尾瀬!(尾瀬沼〜燧ヶ岳〜尾瀬ケ原〜至仏山)テント泊
nelken
- GPS
- 29:05
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,166m
- 下り
- 1,769m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
大清水6:50ー7:40一ノ瀬休憩所7:45ー8:20三平峠ー8:50尾瀬沼ビジターセンター9:00
ー11:50燧ヶ岳12:30ー14:20見晴
9/25
見晴6:15ー7:30山の鼻7:45ー9:45至仏山10:15ー10:40小至仏山ー11:50鳩待峠
| 天候 | 9/24 晴れ 9/25 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
鳩待峠ー戸倉は乗り合いバスまたはタクシー(大人1名900円) 戸倉ー大清水は路線バス(590円)※時刻表は写真最後にあります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
(大清水〜尾瀬沼) 危険箇所なし。 (燧ヶ岳) 危険箇所なし。長英新道は危険はありませんが、ぬかるみはわりとひどかったです。 見晴新道は河原みたいな道を急下降していく部分が長く、集中力が散漫になってくると転ぶかもしれません。 (尾瀬ケ原) 危険箇所なし。木道は朝露に濡れて少し滑りやすかったですが、不注意な歩き方をしなければ問題ありません。 (至仏山) 蛇紋岩はすべりやすいので濡れていればもちろん、濡れていなくてもすべります。山の鼻〜至仏山頂には鎖場もありますが、高度感はなく、足下に十分注意さえすればそれほどではありません。 |
写真
拍手
感想
だんだん冬が近づいてくるけど今年登ろうと思った山はまだまだたくさんある。
なかでも燧ヶ岳はぜひとも今年登りたいと6月から思っていた。
でもどうせ尾瀬に行くなら、わたしの一番好きな山「至仏山」にも登りたい。
それには2泊必要か、などと計画をあたためつづけてすっかり秋になってしまった。
先週寝坊して日帰り至仏の計画は流れたので、地図をにらみながら「1泊でも二つ登れないこともないかも」と思い始めた。
天候もよさそうなこの三連休。初日は休養日にしたので、さて1泊でどこへいくか、ということで尾瀬に決定。
初日は車で大清水に入って、尾瀬沼経由で燧ヶ岳へ登った後見晴に下ってテント泊。
2日目は尾瀬ケ原を横切って至仏山へ登り鳩待峠に下り、戸倉まで乗り合いで戻ってさらに路線バスで大清水に帰る、という周回コースをとった。
(9/24)
大清水着が6:30。第1駐車場は満杯な感じだったので第2へ。
しばらくはひたすら林道を歩く。一ノ瀬休憩所を過ぎて少しいったところから木道の登山道になる。とはいえ傾斜はゆるくどんどん歩ける。順調なペースで尾瀬沼に出る。はじめての尾瀬沼。静かで風はもう冷たい。尾瀬沼ビジターセンターで環境省がアンケート調査を行っていたので10分程度ならと思って協力
したところ、切手をもらったので得をした気持ちになる。
そこから少しいったところでいよいよ燧ヶ岳への登山開始。ナデックボという選択肢もあったけど、初めての燧ヶ岳なので手堅く長英新道から登って行く。最初はぬかるんだなだらかな道が続き、後半はやや急登になる。今回からデビューしたニュー登山靴はとても快適なので助かった。息もあがったところで最初のピークであるミノブチ岳に到着。尾瀬沼の展望が素晴らしい。その向こうには日光白根。そこからさらに登って俎グラに到着。さすが連休の尾瀬。山頂はけっこうな人出。一服して最高点の柴安グラを目指す。20分くらいで燧ヶ岳頂上に立った。こちらも人が多いけど俎グラよりはスペースがあるのでちょうどいい岩陰をみつけてランチにした。ここからは尾瀬沼と尾瀬ケ原が両方見渡せる。そして秋晴れの空。幸福な充実感を覚えながらしばらくくつろいだ。
あとは見晴にくだるだけ。しかし下りの見晴新道はなかなか骨が折れた。最初のうちは正面に尾瀬ケ原を見ながらのルンルン気分だけど、樹林帯に入ってからが長い長い。しかもゴロゴロした河原道をひたすら下るので気も抜けない。「ビールビール」と念仏のように唱えながら我慢して下る。これまで追い抜くことはあっても抜かれることはなかったけど、今回この下りではじめて一人抜いてもらった。その人はゴロゴロ道を実にテンポよく下っていて、後ろからしばらく研究させてもらった。土道になって少しの辛抱でようやく木道に出て、間もなく見晴に到着した。
テントを張って、すぐにビールを飲みにいく。しかしテントのペグが見つからない。忘れたか。しかしここのテント場は手頃な石もない。さて、と思ったところしっかりしたちょうどいい木の枝がいくつも落ちていたので、即席の木製ペグで無事テントが晴れた。風の強い稜線のテント場ならこれじゃだめだろうけど、ここなら十分。ようやくビールへ。生ビールが一瞬で空になった。
あとは明日登る至仏山を尾瀬ケ原の向こうに眺めたり、バッジをみたり、夕食を作ったりして、最後は酔っぱらって就寝。テント場はけっこうたくさん張られていた。
夜はかなり冷え込む。フリースの上にダウンを着てシュラフカバーに入れた寝袋に入ると完璧な暖かさ。
(9/25)
4時起床。外を覗くと満天の星空。今日も天気は良好だ。
6時発予定だったけど15分ほど出遅れた。しかし早朝の尾瀬ケ原は人影もまだ少なく、朝霧の中に朝日が射して夢幻の世界だった。木道を歩きながら、何度も振り返ったり立ち止まったりしてしまう。きれいだから。残念ながらちょうど尾瀬ケ原を歩いていた時間は至仏山の頂上付近には雲がかかっていたので池溏に写る至仏山は撮れなかった。それでもさくさく歩いたので7時半に山の鼻に到着。山の鼻に近くなると人も増える。一服して大好きな至仏山への登山開始。こんな素敵な山名は他にない。仏に至る山。
(数年前登った時は鳩待から登って尾瀬ケ原に下ったけど、今年は至仏山から尾瀬ケ原への道は登り専用になった。だけどだいぶ上の方で一組だけ下ってくる中年夫婦がいた。写真撮るためにいったん途中まで下りてるのかと思って気になりながらも特に声をかけなかったけど、下山後に他の登山者でこの夫婦に「下りは禁止ですよ」と声をかけた人に会った。その人がいうには「慣れてますから」という回答だったんだそうな。下り禁止の理由を勘違いしているのかなんなのか、どういう人なんだろ、と思う。)
山の鼻からの登りは樹林帯をしばらく急登する。途中に山頂付近が見えたとき既に雲はなかった。「ここが森林限界です」という表示板を過ぎるといよいよ蛇紋岩が現れてくる。見た目からしてつるっつるのところも多く、とても滑りやすい。だけど森林限界を過ぎてからは振り返れば常に尾瀬ケ原とその向こうに燧ヶ岳が見えているので、疲れたら振り返ればいい。上部に来ると傾斜は緩くなるので、あとはもう前と後ろの景色を交互に見ながら足を進めていくのみ。ハイマツの間を抜けると、山頂。ここもけっこうな人。でも展望は素晴らしい。尾瀬ケ原方面はもちろん、北の平ヶ岳方面、西の谷川方面。眼下には雲が湧き、雲の上に来たという感じがした。風はつめたいけど、しばらく景色にみとれる。主に北西方向を眺めていた。
あとは鳩待峠へ下っておしまい。
快晴の中を燧ヶ岳と至仏山というふたつの百名山に登れ、尾瀬沼と尾瀬ケ原の眺めも堪能し、なにも思い残す事がない(せいぜい至仏山から笠ヶ岳にも足を伸ばしたかったくらい)くらいの充実感たっぷりの山行だった。尾瀬にはまた何度でも来たい。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
燧ヶ岳の最新記録
至仏山の最新記録
俎�瑤虜膿卦�録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する