岩小屋沢岳〜鳴沢岳〜赤沢岳〜スバリ岳〜針ノ木岳(扇沢〜)
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,229m
- 下り
- 2,226m
コースタイム
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 13:21
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■徒歩10分の扇沢駅にも有料・無料の駐車場有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■種池山荘手前の雪渓は4〜5箇所、雪切してステップ有り。高度感あり滑落すれば大怪我の可能性有るのでノーアイゼンでの通過に緊張。登山口に要アイゼン・ピッケル装備の案内。 ■種池山荘から新越山荘までは残雪エリアあり、踏み跡薄く、一度道迷いしました。急坂の雪上のヤブ漕ぎ登り返しで登山道に復帰しました。 ■種池山荘から新越山荘手前の積雪箇所は新越山荘小屋開け準備の種池山荘の関係者の方々がスコップで急斜面の雪切りされていてとても助かりました。5〜6名いらっしゃいました。アイゼン・ピッケルにて通過。 ■営業準備中の新越山荘の方から、針ノ木岳から針ノ木峠への下り雪渓トラバースが針ノ木小屋オープン前で雪切りされておらず危険とのアドバイスを頂きました。その他針ノ木岳までは夏道が露出しているであろうこと、山荘から良く見えた針ノ木雪渓は上部とくびの辺りが傾斜が厳しく特に注意深く通過するようアドバイス頂きました。種池山荘以降登山者には一人も会わず心細く山荘前のベンチで休憩させて頂いている時に、準備作業途中でお忙しい中にも関わらず声をかけて頂き助かりました。 ■針ノ木岳から針ノ木峠への雪渓下りトラバースは通過に超緊張。前日の雨の影響や当日の気温上昇もあってか雪は腐ってアイゼンの爪は効きづらく踏み跡も崩れ易くなっていました。ピッケルを支えに踏み跡を忠実に辿り一歩一歩時間を掛けながら通過。 ※下山後にヤマレコ記録、冷池山荘ブログを拝見していたら前日当該コース上で100m滑落して骨折、ヘリ救助があったようです。ちなみに私が山行前に参考にさせて頂いた数日前のヤマレコ記録でもご当人が5m滑落との記述がありました。 ※ネット情報では当日の針ノ木雪渓登り時に50mの滑落(ケガ無し)、数組撤退とありました。https://yamap.co.jp/activity/2055532 ■針ノ木大雪渓には落石が多数あり、時々振り向いては転がってくる岩がないか注意しながら通過しました。アイゼン・ピッケルにて通過。 ■爺ヶ岳登山口〜種池山荘登山者多数、種池山荘〜赤沢岳登山者1名(すれ違い)、その後登山者0名、スバリ岳直下雷鳥1羽。 ■針ノ木小屋は閉鎖中(7月〜)、大沢小屋(7月上旬〜)。 http://www.harinoki.com/hut.html ■新越山荘は準備中(6/30〜)、種池山荘(冷池山荘)は営業中(6/14〜) http://www.kasimayari.jp/annai.htm ※花の名前は正確ではありませんので悪しからず ※ほとんどザックにしまいっぱなしのデジイチは日付が1日遅れ、コンデジとは時間がずれていました |
その他周辺情報 | ■日帰り湯 大町 薬師の湯(大町温泉郷観光協会となり) http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/ ※大町温泉郷観光協会に割引券有り(大人700円→500円) □上原(わっぱら)の湯 http://www.s-seiun.co.jp/shisetsu/wappara/access.html ■食事 岳(薬師の湯となり) http://www.omachionsen.jp/shops/2011/03/post-6.php ■信濃大町なび(登山口、コース、宿泊他) http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/qa.php http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/ |
写真
感想
【中々きつかったけれどいい景色満載】
標高が高い所イコール眺めが良い所ということで、以前から計画していた扇沢を起点とした今回の周回縦走ルート。梅雨真っ最中で小屋開け前ながら好天予報がもったいなくて今回行って来ました。日が長いのもこの時期の山行のメリットです。
時計回りか反時計回りかというと、以前通った柏原新道は急登もなく登りやすく、針ノ木雪渓は登りでは辛そうなので反時計回りとしました。針ノ木山荘や新越山荘は営業前(種池山荘は営業中)なので、序盤の種池山荘泊りとしなければテン泊しないかぎり基本日帰りとなります。というかW杯の対セネガル戦がこの日深夜にあるのでどうしても日帰りです。日帰りするにはちょっとしんどそうで直前まで不安や躊躇もあり、途中体調が悪くなったらどうしようかと心配にもなりました。実際にも想定通り結構厳しいアップダウンだったし寝不足で体調も万全でなく、登山者がほとんどいないコースでと、山行後半は肉体的にも精神的にも参りましたが、やっぱり眺めはすこぶる良くやっぱり今回行ってきて良かったというのが結論です。いずれ山荘泊でのんびり朝日や夕日を眺めたいところです。
最近のヤマレコ記録を参考にさせていただき、針ノ木岳直下の腐れ雪の雪渓下りトラバースがやばそうだということでアイゼン・ピッケル装備で心して臨みましたが、案の定結構しんどい思いをしました。少し大げさかもしれませんが、針ノ木岳直下で万一雪渓で転んで滑ったら下の岩に衝突してゲームオーバーかという恐怖感があり、時間をかけて極めて慎重に通過しました。前日は雨の影響もあってか、滑落・ヘリ救助もあったようです。ただし、針ノ木小屋が7月から営業開始すれば、登山道整備がなされて歩き易くなると思われます。柏原新道から稜線に入ってからは赤沢岳頂上での1名以外登山者には会わず静かな山行を楽しめました、と言いたいところですが少し心細くなりました。しかし、疲れがたまり始めた新越山荘で、親切な小屋番さんから的確なアドバイスなど頂き大変ありがたく思いました。
寝不足による山行開始時間の1時間以上の遅れなどから、当初予定の蓮華岳登頂は諦めざるを得ませんでしたが、1日経ってきつい筋肉痛が続いているものの幸い足裏にマメができることもなく、天気は良かったし、いい景色がたくさん見られたのでヤマレコ記録作りながら心地よい満足感に浸っています。
それにしても疲れましたが、W杯の日本対セネガル戦も夜中にちゃんと見れたしメデタシ、メデタシ。
■爺ヶ岳、布引岳、鹿島槍ヶ岳(柏原新道〜)
2013年08月03日(土) 〜 2013年08月04日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-329061.html
コメント
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hiroyanagiさん こんばんは
針ノ木周回お疲れさまでした。
来週、同じコースを考えていてコース状況をさぐっていたので大変参考になりました。予備でチェーンスパイク程度を準備すればいいかなと思っていましたが、12爪アイゼンも用意した方がよさそうですね。
稜線の景色いいですね〜
お花 もイイ感じになってきて楽しみです。
小屋もオープンするので、あとは好天 になることを祈ります。
hoyanさん こんばんは
ハイ、確かに針ノ木周回疲れました
けれどいいコースでした。一眼レフで丁寧に写真を撮れれば良かったんですが、いちいちザックから取り出すのが面倒で、かといって肩にかけて歩くと邪魔になるのでほとんど使いませんでした。花も景色も良かっただけにちょっと後悔しています。
コース状況、参考になれば幸いです。針ノ木岳直下は腐れ雪でアイゼン・ピッケルでも怖かったです。
来週は天気良さそうな感じですね。レコ楽しみにしています
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