひっそりとお休み。
2017年12月31日 07:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/31 7:29
太平山荘はひっそりとお休み。
振り返ると、予報通り山の上は雲の中。
2017年12月31日 09:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/31 9:50
振り返ると、予報通り山の上は雲の中。
渡渉の目印となる岩。(上流から下流の写真)
2017年12月31日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/31 10:33
渡渉の目印となる岩。(上流から下流の写真)
前の岩と上流ダムの間で右岸から左岸(下りの場合)にわたります。登りの場合、あまりダムに近づくとロスになります。ダムは右岸側を越えます。(下流から上流の写真)
2017年12月31日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/31 10:33
前の岩と上流ダムの間で右岸から左岸(下りの場合)にわたります。登りの場合、あまりダムに近づくとロスになります。ダムは右岸側を越えます。(下流から上流の写真)
戸台河原到着。
昨年と同様に仙流荘で温泉につかりかえります。
2017年12月31日 11:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/31 11:01
戸台河原到着。
昨年と同様に仙流荘で温泉につかりかえります。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

 12/27の納会が中止となったため、午後から年休をとり甲府でレンタカーを借り、諏訪まで走りその日は下諏訪で宿泊しました。

12/28
 翌日(12/28)はルートインで朝食をとったため、昨年より1時間ほど遅くに戸台を出発となりましたが、北沢峠までなので余裕をもってゆっくりと歩きました。
 出発当日まで塩見岳or仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳を目指すか迷ったのですが、ここ最近の積雪量の多さを考えると、入山者の少ない塩見岳のラッセルを懸念して、昨年同様戸台より北沢峠へ、そして今年は昨年より一泊予定が長いので、甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳両方を目指しました。天気も29日、30日は強風ではあるものの、晴天の予報であったので、期待を持てる出発でした。唯一ラッセルだけが気がかりでした。
 戸台からは3時間ほどのいつもながらの退屈な河原歩きなのですが、昨年は、右岸、左岸、右岸、左岸と3回の渡渉が有ったのですが、今年は昨年に比べ水量が少なく渡渉は発電所ダムの手前1か所だけで済み、その他は伏流となってました。また、昨年に比べて凍結してる枝沢が多く寒さが厳しいのでしょう。
 丹渓山荘でアイゼンを装着しましがが、正直ノーアイゼンでも北沢峠までは問題ないでしょう。(実際下りはノーアイゼンでしたから)
 昨年は長衛小屋のテント場の水場は、沢から引き込まれた水が蛇口から給水できたのですが、やはり冷え込みが厳しいのでしょか、今年は橋のたもとで沢から直接給水となってました。

12/29
 予報通りの快晴の中を出発。ここ数日の降雪の影響でトレースはあるものの坪足にワカン、スノーシューが混在し、かつ雪に締まりがなくさらさら状態のため、歩きにくくかなり体力を消耗する。それでも、ラッセルしトレースをつけた方の苦労を思えば贅沢は言えない。そんな状態が駒津峰まで続く。駒津峰までは快晴の状況であったが、ここで休憩している瞬く間(10分ほどの急転直下)に甲斐駒頂上が雲の中に隠れる状況となりがっかり。これでは登っても仕方がないとは思いつつ、先行する登山者もいたので、奮起して駒津峰を後に出発しました。ここらから先はどうやら完全ノートレース状況らしく、先行者も四苦八苦の様相で退散模様となり、途中からは自らがラッセルの番となり、しばらく進む(多分100mほどか)も岩場のラッセルは思わず潜り込む場所も多々あり、疲労困憊となり途中で休憩し、そこから先は4人パーティーに道を譲ることに。標高も2800を過ぎるころからは、吹きさらしの場所が多くなり落石に中止ながらようやくと頂上へ到達。出発から6時間も費やしていました。
 ガス中の下りのためコースを外さに無いように、登りの時の踏み後そしてマーキングを見失わないようにいつも以上に慎重に下りましたが、こういった状況だとトレースが明確でもやはり精神的に疲れます。向かい風の強風なので余計疲れるのでしょう。
 六方石まで下りてると視界もだいぶ良くなり、駒津峰も見渡せ気が楽になるのですが、やはり雪が深くかなり体力消耗をしているのか、そこまでの登り返しが大変でした。
 駒津峰からは双児山へのトレースがあったため、それを辿って下りかけたのですが、途中よりトレースは無くなり(引き返したのでしょう)これからのラッセルは避けたかったの、致し方なく再び駒津峰へ上り返し。これが厳しかった。
 夕方近くなると強風がかなりひどくなり、駒津峰から森林帯にはいるまではこの日一番の強風に。森林帯に入ったところでアイゼンを外し、ここからは滑るように仙水峠へと降りました。
 途中仙水小屋にて小屋前の水場(井戸水らしくて凍ってない)で水を補給してテント場へ戻りました。

12/30
 昨日と同様、この日の朝も快晴。強風であるものの、昨日に比べれば若干弱め、されに言えば昨年の爆風に比べればかなり弱い。
 入山の日にはトレースがなかった、2合目へのトラバース道もしっかりとレースがつけられており、労せずして2合目尾根に到達する。ここから森林限界までは風が弱いはずであるが、予想外に強風。森林限界手前の昨年と全く同じ場所(甲斐駒ヶ岳が見渡せる)にて、ゴーグル、そしてオーバー手袋、ピッケルを装着して完全防備。
 いよいよ森林限界を超えると猛烈な強風に身がすくむが、しばらくすると慣れてくるのかそれほどの感覚でなくなるし、昨年に比べればかなり弱い。昨年はここで退散する登山客が大多数だったが、今年はほとんど引き返す登山者はいない。小仙丈ケ岳への登りの斜面も昨年はクラストして一面真っ白だったが、ことしは岩肌が少し出ており、雪質も新雪さらさら状態でしまりが悪い感じだ。
 小仙丈から仙丈ケ岳までの登りは昨日と同様雪の締まりが悪く、また向かい風のせいか足に堪えるが、快晴のなか真っ白な女王仙丈ケ岳を眺めながらの登りは嬉々とした気分になる。
 頂上手前のナイフリッジを過ぎ、小ピークを越える最後の斜面を登りきると仙丈ケ岳頂上に到達。昨年に比べると登山客はやはり多い。下山時にもかなりの登山者とすれ違った。驚いたことに地蔵尾根からは11人パーティーの隊列で登ってきていた。
 この日は昨日とは違い終日晴天に恵まれ、本当に素晴らしい一日だった。
12/31
 入山者のピークを迎えたらしく昨日からテント場はかなりの賑わいとなった。
 明るくなったころにテント撤収をして、昨年とほぼ同様に7:00くらいに出発となった。昨年は確かアイゼンを装着したが、今年は装着しなかったが多少足元に気を付ければ問題ないと思う。
 今年は、河原歩きで多少迷ってしまいぼさの中を歩てしまったが、渡渉地点は予定通りの場所を難儀なくわたれたので、これもご愛敬だ。途中甲斐駒ヶ岳方面を振り返ると雲が低く垂れ込み天気は下り坂の様相となったきた。いいタイミングで登れてよかった。それにしても、今の天気予報(特に冬の天気予報)は実に正確だと実感だ。
 
 最後に。今回は予定通り、甲斐駒、仙丈と登れ大満足だ。2泊3日で行けないかと考えたが、それは今の年・体力では無理だから、やはりゆっくりとと登ろう。

 
 

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積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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