天気に恵まれず日程短縮・三俣蓮華スキー
- GPS
- 32:00
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 2,991m
- 下り
- 2,981m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 9:58
天候 | 両日ともいい天気でしたが… 9から新穂高入りしても雨・雪で予定が狂いました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
秩父沢も山側のコンタクトラインを進まないとスキーを外す部分多いです。 それでも何度か外しました。 双六谷もワレワレでした。 |
その他周辺情報 | ひらゆの森 停滞中にガーデン焼岳行きました。 |
写真
感想
例年、GWの山スキーは集大成的な山行に行くと決めている。でも、最近は人が休みの時は山も混んでいるから、GWを外して仕事を休んでいる。今年は後半の天気がいまひとつ、週間天気でそれより後はなかなかの天気のはずだった。8日夜に出発、道の駅上宝で睡眠。9日は正午くらいから回復傾向らしいが雨がやまない。そのまま車で沈殿、昼前くらいにとりあえず新穂高の無料駐車場へ移動する。まるで回復しない天気に今日はこのまま車中泊を決めた。10日の天気を携帯で確認するがこれも当初の予定とはまるで違う。いい加減寝すぎて眠れず、連休もとってしまったし家に帰るのも癪。こんな時は温泉巡りだろ!この辺で入ったことのない所を回ろうと、飛岳の湯へ行くと定休日、中崎山荘へ戻ると施設改修で入浴不能、本陣へ行くとこちらも施設改修…ついてないときはこんなものだ。福地の立ち寄りを通過し、ガーデン焼岳の日帰り可能の文字を見てここにすることに。平日でまるで人がおらず、貸し切り状態であれだけの規模の風呂に入浴できるとはラッキーだった。
この日朝は寒く、ロープウェーのライブカメラで上部は雪が降っていた。午後から天気は回復、本当は東沢谷源頭を滑ろうと思っていたので、正直、双六往復だけであの登りをと思うとあまり気乗りがしなかったものの、11日から1泊で双六周辺を滑ることに決めた。
スキーとブーツをザックに装着し、荒行難行の林道を記憶をなくして歩きワサビ平に到着。左俣橋でブーツに履き替え、スキーを使える場所まで板を手持ちで進む。大ノマ方面を見て左側の沢から登る。それでも何度か脱着を繰り返す。これが心が折れるんだよなぁ…秩父沢を渡った先も、左側の山とのコンタクトラインを進むとアップダウンが少なく鏡平への沢と出合う。その先からが昨日降り積もった5センチ程度の雪でスキーが後退して歩きづらくなる。これも心が…真っ白になって綺麗な斜面をただひたすら登り大ノマ着。弓折方面の東側斜面は草地が出ており、こんなのは初めてだ。本日初でありながら最後の滑りで双六谷に降りる。沢は相当割れており、左岸通しで行くも二俣手前はお手上げ。二俣で給水休憩。当然双六岳からは滑り込んでくることはできない。帰りに滑るなら左岸上部をトラバースすれば平気だろう。この先、緩やかながら長い登りでいつも小一時間かかる。いい天気のまま双六小屋着、樅沢岳へ行くのも面倒になってしまい行動をやめる。
/12 2日もふもとで沈殿していたんだから、今日は頑張るしかないという使命感で起床。やや雲があるものの久々に日の出とともに行動開始できた。シートラで分岐まで登り、トラバースしながら野球場に登り三俣蓮華に向かう。振り返れば岩の黒と雪の白とのコントラストで槍がとても美しい。歩いているところは一昨日の雪でハイマツが隠れており、スキーなら歩きやすい。何度来てもここはいい所だ。黒部五郎もいい感じであり、晴れていてもう一泊ならあちら方面もいいなぁ
三俣から滑る斜面は、いつも弥助出合から見上げていた斜面は見当がつくものの、雪の少なさで下までつながっているのかさっぱりわからず、オーソドックスにピーク北側から小屋付近に滑り込む。鷲羽を正面に滑るこの景色もダイナミックだ。まだ7時とあってゆきは固く結構疲れる。弥助沢に入るとザラメでも最高の部類の雪質で、広い斜面に快適にターンを刻んでゆける。樅沢出合まであっという間だ。ここで長めの休憩、ここもスキーの時期でないと訪れることのないエリアで、いつもベースにしているとてもいい所だ。
樅沢を双六に向けて登り始める。この谷は全く割れてもおらず、斜度は緩いものの穴場ではないか?2600m位まで登り南へトラバース、双六Pは割愛する。小屋に向かって滑りこんでいる最中、双六池方面から日帰り装備で2名上がってきた。ここを日帰りって…
荷物を撤収し、本日は稜線経由で下山することにする。トラバース道より下側を進み地形図でルートが稜線に乗る小ピークを目指して登ると、思いのほか雪がついていた。それでも数か所スキーを脱ぐことになった。割れ目もかなり気になるところだ。やっぱり早いのは谷から大ノマに上がる方のようで、弓折Pから秩父沢を見るともう滑っている人が見えた。以前Pから槍ヶ岳に向かって滑り込んでゆくイメージだったが、今年は無理そう。弓折Pからきれいに雪がつながっている、往路から目をつけていた斜面を滑る。雪は緩く下に行くにつれて縦溝が多くなり、しかも雪が汚くなっていく。太ももの唸る滑りで秩父沢に合流、大汗かきかき先ほど遭遇した人のシュプールを使わせてもらう。秩父沢は1700m位まで結構斜面上部をトラバースしながら行かないとちょっとした登りも増えてくる。なんとか左俣橋に到着。デポしておいたシューズに履き替え、緊張感も消え、再び重荷にあえぎながら林道を車へと向かった。この緊張感がなくなったことで2回ほど足首をひねる。
今年のスキー山行はこれで終了となり、土曜日で混雑するひらゆの森へ向かった。1週間も休んでしまい、社会復帰が望めない状況で帰宅した。
皆さん、うちに帰るまでが遠足です!!
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