明神岳 東稜
長野県
kazuce
その他1人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,431m
- 下り
- 1,433m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:00
- 山行
- 20:35
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 20:55
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
| 天候 | 晴れ・曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
写真
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感想
今回は以前より計画していた明神岳東稜を山仲間のH氏と行くこと決まりGW前半に山行を実施した。
2018/4/29
例年よりかなり雪が少ないという事と気温が高いのが懸念されたので初日に小梨平にH氏より一足先に入り小梨平〜明神岳（宮川のコル）まで空身で登る。
小梨平〜明神館〜明神橋を渡り下宮川沢へ入る。
下宮川沢の取付き付近には雪は全く無く藪が濃い所があったが踏み跡を辿りガレた沢にでる。
沢に部分的に雪渓が残っている。
途中、2人PTの方が上方から降りてきたので挨拶を交わし話を聞くと彼等は槍ヶ岳へ行く途中に時間があったので東稜の下見をしたとの事であった。
再びガレ沢を登り11時ぐらいに宮川のコルに着いたので、東稜のラインや雪の状況を確認していると下から2人PTの方々が登ってきて挨拶を交わし話を伺うと本日は、ひょうたん池付近で幕営するとの事。彼らは何度か東稜に来ているようで色々と話しを伺う中で「第一階段は長い」という言葉が印象に残った。
その後、彼らと別れこちらは下山し明神館にて食事を済ませ小梨平へ向かう。
小梨平には15時を少し回ったぐらいに戻ると丁度H氏も自分の付近にテントを設営している最中であった。
ルート状況や写真を眺めながら翌日の行程について協議し食事をすませ就寝。
2018/4/30
当日、5:00に小梨平を出発し宮川のコルには8:00ぐらいに着いた。
ここでアイゼン・ハーネスを装着し東稜取付きへ向かう。
なだらか雪渓を登り稜線に上がると前穂高の三本槍や茶臼の頭が間近に現れる。
なだらかな稜線を数十分進むと第一階段と思われる箇所に出くわし、ここからロープ
を出しで進む。
それ程難しい場所はないが、雪が腐っている箇所やシュルンド崩壊の箇所が散見された為、安全確保の観点より積極的にロープを出す。
確保支点については主にブッシュ・灌木等が使えるが、途中でロープ（50m)足りなくなる場合があり、そこはアックスビレイで対応。
当初は数時間でらくだのコルへ着く予定で行程を組んでいたが、この辺りで昨日の方の「第一階段は長い」の言葉が頭をよぎる。
途中でペースを上げても既に時間を大幅にオーバーしていて16:00にらくだのコルに着きバットレスに取付いたのは16:30を過ぎていた。
そして明神岳山頂には18:00。
休憩する時間は無いが疲れていたの行動食を摂り休憩。
その後、本峰の岳沢側のクライムダウンで下降し前穂高方面へ進み奥明神沢の下降点に向かうが辺りは暗く判然としない部分と焦りがあり奥明神沢手前の沢から下降した。（地形の概念は把握していたので。。。）
しかし、浮き石が多いので這松を頼りに下降。
途中で灌木を支点に2Pの懸垂で雪渓上に降り、数百mにわたりクライムダウンして
下降。
暗闇の急斜面の雪渓は神経を使い落石にも注意が必要で気が抜けない。
緊張感を保ち確実にアイゼンを効かせながら丁寧に降りる事に集中させた。
しかし途中、左手に落石が当たり鈍い痛みが走り暫く動きを停めながら休憩した。
クライムダウンの体勢が続いているので脹脛が辛い。
やがて奥明神沢雪渓と合流し岳沢小屋の灯りがみえたので、そこを目指し22:00頃に
岳沢小屋に到着。ここでジュースを購入し休憩。（深夜にお騒がせしてすんみませんでした。）
そこから小梨平へは薄明りの中トレースを頼りに進み日時が変わる頃にテントに着き
就寝。
2018/5/1
翌日は7:00ぐらいに目が覚め小梨平の食堂で朝食を済ませた後、H氏と反省会をしながらテントの撤収をしバスに乗り帰路へ。
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