茂倉岳・茂倉谷滑走 (西黒尾根を登って土樽までの山越え)


- GPS
- 08:35
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,677m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:34
天候 | 登り晴れ・滑り雪のパターン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
13:57の長岡行きに乗り、越後湯沢で腹を満たして、 越後湯沢駅 15:08 の水上行きで土合駅に戻った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
茂倉谷は、最も高くて1070m付近で水が出ているのを確認。 渡渉せず林道まで滑走することができたが、先の地形を予測しながら 右岸・左岸とスノーブリッジをうまく渡る必要がある。 |
写真
感想
木曜のヤマテンを見て今週土曜は茂倉谷へ行こうと決めた。
冬季の西黒尾根も、もちろん茂倉谷も初めて。
5時に土合駅から出発。やっぱり横浜から近くていいや。
人気の谷川岳のことだけあって
西黒尾根の取りつきには登山者のトレースがしっかりとついていた。
ただしスキー登攀には急すぎて使えないので、ジグを切って自分の道を進む。
硬い雪面に柔らかい雪が10cmほどあって、急な斜面ではなかなか登りにくい。
夜が明けるのがだいぶ早くなったことを感じる。
予想外にも天神尾根からすでに何人かのボーダーが登っている。
負けるわけにはいかない、と思ってトマノ耳に到着すると
すでにスキーヤーが一人いてアイゼンの準備をしていた。
自分はスキーのまま茂倉岳までいくことにする。
スキーアイゼンを付けているので、下りはスムーズにいかないが、
今日の雪のコンディションではスキーの方が楽で速いと判断。
オキノ耳を過ぎて振り返ると、さっきのアイゼンのスキーヤーはいない。
引き返したのだろうか。
朝の晴天の様子からもうちょっと天気はもってくれると思っていたが、
雲行きがどんどん怪しくなり、急激に天気が崩れ予報通り雪になってきた。
茂倉岳に着くころにはほぼ視界もなくホワイトアウト。
茂倉谷の方向で間違いないことをGPSで確認しておそるおそる下る。
上部はカリカリ。地形がまったく見えない。
少し高度を下げると雪は柔らかくなった。
晴れていれば最高の滑りだったんだろうけども・・・
谷がかなり狭くなっていて支流が合流しているところで水が出ていたので、
安全第一を考え高巻きをして通過した。
ほかにもそういう箇所があるのかと思って緊張しながら滑るも
それ以降は、スノーブリッジを右に左に渡りながら、
渡渉せずに林道までスムーズに下りてこられた。
あとは電車の時刻に合わせてゆっくりと土樽駅まで行くだけ。
いつかまた晴れた日に行ってみたい茂倉谷でした。
asanofumioさん、今晩は。
西黒尾根をシール登行して、トマ、オキ、一ノ倉、茂倉と進み、視界ゼロの茂倉谷へドロップする際はきっと不安の中の決断だったかと思います。4時間15分で西黒尾根を登り切り、さらに1時間20分でそこから茂倉岳まで行ってしまう体力にはビックリポンです。
敢えて苦言を呈すれば、単独でガスの中にあの稜線を歩くことは相当な危険が伴います。また、ガスの中の茂倉谷滑走も当然のことながら降雪があった後なので、雪崩の危険が伴います。自分も過去に単独で肩ノ小屋からオジカ沢ノ頭の間で立ちションをしようとスキーを脱いで一歩上州側に足を踏み出した途端にヒドンホールに落ちてしまい、たまたま手にしていたWウィペットで足場を作り穴から出るのに20分以上要しました。あのときの恐怖は今でも忘れません。いくら体力のあるasanofumioさんでも、ヒドンホールに落ちて身動きが出来なくなったり、雪崩に埋まってしまったりしたら.....。30年以上山スキーをやってきたので、危険な目を数回味わったという経験値だけは他の人よりはあると思います。くれぐれも命だけは落とさないよう心がけた上で、楽しいBCを続けてください。
hareharawaiより
hareharawaiさん、
ご忠告大変ありがとうございます。全くhareharawaiさんの仰る通りだと思います。
今回は何事もありませんでしたが、それはたまたま運が良かっただけなのかもしれません。
もう少し安全マージンを高めた山行を心がけたいと思います。
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