白馬岳[白馬岳-杓子岳-白馬鑓ヶ岳]
- GPS
- 32:40
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,294m
- 下り
- 2,284m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 8:40
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:00
天候 | 1日目:晴れのち曇り雨、2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・八方第2駐車場から猿倉までタクシー利用(往:3,500円、復:3,100円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・猿倉から白馬までの大雪渓では軽アイゼン要 ・鑓ケ岳から鑓ケ岳温泉までは鎖場があり通行には注意 ・鑓ケ岳温泉から猿倉までの雪渓ではアイゼン不要 |
その他周辺情報 | 八方第2駐車場に日帰温泉あり 八方の湯 800円/人 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
軽アイゼン
|
---|---|
備考 | 山小屋で過ごすためのipod又は本 |
感想
昨年は南アルプスの北岳。
なので今年は前から登ってみたいと思った北アルプスの白馬岳に決定!
事前に猿倉荘に電話したところ、ここ数日は大気不安定のためゲリラ豪雨が降ったこ
とから例年より登山者が少ないため、猿倉駐車場は満車になっていないが、お盆は天
候が回復することからすぐに満車になる可能性大、とのことから猿倉駐車場に停める
にはリスクがあるので断念。
このため八方第2駐車場に停め、予めタクシーを4時に予約した。
時間通りにタクシーが迎えに来てくれて、猿倉までは約20分足らずで到着した。
因みに、夜間増しだが3,600円だった。
到着するとトイレだけ済まして4時半に出発。
日の出が4時55分のため、辺りはまだ真っ暗。
ヘッデンをつけて猿倉荘左側の登山口から登頂開始。
しばし林道を進む。
5時前になると空は明るくなり遠くに白馬岳の山頂が見えた。
緑とグレーと白のコントラストの白馬岳が、晴天の青い空を突き刺している姿は、ま
だ登ってもいないのに、また白馬岳に来てこの景色を見てみたいと思わせる。
1時間ちょっとで白馬尻小屋に到着。
ここで小休止。
看板にはあと20分で大雪渓とある。
サンドイッチを食べて燃料補給を終えると早々に出発。
足早にあるくこと15分くらいで大雪渓口に到着。
軽アイゼンを装着し出発。
遥か先まで大雪渓は続く。
大雪渓は想像していた以上に広く大きく長かった。
時間が経つにつれ太陽が空に昇り気温が上がって暑くなってきたが、ときより吹き降
りる風が雪渓の冷たさを拾って肌に心地よく気持ちよい。
それなりの傾斜を長い距離登っているが、いつもと勝手の違う登山道を楽しみながら
登っているので、全く疲れを感じない。
むしろこのままこの大雪渓が山頂近くまで続いていればよいのにと思った。
大雪渓が終わったところでアイゼンを外して小休止。
山頂を見上げるといつの間にかガスに覆われて何も見えない。
見下ろせば下からもガスが上がってくる。
今日は山頂の絶景は残念ながら拝めそうになさそうだ。
山頂まではガレバの急登が続く。
ところどころに花が沢山咲いている。
今が一番よい季節かもしれない。
スタートから5時間ジャストで本日の宿泊場所である白馬岳頂上山荘に到着。
まだ9:30なので部屋には入れないと思い、荷物だけデポさせてもらおうと山荘に寄っ
たところ、宿泊の受付をして部屋に入れてくれた。
部屋に荷物を置いて最小限の荷物だけ背負って山頂に向かった。
山頂を見上げれば、その手前に要塞のように白馬山荘が建っている。
日本で最初の山小屋と言われている。
次回は、是非、白馬山荘に泊まってみたい。
白馬山荘前を通って山頂に向かう。
10:40、白馬岳山頂到着!
残念ながら、山頂で40分近く粘ったがガスはとれなかったので、お腹も空いたこと
から絶景を諦め下山した。
昼食は白馬岳山荘のレストランスカイプラザ白馬でいただいた。
ここが本当に3,000m近くにあるレストランかと思わせるほど、建物内は広くメニュ
ーも売店も品物は充実していた。
昼食はカレーとソーセージと生ビールをいただいた。
食べ終わると自販機で500mlの缶ビールを(700円/本)を買って、レストラン前にあ
るベンチに腰かけて、しばしくつろいだ。
風も強くなってきたので山小屋に戻って夕食まで部屋で過ごした。個室でよかった。
しかしこんなにも時間を持て余すとは思ってもみなかった。
ipodか本でも持ってくるべきだった。
携帯電話の電波も入らず、することがないため、持ってきたハイボール500ml/本
を一気飲みして14時過ぎから夕食まで寝た。
白馬岳頂上山荘の夕食も朝食もバイキング。
ついつい食べ過ぎてしまうので注意した。
4時過ぎに目を覚まし外に出ると、昨日とはうってかわり今日は快晴だ。
雲海の遠くには富士山も見えた。
今日登る杓子岳と鑓ケ岳の稜線までもハッキリと見える。
6時に山小屋を出発。
まずは杓子岳に向かう。
離山から見る杓子岳から鑓ケ岳に続く稜線は最高の景色だ。
山小屋を出発してから1時間で杓子岳山頂に登頂。
山頂手前の急登はかなりきつく体力を消耗した。
山頂から鑓ヶ岳を望むと、左遠方に槍ヶ岳、右遠方に剱岳が見えた。
来年は剱岳に登ってあっち側からこっち側を見てみたい。
杓子岳から鑓ケ岳の登り返しも急登でかなり体力的にきつかったが1時間足らずで山
頂に着いた。
鑓ケ岳から振り返って見る杓子岳と白馬岳の景色も最高であった。
フェス明けの白馬三山は体力的に正直きつかったが、最高の山日和に最高の景色を堪
能できたら、そんな疲れもすっとんだ。来てよかった。
今日は猿倉までの道のりが長いので先を急ぐ。
白馬鑓温泉小屋までの登山道は鎖場があるが岩場がかなり滑るのでストックをしまい
両手はしっかり鎖をつかんで慎重に下山する必要がある。
岩が本当にツルツルとよく滑る。
十分に注意していたが滑ってしまい膝を打ってその場にうずくまった。
さすがにこんなところでケガでもしたら猿倉まではまだ相当に距離があるのでヤバイ
と思い焦ったが、少し時間が経つと痛みは治まった。
それ以降はかなり慎重に気を付けて下山した。
9:45に白馬鑓温泉小屋に到着。
小屋でコーラを購入。今年一番うみゃ〜いコーラだった。
白馬岳頂上山荘で作ってもらったお弁当をいただいた。
美味しいお弁当ではありましたが、おかずが山荘の夕食と朝食のバイキングで出てい
たおかずと割とかぶっていた感じだった。
温泉に入っている登山者が数人いたが露天は登山道から丸見えである。
さすがに女性はいなかった。
10:20白馬鑓温泉小屋出発。
猿倉までの道のりは、雪渓あり、沢あり、湿原あり、樹林帯ありと色んな景色が楽し
めたが、登り返しが何か所もあり足には相応の負担がかかった。
白馬三山を2泊で歩くなら今回とは反対の時計回りがいいと思うが、1泊なら今回の
コースでないと山小屋の位置から1日目の2日目の距離のバランスが難しいと思った。
13:05猿倉荘到着。
白馬岳頂上山荘を出発してからジャスト7時間の行程だった。
コースタイムより大分早い時間で下山できた。
13:50のバスまで時間があったが、ちょうどタクシーが1台着いたばかりでお客を探
していたので乗り込んだ。(バスは1,000円/人、タクシーは3,100円/台でそれほど負
担増にはならないので、複数人のときはタクシーのほうが〇)
14時過ぎに八方第2駐車場に着いたときに雨が降り出した。
今回の登山はいろんな面で運がよかった。
八方の湯で汗を流して帰路についた。
お疲れさんでした。
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