鹿島槍東尾根
- GPS
- 17:16
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,239m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 7:09
天候 | 二日とも無風快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大谷原に登山ポストあり ルートはほぼトレースなし |
その他周辺情報 | 帰りは薬師の湯を利用(700円/人) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
ネックウォーマー
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
行動食
非常食
水筒(保温性)
コンロ
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コッヘル
テント
|
感想
週末の天気が良くなったので以前から行きたかった鹿島槍東尾根へ。
金曜の夜に家を出て一路大谷原へ。昨年も登ろうと現地まで行ったがあまりにも天気が悪く、中止以来の東尾根となる。
3月17日(土)
今回は朝から天気がいい。駐車場で準備をし、いよいよ出発。今回は大谷原の駐車場は雪のため、閉鎖されているため、手前のスキー場の無料駐車場に車を止める。
赤岩尾根につながる林道を進み、15分程度歩いたのち、取水口の小屋の前あたりから取付。急な斜面を登り、東尾根に乗る。そこから西方面に方向を変え進んでいく。雪は締まっており、とても歩きやすい。
順調に高度を上げていき、2,000mの一ノ沢ノ頭に到着。ここでアイゼンを装着。ここからは雪庇に気を付けながら尾根を歩く。幅は広いので危険性は少ないが、雪が柔らかくなり、ラッセルが必要になる。とはいえトラブルもなく、2,180m地点である二ノ沢ノ頭に到着。ここも休憩する間もなく引き続き前に進む。ぐさぐさの雪をラッセルしながら2,400m地点の第一岩峰下部に到着。今回入っているのは自分たちを含めて4パーティー。今日は予定通りテン泊。天気もいいのでのんびり整地して、テントを張る。いよいよ明日は岩峰の登りだ。
3月18日(日)
3時に起床し、朝食後淡々と準備する。5時に出発予定であったが、いまだ暗かったので、出発を若干遅らせ、5時30分に出発する。早速第一岩峰である。
第一岩峰は中央の雪壁にとりつく。雪はしっかりしているため、シングルアックスでガンガン上っていく。念のため、ロープは出す。1ピッチ目は岩稜で切り、そのうえでビレイする。セカンドが上がってき次第、2ピッチ目にとりつく。ここも順調にのぼり、上部の木でビレイする。2ピッチで岩壁を抜け、雪稜を上がっていく。登っていくと2,600m上部にある第二岩峰へ。第二岩峰は下部の雪が割れており、慎重に通過する。ロープをつけ早速取り付く。
アイゼンの歯はよくかかるため、初めは不安なく登れる。途中雪の塊があり、一部雪を削り、体を無理やり雪に押し付けて、何とか登る。ハーケンも数か所あるため、見逃さなければ不安はさほどない。そこを越えると懸垂支点のある凹角へ。向かって左側の壁面にある小さな溝にアイゼンを効かせながら、体を上げ右足もポイントに乗せ体を上げていく。体が上がればホールドはたくさんあるため、一気に抜ける。上部に抜けると、そこから頂上までは雪稜を登るだけだ。途中で北壁主稜を登ってきたパーティーと遭遇。次回は是非北壁にも挑戦してみたい。そのまま上がると頂上である。写真もそうそうに南峰へ向かう。夏道を進むが雪は少なく、順調に進む。南峰を越え進むと冷池小屋に到着。冬季小屋はきれいなトイレもあり、快適そうである。
今回計画している中で、北股本谷を下るか、赤岩尾根を下るか迷ったが、今回は時間に余裕があったので赤岩尾根を選択し、冷乗越へ。そこから頭をトラバースし尾根にとりつく。途中シリセードを使いながら尾根を一気に下っていく。ここはトレースもあり、迷うこともなくどんどん下る。下っていくと本谷と西沢の分岐するところが見えてきた。そこまで下れば一安心。赤岩の取付から西沢を見ると雪崩の跡が。赤岩尾根から分かれ、西沢を下る方法もあるが、雪崩の危険性を考慮すると時間に余裕があるなら尾根を下るのが正解か。
あとは1時間ほど林道を歩き、大谷原へ。
先週の西穂西尾根に続き2週連続の尾根歩きとなったが、天気も良く、本当に気持ちのいい参考となった。
帰りは薬師の湯で汚れを洗い流し、大町のガッツリ系食堂の「カイザー」で夕飯をいただき、帰路についた。
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