駒ヶ池、駒ヶ岳、与助谷山 中央分水嶺高島トレイル〜7

2018年06月02日(土) [日帰り]

• GPS: 06:13
• 距離: 9.8km
• 登り: 738m
• 下り: 693m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:55
• 休憩: 1:19
• 合計: 6:14

距離 9.8km 登り 738m 下り 712m

9:10 スタート地点
11:16 12:08 駒ヶ池
12:21 12:22 焼尾東谷道分岐
12:43 国境尾根出合
12:53 13:12 駒ヶ岳
14:18 14:24 与助谷山
15:18 15:19 木地山
15:24 木地山バス停

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

6/2 8:51

木地山のバス停。ここに置き車をして、足谷口バス停までもう一台で戻ります。 いいね！1

6/2 8:53

きじやまのいわれ

6/2 9:14

足谷口の池原山・駒ヶ岳登山口です。

6/2 9:15

いきなり、急登が始まります。

6/2 9:30

傾斜はちょっと緩んできました。さっそくブナの木も出てきました。

6/2 9:35

イチヤクソウ（イチヤクソウ科イチヤクソウ属）のつぼみ。

6/2 9:57

このあたりは、ユズリハ（ユズリハ科ユズリハ属）の木が一面に。

6/2 10:03

コアジサイ（ユキノシタ科アジサイ属）藤色の独特の色合いがあり、また細かい蘂が特徴的な花です。葉も不思議な光沢を持っています。

6/2 10:08

池原山の山頂に着きました。

6/2 10:08

三等三角点「池原」標高605.5mがあります。

6/2 10:23

池原山の先は、どこからともなく古い林道が現れます。しばらくこれで登ります。

6/2 10:42

P744の手前で、林道を離れ、尾根に乗ります。

6/2 10:45

そこからほんの少し登れば、P744の山頂。ここで中央分水嶺に乗りました。トレイルに合流です。

6/2 10:56

トレイルを西へ。最初は植林帯。

6/2 11:03

やがて、植林帯が切れ、ブナの林になりました。巨大なブナが現れ始めます。

6/2 11:05

ブナの新緑は、青空の下が最高です。

6/2 11:07

ツルアジサイ（ユキノシタ科アジサイ属）よく似たイワガラミとは、装飾花に発達する萼片が4枚ある（イワガラミは1枚だけ）点で、見分けられます。

6/2 11:09

ブナの純林となってきました。

6/2 11:10

ブナの根本にはモフモフのこけが。

6/2 11:16

その先に水面が見えてきました。駒ヶ池です。

6/2 11:17

白いのは、モリアオガエルの卵塊。池の上にいっぱい、いたるところにありました。

6/2 11:17

空が青いので、きれいです。

6/2 11:24

ここで、お昼にしました。

6/2 11:25

水面に浮かぶのはエゴの花。近くに何か泳いでいます。

6/2 11:28

ちょっとごめん。

6/2 11:28

お腹見せてください。赤い模様ですね。イモリさんでした。 体の表面に軽い毒があるので、良い子はこんなことしないでね。

6/2 11:30

そして、これが花を散らせていたエゴノキ（エゴノキ科エゴノキ属）です。いまあちこちで満開でした。

6/2 12:09

サワフタギ（ハイノキ科ハイノキ属）初夏に白い小花の咲くサワフタギは、秋、瑠璃色の実がなります。

6/2 12:32

太いブナ。思わず、見返してしまいます。

6/2 12:52

ヤマボウシ（ミズキ科ミズキ属）咲きました。近縁のハナミズキと同じく、白い部分は萼です。

6/2 13:12

駒ヶ岳の山頂に着きました。

6/2 12:54

三等三角点がありますが、点名は奥山に似合わない「寺山」。どこから来た名前なんでしょうかねぇ？標高は780.1mです。山頂からは東がよく見えます。

6/2 12:55

トレイルの東側の先。三重ヶ嶽974m（左）と湖北武奈ヶ嶽865m。

6/2 12:55

ほぼ真東。遠方に琵琶湖と伊吹山1377m。伊吹山の左手前、鉄塔の山は、やはりトレイルの先にある二の谷山608m。もう一つ手前は、県境稜線の山々。

6/2 12:55

伊吹山を拡大。

6/2 13:14

トレイルを少し西に進むと、今度は北に若狭湾が見えてきました。

6/2 13:20

久須夜ヶ岳619m。エンゼルラインという道で、車で登れちゃう山です。日本海に突き出ています。

6/2 13:26

枝ぶりの良いブナの木。

6/2 13:36

突然、左手に秀峰が見えました。百里ヶ岳931mです。この辺では際立った高さです。このトレイルの先にあります。次回は登らなきゃ。

6/2 13:37

その左手には、トレイルの終点、三国岳959m（中央奥）。その左は経ヶ岳889m。

6/2 13:37

こちらは地蔵谷峰792m。右後方はヘラ谷奥（イチゴ谷山）909m。

6/2 13:58

トレイルを振り返ると、さっき歩いた駒ヶ岳。

6/2 14:07

なんともユーモラスなボディのブナの木。まるで自分で蛇みたいにぐるぐる巻いたみたい。多分、昔ツル植物に巻かれて、こんなことになったのでは？

6/2 14:07

逆から見てもこんな感じ。

6/2 14:11

カマツカ。最後の一花が残っていました。

6/2 14:15

最後の見晴らしの良い場所。左寄りのギザギザの山が白倉岳950mです。その真後ろは、比良の蓬莱山1174m。右手前は地蔵谷峰。

6/2 14:15

後方は左から比良の釈迦ヶ岳1060m、釣瓶岳1098mと、武奈ヶ岳1214m（ほぼ中央）です。

6/2 14:16

蛇谷ヶ峰902m。

6/2 14:16

与助谷山752mに到着。

6/2 14:17

ここから下ります。木地山中小屋方向。

6/2 14:24

下りの尾根道です。広くて、どこでも歩けます。

6/2 14:27

仲良しのキノコ

6/2 14:49

樫の巨木2本。下にはつるつるの葉が積もっていて、よく滑りました。

6/2 14:58

そろそろギンリョウソウ（イチヤクソウ科ギンリョウソウ属）の季節ですねぇ。

6/2 15:03

花芯は紫。その周囲は黄色。

6/2 15:06

アセビ（ツツジ科ツツジ属）に丸い実がなってきました。

6/2 15:07

こちらはハナヒリノキ（ツツジ科イワナンテン属）の小さなつぼ型の花。

6/2 15:13

右手に百里ヶ岳を仰ぎながら下ります。

6/2 15:15

降りてきました。林道の左の小さな尾根。ここが降り口、登り口。

6/2 15:15

木地山の集落にはジギタリス（ゴマノハグサ科ジギタリス属）の花がいっぱい咲いていました。いっせいに植えたのかな？

6/2 15:24

バス停到着。お疲れさまでした。

6/2 15:59

オオバアサガラ（エゴノキ科アサガラ属）木地山から出る県道沿いの河原にたくさん咲いていました。

6/2 18:24

今日のお出迎えCATだにゃん。

撮影機器：

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone 7 Apple

感想

minaphm

　この日は毎年恒例の高島トレイルの続き。七回目となり、ブナの綺麗な駒ヶ岳周回コースとしました。登りは池原山の尾根から。帰りの車を木地山BSに置き車して、足谷口まで戻り、登山開始。どちらも駐車には十分空き地があって、悩むことありませんでした。
　足谷口の池原山・駒ヶ岳登山口からはいきなりの急登。一汗かいたらようやく少し緩みましたが、池原山までは基本的に急登でした。池原山の三角点を過ぎると、林道跡を登ります。昔は車も上がった道なので、傾斜は楽々。中央分水嶺の少し手前で林道から尾根道に戻ると、間も無く標高744mピークでトレイルに合流しました。YAMAPの地図（百里ヶ岳・三国岳）では2時間10分かかることになっていましたが、休憩を入れて1時間半で着きました。
　トレイルに出てもしばらくは杉の植林が続きましたが、やがてそれも途絶え、いよいよブナの世界に入っていきました。巨大なブナや、ブナの林が現れました。空の青、新緑の黄緑色のコントラストが素晴らしい稜線に、さわやかな風が渡り、言うことなし。
　やがて、右下に光る水面が現れます。駒ヶ池です。遠くからはちょっと神秘的な雰囲気がありますが、近づくとカエルの鳴き声が響き、モリアオガエルの白い卵塊が木にたくさんぶら下がっていました。水面には何かがしきりに騒いでるようす。よく見ると、イモリかサンショウウオのようなのがたくさん。お腹を見ると赤いまだら模様、イモリさんでした。
　ここで昼食休憩後、トレイルを駒ヶ岳に向かいました。ここからの稜線も相変わらず素晴らしいブナの林が続き、やがて駒ヶ岳山頂。初めて眺望が広がりました。東がよく見え、琵琶湖が望めました。このあとすぐの稜線では北の若狭湾が望めました。さらに、西尾根分岐を過ぎてすぐ、南西に大きく、百里ヶ岳、そして比良山系や三国岳も見えました。与助谷山まで縦走し、ここから尾根道を下り、木地山BSへ。この尾根道、YAMAPではルートなし。公式詳細マップでも破線の道です。でも、尾根は明瞭で、何か所か迷いやすい所には道標を置いてくれてました。
（このレポートは、YAMAPのミラーです。）