大長山 VS ハニーちゃん【初顔合わせは天国から地獄】

2018年03月11日(日) [日帰り]

• GPS: 09:37
• 距離: 17.0km
• 登り: 1,744m
• 下り: 1,743m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:29
• 休憩: 0:08
• 合計: 9:37

6:00 R157いわなやさん前路側帯
8:14 8:14 取立山
8:55 8:55 板谷の頭（P1383)
9:52 9:59 鉢伏山
11:18 11:18 大長山
12:25 12:25 鉢伏山
13:21 13:22 板谷の頭（P1383)
13:59 13:59 取立山
15:37 R157いわなやさん前路側帯

天候

晴れのちホワイトアウト

アクセス

利用交通機関：

自家用車

R157 奥越高原東山憩いの森口 民宿いわなやさん前路側帯退避スペースに駐車
AM5:30 一番乗り
PM16:00 下山後も私のマシーンだけですた。

コース状況／危険箇所等

危険個所その1
取立山夏駐車場から稜線に出るまでの急登はカチカチ。
ストック＆スノーシューでは滑落の危険性があり登行不可と思ってヨシ。
アイゼン＆ピッケルが必須であります。

危険個所その2
大長山直下の直登コース斜面ではところどころクラックが現れていた。
先行されたお方が直登コースで挑んだ際に亀裂と亀裂の間を通り抜ける場面に遭遇しどえらい肝を冷やしたと申されておられましたので絶対に通らない方がよいと力説されておられました。
今後大長山へ挑もうと計画されているお方がおいでましたら是非とも「尾根コース」をご利用してちょうだいね。

危険体験
お天気が良いとずーっと見通しの利く稜線歩きが堪能できますけれど、ひとたびホワイトアウトに遭遇いたしますと全く東西南北左右前後が分からなくなってしまいます。
先にも触れました様に稜線上ではクラックが入っている箇所や雪庇の張り出した箇所もございますので無暗適当に歩くと滑落に至るケースもございます。
「おやおや？、何か雲行きが怪しくね？」と思われたら下山されるのがベターよ。
万が一ホワイトアウトに遭遇してしまった場合はGPSを確認しながら歩いてきた軌跡を忠実にたどって下山いたしましょうね。

その他周辺情報

R157沿いの白山市吉野にございます「大門温泉」さんにお邪魔させていただきますた。
入浴料大人370円とリーズナブルな価格が自慢。

写真

今日も元気に行ってみよー！

先週に引き続き、またここからON AIRしちゃうわよ。
だけどアンタも芸がないねって言われちゃうわね。
誰がゲイやねん？
今日はハニーちゃんの宿題を済ませるためにやってきますたの。
（宿題を済ませる為にカツオ君に付き合わされている波平さんみたいなモンよ）
AM6:00チョイ前、只今の気温はー4度、今日も一番乗りだわ。
もう雪の取立山人気は下火なのかしら？
雪面カチカチで沈み込みは全く無いわ。
足元にはアイゼンをドッキングさせてレッツゴーよ。

ショートカットボブ

今回も時短優先なのでボブにしちゃうわよ。
そのショートカットですか？。
あ〜忙し忙し[[sweat]]

試練と憧れ

落ちたらアウト！
日本のハイカー様の憧れであります剱岳の登りでも序盤からこんな目に遭う事なんざ無いと思うねん。
せやけど取立山は序盤から稜線に出るまでがコレやねん。

ちょっと一服させろ

ハラハラドキドキの連続が続き、二本足で立てるポイントまで来るとめっちゃ安堵感に包まれる。
私、久々にマリオカートのピーチ姫の気分よ。

赤ずきんちゃん

稜線に出ると寒いやんけ…。
冷たい風がビュービュー吹いているわ。
でも稜線に出るまでの凍り付いた緊張感から解放され、今の心はホヘ〜ってんな感じよ。

淡い期待をよせて

別段、この地に感動を覚える事っつうのはあまり無いのだが、今後のDream Lineを楽しむ上での1バロメーターとして目を皿のようにしているわ。
それは木々に付いている樹氷の事よ。
この辺りの樹木に樹氷が付いているとこの先に展開している標高の上がる森はきっとおとぎの国が期待出来んのよ。

ちょっと一服させろ

またですか？
今はまだ朝だけど「午後の紅茶ミルクティー」の時間よ。
ちなみにそれ美味しいんですか？
ペットボトルを振ってみると「シャカシャカシャカ」。
凍ってるやんか…[[sweat]]

取立山山頂

取立山山頂までやって来たわ。
う〜ん、今日の白山も別山もウチクシイわ〜。
だけど雪の大人気を誇る取立山なのに…、今日は全く誰もいやしないわね。

これぞ白山

一年を通じて今が一番美しい白く煌めく白山。
「私も素敵な白山を見てみた〜い！」ってお方がおいでますたら足元のよくなるこれからの時期が一番よ。
お天気だって安定した日和が増えてくるしね…。

ボス立ち

裕次郎スタンド。
ハニーちゃんが太陽にほえろのボスみたいに立っているわよ。
「アナタは美しい。だけどもっと美しい姿を披露してくださる舞台まで私は向かうわよ」。
ボスハニーちゃんの心は益々熱くなった。

ヤル気マンマン

ハニーちゃんは護摩堂山以来約一か月ぶりの山行となる訳ですが、全くブランクを感じさせないくらいのハツラツぶりでございます。
まぁこの景色を前にしたら誰だってアンタ方タフマンになっちゃいますわな。

マウンテンRESORT

やっぱり何度訪れても取立山から先の世界に足を踏み入れると心が躍るわ。
まぁ言っちゃ〜何だけど取立山山頂まではほんのウォーミングアップね。
これから先がアナタも私も大好きなホンバンなのよ。

ライバルとランナウェイ

振り返ると標高的にはほぼ同じである取立山と加賀大日山のライバル同士がいいアングルとなった。
ただし山容は全く対照的であるが。
ん？、取立山の山頂には一人のランナウェイがいるわね。
ならば私のウンコを仕掛けておけ！

気になる木

アナタの凍てついている姿に今後の期待が膨らむわ。

原高山山頂

おっ!?
白山の美しさよりも気になる存在を発見。
眼下に広がるブナ森がめっちゃ樹氷っちゃっているじゃない。

天国へ導く稜線

こりゃ〜行くしかないわね。
原高山でこの稜線を見てここで引き返す人の気が知れないわ。
更に今日のこのエクゼクティ部なコンディションで「じゃぁ、とりあえず板谷の頭まで…」ってな控えめな童貞君作戦も考えられないわ。
森オタクびんびんの私的としましては、「とりあえず板谷の頭を過ぎた鞍部まで」と行きたいわ。
そこで待ち受けるブナ林の樹氷が今日のハイライトと言っていいハズよ。

忍び寄る悪魔

板谷の頭まであともうちょいよ。
振り返ると追跡中の人は見当たらない。
（ウンコがバレたのかも…）
今日も澄み渡る青空に恵まれてBIGな一日をGETできそうだわ〜。
と、この時まではそう思っていた…。

板谷の頭

白山の眺望を楽しむ上ではちょっとイマイチな板谷の頭。
本日の前半戦のちょうど中間地点ってところかしら。
時間的にもまだまだ早いので「ここで終了」なんてのはこれっぽっちも思っちゃいない。
そんな事よりも視界に入ってしまった鞍部の森が真っ白でスンゲ〜事になっていますやん。

経ヶ岳と烏岳

冬期には立ち入り困難な経ヶ岳と冬期にしか立ち入り出来ない烏岳のコラボ。
美しい山容もさることながら、どうしても目に付いちゃうのは木々に付いた樹氷の出来栄え具合が気になって仕方がない。

ビューティフォーレスト

板谷の頭の鞍部まで降りてきますた。
森オタクの私的には今年一番の感動を覚えております。
正直大きな声では言えませんが「大長山なんてどうでもいいじゃね〜かよ〜」と思っております。
（だって先週存分に楽しんだんだも〜ん[[scissors]]）

ショータイム

森の中に入ると言葉を失う絶景が待っていた。
ちょっと泣いていい？

白い珊瑚礁

16歳の頃、松田聖子のこの曲を耳にタコが出来るほど隣の家から聴かされた。
(それって青い珊瑚礁のことでっか？)

AMAZING！

「今、超絶頂期の恋を迎えている二人」といったシチュエーションでこの地を訪れてみたかった。
君がりえで私が剛。

今日のHIT賞

「ちょっと何言ってんのよ！」。
「まだ大長山に到着していないのに何で早くも『今日のHIT賞』を決めてんのよ！（怒）」と、ハニーちゃんに怒られる。
これより更に美しい絶景がこの後にも現れると嬉しいんですけど、何も怒らなくたっていいじゃないですか。

カラっと天ぷら

決定！
今日の晩飯のおかずは天ぷらがいいわ。
アツアツの揚げたてと共にキンキンに冷えた冷酒をキュ〜っとヤリて〜んですわ。

主

この辺りを見回して一番大きなブナの木をキャッチしたわよ。
化粧まわしもバッチリで貫禄十分の栃ノ心って感じだったわ。

フワっと…

ちょっと一服してあげる

稜線眺望派のハニーちゃんもこの麗しき森をご覧になられますたら乙女チックな心に灯がともったようでございます。
ハニーちゃんのおあつらえ向きの木のベンチも用意されていましたのでしばらくここで休憩させていただくといたします。

太陽の似合う森

いざ！

ここの森でいつまでも夢心地に浸っていたいと思ってはいたがハニーちゃんの宿題はまだ手付かずのまま。
やっぱ計画どおりに進めていくしかありませぬ。
後ろ髪を引かれる気持ちいっぱいいっぱいであるが上を目指す事といたしますわ。

しだれ氷桜

鉢伏山の森林限界まではずっとこんなファンタスティックな森に包まれていてとても感激だった。
「後から来られる方たちにも是非とも同じ感動を得られてもらいたいわね」なんてこれっぽっちも思っちゃいないわよ。
辺りにある木を全て揺さぶって全部の樹氷を落としておきたいわ。
（おいおい、何を言い出すねん…）
「ふふふ、アナタたち如きに麗しき感動なんざこれっぽっちもくれてやらんわい！」。
（アンタ人間がちっちゃいね〜[[sweat]]）

鉢伏山山頂

「おお〜！、オウツクシイデスネ〜」。
今日の白山＆別山もホントに美しい。
ハニーちゃんには更に美しい白山を楽しめる大長山の山頂で是非とも見てもらいたいわ。
と、ここまではずっとそう思っていた。

ところが…

後方から付いてくるハニーちゃんを振り返ると…。
あれれ？
つい先ほどまでの上空では我がもの顔で支配していた青空が全く無いじゃないかよ。
更に遠くの峰々の山頂付近が霞み始めているし…。
「おいおい、ノリスケく〜ん…」と心配性のマスオさんがなげく。

大長山

今日は午後からちょっとだけ曇る予報となっていたがホントに曇ってきてしまった。
お目当てとなる大長山は今現在も陽射しも受けているが何だかそれまでの高揚とした気持ちに水を注すような気分に陥り、「ホンマ大丈夫なんかいな〜？」と思えるようになってきた。

気合のランナウェイ

後続からやってきた福井在住のお方と鉢伏山山頂で合流。
彼は今夜夜勤が控えていると仰っていて「今日は大長山は止めておこうかな〜」と言いつつも、目の前の白山絶景を見てしまったら「やっぱ行ってみね〜の！」ってな気分となったようだ。
彼はご自慢の健脚を武器に大長山へ行ってしまった。

2年連続鉢伏山制覇

気合のランナウェイに山頂直下でマクられてしまったハニーちゃんだが何とか無事に鉢伏山山頂に到着したわ。
2年連続でこの地に立てた事にはめっちゃ微笑ましいのでありますが、気になるのは4つ前の画像と比べると雲の含有率が更に増してきてしまった事がかなり心配でありますねん。

今日の天気予報のおさらい

今日の朝9時の時点での天気図はこうなっていた。
今朝方の石川＆福井の天気予報では「日中一時曇り」となっていたのは確認しました。
しかし大崩れになるとは出ておらず夕方からはまた晴れてくるとの予報でありましたの。
確かに日本海上空に低気圧があるのにはイヤらしいものがございますが発達せずに次第に弱まっていくとの事でございました。
ならば我が軍はそれを信じて大長山進撃を決める事にしたのであった。

コル

朝方の青空はどこへ行ってしまったのでしょうか？
すっかり景色は水墨画調となってしまった。
まぁそれでも吹雪になる訳でもなしって事なので経験値アップの為に山頂を目指す事ととした。
大長山山頂に辿り着いたら「一瞬だけのサプライズ青空を期待して」ってのが今のウチらの原動力となった。

大長山登り返し

大長山への登り返しが始まった。
振り返るともうあんなに鉢伏山が遠い…。
もうここまで来てしまった以上は大長山を攻め落とすしか我が軍の手立てはない。

気になる現状

ん？
先週訪れた時の斜面状況とかなりイヤらしい変化が現れているわ。
今回は直登コースにいくつものクラックが現れだしてかなりデンジャーな状況下となっているわ。

参考

因みに先週訪れた時には美しい斜面を保ったままとなっていた。
たった一週間で状況は一変するのね…。

ダケカンバ分岐

今朝方早くに大長山を制したお方とすれ違い斜面状況等の情報を得られますた。
お話によると登りでは直登コースを挑んだ模様ではありますが、幾度と現れるクラックにかなりの神経を費やされたと申されておられますた。
「挑むなら登りも下りも絶対に尾根コースでTRYしてね」と助言をいただきますたわ。
因みにこの画像の左上に現れるダケカンバが分岐の目安よん。

どうぞご無事で…

気合バンバンで追い越されていかれた今晩夜勤ランナウェイさんが魔の直登コースをチョイスしてしまっていた。
時短を優先されたのかも知れませぬがクラックの綱渡りが強いられているようなのでかなりの窮地に追いやられているのではと心配でならん…。

ZOOM

もうそこで御止めになられて下山してくださいな…。
雪崩の危険性だってあると思うねん。

侮れない尾根コース

先着者に「尾根コースは安心ですから」と言われましたが、ここはここでかなりの急勾配でございますわ。
とてもストック＆スノーシューで挑める勾配じゃございませぬ。
ウチらはピッケルを駆使して赤ちゃんのハイハイ歩きで挑みましたわ。

森林限界越え

もうここまで来たら体育会系の部活の特訓となんら変わらないわ。
ホント何が楽しくて？ってな環境よ。
ついでに言うと人類は地球上から滅亡したんじゃないかしら？ってなくらいに生命の匂いが感じ取れないの。

それでも大長山を目指す

雪が降り出してきた。
視界もかなり乏しくなってきた。
ハニーちゃんに見せたかった白山の大展望は抹殺されちまった。
俺たちは何をやってんだろうか？

稜線上ハ危険がイッパイ

本来ならば「うわ〜、素敵！」と誰もが叫んでしまう大長山の稜線上に上がってきたわ。
だけどどうだい？
現状はクレバスや黒ひげ危機一髪雪庇が目立つトラップばかりじゃないかい。

祝 大長山1671m山頂制覇

おめでとうございます。
と言う言葉がふさわしいのか？
「ねぇ、ホントにここが大長山？」と思われても仕方がありませぬが一応はGPSでも確認いたしましたのでウッソ〜じゃございませぬ。
だけどハニーちゃんの大長山攻略の達成感はどのくらいなのでしょうか？

とっとと下山

「おい、何も見えんゾ」。
う〜む、なんつ〜かその〜。
スーパーに買い物にやってきたけど品物が全くないじゃない！とキレる主婦の背中にも見える。

下りはビュンビュン

急降下尾根コースは尻セードもビュンビュン楽しめちゃうがTREE HALLにホールインワンしないように気を付けようね。

水墨画WORLD

こんなお天気になっちまったのも何ですが森オタクの私的にはこんな世界もかなりエキゾチックでありますて、心の中ではガッツポーズが出ておりますわ。

さらばダケカンバ君

とっとと降りなければ…、との焦る想いはあるものの更にパニくる危険性もあるのでここは冷静を保とう。

ホワイトアウト

「ここはどこ？」。
稜線を登り上げると吹雪となり視界はほとんど無くなった。
今自分がどこにいるのかも、そすて、どこを目指しているのかも全く分からなくなった。

頼れるのはGPSのみ

登山時に鉢伏山一帯では歩いてきた稜線上はクラックや雪庇が幾度か確認出来たのでいくら視界不良と言えども無暗にウロチョロする訳にはいかないねん。
こんな状況下では忠実に歩いてきた軌跡をたどるしかあらへん。

鉢伏山直下の森

どれだけ歩いただろうか？
いつの間にか下りに転じているので鉢伏山山頂はスルーしてしまっているようだわ。
辺りはブナやダケカンバが現れだしているようなので森の中に入れたみたいよ。

森の中は視界が利く

ありがたいことに森の中は何とか視界が保たれているわ。
自分たちの付けたトレースも確認できるので何とか生きて帰れそな希望が湧いてきたわ。

ちょっと一服させろ

極度の緊張感が続いたのでちょいとここらで一服いたしまショーね。

あったか〜いコーヒーブレイク

ホット一息。
ふ〜。

髪の毛が樹氷

あら？、ハニーちゃんの髪の毛が樹氷となっているわ。
ホントだホントだ。
辺りの木々だってお昼を過ぎているのに樹氷が保たれたままとなっているので今日はずっと氷点下のままだったに違いないわ。

最後の登り

板谷の頭からもGPSを頼りにずっと白闇の稜線を歩いてきたわ。
取立山に近付いてきたあたりでやっと視界が開けてくれた。
取立山最後の登りをやっつければ何とか今日のゲームは見えてきそうだわ。

momochannさん直伝作戦

久々の山行を挑んだハニーちゃんは流石にもうクタクタ模様。
下山時では膝もやられちゃってかなりグロッキーやねん。
そんな時にふとmomochannさんのあるACTIONが思い浮かんだの。
「膝が痛かったらバックステップをすると痛くないよ」って教えを彼女に伝えてあげたわ。

更には尻セードも

ビュ〜ンとな。
膝が痛いときにはこの作戦も有効よん。

セブン セブン セブン…

ウルトラセブンの歌を口ずさんで下山すると元気になってくる。
そうだそうだ。
正義の味方は膝が痛いくらいで怪獣に負けてはならんのだ。
そすて下山したら青空復活。
やっぱ夕方前から回復するってのは当たっていたわね。

試合終了

二週連続の大長山。
先週よりも眺望云々は別としてある意味今回の方がめっちゃ経験値が上がったよ。
ホンマいろんな意味でオモロかったわ。。。
でも稜線眺望派のハニーちゃんは果たしてどうだったのかな〜？

感想

K-Miller

皆さまこんぬつは。
ご機嫌いかがかしら？
マタマタ一週間以上遅れネタ販売で恐縮でございます。
今回は特別に一個50円の品物が三個で300円のサービスをさせていただくわよ！

さてさて、ここにきて随分と春めいてまいりますたわよね〜。
今年の北陸豪雪を食らった時なんぞは地球が氷河期を迎えたんじゃないかしら？って心配したもんですけれども、やっぱり月日が進みますと例年通りの四季が訪れてくれんですね〜。
そんな暖かく春めいてきた季節を迎え、お山歩きをしていても厳冬期のような苦しい八甲田ラッセルを強いられるような事はなくなり、気分よく眺望散策が楽しめられるようになってきましたわね。
そんな中、先週末には好天が約束されていましたので数年ぶりに大長山からの白山眺望をエンジョイさせてもらったわよ。
本当言うとね、私的にはこのシーズンを迎えますと全く誰も入らない赤兎山からのDAYがお気に入りなの。
実は今回も静かな赤兎平をやっちゃおうと思い、いろいろと入念に計画及び準備を整えて取り掛かろうと考えていたのですけれど、いざ山行当日の朝を迎えますと「慢性春はとても眠い病」に犯されてしまい計画全てがパーとなってしまった。
朝3時には小原集落を出発したかったのに朝3時に目が覚めてしまったんじゃ話にならん。
それでも当日はめっちゃワンダフォーなお天気が約束されていたので誠遅ればせながらも代案を検討し、赤兎山と同じく北斗白山眺望五車星に位置付けられる大長山を取立山経由で目指すことに決めた。
雪の大長山を訪れたのは何年ぶりであろうか？
毎年皆さまの心を魅了する壮大な白山を久しぶりに楽しむ事が出来ましたわ。
必殺仕事人依頼で来られなかったハニーちゃんにもこの素晴らしい絶景を見せてあげたかったなと思い、大長山山頂から彼女に白く神々しい白山のリアルVIEWをLINEで送信。
するとしばらくして彼女から返信が。
「いいな〜」、「綺麗だね〜」、「行きたかったな〜」、「ヅルイ（悔）」とのお言葉が…。
最後の言葉の「ヅルイ（悔）」が妙に罪悪感を感じた。
ハニーちゃんは今までに雪の大長山からの白山VIEWを楽しんだ事が無く、冬を迎える前には「今年こそは！」と毎年のように目標を掲げているものの日程やコンディションに恵まれずTRYできないままでいたのであった。
「今年こそは！」と聞いてから何年経っただろうか？
「今年こそは！」連れて行ってあげたいと思いながらもまた「今年こそは！」で終わってしまうのかと、彼女にたいしてお気の毒とさえ思えるようになった。
だがそんなチャンスは今年直ぐに巡ってきた。
ハニーちゃんがフリーとなる今週末はお天気が悪いと気象庁から発表されていたが直前になって「お昼頃は曇る事もあるけど良いお天気だよん」と良い方向に覆されてくれた。
起死回生＝起死快晴とはこの事だ。
こりゃ〜行くしかね〜べ。
ハニーちゃんにラジオ体操を50回くらいやってもらい一か月以上ある山行ブランクを打破してくれるように特訓してもらった。
そすて「大長山 VS ハニーちゃん」、夢の対決が実現された。
対戦前予想ではもうちょっと和やかに、もうちょっと感動的な展開になるものだと思われますたが、蓋を開いてみたら壮絶なbattleとなってしまった。
ハニーちゃんには山頂からの夢心地を味ってもらいたかったのだが、ただ単に今年の今後にTRYするハード山行に打ち勝つための事前トレーニングとなってしまった感が否めない結果となった。
まぁそれでも内容を振り返ったら山行中にいろいろと起こりうるイレギュラー的経験も出来たって事に評価したいわね。
ある意味の経験値の上がった実のある山行が彼女の憧れの大長山で出来たって事が誇らしいと思えますた。
そすて彼女とはまたこの大長山を楽しみたいと改めて思えた素敵な一日であった。

おしまい。

コメント

syounenk

回数券？
連ちゃん取立通い、定期券か回数券でもあるのですか？ハニーちゃんの為に引き続いての山行、優しいダーリンですね〜ホワイトアウトでの無事生還、もう全天候型のアルピニストご夫婦になられましたね(^^♪今年は雪が多いと思ったらあっという間に雪解けが進み、急がないとあの山にもこの山にも行けなくなりそう〜ハニーちゃんの膝痛が一日でも早く回復されますように。

long01

ホワイトアウト！
先日は突然呼び掛けたりしてすみませんでした。
その時伺ったハニーさん同行の大長山連続アタック。ただいま緊迫の情況をドキドキしながら拝見しました。無事下山されたのは実はMiller隊様の冷静沈着な対応だと敬服いたしました。
どこかでお会いしましたらまたよろしくお願いします。

とし0113

斜面状況等の情報は...この方??
ミラーさん、ハニーさん、こんちは

遂にハニーさんも冬季の大長制覇ですか
スゴーイ!!　おめでとうございます
軟弱なtoshiは毎冬の目標ですが足が...計画が...躊躇しちゃいますよ
で、写真のコメで書かれてる方はツギロウ氏ではないでしょうか
当日は必要の無かった紅い彗星ことTSL Symbioz Elite をデポし、クラックの多さにビビりながらも初大長を走破した福井のブロガーの重鎮(?)であり癒し系のツギロウ氏
一度、覗いてみてください
　翌週の土曜、3/17は僕と日野山に行ってました
http://gsx1300hayabusa.blog.fc2.com/blog-entry-246.html

K-Miller

四季を感じながら…
syounenkさん、こんばんは。
ありがとうございます。

この前の週末も良いお天気だったのでリベンジ３連荘も考えましたが「どうする？」と確認しましたら頭はYESでも身体がNO！と拒絶していますた。
そう思うと回数券も定期券も購入しましたら絶対に赤字となっちゃいそうですわ。
きっとこの冬は豪雪だったので里山でも７月くらいまで残雪歩きが出来るんじゃないかしら？と思っていました。
セミの鳴く声を聴きながらワカン歩きが出来るのかもと真剣に思っていましたわ。
豪雪の最中には除雪の拷問を強いられ、早く春を迎えてくれ〜なんて思っていましたけれど、ここにきて急速に春が進みだしてくると何だか嬉しいような悲しいようなって感じですわ。

K-Miller

明るく楽しく♪
longさん、こんばんは。
ありがとうございます。

こちらこそお会いできて公営でございます。
その公営じゃないわね。
誠に光栄でございます。

ウチの店の自慢とする賞味期限切れネタのお味はいかがでしたでしょうか？
ホント言えばlongさんのようにフレッシュなネタを提供できれば理想なのでありますけれど、私は仕事は暇なくせに遊ぶ事や寝る事が忙しくて中々うまく機能いたしませんのよ。
ホンマ中身の薄い山行アップで何ら皆様方の参考にもならない内容ばかりで恐縮ですが、基本的には明るく楽しく♪をベースとしてやっていますねん。
お時間のお許す限りで構いませんのでまた覗いてくだしいましたら公営でございます。
あらいけない、その公営じゃないわ。
誠に光栄でございます。

K-Miller

予想が外れた…
toshiさん、こんばんは。
ありがとうございます。

「あれは３年前、止める、アナタ、駅に残し〜 」。
失礼いたしました。
ここでちあきなおみの喝采を歌ってもnakkiさんやkabukiyaさんより下の世代では果て、何のこっちゃ？といった話題でしかありませんわね。

あれは１年前、そうよ、私達がハグした「鉢伏山PEAKでの再来が今年も！」なんて思いながら今回も歩いていたわ。
それも２週連続で。
どちらの週末もズッド〜ンなお天気だったからきっとtoshiさんと出会えると確信し、いつでもハグが出来るように加齢臭対策もバッチシに施して挑んだのに…。
なのに、なのにtoshiさん、あなたは来なかった。
「る〜るる〜る〜」。
私は稜線で一人寂しく夜明けのスキャットを歌った。

まぁ冗談はよしとして先日訪れました鞍掛山といい出会えるチャンスがあったのにも関わらず出会えなかったのは残念でなりませんですたわ。
それはtoshi家がベラボーに早起きさんでMiller家はグータラなお寝坊家系と言える事がうかがえるのですけれどもね。

これからは雪山も楽しいのですが春の花山も目が離せませんわね。
またお会いできる事を楽しみにしているわよ。