憧れの槍ヶ岳登頂


- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 1,852m
- 下り
- 1,844m
コースタイム
6:52 上高地バスターミナル
7:45 明神館
8:45 徳澤園付近
9:40 横尾山荘
10:49 一ノ俣
11:22 槍沢ロッジ
(昼食)
11:52 出発
13:58 天狗原分岐
15:12 坊主岩小屋
15:50 ヒュッテ大槍着
24日
6:20 ヒュッテ大槍出発
7:05 槍ヶ岳山荘
7:47 槍ヶ岳山頂
8:04 槍ヶ岳山頂出発
8:27 槍ヶ岳山荘到着
8:40 槍ヶ岳山荘発
9:20 ヒュッテ大槍着
9:40 ヒュッテ大槍発
10:10 坊主岩小屋
11:20 天狗原分岐
(途中昼食 30分程度 )
12:55 槍沢ロッジ着
13:35 一ノ俣
14:00 横尾山荘
14:50 徳澤園
15:50 明神館
16:50 上高地バスターミナル
天候 | 22日 晴れ後曇り(山頂付近あられ等) 23日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
23:30出 沢渡でシャトルバスへ乗換 6:14到着 23日 上高地→新島々 バス (17:25発 18:35着) 新島々→松本 アルピコ鉄道 (18:43発 19:12着)計2400円 松本→新宿 特急あずさ(19:21発 22:07着)4500円(あずさ回数券利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
23日はヒュッテ大槍に宿泊 一泊二食 9000円 お弁当900円 夕食は洋食がメインです |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
山登りは始めてからの憧れ、槍ヶ岳。
2009年の挑戦では、大雨に泣かされ槍沢ロッジから無念の折り返し。
2年ぶりの再挑戦。メンバー当時のMijiリーダーに、前回挑戦時には参加断念だった
KyauKyauさんに、新たにMasumuraさんを加えて臨みます。
夜行にて上高地へ
22:30 新宿大型バス駐車場へ集合。それにしても凄い人出だ。
目的地は異なるものの、これらの人が皆信州を目指す。
大型バスが次々と到着し、人を呑み込み、出発してゆく。
メンバーを待ちつつ缶ビールで前祝い、今回の登山の無事を願う。
予定より遅れて23時30分過ぎに、バスは出発。
槍沢へ
沢渡でシャトルバスへ乗り継ぐのに、少し待たされたが6時過ぎに
上高地へ到着。朝食もそこそこに、いよいよ8時間半に及ぶ初日の
行程のスタート。
夜行バスはやはり眠れない。しかし、日がのぼり、靄が薄れ、
青空と山々が見えてくると、自然とテンションも上がる。
ここでも凄い人出に驚く。最初の3時間は、殆ど高度を上げない
コース。仲間会話しながら、澄んだ空気、川のせせらぎ、
森の香りを楽しみ、歩を進める。
多くの人が歩いているのに時折訪れる静寂を楽しむ。
前回と違い、好天が本当に嬉しい。
また、歩を進めるにつれて、より青空と山々のコントラストが
はっきりし、梓川の水が、いつものことながら澄んでいる。
横尾大橋を過ぎると、徐々に登山らしい道になっていく。
出発して約3時間半過ぎ、槍見沢。初めて槍様がその穂先を見せてくれる。
遠い。素直に嬉しい。5時間後の再見を勝手に思いつつ、
テンションをあげて更に歩を進める
槍沢ロッジには予定通り11時20分に到着。スタートが20分以上予定より
遅れたことを考慮すれば、非常にいいペースで進んでいるといえる。
ランチにラーメン(リーダーは新メニューの中華丼に挑戦)をいただき
これからの行程に気合いを入れなおす。
しかし、夜行の上に、すでに既に4時間半を歩き、正直疲労も感じる。
高度的にはまだ200mも登っていない。。
しかも、ここからが本当の登山の始まりなのである。。
ヒュッテ大槍へ
足が思うように進まない。槍沢ロッジから大曲までは約1時間。
ほぼ予定通り。しかし、そこから先、天狗原分岐まで本当に長い。
予定よりこの段階で20分遅れの14時に到着。初めて予定より遅れた。
高度は2400m近くまで上げたが、まだ500m以上登らねばならない。
北の山あいからのガスで目標方向には青空も消え、体感温度も
一気に下がり始める。
さっきまで半袖ウォークの私も、長袖シャツにウィンドブレーカー、
フリースも出番。アミノバイタルも補給、身体にムチをいれて、登山再開。
我々は進むしかないのだ。
坊主岩屋下(※)に15時10分到着。予定時間に戻したものの、天気は
すっかり曇り空に。本来だったら槍様がお出迎えの筈も、ガスに覆われ
おぼろげにシルエットだけ。
あられらしいものがぱちぱち音をたてて降りだし、気温も一層下がる。
テンションも同様だ。しかも目指すヒュッテ大槍は稜線の向うで姿が見えない。
見上げると、つづら折りの道が何重にも折り返していて、気が遠く
なりそう。とてもあと40分で到着できるとは思えない。
黙々と歩を進める。途中で先を行く、Kyaukyaさんから落の声がかかる。
後で聞くと疲労もあり、コースを少し誤ったのか、瓦礫の足場で踏ん張りが
効かず大ピンチだった模様。
本当に疲れていてスピードが出ない。寒さも厳しくなり苦行の様相だ。
気がつけば、坊主岩屋を遥か下にみて、どこまで、この道は続くのかと
思い始めたころに、唐突に道が途切れ稜線にでる。山小屋だ。
楽苦しい一日の行程をクリアした瞬間だった。
時刻は15時35分。思ったより時間はかかっていなかった。
少し離れて伴歩していたメンバーも皆無事に到着。宿の受付をすませ、
夕食までの間、缶ビールでメンバーと乾杯。疲労はピークだが、
翌日のアタックに気合いに入れなおす。
(※写真と筆者保有の地図で記載が異なることに後で気づく。地図では坊主岩小屋。小屋らしいものは見えないが。。)
槍様アタック
翌朝、素晴らしい天候でご来光に恵まれる。朝焼けに照らされる槍様。
こんな近くにあったのに、昨日は気付かなかった。
凄く近くに見えるのに、遠く感じるような不思議な感覚。
憧れまで、後わずか、緊張感とどきどきの中、6時20分スタート。
先ず槍ヶ岳山荘を目指して、最低限の持ち物でスタート。
体が軽い、これならイケる!
(KyauKyauさんにとんがりコーンを託す。。ありがとうございます)
岩場を、慎重に歩を進める。憧れへの空中散歩。
本行程で最初の梯子は、本番への軽い足慣らし。
約40分で槍の方まで到着。
槍さまポーズで撮影後、いよいよ穂先へ、高さの極みへ。
想像はしていたものの、やはり人出が凄い。
興奮を抑えて先行者に続いて、だんだんと歩を進める。
このペースが逆に恐怖感を抑えてくれる。
登りの梯子では、一人づつ。妙な連帯感を感じつつ、
皆で頂上を目指す。最後の2つ続く梯子を登りきったら
いよいよその時です。槍の方から進むこと約40分
2011年9月24日7時49分。山頂到着。広がる360度のパノラマ
端の方にひっそりと控え目に設置された祠。
20日人もいると、本当に一杯な山頂、不思議な空間だ。
この好天とつきあってくれた仲間に再感謝。
お約束のとんがりコーンで一人はしゃぎつつ、撮影しまくる
(興奮していたのかあんまり何とっているのかわからん写真が多かった)
山頂にいたのは、ほんの10分ぐらいだったが、何ともいえない
達成感を感じる、幸福な10分。
もっとも山頂でのアルプス一万尺はすっかり忘れていたが。。
(忘れてていいか。あの広さで踊ったら酔興だ。
某ジャニーズのタレントがやっていたようだが)
下山
ヒュッテで荷物をピックアップして上高地までのロングウォーク
9時30分スタートでひたすら上高地へ向かう。
目的を達成した充実感はあるものの、身体の方は、一杯一杯。
河原で昼食をいただき、徳澤園では名物のソフトクリームに舌鼓、
どうにかこうにか、17時前に上高地到着。
温泉は断念し、新宿方面へ向かうあずさ内で祝杯をあげ、
今回の行程を無事すべて終了しました。
makさん、mjiさん、kyaukyauさん、Masumuraさん
ついにヤリましたね。
登頂おめでとうございます!
絶景で素晴らしいです。
山頂からの笠ヶ岳が美しいですね。
上高地からの登りは大変だったと思います。
お疲れ様でした!
いやー登りもそうですが、帰りもいっぱいいっぱいでした。。でも天気に今回は恵まれました。
仲間に感謝です。
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