丹沢全山~新緑とつつじに覆われる:丹沢主脈縦走(焼山登山口⇒大倉)


- GPS
- 09:50
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,123m
- 下り
- 2,133m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 大倉⇒バス⇒小田急渋沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全域足元落葉に山ヒル注意! ・焼山登山口~焼山 危険個所なし。急坂で頑張りすぎると後に答えます。花 フタリシズカ ・焼山~姫次 危険個所なし。花 姫次まで0.8kmの道標以降木道/木段の両側にミツバツツジ、シロヤシオ ・姫次~蛭ケ岳 危険個所なし。下り、一気に山頂に登る。最後の上りは木段が続く。新緑の静かな山道。花 下り直後から新緑、ミツバツツジ、シロヤシオ。原小屋付近からツルシロカネソウの群生が山頂まで続く。山頂へ木段付近には、シロヤシオ、ミツバツツジが多く最盛期 蛭ケ岳~丹沢山 危険個所なし。鬼ケ岩付近鎖あり。花 不動ノ峰の谷沿いの新緑と点在する紅白シロヤシオ、ミツバツツジ。丹沢山山頂へのコースもまたシロヤシオ、ミツバツツジが満開。ツルシロカネソウ 丹沢山~塔ノ岳 危険個所なし。花:竜ケ馬場の木道付近シロヤシオ、ミツバツツジ。塔ノ岳山頂付近シロヤシオ、ミツバツツジ。ツルシロカネソウ 塔ノ岳~大倉 危険個所なし。花:金の冷やし付近 ミツバツツジ *こうしてみるとこの時期のシロヤシオは、標高1350~1650mで満開であった。 |
その他周辺情報 | 東海大学駅前 さざんかの湯 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
何処をとっても感動した。思わず500枚近くの写真を撮っていた。春霞のように覆われた遠景も。うっすらとしか見えない富士山も。丹沢山塊の白く霞んだ山端も。
焼山を過ぎ、姫次にもうすぐの標高1400m前後の木道は、新緑とミツバツツジが、時折シロヤシオが。いい時に来たなと思い始めていた。姫次に予定通りの時間で着いた。富士山は霞んでいた。ここからみやま山荘に泊まられここでお会いした十人ほどのグループの方々が口々に素晴らしかったとお話する。(ここから、神ノ川園地を経由して犬越路に行けるそうだ。次回に行ってみたい)ここから蛭ケ岳には、100メートルほど下り(~標高1300m)から一気に350mのぼり山頂(~標高1643m)に上る。前回来たときは、落葉松林を見上げたこと、永遠に続く階段の記憶だけがある。今回は、足元にはツルシロカネソウの群生が白くかわいらしい花を見せ、様々な樹木の若葉が陽を透し美しい。葉の形も面白く、帰宅したら樹木を調べたく沢山写真を撮った。蛭ケ岳山頂までミツバツツジとシロヤシオが咲き誇っていた。小御岳付近から振り返ると春霞の山々がまた美しい。一歩一歩歩き蛭ケ岳に1時には到着。これも予定通り。焼山から大倉に向かったのは、この日、三人だった。そのうちのお一人とは、ここでもご一緒になり、大倉までどのくらいかなととか話す。何もなければ、4時間半~5時間だから日没前には着けそうですねと話す。ここでも富士山は霞んでいました。残念。それも有り余る自然の贈り物がある。新緑とつつじ。
蛭ケ岳から丹沢山の尾根道は、ただただ素晴らしかったと記憶にある。前回は、2015年の3月末だったから寒々しかったように思う。それでも、この尾根道は、障害物が全くなく空とつながる高山特有の感覚を与えてくれたように思う。また来たいと思いながらも日帰りの主脈縦走は、それなりに覚悟が必要で遠ざかっていた。3年ぶりのこの尾根道はどうであろう。
蛭ケ岳(1672m)から丹沢山(1567m)まで二度の百メートルのアップダウンがある。下りから見る谷、上りの尾根に向かい新緑と紅白が点在する。中ノ沢乗越(1530m)への↓棚沢の頭(1590m)↑、振り返ると蛭ケ岳と檜洞丸が見える。蛭ケ岳の傷跡のような崩落部分また緑に覆われ傷をいやしてくれているようだ。不動の峰(1614m)から早戸川乗越(1450m)↓丹沢山(1567m)へ↑。特に2コメの不動の峰からの谷に見えたシロヤシオの白、ミツバツツジの赤が、若葉色から浮かび上がり美しく思わず立ち止まった。
丹沢山から塔の岳(1491m)は、いつも淡々と歩いていたように思う。唯一富士山がいつも望めると。しかし。今日のこのコースもまた、私には、初めてのコースのようだった。こんなに華やかさがこのコースにあるんだと驚く。ここまた、足元にはツルシロカネソウの群生、バイケイソウの新緑。そして、頭上のカエデ、紅葉、ブナの出始めたばかりの新葉、そして、ここもまた、シロヤシオとミツバツツジがやや斜光に輝く。塔ノ岳山頂への上り付近にもシロヤシオがこんなにあったのだと驚く。15時50分塔ノ岳山頂には、指笛をふく方、鍋割からの中年ご夫婦、今日何度目かの焼山からの彼がいた。焼山からの彼は下山する直前で、すぐに下山した。富士山の方向を見て座ってお話している鍋割からの中年ご夫婦と話す。5分ほどでシロヤシオが見れますよ是非ご覧くださいと話す自分がいた。
それほど素晴らしかった。
僕が先に彼らを残し下山した。彼らは、ご覧になったであろうか?
下山途中、焼山から彼を追い抜いた。(写真は撮っていないので、少し歩きが早いのかもしれない)
いい一日だと大倉で振り返ることもなく、大倉発17時52分のバスに滑り込んだ。
いい日に巡り合えた。
としみじみ思ったのは、帰りの立ち寄り湯に浸かっていた時であった。
追記 前回は、2015年3月28日に残雪のあるこのコースを初めて歩いた。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-606945.html
焼山から大倉へ縦走したとき何度かご一緒させてもらった者です
ヤマレコを覗いていたら「あっ、これ一昨日お会いした人だ!」と気づきました
塩のラムネ、とても美味しかったです
写真たくさん撮ってるなーと思っていましたが、物凄い枚数を撮ったんですね
私は姫次〜蛭ヶ岳の階段が一番きつかったです(階段の数を数えて気分を紛らわせて登りました)
大倉には18時ちょうどに着きました
下山ですれ違ったとき「なんか後ろから凄く早い人が来てるな、道譲らねば」と思いました、roadwalkerさんだとは思わなかったので驚きました
丹沢にはよく行くのでまたどこかでお会いできたら良いですね、ありがとうございました!
今晩は。気がついていただき、嬉しく思います。こちらこそありがとうございました。初めての時は、何処で力を抜いて、何処で力を入れるか分からず、疲れ果てた記憶があります。お互い、良く頑張りました。自分を褒めてあげましたか?累積標高差2000mを越えているので、5号目からの富士山より1.5倍しんどいですね。
それにしても、こんなラッキーな花三昧と快晴に恵まれ、5年に一度のラッキーかと。
丹沢は、そろそろヒルが多く、危険な時期にかかってきました。あと一度くらい丹沢かと思います。また偶然の出会いを期待いたします。その後は、夏のアルプスに向けて、少しずつ高い山にシフト予定です。案外北アルプスで偶然会ったりすることも(^ ^)
お久しぶりです。見事な健脚ぶりに脱帽です。若い頃(s30年代)にこの主脈コースを大倉から縦走したことを思い出しました。(当時、原小屋山荘がありましたが)新緑の丹沢は本当に素晴らしいですね。また丹沢で会えることを楽しみにしています。
Leicamさんお元気そうで何よりです。こんにちは。久しぶりの主脈縦走でどうかなと思いましたが、ナイトウォーキングでもいいやと思い歩いてきました。姫次から0.7km、蛭ケ岳山頂から2.5kmの地点に原小屋平がありました。いつも感心しますが、よく記憶なさっているなあと。原小屋平の付近の写真を追加しておきます。きっとLeicamさんのことだからS30年代も登山メモを書かれていたのだろうと想像しています。この7季節の丹沢の素晴らしさを五月晴れの中満喫いたしました。ぜひまたバリルートご一緒させてくださいませ。楽しみにしております。ただ、山ヒルが足元に目立ち始め、せいぜい5月一杯が丹沢に行けるギリかなと思いました。
ではまたお誘いくださいませ!!
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