阿弥陀岳&硫黄岳(御小屋尾根で行く八ヶ岳・縦走は断念)
- GPS
- 26:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,883m
- 下り
- 1,878m
コースタイム
2日目)5:50行者小屋→6:14赤岳鉱泉→7:52赤岩の頭→8:20硫黄岳8:52→9:08赤岩の頭→10:11赤岳鉱泉→11:50美濃戸山荘→12:50美濃戸口
天候 | 1日目 12月7日(水):晴れ 2日目 12月8日(木):雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀岳山東直下は急斜面。 冬山装備必要。 根雪ができ始めた状況なので、おおむね登山道は岩と雪のミックス。 |
写真
感想
雪が本格的になる前に、阿弥陀岳に登りたくて八ヶ岳に向かいます。
予定では、御小屋尾根で阿弥陀岳に登り、行者小屋でテント泊。翌日は、硫黄岳から縦走して、ふたたび御小屋尾根で美濃戸に下る予定。
朝、新宿で電車の切符購入に手間取り、乗ろうとしていた電車に乗れず、のっけから遅れ始める。
結局、11時近くの登山開始という、ギリギリの感じ。
御小屋尾根はとても気持ちのいい尾根。
沢経由の道よりも、楽しいことうけあいです。……時間と体力がかかりますが。
見上げると阿弥陀岳、振り返ると北アルプス、右に南アルプス、左に八ヶ岳連峰と、展望はなかなかのもの(初めは樹林帯ですので、ぬけるまではくっきりは見えませんが)。
不動清水ぐらいから雪がしっかり付き始めたので、アイゼン装着。そしてピッケル今シーズン初登場です。
御小屋尾根は尾根自体は楽しいのですが、阿弥陀岳の山頂直下がものすごい急登!
ちょっと怖いと思うところも。
そしてここを下ることを思うと、恐怖感がわきあがります。
阿弥陀岳の山頂は、ものすごい大展望でした。
赤岳はドーンと見えてるし、富士山も遠くにそびえてる。
なにより、太陽と南アルプス方面の光と雲の感じがたまらなかった!!
山頂にあまり長居しない傾向の私ですが、30分も山頂を堪能しました。
そして暗くなる前に、下らねばなりません。
名残惜しいですが、しぶしぶ下ります。
中岳方面の下りもなかなかの急坂。
中岳のコルの標識が見えているのですが、真下に見える!!
崖を下っているような気分です。
そして中岳のコルからは、冬道ということで沢をまっすぐ下ります。
夏道行こうと思ったのですが、トラバースがシビアなのですぐ引き返しました。
沢で雪崩が心配でしたが、トラバースでの滑落リスクやその間に雪崩のリスクにさらされることを考えると、まだましってことなんでしょうかね?
ただ、踏み込む足元がクモの巣みたいに割れるところを見ると、弱層はあるんでしょうな〜。
たどりついた行者小屋は、無人!! テントゼロ張り!
初めてです、こんなこと。
翌日は予報を少し前だおす感じで、天候悪化。夜半から、雪。
ま、行ける所までと、硫黄岳に向かいます。
しかし、ガスがすごい!
おまけに、昨日の阿弥陀岳で足を使いすぎたか、太ももが重くて疲労度が高い。
何とか硫黄岳山頂に来ましたが、ガス、強風でいかんともしがたい。
硫黄岳山荘へのケルンも、やっと一つ見える程度。視界20メートル程度か。
この後天候回復の兆しもないので、縦走は断念し下山します。
突っ込んでもよかったのですが、この気象条件で横岳を通過する自信がなかったもので。
というわけで、初の北沢経由で下山しました。
雪は激しくなるばかりで、全身雪にまみれていきます。
ま、今シーズン初の雪山としては、こんなもんでしょう。
無理は禁物。
ああ、雪山ってこんな感じだったよね〜、と思いだすことがたくさんありました。
縦走は撤退を選択しましたが、大充実の今シーズン初雪山となりました。
頂上からの景色、ほんとにすごい事になっていましたね!(^▽^)
雪山でのガスガス〜〜 怖いですね〜〜
でも青空バックの山はやっぱり良い!!
ワクワクしますね お疲れ様でした!^▽^
seizanryoさん、こんばんは。
雪山、いいですねー 白と青のコントラスト。遠くから見るヤツは、ソバで見るとそんな感じなんですね。
いつか、わたしも雪山に行ってみたいです。
それにしても、テン泊ですか。
想像するだけで、風邪引きそうです(笑)
おつかれさまでした
今シーズン初雪山、堪能して来ました。
初日は本当に良い天気で、阿弥陀からの景色も最高でした。
雪山は美しいですよ、息を呑むほどに。
二日目はうってかわって、あんな感じでした。
視界は悪いですが絶望的ではないので、横岳方面に突入しようかどうか、相当悩みました。
ま、照ってもガスっても、雪山は楽しいですわ。
いいでしょ〜。
雪と岩のミックスは、絶景です。
もう少しすると、圧倒的な存在感のある白いかたまりになります。
今年はあたたかいので、寒いといってもそれほどでもなかったですよ。
去年の12月頭は、テントの中が凍りついたんですが・・・・・・。
テントの内側の結露が凍ってキラキラしているのも、それはそれできれいです。
ぜひ、装備整え冬テントしてみてくださいな。
雪山のモルゲンロートは、圧巻ですから。ものすごいですよ。
・・・・・・今回は、見れませんでしたが。
阿弥陀岳いいですね!!!
こんな景色だったら長居しちゃうのも分かります。
朝日がとてもきれい。
何より赤岳がまじかで大迫力、、かっこいいです
前シーズン冬に赤岳に登った時
中岳のコルから阿弥陀岳に登っている人が見えましたが、
かなり急ですね。。。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=103353&pid=b0902b7077a33749b8617c1101885ff3
晴れと、曇りの幻想的な雰囲気も両方楽しめましたね。
阿弥陀岳、いいでしょ。
実は初めてなんです阿弥陀岳。
あの無骨な山容にあこがれていたので、行けて本当にうれしいです。
しかし阿弥陀岳は、どっちから行っても山頂直下は急ですね。
降りる際に、背負ったザックを岩に引っ掛けてつんのめらないように、ずいぶん気をつけました。
赤岳は驚くほどの存在感で、圧倒的に美しかった!!
yuki_G_Kさんの写真も見ました。やりますねー、ソフトクリームみたいな世界の急登を登る人々。
写真のおかげで、ますます本格的な雪シーズンが楽しみなりました。
今回は御小屋尾根の様子も分かったので、八ヶ岳のバリエーションが増えたところで、また今年の冬も、八ヶ岳に遊んでもらおうと思ってます。
お疲れ様です、seizanryoさん。
雪山でもテント背負って積極的に入山するseizanryoさんには尊敬しちゃいますな
これから先は雪山メインですか?
アイスキャンディーの写真、昨シーズンの皆さんのレコでも沢山見ましたけど、
作成始めは初めて見ました。
足場を組み上げて作るのですね。。。
自然物じゃ無かった…当り前か
これからの雪山レコ、楽しみにしてます
ukkysuzさん、こんばんは。
雪山シーズン到来で、うれしいかぎりです。
ピッケルかついでの雪山登山は昨年から始めたばかりなので、無茶しないように気をつけて雪山行こうと思ってます。
どうも、無鉄砲が勝つ性格なもので……。
しかし雪山は圧倒的に美しいですよ。魅せられると、抜け出せません。
アイスキャンディーはすごい建造物でした。
しかしアイスクライムする人は、あんなん登っちゃうんですよね〜。
すごいな〜と思いますよ、実際。
やってみたいけれど、自分には絶対に無理っぽい。
これからは雪山と奥多摩を堪能します。
次は鳳凰三山かな〜。年内に何とか行きたいものです。
そうそう、前飛龍にも久々に行かねば(ukkysuzさんのレコ見て妙に行きたくなっているのです)。
seizanryoさん、こんばんは。
綺麗ですね!雪山の八ヶ岳。憧れます。
2日目のホワイトアウト怖そうですね〜。
この天候で横岳縦走は撤退して正解だと思いますよ!
ところで先日私も丹沢で日没プチ迷いやらかしてしまいました。
真っ暗な登山道、怖かったです。
お守りで持っていたナビ役立ちました。
使ったのは初めてでしたが。。
houraikenさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
雪は山を美しくしますよ。
難しさも上がりますが、それもまた、たのし。
硫黄岳はね〜、突っ込んでもよかったんですが、地蔵尾根までエスケープがなくなるので、やめました。
ホワイトアウトは、今年の1月に天狗岳で出会って怖かったので、慎重になります。
目の前が見えないし、足場は切れていて非常に悪いし、かといって立ち止まって風をよけ、様子を見るスペースもないしで、つらかった。
道迷いは怖いです。
無事、帰還できてよかったですな。
暗くなる前に、現在地確認ってのはやらないとですね。
でも、危険は油断する最後にやってきますね。
堀山の家まできていたら、ほぼ今日の行程終了みたいな気分になりますよ。
無事で良かったです。
気をつけましょう、お互いに。
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