19th ハセツネ(日本山岳耐久レース)


- GPS
- 10:43
- 距離
- 46.1km
- 登り
- 3,826m
- 下り
- 3,033m
コースタイム
20:20 三頭山 → 21:32 月夜見山第二駐車場(CP2) →
22:56 御前山 → 23:42 大ダワ → 0:38大岳山 →
1:35 御岳山長尾平(CP3) → 2:02 日の出山 → 3:39 ゴール
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートデータはGARMIN FA205による記録、大ダワでバッテリー切れのため、そこまでのものです。 |
写真
感想
3年目のハセツネ、五体満足で52分のPB更新 (14時間39分)。
天気予報はしっかり雨。早めに会場に行って場所取りをしたところで、スタートまでの長い時間を騒々しい体育館の冷たく固い床の上で過ごすのも疲れるだけなので、受付時間ぎりぎりで行くことに。武蔵五日市駅に着くと、土砂降り... >_< もうどうにでもしての開き直りの心境になる。
しかし、スタート前には雨は上がり、空模様は依然あやしいながらも、まずは無難な滑り出し。
●スタート→入山峠 (区間タイム 1:14)
並んだ位置は昨年同様10時間の後ろの方、スタートから周りのペースが結構速い。トレイルに入れば渋滞必至なので、ポジション確保に皆さん懸命。今回は「RUN +TRAIL」という電子マガジンに出ていたハセツネ攻略法のサブ14ペースを目標に、3つの関門の間をそれぞれ4時間ちょっと、ゴールまでを2時間のペース配分で行く計画。トレイルに入るとガスが出ていて雲の中を走っているようなところがあった。また、気温は高くはないものの、雨模様なので湿度は高く、それなりに暑く感じる。入山峠ではいったんロードに出て、再びトレイルに入るための道路脇の階段を上る順番待ちの行列、3分程度の待ち時間で済んだ。
●CP1浅間峠 (3:09)
市道山、醍醐丸、連行峰、生藤山、軍茶利山、熊倉山... 延々と続くノコギリ尾根の直登直下、無理せず流れにペースを合わせる感じで進む。幸い雨は降らず、三国峠辺りではうっすら夕焼けが見られ、また、雲海の先に富士山も望むことができた。
しかし、例年よりも2週間開催が遅くなったせいで、日が暮れるのが早く、第一関門の手前でライト装着、よってCP1浅間峠は止まらずに通過。
●三頭山 (2:56)
ヘッドランプが霧で反射して見づらい。路面もややぬかるんで足はとられるが、雨に降られた昨年ほどではない。登るにつれて風の音が強くなる。
●CP2月夜見山第二駐車場 (1:12)
山頂で2分ほど呼吸を整えてから下りに入り、鞘口峠までは27分で下る。その先砥山までまたキツい登りはあるが、それを越えると奥多摩周遊道路沿いの走れる道、しかし、トレイルの横は断崖絶壁のところもあって気は抜けない... CP2では15分のストップ、幸い今年もあまり寒くはなく、震えるようなことはなかった。唯一の給水1.5Lを受け、携行してきた赤飯のおにぎりを食べ、バックパックのサイドポケットに補給食を補充。
●御前山 (1:23)
コース中の主要ピークのうち、一番キツいと感じる登り。ここまでは手で膝を押すナンバ走りでしのいできたが、ここからはストックを投入、脚の負担が少しは軽くなる感じ。CP2での停止時間を差し引くと、70分くらいで山頂に到達、ほぼ予定通り。
●大ダワ (0:45)
苦手の御前山の下り、段差の大きい丸太階段に始まり、やがて木の根が蔓延って滑りやすい粘土質の路面に変わる。途中で追いついてきた女性に道を譲ると、え〜 (汗) という反応だったが、この人のペースがちょうどよく、すぐ後ろにいた男性とともに、女性の付けていた鈴の音を聞きながらいい感じで大ダワまで下ることができた。
大ダワでガーミン電池切れ、トイレと補給食で5分ほど停止。
●大岳山 (0:56)
大ダワから大岳山直下までひとり旅状態が続く。ここは稼ぎ所なので、走れるところはとにかく走った。3つほどあった大岩越え、昨年までは後続に急き立てられたせいか、正面突破でよじ登ることが多かったが、よくよく観察すると簡単に巻くルートがわかり、拍子抜けするほどあっさりと通過。
山頂からは東京の夜景が見え、いよいよ終盤という気持ちになってくる。
●CP3御岳山長尾平 (0:56)
大岳山からの下り、段差の大きい岩場、おまけに雨に濡れていかにも滑りやすい感じ... 滑落すれば無事には済まないので、抜かれようともとにかく慎重に。ただ、核心部は長くはなく、すぐに大岳神社前に出る。「RUN +TRAIL」によれば大岳山からCP3は35分の設定だが、それはちょっと無理があるのでは... 大岳神社から先、鎖場数か所など岩場が続き、平坦な道に入っても結構距離はある。この区間、コース上に湧水があり、数少ない憩いの場所なので、ハイドレにはまだ残量はあったが1L弱を補給。
●日の出山 (0:27)
コースは今年 (も ?) 御岳神社の石段は通らず、参道の土産物屋の通りを抜け、再びトレイルに入る。日の出山まで長く感じたが、タイム上は昨年よりも10分以上早く走れていた。昨年は御岳神社のトイレに行き、ランプの電池交換もしたりしたのでその停止時間の違いもあるか? 日の出山では今年もいつもながらのすばらしい東京の夜景を見ることができ、充実した気分を味わう。ゴールに向けて一口ようかんで最後の補給。
●ゴール (1:36)
石段を下り、階段の体をなしていない丸太ハードルを過ぎた辺りでストックをしまい、バトルモードにチェンジ。何と言っても金毘羅尾根を気持ちよく下ることがハセツネ最大の醍醐味。先にヘッドランプの灯りを見つけると、とにかく追いつくことに集中。はぁはぁと荒い息づかいに、あぶない奴だと思われたのか、皆さんあっさり道を譲って下さる。
舗装路に出て、もうすぐゴール、さて今年はどんなポーズで写真に納まろうかと考えていると、後ろから猛然と迫ってくるヘッドランプに焦る。一人は先に行かせたが、次に来たちょっとハイテンション気味の女性はゴールでかぶりそうだったので、最後の力を振り絞って一気に引き離す。君たちね〜 興奮する気持ちはわかるけど最後にバタバタするのは止めなさいっ!
目標のサブ14については、やはりCP1までをせめて4時間くらいには抑える必要はあったかなぁと反省。しかし、序盤にバネを使う走りをしてしまうと後半が冴えなくなるのは必定、ホントによくできたコースレイアウトだとあらためて感心する。
ランニングブームの中で、これだけキツいにも関わらず、今や最もエントリー枠が早く埋まる大会となったが、年々その面白さに強く惹かれている。さて来年も無事0次関門を突破できるかな??
(参考)
水:スタート時ハイドレに2L、以後CP2で1.5L、CP3手前の湧水で1L弱を補給
補給食:
VESPA PRO×1
カーボショッツ×4 (残1)
ピットインゼリーウメ味×2
SOYJOY×4 (残1)
PowerBar×2 (残1)
amino VITAL PRO3600×6 (残2)
井村屋一口ようかん×2
PowerBar GELBLASTS (グミ) ×1 (残1)
赤飯おにぎり×1
ライト: (ヘッド) GENTOS DELTA PEAK (ハンド) GENTOS SG309
ヘッドランプは最後まで電池交換なし、ハンドはまだ光は残っていたが日の出山で交換
その他:
THE NORTH FACE TREK&FIELD JACKET (使用せず)
シナノ トレランポール
熊鈴
携帯電話
エマージェンシーシート、絆創膏、肉刺保護シート、胃薬(全て使用せず)
koh-san33さん・・ 今晩は
無事完走
おめでとうございます
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