日本百名山 木曽駒ケ岳

2018年01月07日(日) [日帰り]

• GPS: 04:45
• 距離: 6.2km
• 登り: 567m
• 下り: 581m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:25
• 休憩: 1:09
• 合計: 4:34

9:14 千畳敷駅
10:15 10:16 乗越浄土
10:21 10:25 宝剣山荘
10:26 10:26 天狗荘
10:38 10:41 中岳
10:44 10:44 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
10:57 11:21 木曽駒ヶ岳
11:29 11:31 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:38 11:38 中岳
11:45 11:49 天狗荘
11:50 12:20 宝剣山荘
12:23 12:24 乗越浄土
12:39 12:39 伊那前岳九合目ピーク
12:58 12:58 伊那前岳
13:16 13:16 伊那前岳九合目ピーク
13:29 13:29 乗越浄土
13:57 千畳敷駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

●菅の台バスターミナル駐車場を利用。(駐車料金600円)
●7時50分、始発前の臨時バスに乗り、30分ほどでしらび平駅へ。
●通年運行のロープウェイは、この時期1時間間隔で運行しています。
●しらび平駅から千畳敷駅(標高2612m)までの標高差950mを7分30秒で登ります。
●モンベル会員カードを提示すると往復の運賃が1割引になります。(バス、ロープウェイ往復で通常3900円のところ3670円)

コース状況／危険箇所等

●乗越浄土までの八丁坂は、12本爪アイゼンが必要です。前日雪が新たに積もった様ですが、 先行者のトレースをたどれば踏み抜かずにのぼれます。
●特に危険箇所は有りませんが、八丁坂の後半は急勾配になる為、多くの方がピッケルとヘルメットを装備していました。
●稜線上は雪が固く締まっている為、アイゼンの爪も良く効いてとても歩きやすいです。
●稜線に出ると遮る物がない為、大変強い風が容赦なく吹き付けます。
●一方で充分な防風対策を施せば、稜線上で(宝剣岳を除けば)特に危険箇所は有りません。(中岳の巻道は冬季通行止めです。)
●宝剣岳は、トレースがしっかりあって鎖も見えているものの、雪が少ない上に柔らかいようなので、現時点では誰でも登頂できるというコンディションではない様です(今回パスしました)。

その他周辺情報

●こぶしの湯で汗を流しました。
●ロープウェイの半券を見せると、通常610円の料金が560円に。

写真

1/7 9:15

やって来ました晴天の千畳敷カール！RWの千畳敷駅を一歩出ると目の前に白と青の絶景が！いきなり感動です！

1/7 9:17

出発前に記念撮影⁉︎観光で来られた親切な方に撮っていただきました。寒い中本当にありがとうございました。

1/7 9:20

千畳敷駅の裏側に回ると、南アルプスの上から頭を覗かせた富士山が見えました。

1/7 9:28

天気が良くて本当に良かった！まだ出発もしていないのに、すでに景色に大満足⁉︎

1/7 9:32

先行者のトレースのおかげでとにかく歩きやすい！前日の降雪も何のその！12本爪アイゼンでザクザク登れます！

1/7 9:55

カールの中腹に差し掛かると、時折氷の粒混じりの突風が容赦なく吹き降ろして来ます。思わず皆耐風姿勢に！

1/7 9:55

振り返ると、後方にも長い長い一本の行列が。この後、八丁坂の登りはかなり渋滞しそうです。

1/7 10:16

八丁坂を何とか登りきり、乗越浄土に到着です！とにかく風が強く、雪が飛ばされあちこち土がむき出しに！

1/7 10:16

千畳敷駅方面を振り返ると、はるか上空に一筋の飛行機雲！目に入る全てのものが絵になります。なんて日だ！

1/7 10:17

伊那前岳の稜線です。吸い寄せられそうな美しさ。
本日最後のお楽しみに取っておこうと思います。

1/7 10:17

宝剣岳です。言葉になりません！

1/7 10:28

彫刻の森美術館風？自然がおりなす現代アート！一筋の飛行機雲も何だか作品の芸術性向上に一役買ってます⁉︎

1/7 10:28

気持ちのいいとびっきり贅沢な稜線歩き！幸せを噛み締めながら、まずは中岳へ！

1/7 10:37

中岳山頂！空の色がまるで宇宙空間の様に写ってますが、もちろん実際はもっと自然で明るいブルーです。

1/7 10:37

歩いて来た稜線もなんかかっこいいかも！

1/7 10:38

次に目指すは、日本百名山に数えられる中央アルプス最高峰の木曽駒ケ岳！

1/7 10:38

青と白のコントラストがまばゆい御嶽山！いつ見ても魅力的な山容です。

1/7 10:39

伊那前岳に伸びる稜線とそのはるか先の南アルプスを背に進みます。

1/7 10:52

木曽駒ケ岳山頂まであとわずか！アイゼンで雪を踏みしめる音が、耳にとても心地いい！

1/7 10:58

木曽駒ケ岳登頂です。彼方に富士山や間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳と言ったスター達を従えて記念撮影！

1/7 10:58

甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳方面！

1/7 10:59

浅間山、黒斑山方面！

1/7 10:59

北アルプス方面！特徴的な山頂を持つ槍ヶ岳もしっかり確認できます。

1/7 11:00

再び御嶽山！

1/7 11:02

せっかくなので標高2956mの標柱をバックに一枚！

1/7 11:06

遠く離れていてもその険しさが伝わってくる槍穂！そそられます！

1/7 11:06

空木岳への稜線！険しそうです。

1/7 11:06

先程下から眺めてでっかいと思った宝剣岳も、この眺望の中にあると少しだけ小さな存在に感じてしまいます。

1/7 11:07

均整の取れた山容の三ノ沢岳！

1/7 11:07

これぞ、The中央アルプス！躍動的な稜線がカッコいい！

1/7 11:17

流石の富士山も今日は脇役！

1/7 11:23

木曽駒ケ岳山頂を後にし来た道を引き返します。上を目指して登って来る登山者が途切れることはありません。

1/7 11:24

伊那谷に向かって突き出して見える伊那前岳踏破で今日は締めくくろう！あそこなら遮るものなく富士山、北岳、間ノ岳の3トップが拝めそうです。でも雪が風で舞い上がってる！相当風が強そうです。

1/7 11:31

中岳の登り返し。なだらか過ぎず険し過ぎないこの傾斜が、ふくらはぎを地味に痛め付けます。

1/7 12:12

宝剣岳真下に陣取りコーヒータイム！登ろうか？よそうか？山の神の「来てはならぬ」の声を聞き？今回はパス！

1/7 12:27

再び乗越浄土へ。幾重にも重なる尾根！ここでカールには下らず、伊那前岳の稜線へ！

1/7 12:27

宝剣岳のカール側は見事なまでに切れ落ちた絶壁です！

1/7 12:52

伊那前岳山頂到着です。ここは特に風が強い！あまりの寒さに右手が痛くて、南アルプスの撮影を断念するほど。

1/7 12:52

絶景の稜線を乗越浄土に向かって引き返します。

1/7 12:53

先ほど登った木曽駒ケ岳！

1/7 12:53

東側から見た千畳敷カールの全景！光と影のコントラストでとても表情豊かに見えます。

1/7 12:54

ジャーン！南アルプスオールスターwith富士山！

1/7 12:55

伊那谷と八ヶ岳！赤岳も最高のコンディションでしょうね。赤岳山頂部が黒く見えます。雪はかなり少なめ？

1/7 12:55

伊那谷遠景！はるかかなたに浅間山！

1/7 12:55

笠ヶ岳、穂高方面！

1/7 13:03

稜線にあるこの石碑は、今から二百数十年前に坂本天山が率いた百名からなる検分登山にまつわるものらしいです。

1/7 13:04

気持ちのいいトラバースが続きます。

1/7 13:05

重厚かつ躍動的に重なり合う中央アルプスの峰々！

1/7 13:19

何気にトラバースしていますが、バランス崩したら滑落停止は難しそう。下まで行っちゃうパターンですね！

1/7 13:41

八丁坂を快調なペースで下ります。

1/7 13:41

山行終盤にしてこの天気！そしてこの絶景！とにかく贅沢の一言！

1/7 13:41

宝剣岳のカール側絶壁！今にも襲いかかって来そうな迫力です！

1/7 13:41

この絶景に雪崩が起きたら怖いなあ。そんな不安がふと頭をよぎります。

1/7 13:42

ここは確かに雪崩が多く怖い。
だけどそれ以上にとにかく美しい！

1/7 13:47

めちゃくちゃ美しい！半端なく美しい！

1/7 13:48

雪、空、岩、そして光！それら全てが美しい！

1/7 13:48

宝剣岳の冬季登頂！いつの日か必ず！

1/7 13:49

仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳！(合ってるかな？)

1/7 13:50

神々しい風景！

1/7 13:51

無事下山できた安堵感からか、絶景を前に気分はもっぱら観光客⁉︎ もはや記念写真を撮らずにはいられない。

1/7 13:58

締めくくりは、典型的な観光地風スナップショット！

1/7 14:01

大満足のうちに無事千畳敷駅到着です！お疲れ様でした！

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

nakomi

昨年暮れに訪れた際は、強風、低温、視界不良で、「雪山山行の厳しさ」と「装備と体調管理の大切さ」を痛感させられました。

一転して今回は晴天に恵まれ、見るもの全てが絶景という大変贅沢な雪山山行となりました。

途中、宝剣岳の登頂を決行するか否か？相当悩みましたが、最終的には安全を最優先しパスすることにしました(今の技術と装備ではただ怖い思いをするだけで、楽しい気分にはなれないはずと判断したため)。

ひとまず雪山のトレーニングと経験を出来るだけ積みたいと思います。その上で、風と雪が抜群に安定した快晴の日を狙って、(満を持して)アタックしたいと思います。それからでも決して遅くないはずですから！